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床の間に飾る“掛軸”💡絵や絹に描かれた本紙の周りに金襴や緞子などの表装裂地を取り合わせて掛軸として仕立てていきます汗♪反物の裂地は入用の寸法に中の糸を引き抜きチャコペン代わりに印を入れ筋に沿って裁断✂️そのままの裂地の場合水分を含ませると縮んだりするので前以て裂地に水を打ちしっかり乾かして縮みを出しておきます✨裏打ちの糊も必要に応じて適量の糊を炊き肌裏・増裏などの裏打ちを施して仮張に掛けてまっすぐピンっと張らせ繋ぎ合わせて掛軸の寸法に裁断し総裏という最後の裏
みなさん、こんにちは三宅あみです昨日放送したラジオの動画をYouTubeにアップしました今回のお客様は、盛洋堂株式会社美術表装センター工場長保田康行さま私が浅草公会堂で玉すだれのイベントに出演した際に、たまたまお知らせを見て遊びに来てくださったところから始まり、今ではまち歩きにもご参加くださるほど仲良しさんなのですが、しばらくどんなお仕事をされているか知らないままだったんですよね(まち歩きでは、お客様のプライバシーに深入りするのを控える文化がありまして)勝
『朝鮮螺鈿の美』大和文華館にて〜12/24迄。東博からの朝鮮螺鈿の借用品含め、写真入りのA3両面パンフを頂けて嬉しい。朝鮮螺鈿の点数自体は少なかったけど、図案の共通する書画や朝鮮の文物、日本の漆芸や書画など多彩な出品で楽しめました。文化勲章受章・卒寿記念『上村淳之』松伯美術館にて〜12/24迄。新卒で勤めた印刷会社で、とある月刊誌の表紙原画として、上村淳之先生の作品を毎月手にとる機会に恵まれました。キラ引きや顔料の微妙な色調など、印刷での再現は難しく、やはり実作品を観ることが何
我が家は自営業。夫は表具師の3代目。いつもお世話になっているお寺へ、本堂の障子張りに行った。私の仕事の休みと、お寺さんの都合とを合わせて日程を決めてくれた。前日に夫は本堂に行って、障子の寸法を採り、障子紙を裁断。そのほかにも諸々の道具等を前もって本堂の隅に入れさせてもらっていた。なので当日はすぐに仕事に取りかかれる。父が以前「段取り八分」とよく言っていた。準備が万全であれば仕事の八割は出来たも同然、というような意味合いらしい。現場に行っての作業の時、あまり多すぎる荷物を持って行
普段ふすまや障子掛軸など様々なものを仕立てたり直したりしますがそれに伴う道具もメンテナンスしたり修繕して直したりもします⤴︎今回は掛軸を干すのに使う“仮張台”を補修💡裏打ちを施した掛軸を浮かし張りして乾かすので張力がかかり年数が経つと引き破れなどを起こすこともあります💦弱ってきた仮張台を洗って掛軸の浮かし張りの糊代をめくって掃除し新たな和紙で補強を施してしっかり乾かしてから柿渋を重ね塗りしていきます👍柿渋は強度も上がるほかに防虫効果もあり重用しています♪塗り
江戸時代から続く表具師石井三太夫さんの仕事場に伺いました。安養院さん御用達!風祭作品を張り込むところを見せて頂きました。同い年の職人二人!とても楽しかったようです。凄い仕事ばかり!棟方が描く横にいて18歳の三太夫さんは緊張したと!一枚なんか描いてもらえば良かったのに❣️無理です(笑)これが糊の入った瓶です。ここに使った日付と量が書いてある。主に文化財の修復に使います。使う分だけ糊を作る!なんで?黴びちゃうんです!同い年の職人二人❣️盛り上がりました。
…の好みに応じて茶道具を制作する10の職方の事である。以下に職方を簡単にまとめると、表具師は、「【84】奥村吉兵衛」である。①樂吉左衛門(家)茶碗師で樂焼の窯元。利休の創意を受けた樂家初代・長次郎が茶碗を作り始める。②中川淨益(家)当家は金物師で、花入、水指の他、懐石道具などの金属製品を作製。2代淨益の頃(寛永年間)に千家出入となる。③中村宗哲(家)当家の先祖は豊臣家の家臣だったが、合戦を避けて京の武者小路小川に隠棲。その後、隣家の塗師(ヌシ)に学び、「初代・宗哲」を名
