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新年明けましておめでとうございます。昨年は、皆様にとって、どのような一年でしたか?私にとって昨年は、多くの方に支えられ、「クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(※)」の種が芽を出し始めた一年でした。具体的には、・日本公衆衛生学会で、シンポジウムの座長とシンポジストを務める・日本在宅看護学会に、特別講演の講師として招聘される・ダイヤモンド・プリンセス号の現場指揮官、橋本元厚労副大臣からヒアリングを受ける→私の提言が橋本岳著『新型コロナウイルス感染症と対峙
読売新聞の名物連載[虚実のはざま]に、私のコメントが掲載されました!一足先に以下の読売新聞オンラインで読め、明日の朝刊に掲載される予定です。【記事URL】https://www.yomiuri.co.jp/national/20211221-OYT1T50021/デマ火消し遅れて拡散、「打ち消しはスピード競争」…[虚実のはざま]第5部「解」を探る<4>:社会:ニュース「想定できた」その言説は、海外では随分前に広がっていた。<新型コロナワクチンを打つと不妊になる>昨年12月、
パンデミック下のオリンピック。しかも、開催都市で、緊急事態宣言が発出されているなかでの、オリンピック。公衆衛生の観点からは、様々な問題を抱えたままでのオリンピックが、ついに始まる。このコロナパンデミックの時代に、オリンピック開催国である日本にいて、日本公衆衛生学会認定専門家でもある立場で、クライシス・緊急事態リスクコミュニケーションの教育に携わっていることの意味を、強く意識したい。さて、現在連載中の『公衆衛生』8月号が届きました!8月号のテーマは、「現場の保健医療関
昨年の1月31日、東京都主催の講演会で、講演させていただきました。このとき、光栄にも、小池都知事が、主催者挨拶をしてくださる予定で、チラシにもそのように記載されていたのですが、この前日に、東京都で新型コロナウイルス感染症の患者が確認され、当日に急遽、第一回目の新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、小池都知事はそちらに出席されることになったのでした。実は、この日以来、私も、私のまわり(=私に講演依頼をしてくださる主催者の方々)も、危機感が高まり、私の講演会
新型コロナウイルス感染症の感染拡大と変異ウイルスの流入に加え、未だに、「感染症のデータの共有がうまくなされていない」「国と地方の役割と権限があいまいである」という課題も解決されておらず(→※)、様々な地域で緊急事態宣言の発令がされたり決まったりするなか、様々な感情の入りまじる日々をお過ごしのことと思います。思い返せば、昨年の8月末、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂先生が、私の著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC)』のゲラを読み、「日本社会に危機
新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』(大修館書店)では、GoodPracticeとしてニュージーランドの事例を、2回にわたって紹介しています。というのも、ニュージーランド政府は、COVID-19の初動期の情報提供で、9割近くの国民の信頼を獲得したことが確認されていたからです。さらに、スポークスパーソンを務めた公衆衛生を専門とする医師でもある、アシュリー・ブルームフィールド保健省長官は、信頼を獲得す
先週、全国で、新型コロナウイルス感染症の感染者数が1700人を超え、これまで最多だった8月7日の1607人を超えました。この事態に、「気のゆるみ、あるいは行動変容が不十分」「GoToキャンペーンをしていれば、こうなって当然」「日本は死亡者数を低く抑えられているのだから、大したことじゃない。コロナによる死より、コロナ関連死の方が深刻」等、様々な声があり、人々が、その人の置かれている立場や価値観で、現状を受けとめていることに気づきます。実は、こうしたことが起こるのが、クライシ
先日、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身先生と脇田先生が、感染の再拡大を受け、緊急会見を開かれましたね。そのなかで、今後とるべき行動、アクション2として、「対話のある情報発信」という提言を出され、国民の気持ちや受け止め方を理解した情報発信が重要であると述べられていました。ただ、現場で情報発信をされている方のなかには、・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行してから1年弱が経った今、住民が求める情報とは何なのか?・対話のある情報発信を、具体的に、どうしたらいい
昨日は、私の新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』を早期にご購入くださった方々のうち、10名の当選者様をご招待した、出版記念セミナーでした。大学、自治体、健康保険組合、医療機関等、様々な分野の皆様にご参加いただけたため、私自身、コロナ禍での各組織の動きや体験について学び多い時間を過ごすことができました!少人数制だったため、講演後の質疑応答が盛り上がり、30分の予定が、なんと1時間もディスカッションするこ
元外務省診療所長、現在は岩手県技監や保健所長として、COVID-19対策の最前線でご活躍され、これまでも東日本大震災を含む災害支援経験豊富な仲本光一先生が、東北大学と福島県立医科大学主催「災害保健医療人材の養成プログラム市民公開講座」のご講演の中で、私の新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』を紹介・引用されていた、と、米TIME誌「2011年世界で最も影響力がある100人」に選出された医師(菅野先生)から連絡をい
