ブログ記事212件
人間は心から現したい世界にしか責任をもたない-当たり前を覗いてみる96-とある方から質問を受けました。人を育成する立場のあるAさんは、どうしても相手に合わせてしまうクセがあると。相手の条件や考え方に合わせてしまうことで、自分が本来責任をもって提供すべき価値が提供できなくなってしまうとのことでした。人間は心から現そうとする世界にしか責任を持とうとしません。なぜなら、心が伴わない決断や覚悟は、必ず条件・状況・環境に左右されてしまうからです。私に認識の基礎を教
身体欲求の私ではなく、心欲求の私で動く-当たり前を覗いてみる95-私たちは、二つの生きる出発点を持っています。それが、身体という出発点と心という出発点です。身体とは物質であり、その美しい世界は細胞です。相互に連携し合い、必要な役割に応じる臓器をつくりだし、複雑な身体全体のシステムをそれ以上の世界のために稼働させています。一方、心とは認識であり、その美しい世界は実感です。目の前の事象一つに対して、観点が変われば全く別の景色として実感でき、心の動きは身体へも大きな影響を
その場にいない人の話はしない-当たり前を覗いてみる94-人間関係が絡む話のときに、必ずと言っていいほど、その場にいない人の話が出てきます。特に、その人が何をどう考え、どう行動したのかを、勝手に予測する会話が展開されることがあります。少なからず、誰もが当てはまることではないでしょうか。もちろん、勝手な想像で、あの人はあーだ、この人はきっとそーだと思うことに、何の創造性もありませんし、意味も価値もありません。でも、この勝手に想像したり予測して、あたかもその通りであるように考
わたしが変われば世界も変わる-当たり前を覗いてみる93-私が生きている現実という世界。この世界は、常にひとつだけだと思いやすいのですが、実は現実の世界には複数性があります。例えば、今日会社で重要な会議があり、意見を求められるのが嫌で、朝起きたときから憂鬱。これは、意見を求められることが嫌なわけではなく、そこで露呈してしまう自分という存在の危機に恐怖心を抱いているのが原因です。そう、人間が憂鬱になるほど、現実が強く嫌になるのは、自分という存在の危機感と直結しています。
したいことを見つける順序-当たり前を覗いてみる92-自分が何をしたいのかが大事だという話を、よく耳にします。まぁ、私もよく言いますが(笑)それほど、何をしたいのかが分からず、モヤモヤする悩みがこの時代には溢れているということかもしれません。明確な意思を持つことは、実は稀なことです。意思には2つあります。明確な意思と不明確な意思です。明確な意思を持つには、不明確な意思の蓄積が必要になります。明確な意思とは、ハッキリと○○がしたいと言えるものです。不明確な意思
自己否定を存在現象と認識の世界に分ける-当たり前を覗いてみる91-私たちは存在現象と認識の二つの世界を混同しています。存在現象の世界は、自分以外の存在や現象がある世界。あの人が何をした、された。自分が何をした、された。誰が何を言った、自分が何を言った。また、時間がある、環境がある、条件があるというのも、存在現象の世界です。その対象として認識の世界があります。認識の世界は、自分が100%原因の世界。何をどう思ったのか、どう感じたのか、どう考えたのか。他にも、私自身を
気付きのハンターと気付きのファーマー-当たり前を覗いてみる90-人の成長に欠かせないのが観察です。腰を据えて、じっくりと今自分が観察すべきことに集中することが出来るかどうかで、どんな人生を歩むのかはほぼ決まります。観察をした結果の成果物として生まれるのが、気付きや発見です。たったひとつの気付きで、景色が変わることもあります。たったひとつの発見で、全く新しい考え方を身に付けられることもあります。私たちの身の回りにあるアイテムも、ちょっとした気づきや発見によっても生まれ
