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世の中に確かに存在しているのに、見る人によっては気づかない、あるいは見え方が変わることが往々にしてあります。すなわち、私たち人間の視覚は、単に目から見るものが正確に全て認知されるものではないということなのでしょう。これは、経済・マーケット分析においてもよくあることです。そして、こういう心の歪みを行動ファイナンス理論により、統計的学術的に明らかになってきました。私が、これらの現象の中で、特に興味深いと思ったものが、灰色のサイと呼ばれるものです。これは、大問題に発展する可能性が高いにも
ダニエル・カーネマンといえば、2002年にはノーベル経済学賞も受賞した行動ファイナンスの大家です。研究分野はファイナンスだけに留まらず、人の心に関する著書は、極めて多岐に応用できるものです。ファスト&スローはまさに名著ですが、さらに今月新著「NOISE」が発刊されました。年末年始休みで読むために、早速、注文しました。NOISE上組織はなぜ判断を誤るのか?[ダニエル・カーネマン]楽天市場2,310円NOISE下組織はなぜ判断を誤るのか?[ダニエル・カーネマン]楽
毎月分配型投資信託については、金融庁、あるいはFPを中心に、証券投資理論に反し、長期投資に向かないとされ、さらに販売会社サイドにとっても残高増加戦略に反するものだとネガティブに評価する人が多くいます。たしかに、毎月分配型は利益が出た場合には仮に再投資したとしても利益に対し課税されるため複利効果は下がります。また、毎月の分配額をあげるためだけに無理なスキームの商品が設定されたり、詐欺まがいの誤認勧誘も横行したのも事実です。しかし、わたしは、以前より、適切な毎月分配型投信は、我が国の実情にマッ
先週から、日本証券アナリスト協会の検定会員のメンバーに、大阪大学社会経済研究所から、行動ファイナンスに関するオンライン実験の依頼があり、これまでのところ、わたしも参加しました。1回目はよくある行動ファイナンスに関する意思決定の歪みを測定するもので、2回目はアトランダムに表示される株価チャートから30日後の値を予測するものでした。おそらく我が国では、もっと金融証券に関する知識・経験が豊富な層が、ある程度の行動ファイナンス理論等を認識した上で、どのような意思決定の歪みがあるのか、またそれが一般的
こんにちは。サラです。いかがお過ごしですか?今日は、『外貨MMF』の話題です※外貨MMFとは?に関する記事はこちら→外貨建ての投信信託である、外貨MMF(ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド)から、分配金が入金されました。(2020年9月30日付)※前回、入金された際の記事はこちら→「”配当金”じゃなくて、”分配金”とは、何か?」については、以前調べたことがありましたが、記憶が薄れてきているので、自分の記事を再確認してみます
超カンタン一点突破FX~アメリカ最強の理論を極める~Amazon(アマゾン)199〜5,692円図解でわかるランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべてAmazon(アマゾン)1,746〜10,237円確率論的思考Amazon(アマゾン)2,200〜2,500円こんにちは!”アンパンマンFX”のアンパンマンです今回は、アンパンマンが読んでみて参考になった本のご紹介と、その本のどういうところが参考になったか?を併せてお話しますFXに取り組んでからたく
10回読む予定なので、意味がわからない部分もさらっと最後まで読んでみました。田渕さんのファンになってしまいました。良書です。いくつか気になった点を残しておきます。不確実性に対処するには、仮説検証型のアプローチがいい。トレード日記の重要さを改めて感じました。あと、期待できるアプローチのバックテストの重要さも改めて実感しました。私は、どういうときにポジションをもって、どういう時に決済するのか。本から学ぶことは本当に多いいなと思います。「ミーン・リバージョン」戦略ミーン・
行動ファイナンス理論の中で、「直観的判断」について学ぶことがあります。例えば、清潔感があり、スーツの着こなしなどもスマートな人と、寝ぐせがあり、スーツはヨレヨレでだらしなさそうな人とでは、どちらの人が仕事ができると思いますか?もう一つ、肺炎で亡くなる人と交通事故で亡くなる方とでは、どちらが多いと思いますか?直観的判断で答えてみてください。次回は、その直観的判断について少し掘り下げてみたいと思い
急に半袖でも行動できるような気温になってきましたね!暖かいと自然と行動的になって嬉しいです^^そんな気温や5月という時期のせいなのか気が緩みがちな感じがするので本日はシャキッとテクニカルなお話をしようと思います!内容は、タイトル通り。バイナリーをかじると気になることです。まずはその答えから。Q.相場は読めるの?読めないの?A.相場の90%はランダムで動いていると言われていますが、実際のところ、どちらでもありません。ちゃんと
木村博史氏によれば「YouTubeは現代のお立ち台」とのことである。なるほど、YouTubeの特性を如実に表した表現である。木村氏のことばを借りて、私は「SNSは現代のお立ち台である」と言い換えたい。なぜ、人は自らの個人情報や個人的活動を他人の前に晒すのだろうか?といつも疑問に思っていた。しかし、木村氏のことばですべてが解決したように思われる。現代人がSNSにアップロードするのは、お立ち台に上がる感覚なのだろう。参考文献[1]木村博史『「逃げ恥ロス」でも恋ダンスが残り続ける理由(
こんにちわ、未知叶です先日は、女友達とランチに行ってきました利害関係がなく、女子力が高い友人は本当に貴重な存在笑ほんと、親しくなれそうだな〜と思っても実は何かの営業だったり裏があることを社会人になってから知り、人付合いを大幅に減らしてたのでさて、お盆を過ぎてからの日経平均は随分穏やかになりましたね私が持っている銘柄も、じりじりと下がってきたり、逆に10%、20%と急激な上昇を見せたり…今まで以上にザラ場に張り付きつつあります👈先日もチラッと書きましたが、今月に入
こんばんわ、未知叶です今日のオフは、東京証券取引所へ行ってきました18時半から、行動ファイナンス理論についてのセミナーだったのですが、東証の中を無料で見学出来るということを知り、お昼過ぎに行ってみましたよ中の様子です↓テレビでしか見たことのない景色だったので、ちょっと感動しましたっでも、思った以上に人がほとんど居なかったですそして、株式投資の体験もしてみました10日間のチャートを、約30分に短縮して体験出来るのですが、チャートの動きが早すぎて、売買するのが大変で
[内容]遅れたバスを待っていた時間を「もったいない」と感じる-実はこの感情こそ、ビジネスマンが最も捨て去らねばならないものだった!本書は、行動ファイナンス理論を応用し、徹底的にムダを排除する「サンクコスト時間術」を紹介。「今」と「未来」だけを見つめ、最高の成果を上げるために必要な「頭の使い方」「体の動かし方」を「S‐TiBA発想」として解説。読むだけで「できる人」の時間感覚が手に入る。[目次]第1章時間は、「今」と「未来」しかない第2章サンクコスト時間術は、S‐
[内容]バブルはなぜ起こる?逆張り投資が成功するのはなぜか?ノーベル経済学賞を受賞した注目の理論で市場を読み解く。[目次]序章トルコ石はなぜ消えた?第1章マーケットに“ただ飯”はあるか?第2章それが人情―山勘に頼ると間違える第3章揺れる思いの人間心理―プロスペクト理論第4章理屈の通らぬこともある―アノマリー第5章実践、実践、また実践[問題提起]心理学の知識を取り入れた、新しいファイナンス理論「行動ファインス理論」について、語った本。これま