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素敵な仕覆だなぁと思い我が家に縞鳳凰唐草という裂地です。数多くの裂地はなかなか覚えられません。身につける物よりお道具に着せる裂地が好きです。厳粛な濃茶のお点前で仕覆を纏ったお茶入を想像するのが嬉しいです。声には出せないですがお茶入と仕覆のハーモニー♪暖冬?で雪の景色はまだまだ先ですがお菓子で一服
堺の茶人万代屋宗安所持と伝えられている裂地のことです。二種類あるそうですがよく見かけるのが波の模様があって梅鉢わたしの仕覆が万代屋緞子と書いてありますけれど?地紋は亀甲だと思うけれどついてる模様が?違うような気がするけれどもお道具やさんが間違えたのか大体仕覆を作った方が裂地の紙を入れると思うんですけれど?ほかの仕覆の紙と入れ替わったのかとも思いましたけれど青木間道あっています波上梅これもあっています
バスで西院にある#龍村美術織物のショールームに。お仕覆教室用の端切れを選ばせていただきました。いろんな種類の裂地があり、説明文もついているのでひとつひとつ読みながら選ぶのは楽しいです。近くには、出町ふたばで修行された職人さんのお店#まるに抱き柏があるのですが、今日までお休みで悲しすぎ😭(出町ふたばもまだお休みでした😢)西院から阪急電車で帰ろうとしていましたが、そういえば、もうひとつ買いたいものがあった!と気がついて烏丸まで戻り、河原町駅まで歩いて、座って帰りました。お目当
auのポンタポイントが結構ありましたので、小帛紗を一つ入手しました。紹鷗緞子は、武野紹鷗が好んだ裂地。本歌は縹色(はなだいろ)の地に黄茶で小牡丹唐草(一重蔓唐草とも)と瑞龍を配した図案で、瑞龍は雨竜と火焔の文様が織りだされたものです。縹色とは藍染めの色の名前で、藍色よりも薄く、浅葱色よりも濃い色とされています。縹色(はなだいろ)とは?:伝統色のいろは縹色(はなだいろ)とは、古くから知られた藍染めの色名で、藍色よりも薄く浅葱色よりも濃い色のことです。古くははなだ色、平安時代は縹色、
段瓔珞紹紦紹紦(近年は紹巴と書く人が多いですが、正しくは紹紦です)は唐物点前で用いられる唐物帛紗(他流では別の呼び方をするかもしれません)です。出帛紗と同寸ですが、ほぼ小帛紗の倍の大きさになります。緞子(鈍子)や金襴と異なり、生地の柔らかい紹紦は使帛紗として唐物点前で使われます。亭主の好であることもありますが、多くは使われる器物に合わせて柄を選んだようです。段瓔珞とは、瓔珞文が段重ねになっている文様で駒文と雷文(渦巻文)と瓔珞文が繰り返しになっています。瓔珞は珠玉や貴金属を紐で繋
鎌倉間道は源頼朝の着衣とも、鎌倉建長寺の打敷(寺院の高座や仏壇の敷物)であったとも伝えられますが、定かではないそうです。個人的にはこれを着衣の柄だとは思いたくないので、建長寺の打敷だと思っておきます(笑)「鶴岡(つるがおか)間道」とともに鎌倉時代の舶載と考えられています。赤染めの臙脂(えんじ)と薄黄の太い縞、緑と薄紫の細い縞が地厚に粗く織られた織り風は、今もなお新鮮である。大名物「富士山肩衝茶入」、中興名物「凡茶入」、「潮路庵茶入」などの仕覆裂として用いられています。個人的に
赤地鴛鴦文錦おしどりが左右対称に織られ、優美な花模様がとても素敵です。正倉院裂のひとつで、中国唐時代とササン朝ペルシア時代の東西文化融合が生んだ美しい染織物。
即中定家紹巴名物裂の一つである定家緞子に、即中斎お好みとして新たに三千家の替紋である壺々紋を加えてあります。定家緞子は、京都島原の定家太夫の衣装として用いられたと伝えられています。(藤原定家ではなかった…)二重蔓唐草と五弁花、牡丹、桔梗などが一段ごとに配されている。即中定家紹巴は、花の代わりに壺々紋もあり、紹巴なので柔らかいです。
高昌吉羊文新疆ウイグル自治区タリム盆地最東端のトルファンアスターナで、1972年に出土された絹織物から二種類の「双羊文様」と「吉字文様」をまとめ一つの経錦として織りなされた裂地。高昌王国時代(6世紀初~7世紀半頃)の繁盛を偲ぶ文様。
荒磯緞子いろいろなところで見かける有名な裂地です。紺地のものなど、他の色も見ます。中国の黄河の上流に龍門という急な瀬があり、どんな魚もそこは登れないのに勇猛果敢に昇り龍になったという伝説のある鯉が、波間に躍る様子を表しています。制作年代は中国明代中期。
天平双華文錦六弁花文の縦縞部と菱形花文の縦縞部とが交互に繰り返されている文様。正倉院宝物・楽舞装束らしい半臂(短袖の胴着)の遺品に見ることができる経錦の織物。地色が緑のものも本で見ましたが素敵です。