日本公衆衛生学会の学術誌『日本公衆衛生雑誌』第67巻第8号に、公衆衛生モニタリング・レポート委員会の特別論文が掲載されていたのですが、そのp498に、すべてのハザード(危害要因)に対応できる、多機関・多組織連携に向けた打開策として、クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC)マニュアルの紹介があげられていました。実は、著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』は、CERCマニュアルを参考にさ
前回の記事、新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』を出版するにあたっての、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂先生との対談の続きです。「日本社会に危機管理を重要視する文化を醸成することが必要だ」対談をさせていただいたとき、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂先生は、このようにおっしゃった。危機管理を重要視する文化の醸成が、なぜ必要なのか?いまの日本社会は、危機管理を重要視
新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』を出版するにあたり、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂先生と対談させていただきました。皆様、ご存知の通り、尾身先生は、WHO西太平洋地域事務局時代に小児麻痺(ポリオ)を根絶させ、WHO西太平洋地域事務局長にご就任後は、SARS対策で陣頭指揮をとられ、制圧されたことで有名な、感染症の世界的大家です。帰国直後、新型インフルエンザのパンデミックが発生した際
緊急事態発生後、人々の不満や不信感が高まると、そのたびにわが国ではリスクコミュニケーションの必要性が指摘されます。ところが、実際に体制が構築されるわけでもなく、緊急時には同じことが繰り返されます。必要性はわかっているのに、なぜ改善されないのでしょうか?それは、緊急事態におけるリスクコミュニケーションについてあまり知られておらず、どのような準備や実践をしたらよいのかがわからないからでしょう。そもそも、リスクコミュニケーションと一口に言っても、緊急事態発生時のリスクについての説明は、
コロナ前は、外食の多い生活を送っていましたが、今年の2月からほとんど外食をしなくなった私。著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』の出版祝いディナーにお招きいただいたので、久しぶりに、外食をしました。特別な日によく行っていた、お気に入りのレストラン。入店時の検温と消毒、フィジカルディスタンス、店員さんのマスク、換気等の感染症対策を徹底されていたので、安心して楽しめました。GoToキャンペーンが
私の新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』の早期購入者限定特典として、出版記念セミナーに無料でご招待するというアナウンスを、ブログとメルマガでさせていただきましたところ、ありがたいことに、定員を超える多くの方々にご応募いただきました。厳正に抽選をし、当選者の皆様には、本日、メールにて、お知らせいたしました。ランダムな抽選でしたが、大学、病院、自治体、産業保健・企業と、バランスよく選ばれましたので、当
第79回日本公衆衛生学会レポートの続きです。前回、新型コロナウイルス感染症対策分科会の押谷先生の御講演について書きましたが、初日には、私が心から尊敬している尾身茂先生の特別講演『COVID-19の対策:これまでそしてこれから』もありました。COVID-19の、1)疫学情報、2)検査体制、3)国民の行動変容・リスクコミュニケーションの3つのポイントから成る御講演でした。私が特に重要と思った部分をご紹介いたしますね。--尾身茂先生の御講演内容--1)疫学情報・
第79回日本公衆衛生学会が始まりました。これ以上ないほどの素晴らしいプログラムで、一日が終わると、脳と眼がヘロヘロになりますね。さて、本日、新型コロナウイルス感染症対策分科会の押谷仁先生(東北大学)と、中島一敏先生(大東文化大学)が演者を務める、感染症事例のリスクアセスメント研修会がありました。そのなかで、押谷先生が、WHOのリスクマネジメントサイクルを紹介され、その後のディスカッションでも、リスクコミュニケーションの重要性を述べられていたので、その部分をご紹介いたします。リ
新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』の出版祝いのお花をいただきました!とても嬉しいです!お花をくださった方とお話をしていて、新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』の目次を、皆様にお知らせしていなかったということに、気づきました。Amazon等のネット書店では、目次を見ることができませんので、ご検討中の方は、以
まちの本屋さんが大好きな私。入った瞬間から、ワクワクします。昨日は、大阪・梅田で会議があったので、帰りにお気に入りの書店「MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店」に立ち寄りましたら……私の新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』を、平積みしてくださっていました!嬉しくて、店員さんに「著者です。ありがとうございます!」と自己紹介をして、写真を撮っていただいてしまいました♪(もちろん、ブログ掲載の許可も
