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新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」は3回参戦。2回目、3回目と回数を重ねるたびに、名演になっていた印象。今回の大野さんの指揮ぶりと代役であったが両タイトルロールの歌手や藤村さん、シリンスという脇の歌手も含め、本当に素晴らしい公演だったと思う。初演時はあまり印象に残らなかったが、マクヴィガーの耽美的な舞台もトリスタンの世界にあっていたと思う。2024年3月20日公演初日の公演より、かなり安定したと思った。トリスタンも事故なし。公演はあまり期待していなかったこともあり、安い席で
東京・春・音楽祭R・シュトラウス《エレクトラ》(演奏会形式/字幕付)を東京文化会館大ホールにて(21日)。指揮:セバスティアン・ヴァイグレエレクトラ(ソプラノ):エレーナ・パンクラトヴァクリテムネストラ(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子クリソテミス(ソプラノ):アリソン・オークスエギスト(テノール):シュテファン・リューガマーオレスト(バス):ルネ・パーペ第1の侍女(メゾ・ソプラノ):中島郁子第2の侍女(メゾ・ソプラノ):小泉詠子第3の侍女(メゾ・ソプラノ):清水華澄第4の
東京・春・音楽祭2024R.シュトラウス:歌劇《エレクトラ》op.58(演奏会形式)指揮:セバスティアン・ヴァイグレエレクトラ:エレーナ・パンクラトヴァクリテムネストラ:藤村実穂子クリソテミス:アリソン・オークスエギスト:シュテファン・リューガマーオレスト:ルネ・パーペ第1の侍女:中島郁子第2の侍女:小泉詠子第3の侍女:清水華澄第4の侍女/裾持ちの侍女:竹多倫子第5の侍女/側仕えの侍女:木下美穂子侍女の頭:北原瑠美オレストの養育者/年老いた従者:加藤宏隆若い従者:糸
今日は東文で、ヴァイグレ読響のRS《エレクトラ》(演奏会形式)を聴きました。4/18に続き、2回目。最高に楽しかった!エレクトラ役のパンクラトヴァ、妹クリソテミス役のオークス、母クリテムネストラ役の藤村さんの3人が全員ゾーンに入ったような歌唱と演技で、凄いの一言。前回はオークスが抜きん出た印象でしたけど、今日は3人が互角。オークスは今日もパワー全開、驚くべきスタミナだ。歌いっ放しで最も負担が大きいパンクラトヴァも、楽日の今日は出し惜しみ一切無し。パンクラトヴ
⚪︎2024年4月21日(日)マチネ(15:00-)R.シュトラウス歌劇「エレクト(Elektra)演奏会形式/字幕付於:東京文化会館大ホール昨日の「アイーダ」を今年の春祭の個人的な「掉尾」と言ってしまいましたが、今日の「エレクトラ」を忘れていました😅どうも、心のどこかで特殊な作品という位置付けになっていたのかもしれません💦「エレクトラ」は昨年5月にやはり演奏会形式でジョナサン・ノット指揮/東京交響楽団とクリスティーン・ガーキーの組み合わせで聞いて以来。中々の名演でしたが本日のキ
昨日のムーティ《アイーダ》の超名演に続き、今夜はヴァイグレ読響の《エレクトラ》に心底圧倒された。歌手陣全員とオーケストラがここまで高水準のオペラ公演が実現したことは奇跡的だ。エレクトラのレーナ・パンクラトヴァ(ソプラノ)が凄かった。4月7日の《ニーベルングの指環》ガラコンサートでも立派だったが、今日はその遥か上を行った。おそらく《エレクトラ》に賭けていたのではないだろうか。豊かな声量があり、どんな強声もなめらかで余裕がある。非業の死を遂げた父アガメムノンの復讐の完遂(かんすい)のみに生き
昨夜は東文で、ヴァイグレ読響のRS《エレクトラ》(演奏会形式)を聴きました。滅茶楽しかった!歌手はエレクトラ役にパンクラトヴァ、クリソテミス役にオークス、クリテムネストラ役に藤村さん、オレスト役にパーペ、エギスト役にリューガマー。侍女5人は中島さん、小泉さん、清水さん、竹多さん、木下さんとトップクラスの日本人歌手。もともと2022年2月に読響定期で演奏する予定だったもの(コロナで中止)。パンクラトヴァ以下、主要役もそのときと同じ。変わったのは会場とチケット代。