書いてたら一瞬で時間過ぎる(´-`).。oO祖母に頼んでもらってる大切な帯に仮名を書く初の!着物帯の作品をつくってまーす!!!!書く前から、めっちゃ緊張。画仙紙やったら、やり直しきくけど、、勿論めっちゃ連鎖して挑んだ。何とか完成しましたよん気がつけば深夜3時。なんて事は常日頃これ、裏打ちして、額装してもらいます💕めっちゃたのしみー💕!宜しくお願い致します✨🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻大阪府堺市【八上松竹堂】八上さん、いつもご丁寧に有難う御座います。まずは帯に
大きく濡れシミの入った本紙です💦今回の額は水が掛かったり湿度の高いところで管理されていたようで本紙に大きくシミが入り裏面や下地にもかなりカビが出てしまっていました😥ある程度でしたら湯洗いなどで薄くなったら落ちたりしますがここまで大きく傷んでいると綺麗にならないので薬品を用いて洗わさせてもらいました✨毎回思いますが凄い色になりますが正規の手順で洗っていくと綺麗に落ちます✨何度か洗い裏打ちを施している間に傷んでしまっている下地も新しいものと交換💡表装裂を張り本紙も
ふすまの張り替えの際基本的にはふすま紙の交換がメインでフチや下地などはそのまま使うことが多いです💡ただ割れていたり大きく欠損してある場合交換させていただくことも可能です⤴︎今回は欠損部に加え折角張り替えるのだからとフチも総交換の御依頼✨天地も切り込んだら細工を施しキチンと合うように木の薄皮一枚削いだりして併せて取り付けていき現場で最終調整して納めさせてもらいました✨フチ交換しなくても欠け部分などは塗って分かりにくくはしますが全てサラに変えると新品同様に仕上
先日張り替え施工させていただいた桟の細かな障子です💡今回施工させてもらった建具には↑の様な引手が掘られておらず施主様も開け閉めに困っておられたそうで💦その為紙で引手を作らさせてもらいました✨開け閉めしやすい高さ一コマを×字に切り込みを入れ裏面にも一コマ障子を張り糊付けして張り込みました♪綺麗になった上開け閉めしやすくなったと喜んでいただけました😊ふすま新調・張り替え障子張り替え掛軸・衝立・屏風など表具一式腰張りお問合せ・HPは↓神山表具店ふすま|
知人の葬儀に参列表具師というちょっと変わった職業に就かれたが京都に出て20年修行し父の跡を継ぐべく帰高それが父より早く68歳で逝ってしまわれたいつか来る日は、思いがけなく早く訪れたわけで式のさなか個人の生前の姿ですと、ブライダルから始まり喪主になった長男が生まれ・・・とモニターに浮かび上がる写真そのあとに新築の家屋の中で仕事をする写真が一枚お父様の取材時に私が写してプレゼントしたカットだった自分が写した写真は何年たっても判る。冥利に尽きるとは
和紙を継ぐ際に様々な継ぎ方がありますが、紙の繊維のみを継ぐ“くいさき”と言う方法があります⤴︎繊維を継ぐので継ぎ手が目立たない継ぎ方になり掛軸の仕立ての際などに使います😊↑はわざと紙の目を縦横変えて継ぎましたが、繊維だけなので継ぎ手がわかりにくくなってます♪真っ直ぐに裂くのに定木を当てがいヘラで筋を入れて軽く湿らせた刷毛で細く和紙を湿らせてくいさきを使って仕立てます⤴︎この継ぎ方は大抵裏面や中面などにくるのでなかなか目にする機会は多くはないかもしれませんがスカッ
