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「風姿花伝」がユネスコ記憶遺産の新規申請案件に観世清和「今も生き続ける教え」今年3月、観世清和さんの連載「話の肖像画」で、観世宗家一子相伝の世阿弥直筆「風姿花伝」をご紹介しました。お家元より「連載記事が今申請のきっかけになった」とのお言葉、冥利に尽きます(涙)。「風姿花伝」がユネスコ記憶遺産の新規申請案件に観世清和「今も生き続ける教え」国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」の2027年登録を目指す新規申請案件として、能の大成者、世阿弥(1363~1443年?)の能楽論「
https://news.yahoo.co.jp/articles/97be276a46e2e2c3a7c23445643b643b9933aa2dユネスコ「世界の記憶」に「観世宗家伝来世阿弥能楽論『風姿花伝』」を推薦文科省(日テレNEWSNNN)-Yahoo!ニュース歴史的に重要な文書や絵画などの保存を目的とするユネスコの「世界の記憶」に「観世宗家伝来世阿弥能楽論『風姿花伝』」を新たに推薦すると文部科学省が発表しました。「観世宗家伝来世阿弥能楽論『風姿花伝』news.yahoo.co
11月5日(水)国立能楽堂狂言『饅頭』(大蔵流山本東次郎家)シテ(遠国の者)山本則秀アド(饅頭売り)山本則孝(休憩)能『俊寛』(観世流観世会など)シテ(俊寛僧都)観世清和ツレ(平判官入道康頼)林吉右衛門ツレ(丹波少将成経)井上裕之真ワキ(赦免使)宝生常三アイ(船頭)山本泰太郎笛:一噌隆之小鼓:大倉源次郎大鼓:國川純地頭:観世喜正面:シテ「俊寛」(日氷作)まだ紅葉してきていないけど、千駄ヶ谷駅前通りの、イチョウ並木、銀杏が落ちてきていて、匂う
9月19日(金)国立能楽堂狂言『謀生種』(和泉流野村万作の会)シテ(伯父)野村万作アド(甥)野村裕基(休憩)能『野宮』・合掌留・火宅留(観世流観世会)シテ(女六条御息所の霊)観世清和ワキ(旅僧)宝生常三アイ(嵯峨野の里人)野村萬斎笛:竹市学小鼓:観世新九郎大鼓:亀井広忠地頭:岡久広面:シテ「節木増」朝から風邪気味で、くしゃみ鼻水。申し訳ないから休もうかとも考えたけど、今日は観世ご宗家の『野宮』だから、頑張って行く。行きがけに、風邪薬を購入して飲
求塚能楽観阿弥・世阿弥名作集観世流『求塚』観世能楽堂/NHKにおいて2013年4月28日放送前シテ・里女:観世清和後シテ・莬名日少女の霊:観世清和ツレ・里女:角幸二郎、坂口貴信【生死(しょうじ)】……(このように)生死は、迷いのただ中にある我々自身のあり様を比喩的に表現したものでもある。生死の超克は苦の終焉であり、それは涅槃と等値となり、仏教の目指すべき目標とされる。(『岩波仏教辞典第二版』)『求塚(もとめづか)』は、数多い能の演目の中で、それほど有名な演目ではないだ
能楽こそ、日本の芸能の頂点です。歌舞伎は、能楽より数段劣る芸です。第一、始祖の家柄が全く違う。能楽の始祖、観阿弥は、日本一の名将、楠木正成の血の繋がった甥です。伊賀の服部次郎左衛門と、楠木正成の妹との間に産まれたのが観阿弥です。足利尊氏は、敵ではあるが楠木正成を高く評価していたから、楠木家は室町幕府とはそんなに悪い関係では無かった。世阿弥が足利義満の庇護を受けたのも納得出来る。楠木正成の三男正儀は、北朝に降って参議になった。九条家、近衛家からいろいろな記事典礼を世阿弥は学んだ。
「稽古は強かれ情識は無かれ」これで完成ということはない。人間だもの、未完成。新版日本の伝統芸能はおもしろい観世清和と能を観ようAmazon(アマゾン)1日1篇「人生を成功に導く」365人の言葉Amazon(アマゾン)
5月28日(水)国立能楽堂狂言『お茶の水』(大蔵流山本東次郎家)シテ(新発意)山本則重アド(住持)山本泰太郎アド(いちゃ)山本凜太郎(休憩)復曲能『賀茂物狂』(観世流)シテ(女狂女)観世清和ワキ(女の夫)福王和幸ワキツレ(賀茂の神職)福王知登笛:松田弘之小鼓:飯田清一大鼓:亀井広忠地頭:岡久広面:シテ「若女」まあまあ良い天気で、この日は、コンビニサンドイッチを前庭で食べる。サツキなどが綺麗。外で食べるのも、この時期で宜しい。狂言『お茶の水』
久しぶりに観能で泣いた復曲賀茂物狂(かもものぐるい)観世清和いつもの位置で♫幕間は中庭でみどりのシャワー
能楽シテ方観世流の中堅・三人の能楽師が、それぞれの師家の垣根を越えて結成した「三人の会」。その十周年記念公演から、能「自然居士」を中心にお楽しみいただく。伝統を発見する、桟敷席。能の大成者・世阿弥の流れを汲む「シテ方観世流」には、観世宗家・観世銕之丞家・梅若六郎家など幾つかの師家がある。同時期にそれぞれの師の内弟子修業を重ねた三人の能楽師(谷本健吾・坂口貴信・川口晃平)が、家の垣根を越えて結成したのが「三人の会」。その十周年記念公演の模様を紹介す
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の最終回、30回目です。先人達が大切に守ってきた日本の伝統芸能を次代に伝えるため、何が必要か、課題と提言をしてくださいました。連載にあたって、全面的にご協力くださいました観世ご宗家、ご宗家事務所および観世文庫の皆さま、国立能楽堂に感謝申し上げます。https://www.sankei.com/article/20250331-TE3XWCBRYRNMRM6EFP3G34UTGU/?outputType=theme_portrait
