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さて前号からの続きです。広島県宮島口駅でお迎えの車に乗り込むと、いよいよ一路、島根へ!運転して下さる方とは、共通の趣味である釣りの話しに花が咲きます。僕は海釣り派なのに対して、彼は山の中での渓流釣り派。熊は恐くないですか?から始まり、話題はいつしか僕の憧れの「オオサンショウウオ」へ。今回の島根への演奏旅行、昨年、夕方ギリギリで惜しくも閉館してしまっていた「瑞穂ハンザケ(オオサンショウウオ)自然館」へ再び連れて行って下さるというのも、楽しみのひとつなのですが、それが正に今からなのです!
98歳の指揮者、ブロムシュテットさんが振られた3つのN響定期演奏会が終わりました。98歳になられても仕事への、あるいは音楽を人前で奏する事への凄まじいプロ意識と執念を感じました。昨今はスマホで、いつでも何処でも気軽に音楽が聴けるので、わざわざレコードに慎重に針を落とし、頭を垂れて巨匠の演奏を聴くなんて事は、ほぼなくなりました。深い曲をじっくり聴くのが時代のスピード感に合わなくなってきたのでしょうか。そんな中、コンサート・ホールに足を運んで下さるお客様に、じっくりとブラームスやベートーヴェン
時差投稿娘も大好きな藤村先生のリサイタルへ行って来ました!講習会でお世話になり3年目。毎年、九州におみえになる際は足を運んでいます。会場は吹き抜けの趣のあるレトロな洋館♪先生のお人柄が滲み出る演奏でトークも毎回堅苦しくなく、本当に惹きつけられるもので毎年楽しみにしています藤本史子さんの伴奏も先生との息がピッタリです!今年は先生へのお花贈呈も♪あっという間の時間でした。来年はN響が福岡にも!また、リアル藤村先生が拝めます!チケットは既に購入済みで今から楽しみでな
最後の音に向けて猛然と盛り上がる音とダンス、興奮マックスの客席からは既に輝くような拍手が降り注いできております。今、上野の文化会館ではKバレエのドン・キホーテがまさに終わるところ。最終コーナーを周って最後の直線を突っ走っている我々への拍手は、まるで競走馬のそれのように、ありったけの力を出させてくれます。そして最後の音を渾身の力で弾き切ると間髪を入れず炸裂する拍手。ああ、バレエはこれだから良いよなあ。もっともこれは、僕からは全く見えないステージ上のダンサーの方々に向けられたものなのですが、こん
この夏、僕はお父さんになりました。いえいえ、新たに子供が生まれた訳ではありません。実は、こんな事があったのですよ。先日、25歳になる僕の娘が、長年付き合っていた彼氏からプロポーズされたと言って、すごく嬉しそうにしていました。女性にとって、プロポーズされるって、男性が想像するより遥かに嬉しいものなのですね!なんでそんな事を言うかと申せば、男性にとってのプロポーズというものは、成功すれば人生が光り輝く訳ですが、ええ結婚?それはちょっと・・とお断りされる可能性もあるわけで、でも輝く未来のため
夏は演奏旅行や合宿の季節です。数日前にN響の演奏旅行で大阪から四国、広島と周って来たばかりなのに、再びN響の演奏旅行で西日本を回っております。2週続けての山陽道ですが、今、とてもワクワクしています。それは指揮者が思いがけず素晴らしい方だからなのです。以前はお馴染みのビッグネーム指揮者が1ヶ月間、びったりみっちりとN響を振ったものでしたが、今はその方々も殆どが天国へ行ってしまわれ、最近の新しい指揮者は割合いと短期滞在。お名前を覚えるには、付き合いが短か過ぎるという状況です。それで今回もお名
今年は庭の梅が大豊作、6月は演奏会も沢山あるので演奏家に農業?にと猫の手も借りたいほど忙しくなってしまいました。1日で、お風呂の蓋、いっぱいに落ちます。結局、総量としては、この量×14日分くらいあったでしょうか。そこへ、お助けマン現る?我が家の猫たちがやって来ましたが、「何これ?」「ねえねえ、これ何?」と、興味深そうに見るだけ。練習しなきゃならないんだよお、わたしゃ、本当は、こんな事している場合じゃないんだ。うちの猫たち、猫村さんみたいに手伝ってくれたら助かるのになあ。そん
2025年初夏の時点での私の邦楽器作品最新作の紹介です。昨年9月に私の勤務先大学=洗足学園音楽大学で、中国の現代音楽作曲家をお招きして、日中交流演奏会が開催されました。それに対する答礼として、今年は洗足学園音楽大学側が、邦楽器を中心とする演目をもって中国を訪問することになりました。(その演奏旅行はつい先日、5月16日〜20日に実施済です。レポートは別の記事シリーズでご紹介しています。)この一連の国際交流の中国側のキーパーソンは作曲家の葉小鋼(YEShaogang)氏
洗足学園音楽大学の日中交流の企画で中国の北京と最南端の街深圳に行ってきました。今、その帰りの飛行機の中なのですが、映画「里見八犬伝」を観てしまったので、先日までのマイブーム「光源氏」から、今は軽く「里見八犬伝」気分になっています。さて今回の訪中団の「剣士達」は、尺八、お筝、津軽三味線、チェロ、作曲兼指揮の松尾祐考先生、そして優秀なる洗足学園中国人スタッフ二名の七名に、現地の笙奏者を加えると、「八犬伝」の剣士達と丁度同じ八名でございまする。(映画中の言葉遣いが残っている!)そして我らが向