新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』の出版を記念して、早期購入者10名様を、少人数制セミナー(オンライン)に、今回に限り、無料でご招待いたしますので、お知らせします。厳しい時間的な制約があり、情報も不十分ななかで、リスクやその管理方法についての説明をしなくてはならず、加えて、時間の経過とともに変化する状況に合わせてリスク説明の内容も変わるというのは、緊急事態発生時ならではの特徴です。・そうした緊急事
新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂先生が推薦してくださった、蝦名玲子の新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』(大修館書店)が、本日から、Amazonで、発売開始され、書店でも徐々に発売開始されますので、お知らせいたします。つきましては、本書の概要をお伝えしたいと思います。クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC)は、緊急事態が発生した危機下における効果的なコミュニケーション
我が国の新型コロナウイルス感染症対策を導かれている尾身茂先生が推薦してくださった、私の新刊著書『『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』(大修館書店)が、いよいよ、明日から、アマゾンで発売開始されます。そこで、感謝の気持ちを胸に、推薦してくださった尾身茂先生について、多機関・多組織連携の視点から考察してみました。新型コロナウイルス感染症のようなパンデミック、緊急事態においては、日々状況が変わるなか、しかも厳しい時
半月ほど前からネット書店での先行予約が始まっていた新刊著書『クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC):危機下において人々の命と健康を守るための原則と戦略』(大修館書店)が、やっと出来上がり、ついに、手元に届きました!こうして手にとってみると、感慨深いですね。思い返せば、新型コロナウイルスへの対応を見ていて、「ここをこうした方がいい」という、コミュニケーションの改善点に多々気づき、2月に、改善点をまとめ、専門誌『週刊保健衛生ニュース』に寄稿したり、3月11日
これが娘の新刊書です。早速、二人で並んで、取ってます。今、お世話になった方々に、お礼状を書いています。明日になったら、ご近所さんにも見てもらいます。内容は難しいですが、中には写真も入っていて、それだけでも嬉しいです。これは、昨夜届いた、娘からのカニです。久しぶりに、カニ鍋をしました。おいしかったですが、食べている間に、体中が汗ばんできました。
産業保健専門誌『へるすあっぷ21』(法研)の10月号から、『コロナ、新しい働き方、人間関係……新たな時代のストレス対処とコミュニケーション』という新連載がスタートしました!新型コロナウイルス感染症の流行により、私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。それに伴い、仕事のストレスの内容やコミュニケーションの悩みも変わってきています。「感染症対策の感度が人によって異なるため、難しい。社員の健康より生産性のほうが、会社や上司にとっては大事だと感じ、やる気をなくす社員にどう接したらいいの
「Withコロナ時代の企業の健康管理」特集で、クライシス・緊急事態リスクコミュニケーションについての取材を受け、保健専門誌『へるすあっぷ21』9月号に掲載されました。市中感染が広まり、職場クラスターも見られるようになり、今後、秋から冬にかけて感染拡大が予測されているなかでは、企業も、職場でクラスターが発生した場合の準備をしておかなくてはなりません。もし、あなたの職場で感染者が確認され、クラスター発生の可能性が疑われたとき、「管理監督者や一般従業員、顧客等に、それぞれ、誰が、どの
保健医療福祉分野の皆様との学びと交流を目的とした少人数制サロン型セミナー「エビーナサロン」を前回開催してから、気づけば早7か月。本当に大好きなサロンなので、「早く開催したい~!」と、禁断症状発令中(笑)。現在、企画しているのですが、「令和初のサロンになるし、特別感のある新しいレストランを開拓して、ランチ懇親会を開催したいなぁ☆」と思い、ランチ懇親会の場所も視察しています。現時点での最有力候補が、こちら。そう。102年前に建設された大阪のシンボル、大阪市中央公会堂。
日本家族計画協会主催、日本思春期学会、厚生労働省、文部科学省、日本看護協会、日本助産師会後援の「第66回思春期保健セミナーコースIII」にて、「思春期の生き抜く力を育てる」というテーマの講演をいたしました。生き抜く力や困難を乗り越える力として知られる「SOC(SenseofCoherence)」について解説した後、落ち込んでいる子どものSOCを高めるコミュニケーションや依存しながら攻撃してくる子どものSOCを高めるポイントについて、演習を入れながら、学んでいただきました。
今年もあとわずかですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?私は1年の疲れが出たのか、微熱が……!大晦日は、エビーナ家恒例の、皆で蟹を食べに行くというファミリーイベントがあるので、それまで安静にして治したいと思います。忘年会シーズンで弱った胃腸を整えるべく、昨日からおうどん等の消化の良いものを食べているので、iphone内の写真を見ながら、胃袋がよだれを垂らしています。美味しい料理の一つは、弊社の近所にある、享保年間創業の本家柴藤の上方焼鰻。八代将軍徳川吉宗からの勧めで、