掛軸を仕立てる際絵や書の周りに金襴や緞子などの裂地を繋ぎ合わせて掛軸として仕立てていきます✨掛軸の仕立て方にもよっていろいろな形がありますが一文字・中回し・柱・スジ・上下と何種類・何枚もの裂地を用います⤴︎糊付けし繋ぎ合わせてカナヅチを用いてしっかり圧着✨バランスを見ながら裂地の柄を合わせたりも♪全て繋ぎ合わせて糸がほつれないように両脇は裏側に折り返し仮張りという干す台に張る際に使う張り代を紙の繊維だけをつける形で張り合わせ総裏と呼ばれる裏打ちを施し仮張台に
表具屋が仕事をする上で欠かせない刷毛💡今年の初荷をお願いした際合わせて新調しました⤴︎今回持ってきてもらったのは広く面をつける際などに使う五寸幅の糊刷毛で掛軸などを仕立てたりふすま紙を張ったりなど様々な場面で使います⤴︎頻繁に使うので劣化も早く大切に使っていても消耗品と言ってもいいくらいに使います💦ただここのところ刷毛との巡り合わせがあまりよろしくなく😥昔の刷毛は傷んできても毛が抜けやすくなるくらいでしっかりしていたのですが毛質が変わったのか、傷むと以前とは
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大寒のこの時期にしか毎年炊いている寒糊🔥糊をとくのに使う水を雑菌の少ない井戸水を使いじっくりコトコト炊いて糊壺に詰めて処理を施して封印⤴︎お店の地下で10年近く置いておいて糊を腐らせて古糊と呼ばれる糊になります👍炊いて間のない糊で掛軸を仕立てると糊の効かせた洗い立てのシャツのようにパリパリになってしまうので腐らせることでパリパリにならず柔らかな仕上げになります✨過程も撮ろうかと思いましたが見ていて気分のいいものにならなさそうなので控えますが寒の時期の大切な恒
今日は爽やかなお天気でした。本日、先生からお軸が届きました。早速、我が家の小さな床の間に飾らせて頂きました。ひとうたの茶席素敵な企画でした。ひとうたの茶席ひとうたの茶席書家の根本知、表具師の岸野田、華道家の平間磨理夫、写真家の山平敦史によるWeb上の茶席です。1ヶ月にひとつ、約1年かけてお茶にその心を継がれた歌と表具を、花とともにご紹介していきます。書道表具華道茶道www.hitouta.comこちらのお軸と迷ったんですが、先生の書が小さかったのでこちらにしました。そ
寒すぎず、暑すぎず丁度張り替えにもってこいの時期の障子💡最近では本職でも刷毛を用いずローラーなどで糊付けを施される業者さんもおられるそうですが昔ながらの刷毛を用いてサン一本づつ糊付けして張っています✨糊を塗るというよりも叩いていく感じで糊付けをしていきます♪しっかり糊付けをしたらあらかじめ裁断しておいた障子紙を折らないよう・落とさないように気をつけて持ち上げて一発で置いて手早くヘラを用いてしっかりと抑えて余分な部分をカッターで裁断していきます✂️ふすま
仕上がった桃太郎の図の、表装過程写真を友人から頂きましたので、アップいたします~。表具師さんの工房は、このような塩梅なのですね、、、!初見でありましたどんな中廻しがいいか合わせているところです。柄合わせは非常にむずかしそう。青ベースの裂地ですね。綺麗な牡丹柄です。ここから1か月ほどでしょうか、かなりの特急便で仕上げてくださいました。(正確には、「作者が締め切りに間に合わなかった」からです)
愛知県一宮市の設計事務所、菅野企画設計の東松です。先月、耐震補強工事が完了した名古屋の日蓮宗寺院本遠寺釈迦堂の内陣に、障壁画が復元されました。釈迦堂は鉄筋コンクリート造で、絵が描いてある壁の一部分を耐震壁に作り替える必要がありました。障壁画は、檀家のひとりがこの釈迦堂のために描かれたそうです。絵の再現は、京都の仏具店、京都唯心庵に協力を依頼しました。再現の方法を色々検討した結果、原画を紙にトレースして、張り付けるにことになりました。△当初の障壁画工事