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」29回目。今回は一日で「翁」と五番、合わせて六番を舞った公演を振り返ります。夢の中でまで演能、という過酷な舞台です。「先生、演目が違います」悪夢と戦い11時間勝負能のトライアスロン「五番能」を完遂話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<29>《清和さんは令和3年6月、自ら〝能のトライアスロン〟と語った過酷な「五番能」を正門別会特別公演で行った。江戸時代、式楽(幕府の公式芸能)となった能の正式な上…www.sankei.
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載28回目。オペラ、中でもワーグナーが大好きというお家元が、能役者ならではの視点で、ワーグナーを語ってくださいました。虚構だからこそ描けるリアリティーワーグナーと能の共通点、時代や人種を超えた普遍性話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<28>■虚構だからこそ描けるリアリティーwww.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の27回目。今回は能を愛する芸術家との交流をお話し頂きました。北野武監督ら能を愛する芸術家漱石も高浜虚子も坂本龍一さん「謎めくも興味深さが」話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<27>《「爺(じい)さんが夜(よ)るになると、変な声を出して謡(うたい)をうたうには閉口する」。明治の文豪、夏目漱石の「坊っちゃん」には、こんな一節が登場する。漱…www.sankei.com能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の26回目。今回は、息子の三郎太さんへのお稽古から、「風姿花伝」に書かれた世阿弥の芸術論、教育論をお話し頂いています。息子と弟子に伝えたい「家、家にあらず」「人、人にあらず」継ぐべきものがあるから話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<26>《清和さんの嫡男、三郎太さんは今、25歳。3歳から稽古を始め、5歳で初舞台、10歳で初シテ(主役)、と清和さんと同じ歩みを進めてきた》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載25回目。今回は能の中でも秘曲として特に大事にしている「老女物」について、お話し頂きました。能では、おじいさんやおばあさんが、お役でも大活躍しています。秘曲「老女物」を演じる難しさリアリティーのぜい肉を極力落とし、ちゃんとおばあさんに話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<25>《現代日本で〝人生100年時代〟といわれているが、大昔から100歳のヒロインが活躍してきたのが能だ。「老女物」と呼ばれる作品で、100歳の小野小町が主人公の…ww
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の23回目。本日は、全国津々浦々への普及活動です。能の普及のため全国22校へ締めくくりは全校生徒6人の離島地謡に合わせ仕舞を舞う話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<23>《能の最大流派を率いる立場で、普及活動に力を入れている》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の22回目。住み込みで10年修業するという内弟子の修業について、お話し頂きました。コツコツと芸道にいそしむ若者が、伝統芸能を背負っていきます。住み込みの内弟子との生活感覚や作法が身に付くまで最低10年、共通の価値観を養う話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<22>《清和さんが家族と暮らす観世宗家邸には、内弟子も2人、住み込みで学んでいる》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の21回目。今回は、互いに日本の伝統芸能を担うお立場で交友の深い、歌舞伎の女方の人間国宝、坂東玉三郎さんのお話です。玉三郎さんと半世紀以上の交友歌舞伎舞踊の「道成寺」では鬼女になって「押し戻し」話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<21>《歌舞伎の女形を代表する人間国宝、坂東玉三郎さんとは半世紀以上の交友が続く》www.sankei.com
現在進行形の能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の英語版はこちら↓700YearsofNoh:PreservationandChange|JAPANForwardTheheadofaNohschoolspeaksonsafeguardingtheperformingart'sfuturethroughclimatechangeandupheaval,ensuringitremainsalivingart.ja