+αという美しい調和-当たり前を覗いてみる89-視覚的な最も美しいバランスは、平等院鳳凰堂のように、左右対称だと言われています。人間が感じる美しい顔も左右対称なんだそうですよ。アンパンマンやしまじろうが子供に人気なのは、左右対称だからのようです。しかし、左右対称の世界は自然界にはありません。自然界は左右非対称。それは世界が、場面を切り取った世界の組み合わせで出来ているわけではなく、過程の中にフラクタルという仕組みが組み込まれているから。そういわれてみれば、確かに
言葉の繊細なニュアンスを感じ取るセンス-当たり前を覗いてみる88-愛の反対は憎しみではなく、無関心とても有名なマザーテレサの言葉ですね。この「愛の反対は無関心」という言葉の世界を深めるために、言葉をさかさまにするワークをしています。つまり、「無関心の反対は愛」となります。このとき、それぞれの言葉が現す世界のニュアンスが変わっていることに気付けるでしょうか。「愛の反対は無関心」のニュアンスと「無関心の反対は愛」というニュアンス。「愛の反対は無関心」の世界では、
迷ったときは自分が何をみているのかを観察する-当たり前を覗いてみる87-・迷ったらワクワクする方を選ぶ・迷ったら一番しんどい方を選ぶ・迷ったら、、、迷ったら〇〇をしたらいいよね、というキーワードが浸透するほど、人間は迷う生き物なのかもしれません。「認識と疎通する」という観点から見ると、ちょっとまた違った側面が見えてきます。私たちは普段、自分が何をみているのかとじっくり対話する時間をとれていません。例えば、新たしい学びを始めようか、やめようか。といった場合。考え
出来ない私と分離する-当たり前を覗いてみる86-習慣を変えていく中で、なかなか突破することが難しいのが「出来ない私」です。いわゆる、「出来ない・足りない・分からない」と思うこと自体は、何の問題もありません。しかし、「出来ない私・足りない私・分からない私」は、少々めんどうな課題です。「出来ない私」から出発している事に本人は気付けません。「出来ない私」から出発してしまうと、出来ないことはダメなことだと思い、不完全な私というレッテルが付きまとってしまいます。これは自分と
社会は初めからあるものではなかった-当たり前を覗いてみる85-歴史が最近面白いなと感じるようになりました。実際読んでいる本は、政治哲学の歴史についての内容で、一度第一章を読み終える前に挫折した本です。数年たって、改めて読み進めてみると、難しさは相変わらずなんですが、だんだんと面白さが分かるようになってきました。例えば社会。当たり前のように感じる社会も、社会というものがはるか昔からあったわけではないんです。いろんな要素が合わさったり消えたりして、今の社会の形になって
やさしさでごまかさない-当たり前を覗いてみる84-自分や相手にやさしくすることは大切です。心を癒し、気持ちを励ますことで、コツコツ積み重ねる努力を持続できます。モチベーションを持続するのは至難の業ですよね。それが些細なことであればあるほど、現実の事象にかき消されてしまいます。その特徴が表れやすいのが人の成長です。人が成長するには、まったく新しいことにチャレンジする必要があります。それまで全く知らなかったことや、分かってはいるけどその限界を突破できなかったこと
期待の責任は自分で負う-当たり前を覗いてみる83-人間関係が難しくなるきっかけの中に期待があります。一方的な期待にせよ、共有された期待にせよ、期待とは、実はやってくれるはずという不確定要素を無視した勝手な決めつけでしかありません。ただ、期待が全くなくなってしまう関係は、虚無のような情の循環が起きない、信頼が深まらなくない関係ともいえます。期待の何が問題なのでしょうか。期待をすることで、相手にプレッシャーを与えてしまうという要素もありますが、一番の問題は、期待をした
認識の世界の歩き方-当たり前を覗いてみる82-私たちが現実と呼ぶ世界は、存在現象と認識が混同しています。何がどうした、誰がどうしたのかは存在現象。何をどう思うのか、感じるのかの認識です。疎通の課題のトレーニング中に、この存在現象と認識を分けるスキルを身に付けます。存在現象の特徴は、自分以外の存在や現象がある前提からの出発します。認識は、100%自分の意思決定による出発です。認識による世界のすべては、自分が決定した思うこと、感じていることで構成されていきます。
