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藤津亮太氏の『アニメと戦争』を読み了えましたよ。戦後社会において、戦争はメディアを通して体験するものになり、アニメもその一翼を担ってきたわけですが、その語られ方の変遷を見ていくことで作り手は何を考えどの様に描き、観客は何を感じ体験することになったのか、そのうねりを考察する、といった内容でございます。まず表紙がカッコいいというか、戦争の悍ましさや恐怖感を表すタッチとMSのザクというSFとのバランスがすごい。ザクなんだけど怖いもん。さて。内容なん
愛読漫画雑誌「モーニング」で月1連載している『定額制こづかい夫の「こづかい万歳!」』が大好きで、単行本も買ってるんですが、その最新7巻が売ってると知り、仕事終わりに近くの本屋さんへ。出向いたものの、売っておらず。仕方なしに帰ろうかと思ったんですが、目に着いたのが「アトロク・ブックフェア2024」なるもの。TBSラジオで時折聴いてる番組「アフター6ジャンクション2」において、各界の著名人による推薦図書を紹介するコーナーがありまして、そのブックフェアが
「映画大好きポンポさん」を観たんですよ、なんか、これはなんか「劇モノの作り手」としては観とくべきだ、って直感でさ。アタリだ。アニメとして出来がいい、絵がめちゃくちゃ奇麗だし構図のキレがいい、と言った褒めはみんなしてるだろうけど。主人公がはじめて映画監督をやる物語(ポンポさんが主人公ではなく、そのスタッフから抜擢された青年のドラマ、つまり「ドラマを創る者」モノのお話。ちょうど「サマーフィルムにのって」とか見たところでもあり、また学生時代にやった「リア王」の思い出についてやたら語りあったこと
このニュースを先に紹介させてください日本では各地で上映回数が減ってきたり公開終了も間近?なんて言われていて寂しい限りですがなんと台湾では1/20から!公開そしてこんな雑誌にも掲載されるって?素晴らしい❗海外でどんどん上映されグローバルに認めてもらえてこの作品の素晴らしさが広く知らされたら願ってますhttps://twitter.com/kaiinu/status/1349917299784916993?s=19台湾の日本語学習教材雑誌《跟我學日語》2021年
2020年11月1日(日)/先週静岡へ見に行った「富野由悠季の世界展」の関連イベントのひとつ。9月19日(土)に予定されていた開幕記念トークイベントが新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止。別途収録&オンライン配信方式になり、10月30日からネットで期間限定配信(90分)。で、本日視聴しました。予定より2日ほど早かったのですが、今日まで気が付きませんでした。(この時点で2,086回視聴されていました)清水銀行Presents記念トークイベント「富野由悠季×藤津亮太静岡に語るi
詳しくはこちら今回は、リンク先が劇場版SHIROBAKOのネタバレになるので、注意してください。ちなみに私は、ネタバレしても構わない人間なので、劇場版観てないけど読んで記事ににしています。ブログではネタバレしていません。安心してください。今回の読み物は、主人公が主人公足りえる条件の解説みたいな感じでした。とりあえず、無難な言い方をすれば、トリガーを引けるかどうか。ということで、主人公は物語のきっかけを作って、決断して、結果が出る。という一連の動作をほぼ一人で柱になれる存在で
この頃、アニメへの関心がぶり返していて、書店のアニメ情報誌のコーナーを見たら、「フェブリ」という雑誌があった。この雑誌のあるコラムに、興味深い話が書いてあった。「人気作の秘訣」だ。藤津亮太「主人公の条件第30回サトシ『ポケットモンスター』」(Febri2017年9月号、一迅社)108ページ「以前、こんな話を聞いたことがある。テレビ局のプロデューサーが脚本打ち合わせで「人気作の作り方を教えましょうか」と言ったそうだ。そのプロデューサー曰く、人気作の秘
「この世界の片隅に」がリアルだから生み出せたファンタジーiRONNA(いろんな)また評論家の藤津亮太は「アニメ史の中の『この世界の片隅に』」(同)で、広島、呉双方の歴史的背景や風景の詳細な描写が本作だけの孤立したものではなく、...香港の最大手菓子店「奇華餅家」、湾仔に旗艦店歴史的建造物を改修香港経済新聞第3級の歴史的建造物を再開発した店で、店内には昔の奇華餅家の写真を掲示したり、模型で昔の店を表現したりするなど、同社の歴史も分かる店内に仕上げて...スーパーボール・ハ