角倉金襴一茎の花咲く樹と、それを振り返った可愛い兎の姿を表している。桃山時代の京都の富商で、海外貿易や河川事業で有名な角倉了以(すみのくらりょうい)が愛用した裂であることから角倉金襴。
姫松金襴白地に蝶が飛び交う姿を、平金糸で織り出された裂地。東京国立博物館に所蔵される、中国・明時代の製織と思われる「姫松金襴」の本歌を写した裂とのことです。
先日、2年ぶりに裂地の展覧会へ行ってきました(^^)感染対策バッチリで、いろいろ選びましたよ!表装用だけではなく、人形用など華やかな裂地が沢山並んでおり、一緒に行った妻は「十二単の重ね襟みたい!」と興奮しておりましたユ―モラスな「鳥獣戯画」柄真剣に!真面目に!予算も考えて選んでます(-_-)経済が動き出すと良いですね(^^)
昨日の展覧会に絡んで、あらためて書いておきます上村松園(1875-1949)、女性として初めて文化勲章を受章松園の息子は、同じく日本画家の上村松篁(松篁の息子は、やはり日本画家の上村淳之さんです)日本画の表具の種類には、掛け軸、屏風、額装、巻物などなどありますが昨日の展示で気になったのは、掛け軸の表装本紙(たとえば絵画)の上下の一文字そのさらに上下の中縁、横の柱上の軸までの風帯このあたりに目が留まって表装に使う裂地(きれじ)(参考…表装裂とは)「金襴・
吉野間道は寛永の三大名妓の一、吉野太夫に京の豪商灰屋紹益が贈ったといわれる名物裂です。南蛮渡来の縞織物で、平織りの上に地厚な吉野格子を浮き縞として織りだしたもので、かの大名茶人・松平不昧公も好んだ裂地です。中興名物「山桜」や名物漢作「天下一」丸壺、名物漢作「八重櫻」大海、中興名物和物「真中古大覚寺手比丘貞」などの仕覆にも使われているそうです。吉野棚と同じように吉野太夫に因むので、同じ時期に使うのもよし、あえて合わせず、後の月に使うのもよし、物語をいろいろ組み立て
定家緞子定家緞子とは?定家緞子は名前だけみると藤原定家に因んだのか?と思えてくるのですが、残念ながら違います(笑)京都島原の妓女・定家太夫の打掛に使われた裂地で、宋代末期〜明代初期のものだと言われています。残念ながら、定家太夫がどんな人であったかというような逸話は残されて居らず、詳しいことは分かりません。京都の花街は足利義満によって設けられ、二条柳町でしたが、江戸時代に六条三筋町に移転、寛永十八年(1641)に朱雀野付近への移転が命ぜられ、以後「島原」と呼ばれました。つまり
昨日の記事で、仕覆と茶入と茶杓のつながった物語を披露いたしましたが、物語というのは「組み合わせた理由」や「道具を用いる理由」になります。乙酉小春は炉開きの時期ですから、お軸がどんなものであっても(そもそも炉開きの茶事に掛けるのですから)、丁度いい訳です。これに船越間道と青織部箆目肩衝茶入が結びついて、一式になるわけですよね。これにもう一つ仕覆をつけるのが一般的です。伝統的には主仕覆は格を揃え、替え仕覆は遊びのものを作ると言われます。とはいえ、どちらもメインで
船越間道【ふなこしかんどう】【裂地】船越間道古田織部の弟子・船越五郎右衛門景直または伊予守永景の好んだ名物裂。船越景直は淡路の国人。左衛門尉。船越家は細川淡州家の家臣であったが、細川淡州家が滅びると三好長慶の弟・安宅冬康に従った。景直はその麾下にあって水軍を以て仕え、重臣となる。庄田城城主。三好家が滅びると織田信長、羽柴秀吉の直臣となったが、勘気を被り南部信直に預けられた。のち、家康の取りなしで復帰、関ヶ原では東軍につき、旗本となった。伊予守永景は景直の子。船越間道を買った理
週末リモート稽古をお願いしています道具組の相談を先生にしました先生には名残だからできるだけ侘びたものをと言われていました濃茶は文琳蓋がラクトだから象牙に替えたいのですが・・・お稽古用で国焼きなので唐物扱いをしないで使います林檎の雅称が文琳(中国で)蓋のつまみも林檎の軸みたいですこれ仕覆なしでいただいてきたのですが他の機会に先生のところにあった仕覆をいただいてきました合わせてみたらピッタリ!先生からもいいでしょう!といわれました
昨日の夜から、親父さんの映画賞への動員活動で忙しかったけど、今日はわたしの一番の優先事項の時間。写真が上手く撮れていないけど、掛軸が二本完成これは、アンティークバザールで入手した、20世紀初頭のジャワ更紗。確か、少し負けてもらった気はするけど、16,000円くらいしたと思う。後生大事にしまっておいたらただの布。まんま、葉書掛けにしたら活用できるというもの。われながらドンピシャだと思う。仏像の写真とか入れたら渋いでしょそしてこち