生き方を変える3つのリズム-当たり前を覗いてみる81-生き方を変えようと新しいことを学び、実践をしながらこれまでの自分を超えていこうとするときに、大きな壁となるのは習慣です。古い習慣から新しい習慣に変えようとしていると、うっかり心情が重たくなったり、上手くいかないと不安になり、実践が弾まなくなります。習慣を変えるときには、リズム感覚で変化を味わうと軽やかに実践することができます。1.変えるべき習慣のパターンをつかまえる2.新しく表そうとするパターンを確認する3.今ここ、新
主語を変える-当たり前を覗いてみる80-人間は様々なことに対して、不完全だと言いたくなります。その中で最も影響力があるのが、相手や自分に対しての不完全です。何かトラブルやうまくいかないことがあると、誰が悪い、私が悪いとついつい思ってしまいます。こんな時、悪いのは自分なのか、それとも自分以外(誰か、環境etc)なのかに「主語」が固定されていると、心はいつの間にかストレスでパンパンになってしまいます。そんなときに主語を変えてみましょう。例えば、僕が提供している疎通の課
失敗を恐れず自分を晒すこと-当たり前を覗いてみる79-自分の中で得た知識や情報は、自分の中だけで消化していると、8割くらいは忘れてしまいます。自分がすでに得ている知識も、自分のために整理するのと、お金をもらって相手に貢献しるために整理するのとでは、まったく知識の次元が変わります。自分のためだけなら30分ほどの内容であっても、貢献する内容に構成にしようとすると2日もかかったりします。僕自身が9.11アメリカ同時多発テロをきっかけに学び始めた、認識技術nTechでは「実在する
気付いたことはメモする-当たり前を覗いてみる78-前田裕二著書の「メモの魔力」読みました。なんて変態的な本なんだと、全く知らないメモの世界に面食らってしまいました。僕自身も10年以上前から、気付きや発見はメモする習慣があります。スマホのアプリを使うまでは、ポケットにいれた小さなノートにメモしていました。メモしたからと言って、半年以前のメモを読み返すことはありませんが、たまに気付きの探し物で検索すると、面白いことメモが見つかります。気付きは、メモしないとすぐに消
めんどうだなぁ、、、という時は、存在現象と認識を分離する-当たり前を覗いてみる77-僕はめんどうだなと思いやすいタイプです。特に組織の中の細かすぎるルールや報告系タスクについては、あっめんどうな案件だと、瞬間的に思ってしまいます。これが、ほおっておくと、ズルズルと後回しになってしまうんですね。そして、時間ギリギリになって、慌てる、ふてくされる、開き直る。(笑)そんなこんなで、迷惑をかけてしまうことがあります。めんどうだなと思うことにどうしてこんなにも腰が重くなっ
ステップはひとつずつ-当たり前を覗いてみる76-トレーニングを提供していると、次から次へと質問を連発する人がいます。もちろん、ひとつの課題を深めていく質問はどんなに連発しても素晴らしいんですが、ひとつ答えると、すぐに別の課題についての疑問を解決しようとしてしまう。このタイプの質問は、どうかなと思うことがあります。疑問の全てをスッキリさせたいという気持ちは分かりますが、残念ながら日常の中で取り組むことが出来る課題はおおよそ1つだけです。課題を1つだけ取り組むというと、
涙をプロジェクト化する-当たり前を覗いてみる75-僕が案内している最後のステップは、自分のプロジェクトを持つことです。それまでの人生の全てをオールゼロ化させ、尊厳そのものの自分になったところから、新たな生き方のデザインは、過去の自分に戻らないためにも必要なテーマです。ポイントは、新たなプロジェクトを立てた時、それまでの全てを、そのプロジェクトの中に入れてしまうこと。そのプロジェクトから自分の過去を再解析をすること。これが、僕の案内するステップの特徴です。過去
一人の時間中に蓄積していくこと-当たり前を覗いてみる74-あなたにとって〇〇とは何ですかと質問を受けたら、パッと答えられるでしょうか。僕はというと、だいぶ答えられるようになってきたかなと思っています。もちろん、簡単にこの状態になったわけではなく、数年をかけて蓄積した賜物です。先日、とあるプロジェクトでフライヤーを作成することになったのですが、僕は手一杯でガイドすることしか出来ませんでした。作成する方は初めてで、「作成する手順は?」「デザインはどう考えれば?」「参考にな