2024年4月18日午後7時東京文化会館上野セバスティアン・ヴァイグレ指揮/読売日本交響楽団R.シュトラウス:歌劇『エレクトラ』(全1幕)演奏会形式1時間45分休憩なしエレクトラ(ソプラノ):エレーナ・パンクラトヴァクリテムネストラ(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子クリソテミス(ソプラノ):アリソン・オークスエギスト(テノール):シュテファン・リューガマーオレスト(バス):ルネ・パーペ他大編成のオケと独唱の歌手達R.シュトラウス1908年作曲、1909年初演の
2024年04月03日(水)19:00-サントリーホール赤坂□アルマ・マーラー(D.マシューズ&C.マシューズ編):7つの歌[日本初演]□ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB10指揮:大野和士指揮:大野和士メゾソプラノ:藤村実穂子東京都交響楽団ブルックナーが聴きごたえのある演奏だった。最初は、マーラーの妻アルマ・マーラー7つの歌。マーラー風の歌もあり、そうでない歌もある。聴きやすくそれなりに美しい曲である。藤村実穂子の歌は、声が良く通った貫禄のある歌。
【定期演奏会1000回記念シリーズ①】【ブルックナー生誕200年記念/アルマ・マーラー没後60年記念】指揮/大野和士メゾソプラノ/藤村実穂子曲目アルマ・マーラー(D.マシューズ&C.マシューズ編曲):7つの歌[日本初演]ブルックナー:交響曲第3番ニ短調WAB103(ノヴァーク:1877年第2稿)アルマ・マーラー《7つの歌》は、《5つの歌》と《4つの歌》から、英国の作曲家兄弟デイヴィッド・マシューズ(1943~)とコリン・マシューズ(1946~)が19
昨夜はサントリーで、大野都響のB定期を聴きました。曲目はアルマ・マーラー(デイヴィッド&コリン・マシューズ編)《7つの歌》(w/藤村)とブル3。コンマスは矢部さん、サイドに吉岡さん。アルマはグスタフと結婚する前、ツェムリンスキーに作曲を師事。グスタフの要望(「僕を幸せにする仕事に専念して欲しい」←キモい)により、結婚を機に作曲を中断。その後、グスタフはアルマの作曲を認めたため、作曲を再開。1910年に《5つの歌》、1915年に《4つの歌》を出版。昨夜演
日時:2024年4月3日会場:サントリーホール指揮:大野和士メゾソプラノ:藤村実穂子*東京都交響楽団(コンマス:矢部達哉)A席4,400円(割引後・2FLB-8-10番台)<木管トップ>フルート:柳原佑介オーボエ:広田智之クラリネット:客演ファゴット:長哲也<金管トップ>ホルン:谷あかね(シティフィル)トランペット:岡崎耕ニトロンボーン:風早宏隆東京都交響楽団第996回定期演奏会Bシリーズアルマ・マーラー(D.マシューズ&C.マシューズ編曲)7つ
3月に新国《トリスタン》6公演を完走した都響。明日は《トリスタン》後、初めてとなる定期演奏会。《トリスタン》を振った大野さん指揮で、アルマ・マーラー《7つの歌》(w/藤村)とブル3。ブル3は1877年第2稿ノーヴァク版。ワーグナーに献呈され、作曲者自身「ワーグナー交響曲」と称した作品。《トリスタン》との繋がりを意識した選曲です。そういえば、2021年1月にインバルが都響と同曲(1873年初稿)を演奏したときは、前半が《トリスタン》より「前奏曲と愛の死」、後半が
プーランク《カルメル会》で始まり、ワーグナー《トリスタン》で終わった3月。やっぱりオペラは良い。尾道・倉敷旅行もできたし、楽しい月でした。コンサート回数は16回。全然減ってないな。今日から4月。4月のオペラは3公演(全て春祭、演奏会形式)。4/7ヤノフスキN響《指環》ガラ、4/17ムーティ春祭オケ《アイーダ》、4/18ヴァイグレ読響《エレクトラ》。《指環》ガラではアイヒェをまた聴けることと、ジークリンデとブリュンヒルデを歌うパンクラトヴ
《トリスタンとイゾルデ》祭りが終わってしまった。新国で2回(3/14、3/29)、春祭(東文)で2回(3/27、3/30)。ひと月に二種の公演で4回、しかもどちらも高水準。《トリイゾ》祭り、期待以上に楽しかったな。祭りは終わってしまったけれど、来月は《トリイゾ》出演者による公演がいくつか。新国でブランゲーネ役を演じた藤村さん。4/3(水)に大野都響とアルマ・マーラー《7つの歌》。更に4/18(木)の春祭RS《エレクトラ》(w/ヴァイグレ読響)に、クリ
