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シアタートラムで小野寺修二率いるマイムカンパニー、カンパニーデラシネラの新作舞台「theSun」を観た。********演劇サイトより******アルベール・カミュ未完小説をモチーフに、尊厳と誇りと家族についての物語アルベール・カミュのエッセイに、こんなくだりがあります。「私は所有ということを知らない…(中略)…あり余りはじめるやいなや消滅するあの自由に貪欲なのだ…(中略)…私はなにも羨望しない。それは私の権利である」そしてカミュは「太陽は私に、歴史がすべてではない
マイムをベースにしたパフォーマンスで舞台を作る小野寺修二さん率いるカンパニーデラシネラ今までに古典名作のプロジェクトとして『ロミオとジュリエット』2011年『ドン・キホーテ』2017年『はだかの王様』2021年を上演してきました。この3本の舞台はいずれも高知県立美術館で創り上げ、初演を迎えた作品でその後全国の劇場や小学校で上演され世代を超えて楽しまれてきた作品です。高知に縁のある、メンバーの藤田桃子ちゃん公私共にパートナーの小野寺修二
神奈川県立青少年センタースタジオHIKARIで小野寺修二率いるカンパニーデラシネラの無言劇、アンデルセンの童話をゆる〜〜く元にした「はだかの王様」を観た。今日、英国で70年ぶりに行なわれたとあって話題となっている王の戴冠式もあり、王様(小野寺)も出てくるのだが、彼もその町の小市民的な一員という風情で、愛嬌があってかなり可愛らしい愛されキャラだ。王冠を被り、やっとの思い出マントを翻し、威厳を見せようと四苦八苦。その他にはその街に住んでいて王との謁見を夢見ている女性(藤田桃子)、王
新国立劇場で小野寺修二率いるカンパニー・デラシネラの「ふしぎの国のアリス」を観た。2017年に同じ劇場で初演を迎えた作品の再演なのだが、再演と一言では括れない、時を経た分がはっきりと形となって作品に厚みを増している、アップグレードされた舞台となって帰ってきていた。↓こちらは初演時のインタビューFindingthedramawithoutwords"Noteverythingcanbeexplainedinwords.Everyonedrawsad
神奈川芸術劇場(KAAT)で小野寺修二率いるカンパニーデラシネラが近年続けているシリーズ、国際共同制作作品「TOGE」を観た。カンパニーデラシネラがダンスではなく、「身体言語創作」と自分たちの表現を言い表しているのに納得。高速で回転したり、足を180度に開脚したり、高く跳躍したり、、、ではなくて、私たちの日常動作の延長を優雅に、美しく、意味を持って魅せる、そこにパフォーマーたち(今回は5人の女性で3人の日本人とマレーシアと台湾から1名ずつのメンバー)の豊かな顔の表情(表現)も加わ
カンパニーデラシネラの高知初演公演『はだかの王様』観てきました。アンデルセンの童話「はだかの王様」を基にしたものですが童話のイメージ通りには進まないセリフのないマイムとダンスだけの舞台、デラシネラ独特の世界を見せてくれました。このフライヤーに載ってた黄色い部分『はだかの王様』について1873年デンマークの童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン作本当の価値とは何か。人の弱さと滑稽さと。どこ
今回東京に行く一番の目的は、こちらの観劇でした。カンパニーデラシネラの『斜面』小野寺修二さんが主宰する『カンパニーデラシネラ』の舞台は前身の『水と油』の頃から何度も観ていてダンスとマイムを融合させた独特のスタイルがカッコよくて大好きです。今までの観劇のブログ:首藤さん、原田知世さんとの「シレンシオ」)能楽とのコラボ「サイコ」瀬戸内芸術祭での海岸で、南果歩さんの「人魚姫」など・・桃子さん、小林聡美さん、片桐は
舞台前にいつも可愛がってもろてる兄貴の上の兄貴の家。3兄弟、くっそ可愛すぎて最高な33歳の最後。そのまま目の前のABCホールに舞台。小林聡美×片桐はいり×藤田桃子。間違いのないキャスティング。想像をはるか超える想像力を満たす演技力。あの大鴉、さえも。そのまま再度兄貴夫婦の家に戻り、すごろくとマリオ。今日泊まっていくよね?と懇願する天使たち。明日も遊べるよね?と泣きそうな天使たち。また来るからなぁと寝かしつけ兄貴嫁ともんじゃを。10年前はこんな未来想像できなかった。でも大
マイム×ダンス×演劇のパフォーマンスを見せてくれる『カンパニー・デラシネラ』主宰の小野寺修二さんが演出された『あの大鴉、さえも』(大ガラス)の舞台を観に行ってきました。同級生の友達2人も一緒に見てくれました東京池袋にある『東京芸術劇場』天井から空が見えて素敵な劇場ロビーです。今回の作品は竹内銃一郎さんが作られたもので、上演台本は、ノゾエ征爾さん出演は、片
さて今日は「あの大鴉さえも」@東京芸術劇場シアターイーストへ楽しみです
作竹内銃一郎上演台本ノゾエ征爾演出小野寺修二キャスト片桐はいり小林聡美藤田桃子あらすじ3人の男(今公演は女)が舞台上には存在しないガラスを山田さん家にお届け感想話の内容、全く知らずして小林聡美さんのファンってだけで観劇してきました演劇での聡美さんは、初見なのでルンルン気分で池袋の東京芸術劇場へ片桐はいりさんは、ずっと昔ロケだったのか見たことあるだから気になる人でもありました宝塚歌劇とは真逆のものだよ、シンプルで演者も3人で
現代演劇のルーツといえるアングラ世代の戯曲を若手・気鋭の演出家が大胆に現代の視点で読み直すという企画「RooTS」。このシリーズは、第1弾「ストリッパー物語」、第2弾「狂人なおもて往生をとぐ」、第3弾「書を捨てよ町へ出よう」と、これまでに3作品が上演されている。第2弾「狂人なおもて往生をとぐ」は、チケットを取っていたけれど、お世話になった人の送別会と重なってしまい諦めたのだが、他の2作品は観ているそして、第4弾は「あの大鴉、さえも」。行く度に、「アングラ苦手」とか書きつつも、また観