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の20回目。今回は、新作能についてです。「聖パウロの回心」は、16世紀に日本にキリスト教が伝わった時、教えを能にしたキリシタン能を現代に蘇らせる新作です。吉利支丹能再び「聖パウロの回心」神仏にささげる舞、パイプオルガンから囃子も自然に話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和■吉利支丹能再び「聖パウロの回心」www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の19回目。本日は「鬼の家」と呼ばれる観世宗家のいわれと、大曲「道成寺」にかける思いを語って頂きました。般若の目は、泣いているそうです(涙)。「鬼の家」に伝わる面と教え世の中の平穏を願い、災厄を背負って儀式に臨んだ先祖たち話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和《能でもっとも有名な面(おもて)は、鬼の形相の般若かもしれない》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の18回目。今回はお家元が大好きなインドについて、お話し頂きました。人、人、人…インドでカルチャーショックプライベートでも祇園精舎へ人、人、人…インドでカルチャーショックプライベートでも祇園精舎へ話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<18>《海外公演の機会は多く、仏独やポーランド、リトアニアなど欧米のほか、タイや中国などアジアにも力を入れる。中でもインドには、20代から数えきれないほど訪れた》www.sankei.c
能楽・二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の17回目。今回は、2016年のNYリンカーンセンターフェスティバルへの参加を振り返ります。私も現地取材しましたが、NYの舞台関係者や美術関係者も多く見に来ていて、驚くほど反応が良かったです。NY公演で総立ちの喝采鎮魂の芸能、グラウンドゼロ近くから世界平和への思い発信話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<17>《世界的に知られている能は、700年近い歴史があり、現存する最古の演劇といわれる。2008年には国連教育科学
能楽二十六世観世宗家観世清和さんの連載「話の肖像画」の16回目。今回は、観世宗家に伝わった国宝「観世正宗」についてです。江戸城の無血開城に貢献、宝刀「観世正宗」抜刀術「鹿島神流」では真剣で演武、合気道も話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<16>《東京国立博物館(東博、東京都台東区)には、国宝の刀剣「観世正宗」が所蔵されている。名前の通りの伝家の宝刀だが、江戸城の無血開城に一役買ったという》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家観世清和さんの連載「話の肖像画」15回目。今回は、時代に合わせ、能が変化した部分についてお話いただきました。時代とともに変化する能野外から屋内に、装束も目の前と遠目で違いリズムのとり方も【話の肖像画】能楽二十六世観世宗家・観世清和<15>■時代とともに変化する能www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家#観世清和さんの連載「#話の肖像画」14回目。今回は囃子のお話と、葛野流大鼓方の人間国宝、亀井忠雄先生の教えについてです。「合わせない」能の極意厳しいお稽古、間違えると「張り扇」が飛び、「拍子板」も話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和《童謡「うれしいひなまつり」で歌われる「♪ごにんばやしのふえたいこ」。詩人、サトウハチローが娘にひな人形を買い与えた際、作詞したと伝えられるが、この五人囃子…www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家#観世清和さんの連載「#話の肖像画」の13回目。今回は装束についてお話し頂きました。↓岩倉具視より拝領した狩衣で舞うお家元です。岩倉具視拝領の装束にみえる苦境明治維新の西欧化で能楽師の廃業続出、途絶えた流派も話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和《近年の気候変動は、能楽界にも影響を及ぼしている》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家・観世清和さんの連載「話の肖像画」の12回目。能楽師の命、面について語って頂きました。先祖伝来の面、世阿弥使用も刻まれた汗染みと混然一体で舞台へ国の重要文化財は現代も話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<12>《東京・渋谷にある観世文庫のお蔵には、「本面」と呼ばれる平安時代から江戸時代にかけて打たれた、オリジナルの面(おもて)が複数、大切に保管されている》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家・観世清和さんの連載「話の肖像画」です。今回は長年、続いた「産経観世能」についてです。かつては弊社も、こんな素晴らしい文化事業をしていたのですね。美しいポスターは、弊社社員から日本を代表するグラフィックデザイナーになった田中一光さんデザイン。産経観世能のポスターシリーズは代表作になりました。画期的だった「産経観世能」「大阪万博に行っていい」も、出番ギリギリで父に怒られる話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<11>《実は観世流と産経新聞社との縁は深い。