今日は新国ワーグナー《トリイゾ》楽日を観ました。初日に続き、2回目。滅茶楽しかった!楽日とあって、歌手にもオケにも疲れはあった筈ですが、全てを出し切った印象で清々しい。初日は題名役の二人より脇役陣が目立ってましたが、今日は題名役も良かった。ニャリのリリックな声はトリスタンには軽いですが、声はよく出ていました。第3幕のトリスタンのモノローグは正に絶唱、胸に迫るものがありました。キンチャはイゾルデ役が板に付いた感じで、パワーだけでない熟成した声が聴けました。た
⚪︎2024年3月26日(火)マチネ(14:00-)ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ(TristanundIsolde)」於:新国立劇場オペラパレスワーグナーの楽劇、実演は先月の2期会「タンホイザー」に続いて2回目、METLIVEVIEWINGの「ローエングリン」を入れてもまだ3回目休憩時間を入れて約5時間半という長丁場になりますが、「タンホイザー」や「ローエングリン」の経験ではそこまで長くは感じないかも😅何せ本演目は、新国立劇場今シーズンの目玉演目の一つで、主役の二
新国2010/2011シーズンに上演された大野和士指揮の「トリスタンとイゾルデ」(2011年1月4日鑑賞)はこう書いて絶賛していた。『東京フィルから充実し切った響きと、最初から最後まで弛緩することのない演奏を引き出すとともに、完璧な歌手陣との一体感を見事に実現していた。トリスタン役のグールドの底知れない声量、イゾルデ役のテオリンの骨太でよく通る声。脇を支えるクルヴェナール役のラジライネンの安定した歌唱、ブランゲーネ役ツィトコーワのたいした声量と演技。声楽陣とオーケストラが理想的に組み合わされた
ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を、新国立劇場オペラパレスにて(23日)。【指揮】大野和士【演出】デイヴィッド・マクヴィカー【美術・衣裳】ロバート・ジョーンズ【照明】ポール・コンスタブル【振付】アンドリュー・ジョージ【トリスタン】ゾルターン・ニャリ【マルケ王】ヴィルヘルム・シュヴィングハマー【イゾルデ】リエネ・キンチャ【クルヴェナール】エギルス・シリンス【メロート】秋谷直之【ブランゲーネ】藤村実穂子【牧童】青地英幸【舵取り】駒田敏章【若い船乗り
昨日(3月23日土曜日)、新国立劇場でワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を鑑賞。6日間公演の4日目を狙ってみた。さまざまな不備の修正も十分になされて、出演者の疲れも出ていないだろうという読みだ。45分の休憩が2回あるとはいえ、正味4時間の長丁場だ。それなりに体調管理して予習(youtubeの1993年9月ベルリン・ドイツ・オペラの来日公演)も十分で臨んだ。開始2時間前にはエスタロンモカ2錠を服用。1回目の休憩は近くのドトールでコーヒーを飲み、2回目の休憩はオペラシティ内の丸亀製麺で釜揚げ
会社を休んで初日公演に。新国トリスタンは合計3回行くことにした。トリスタンの舞台付き上演は2016年にバイロイトで聴き、同年に二期会で聴いて以来。もう8年も聴いていない。人生であと何度聞けるのだろうかと思い、最近ワーグナー公演はできるだけ聴いておくようにした。新国でも飯守さん時代はやらず、あのグールド・テオリンの名演から13年ぶりというから驚き。今回は演出・指揮ともにマクヴィガー、大野さんというコンビ。12年前は大野さんの指揮ぶりがあまり好きではなかったが、それでも歌手に圧倒された思い出が
昨夜は新国ワーグナー《トリイゾ》初日を観ました。滅茶楽しかった!トリスタン役はニャリ(ZoltánNyári)、イゾルデ役はキンチャ。題名役2人は共に代役(当初はケールとヴェストブルック)。ブランゲーネ役は藤村さん、マルケ王役はシュヴィングハマー、クルヴェナル役はシリンス。演出はマクヴィカー。ピットには大野都響。13年振りの再演で、当時の指揮も大野さん(オケは東フィル)。2018年に新国の芸術監督に就任したときから再演を希望していたそう。
ただもう深い。新国立劇場オペラ『トリスタンとイゾルデ』でブランゲーネを歌う藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)に聞く|SPICE-エンタメ特化型情報メディアスパイス新国立劇場オペラ『トリスタンとイゾルデ』でブランゲーネを歌う藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)に聞く#藤村実穂子#トリスタンとイゾルデspice.eplus.jp
