第二次大戦後、中国大陸にいた日本人敗戦時点で海外に在住する日本人は軍人・民間人の総計で660万人以上に上り、引揚げした日本人は1946年末までに500万人にのぼった。また旧ソ連によってシベリアに強制抑留された人は、旧日本軍兵士、民間人も含めれば、厚生省の調査で約五十七万五千人であるということですが、実際には約六十三万人余とも言われています。これらの人達は、極寒の地シベリアで強制労働を課され、病気、寒さ、栄養失調、過労などで約五万五千人(実際には約六万四千人余というデーターもある)もの人が死亡した