少し前のことですが、いつもお世話になっている方から素敵な本を頂きました。以前にも茶箱の本2冊をくださった方です。わたしの普段のアプローチとは違う方向から心と意識を刺激するものを紹介してくださいます。京都西陣にある茶道帛紗専門店「北村徳齋帛紗店」のあつかう裂地を、短い文と美しい写真で紹介しています。日本オリジナルの模様、中国の模様、さらにインド、ペルシャ、ポルトガルから伝わった模様など。額縁のデザインとは全く違うけれど、それでもモチーフの配置バランスや色の組み合わせはお
茶道具というと、「中身」には凝るが、次第には凝らないという人が増えました。ではこの次第、どんなものがあるか?といいますと……(茶入は除く)・包紙和紙でできた湿気取りの紙・鬱金布鬱金で染めた布。防虫・防カビの布・御物袋器物を保護するための袋。仕覆とは異なる。・内箱器物を保護するための箱・内包二重箱にする際の内側の箱を保護する風呂敷・二重箱内包と内箱を保護するための箱。塗と木地がある・包風呂敷二重箱を保護するための風呂敷
こんばんは、月夜です。今日はお茶のお稽古だったのですが、大雨になるとのことでしたので久々の洋服。近頃、出勤時⇒スーツ、テレワーク時⇒スゥエット、お茶のお稽古⇒着物、の三択でしたので、以前は何を着て外出していたのか思い出すのが大変でした考えてみるともう一年以上、ほとんどお出かけしてないんですねぇ。みなさん頑張ってますよねぇさて、本日のお稽古は和巾点でした。(お稽古場には携帯を持ち込まないので写真なしですm(__)mたぶん、先生にお道具やお花などの写真を撮っても良いかとお伺いすれば、「いい
書芸選抜展入選でした~始めて出展した書芸選抜展。入選でした。右も左も分からず出展した作品。「守破離」軸にしてもらったのですが、サンプルもなく一番安いもので作りました。実物を見たのは返却されてから。さすがに安っぽい。裂地ではなく不織布でした。掛軸の形式には、中国から伝わった表具が日本で様式化された大和仕立てと中国から伝わったままの形を伝えている文人仕立てがあります。その他日本で考案された形式のものもあるそうです。上記のものは袋表具(袋仕立て
今日も昨日程ではないですが蒸し暑い日になっていますただ空を見上げるとあちらこちらに真っ黒な雲がゲリラ豪雨に注意しようと思います(^_^;)さて今日はお客様のご要望で額のマット用の裂地を配達しております(^^)手持ちの額のマットを自分で細工して貼り替えたいパネルにクロス代わりに貼りたいとのご要望でしたこの裂地ちゃんと裏が打ってあるので慣れてしまえばご自分でデザインして貼ることも出来ます(^o^)気に入った裂地がありましたらメーター単位で販売し
表具を習っていて、「寿」一文字を掛け軸に仕立てている所です。裂地は、えんじ色の様な渋い赤渋い橙、浅いグレーなどが混ざっています。小べりは真っ赤。本体がつながったので、次回のお稽古で、総裏張り。あと2回で完成かな♪コロナの影響で、表具のお稽古もずっとおやすみでした。心配なことはもちろんありますが、晴れて一段落したら、「めでたい!」という感じでこのお軸を掛けたいと思います。この紫陽花は何という名前なのか?わからないけど、花びらが、くるんと丸まってて豆
大阪府寝屋川市の和めるきもの教室「ささらきもの着付け教室」の三木やすよです教室のこと、きもののそうなんだ~と思うこと、日々のとりとめのないことをつれづれに書いています。どうぞお付き合いくださいませ。給付金を使わさせていただきました伝統織物の裂地集!知らない裂地がいっぱいです。かなり古い本ですので、今では作られなくなってしまった裂地もあるようです。もっと勉強しなくっちゃ...とニヤニヤして触りまくっております。あ“ー幸せ古本屋さんの臭い
岡村常務がコツコツと制作された「はがき」です。表具で使う裂地(正絹)を筆で書いても滲みがあまり出ないように加工しています。試し書き用も入れていますので、墨の分量など調整してもらえると思います(^^♪新型コロナウイルスで会う機会も減っている方や暑中見舞いなどに使ってもらえればと思っています。色も数種類ありますが、2枚入りで300円で販売予定です。夏に向けて、マスクやハガキなど近日中に販売を開始しますのでその時は是非ともよろしくお願いします!(^^)!
もう都心部では使い捨てマスクの販売をされていて需要と供給のバランスが少しずつ改善されているようですね。表具屋さんのマスクも一時期よりは販売数も落ち着いた感じです。そこでマスク第2弾として「夏用マスク」を製造元の裂地屋さんからご提案受けました。その試作品です。素材はもちろん、表具用の裂地を表に使い内側は抗菌・防臭・吸収速乾性の素材を使っています。今回は白以外も製造するようですよ。見た目は変わりませんが、触った瞬間に薄い!軽い!と分かります。以前、沖