プラチナ・シリーズ第2回藤村実穂子~日本が誇るメゾソプラノ~を、東京文化会館小ホールにて。メゾソプラノ:藤村実穂子ピアノ:ヴォルフラム・リーガーモーツァルト:静けさは微笑みK152喜びの鼓動K579すみれK476ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼く時K520夕べの想いK523マーラー:『さすらう若人の歌』1.「恋人の婚礼の時」2.「朝の野を行けば」3.「胸の中には燃える剣が」4.「恋人の二つの青い眼」ツェムリンスキー:『メーテルリンク
昨日9月27日(水)19:00〜藤村実穂子さんのリサイタルでした。時間は1度ならず2度ぐらい、今まで失敗しているので、割合何時からかということはしっかり見直すようになったのですが、今回は場所を間違えて頭にインプットしてしまったようです。なぜかみなとみらいホールだと思っているものですから、時間は見直しても場所を見直しておりませんでした。……………なぜなの?どうしてなの?どうしてそういうことになっちゃったの………?少し早めに着くように桜木町から歩いて行きましたら
熊野神社さんにお参りした後、太田川駅前へ移動し、東海市芸術劇場で藤村実穂子さんのリサイタルを聴いてきました。モーツァルト、マーラー、ツェムリンスキー、細川俊夫という渋めの選曲。リサイタルと言うよりドイツ語のLiederabend(歌曲の夕べ)という表現がしっくりきます。出だしのモーツァルトのイタリア語歌曲に比べても、ドイツ語の表現の素晴らしさは歴然としていました。それに寄り添うピアノ伴奏のまた繊細なこと。アンコール3曲は、夜や眠りがキーワードの選曲で、お洒落。ちょっと残念だったのは、
メールでお知らせが。一昨年、コロナでピアニストが来日できなくなったリベンジ公演です。前日に豊田までパユを聞きに行くこともあるのですが、へ難しいプログラムもイマイチ。京響で拝聴した時も往年とはもう違っておられる気が少ししました。そんなこんなで今回は見送りの方向です。この方は全て自家薬籠中の曲だと思いますが、オペラで活躍されている方が歌曲ばかりのリサイタルをなさるのはもう行かないことにしています。音大時代の虫干し、みたいなことを曲の合間に言われても困る。全く暗譜されていない
いよいよ明日、藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)、ヴォルフラム・リーガー(ピアノ)公演です。日曜日から日本ツアーがスタート。住友生命いずみホールは国内2箇所目の公演です。今回の演奏会では、本ツアーのために作曲された新作を披露します細川俊夫作曲「2つの子守唄(日本民謡集より)」です。細川氏は日本民謡集の編曲をライフワークとしており、ハープやギターなどの楽器のために作品を手掛けてきました。今回はメゾ・ソプラノ版での初演です細川氏はこれまでも、ソプラノとオーケストラのために作曲され
こんにちは。企画担当です住友生命いずみホールでは2023年度も選りすぐりのアーティストが主催公演に登場します今年度もどうぞご期待ください4月19日(水)にはメゾ・ソプラノ、藤村実穂子が登場。自ら「原点」と語る歌曲作品をお贈りします。2002年に主役級としてバイロイト音楽祭に日本人として初めてデビューし、その後世界各地のオペラハウスに出演。2022年にはソリストとして参加した、グスターボ・ドゥダメル指揮・ロサンジェルス・フィルによる「マーラー:交響曲第8番」の録音でグラミー賞(
2023年03月16日(木)19:00-サントリーホール赤坂□マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」指揮:大野和士ソプラノ:中村恵理メゾソプラノ:藤村実穂子合唱:新国立劇場合唱団東京都交響楽団コロナで、このような声楽付き大曲はしばらく聴けなかったが、久しぶりに聴いて感動した。大野和士のマーラーは、3番を聴いたことがあったが、固い音楽で全く感心しなかった。2番は大野さんに向いているのではないかと思ったので、今回チケットを購入した。第1楽章は、やはり音が固くやや聴き