その自分で在り続けていきたいのか-当たり前を覗いてみる73-前回の「そこにいる自分はどんな自分なのか」続きです。前回はとらわれたとき、落ち込んだときに「そこにいる自分はどんな自分か」と質問し、その自分を理解納得できると、心が落ち着く話をしましたが、自分がワクワクしてるとき、幸せだと感じているときも、同じようにそこにいる自分と向き合うことで、日常の心の安定感が増していきます。さて、今回はその先の「その自分で在り続けていきたいのか」について語ってみます。どんな自分
そこにいる自分はどんな自分なのか-当たり前を覗いてみる72-心がとらわれたとき、迷ったとき、落ち込んだとき、そんなときによく自分にかけていた問いがあります。それが、「そこにいる自分はどんな自分なのか」最近では質問を相手にすることが多くなりましたが、自分自身とストレートに向き合う、誰に対しても効果的な質問です。人間の不思議だなぁと思うところですが、そこにどんな自分がいるから、その考えや感情が動いてしまうのかを理解納得すると、心が落ち着きます。逆に、思いが溢れ感情が波打っ
白い世界を常に頭のポケットに入れておく-当たり前を覗いてみる71-頭の中に常に白い世界を準備しておきましょう。誰かとの会話が始まったとき、仕事の内容を振り返るとき、まっさらな世界をスタートとしてコトを始めます。先ず縦に一本線を引いて、左側の世界と右側の世界に世界のすべてを分けます。人の話を聞くときは、左側にその人が伝えようとする「What」を、右側に結論と理由を。仕事の内容を振り返るときは、左側に振り返ろうとする「What」を、右側には振り返る項目とその内容を。
無料で学べる範囲は浅い学び-当たり前を覗いてみる69-昔、認識技術・nTechでは、無料でコアコンテンツを提供していたことがあります。確か、何かの御礼企画だったと思います。多くの方に参加していただきましたが、やってみて気付いたことは、数十万払って来られる方よりも学びが浅いと言うことです。安くない代償を払うことで、意識の面で学びに対する姿勢が変わります。「知ることが出きるのなら」と思う人と「必ず知りたい」と思う人では、同じ話を聞いても何を理解しようとするのかに違いが生ま
何者になるのか-当たり前を覗いてみる68-とあるTV番組で見いってしまったものがあります。見た目冴えない独身のOL女性に総額350万円もするダイヤのネックレスと指輪を、金額は内緒で50日間渡し、モニタリングする企画でした。(参考https://www.bilibili.com/video/av60215854/)なかなか変化が見られない女性が、ふとネックレスの宝石店を調べ、そのお店に行ってみることに。偶然に、店員から声を掛けられ、金額とデザイナーの熱意を知ることにな
あなたにとって〇〇とは何ですか?-わたしの世界のつくり方が分かるイベント-こんにちは😆日本🗾と関係性🤝をテーマに立ち上げた、対話するオンライン場です。📝📝その名も「ごにょごにょする会」です。「あなたにとって○○とは何ですか?」をテーマに、参加者を語り手と質問者に分けて、何をどのように認識すればいいんだろうを探るコミュニケーションワークを行います🤓✍️ごにょごにょしながら、世界をつくる楽しい時間を過ごしましょう。🌟内容🌟1.語り手さんが1枚カードをひく。そこある言
美しさが観えているか-当たり前を覗いてみる67-多くの人が悩みを持ちます。子どもから大人まで、不特定多数の人が悩みを持つということは、そこに法則性があるということ。僕が取り組んでいる疎通の課題にも、法則性があります。その法則性を脳の認識構造に基づいていますが、その解明をしていくとそこには美しい解析のアルゴリズムが見えてきます。例えば、出来ない足りないと悩んでしまう人は、原因の取り方の軸が自分以外にあります。そうなるとあらゆるコトに受動的になり、自分で決められなくな