昨日3/20は春分の日であった。桃豹家では、春秋の彼岸にはぼた餅を食す習いがある。それもおやつに品よく食すのではなく、昼あるいは夕食替わりにするので、大量の餡と餅米を要する。前の日に煮た小豆の漉し餡をひと晩寝かせ、彼岸中日当日は朝からせっせとぼた餅作りに勤しむのである。小さく丸めたぼた餅二つを仏前に供えると、味見だの毒味だの形宜しからずだの言っては、つまみ食いしながらの作業である。つまみ食いで腹がくちくなった桃豹は、殊勝な顔してぼた餅丸めながら、例の如く連鎖思考を経てアタマは遠くにトリップしてい