今までの屏風はバルサで作ってたけどちょっと凝って桟を作ろうと苦戦・4mmのヒノキ薄板を5枚重ねてドリルで穴を開ける・ノコギリで穴の幅に溝を入れてホゾ組み・数本ノコギリ入れ過ぎで組立て段階で折れる(糊で誤魔化す)・予想通り正確に溝が揃わないから外枠が微妙にずれる・四隅に直角の板を接着して矯正・新聞のラインはイイ定規になる・おおよそ設計図面通りですな毎度の床に這いつくばっての作業、腰痛くなるあとは明日外側の飛び出しを切ればなんとかなるかなぁ作業台があればもっと綺麗に出来るのに〜〜
煎茶稽古には欠かせない教科書として掛軸がある。掛軸には画や文字(賛)が描かれている。画なら水墨画、南画、日本画など、文字では毛筆字など。それらを包み衣装として形成され作品に仕立てるのが表装(表具・軸装)である。軸装作家として活躍されている辻めぐみさんの作業場である神戸KllTOに伺った。生徒さんの掛軸づくりを見せていただくためである。生徒さんは、祖母が大切に保存されていた男物の紋付の背柄を利用し、掛軸として残したい、という思い一念で辻さんの工房に通い始めた。初めての表装に四苦八苦されな
臨「薦季直表」鍾繇先月の社中展で飾っていただいた作品が、手元に戻ってきました。提出した時のブログはこちら↓『作品提出日のこと』外は寒いんだけど、変なテンションなので、アイスティーを注文しました。こんなんじゃない!こんなもんじゃない!こんなもんじゃねーぞ!と、自分にガッカリしながら書い…ameblo.jp一年延期、規模も縮小でしたが、コロナ禍で開催できたこと、心から感謝します。改めて、東京都美術館という大舞台で飾っていただける喜びを噛み締めましたそして何より、私の拙い字を、綺麗に
表美展のご案内を頂いてやはり平日にサッと行き来に、決定。埼玉和光と新木場で乗り換えのみ。息子が稲毛海岸のアパートに居たので懐かしいライン🚆作品の数は少なくなったけど続けているということが素晴らしい私の和紙も使って頂いており有り難く鑑賞ポートタワーも写ってます🗼ボルボのショールームにあるタリーズコーヒー☕️ここ好き〜で、必ず寄ります上から見た美術館🖼🎨誰も居ないので自由にパチパチ📱どんな誓いをしてもうまくいくこともありやなしやしかしこんな状況では収益も
M・wave『おはカラ』の月曜と金曜の色男小せんちゃんアーティスト小せんちゃんを普通に撮っては面白くないのでチェキで撮影ここでカメラの話になって「そういえばライカで撮られたことないな」と小せんちゃんがつぶやきましたので愛機ライカM6を持って再訪もちろんデジタルではなく銀塩フォルムを使うカメラですFUJIFILMフジカラーPREMIUM40027枚撮り135PREMIUM40027EX1Amazo
はにょーん流行りものに飛びつく上州人『おにほろぼしのかたな』の『すみぢろう』になってみました福袋玉次郎TwoPumpsですあーちゃんがパーソナリティーを務めるまえばしCITYエフエム朝の帯番組『おはよう!まえばしcolor』の月曜日と金曜日を担当する小せんちゃん小せんちゃんこと小せんきちひろさんの本業は表具師12年ぶりという個展を開催ちう地元紙上毛新聞の見出しで小せんきさんと紹介されております
土曜日の夜にNHKでやってました「高野山千年の襖絵」見入ってしまいましたかかわられていた越前和紙の製紙所の方々京都の襖表具師の方々画家のアシスタントさん様々な方が役割を果たすことで出来上がる本当に素晴らしい✨(๑˃̵ᴗ˂̵)
10月31日、BSNHK「極上の京都」で京都人の極上の遊びを追っておりました。東京人にはとても追いつけない別世界であります。このブログでもご紹介しております京都の表具師村山秀紀氏がでているじゃありませんか。老舗「浜作」さんの壁を飾る日本画の表装を手がけて、サンプルをお見せしておりましたよ。さすがですね村山さん。一流どころに食い込んで商売していらっしゃいます。村山さんは実は江戸っ子なのであります。京都人にはすぐに東京者とわかってしまうでしょうから、商売は大変だと思います。画面では