紫の上が、亡くなった。辺りは春の陽射しに溢れているというのに、僕まで悲しい。これは最近、読み終えた「新源氏物語」の中でのお話しです。紫の上とは、物語に出てくる光源氏最愛の女性で、源氏の精神的支えでもありました。ですから源氏の喪失感は大きく、源氏と一心同体な気分で物語を読み進めてきた僕まで、紫の上ロスになってしまいました。この本を読み出してから気分は、すっかり平安貴族ですよ。さて!平安貴族の事はさておき、今回は、その源氏物語から、さかのぼること250年、西暦752年より一度も途切れることな
5月5日N響所沢公演5月10日14時、鎌倉生涯学習センター。鎌倉ビューネ・コンサートシューマン:ピアノ四重奏、モーツァルト:レクイエム。ヴァイオリン梅津美葉他。Kバレエ「白鳥の湖」(ソロ弾きます)5月11日(東京文化会館)、23&24日(オーチャード)5月17日中国北京中央音楽学院ホール黛敏郎:無伴奏チェロのための「文楽」他5月18日中国深圳南山文化スポーツセンター劇場黛敏郎:「文楽」他
今年の師匠のリサイタルは2022年にもデュオコンサートをした松島のカフェ「leRoman」1階の「Lepop」で開催いたします。毎年、ネクサスの演奏会の前日か翌日に開催していたのですが今年は集中練習会で来ていただくタイミングでの開催にしました。ゆるゆるとチケット販売始めていますが現在半分以上売れております。キャパが小さいため40席限定ですのでご希望の方はご予約お早めに。今回は演奏終了後オーナーの千葉さんと師匠とで音楽談義?の時間を設ける予定です。千葉さんと師匠、
いよいよ東大寺「お水取り」本丸、深夜の二月堂潜入記の前に、皆様にお知らせしたい事があります。僕の義理の父は、長く「ロプチュー」という知る人ぞ知る美味しい紅茶の輸入を手掛けてきたのですが、このほど、なんと僕の娘が、その仕事を引き継ぐ事となりました。ホームページや宣伝方法を若者目線で改革したり、色々と頑張っております。祖父から孫への引継ぎのため、遠くインドはダージリン地方、ロプチュー茶園の社長さんにも顔見せに行ってまいりました。崖から落ちそうな悪路を一路「ロプチュー茶園」へ標高が高く気圧が
思えば1年ほど前のブログで、僕がチェロを教えていた医大生が美容外科クリニックの院長に就任したお祝いに、我が顔のシミを捧げて、彼の営業ポイントに寄与したという話題を取り上げました。その施術の日から数日後、レーザー照射で弱っている顔面の傷跡を直射日光から守るべく、日陰から日陰へと飛び歩いていた時の事です。どこからともなくかけられた「藤村さん!」とのお声に、そのほうを振り向くと、品の良い初老の女性の方がおひとり。この方は狂言の脚本家で数々の秀悦な狂言をお作りになっておられます。そしてお声掛け下さっ
元ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者だったペーター・シュミードルさんがお亡くなりになったそうです。シュミードルさんとの最初の思い出は、僕の若かりし頃、モーツァルトのクラリネット協奏曲をN響室内合奏団で伴奏した時のことです。その時、ソロを吹かれたシュミードルさんの歌い回しが、あまりにも変幻自在だったので、我々一同、伴奏するのに大変苦労致しました。ここで大人の事情が全く見えていない僕は「なんか伴奏しにくくない?」等と大きな声で言ってしまいそうだったのですが、周りの年上の方々が妙に寡黙に伴奏され
5月5日N響所沢公演5月10&11日(上野)、23&24日(オーチャード)Kバレエ「白鳥の湖」(ソロ弾きます)5月17日中国北京中央音楽学院ホール黛敏郎:無伴奏チェロのための「文楽」他5月18日中国深圳南山文化スポーツセンター劇場黛敏郎:「文楽」他5月30&31日N響定期。6月14日仙台、無伴奏リサイタル。松島湾に臨んだ素敵なスペースです。バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番、第5番、シャ
僕のコンサート情報は、まもなくアップ致しますが、その前にちょっとした話題をひとつ。僕はベーコンが大好き。しかし市販のベーコンには添加物とかが入っていると聞くので毎日食べるのは不安です。そこで時々、豚バラ肉を買ってきては自分で塩漬けして自家製ベーコンを作っております。作るところまでは、豚バラ肉って脂多過ぎる!ということ以外、特に問題ないのですが、出来上がったベーコンを薄く切るのに、いつも苦労しております。最初の3~4枚までは薄く切れるのに、それ以上になるとグニャグニャして切りにくくて、最後の
初めての大腸内視鏡検査のお話し、続きです。検査前日、夏だったら、まだ明るかろう午後6時、ついに最後の晩餐の時がやってきました。これ以降、明日夕方の検査終了まで何も食べられないなんて信じられません。食物とのしばしの別れですので、豪華なディナーにするか?そして、その最後の晩餐の最後を飾るには豪華なメロンなんぞどうでしょう?少し横道に逸れますが、僕はメロンの種周りのジュルジュルした部分が大好きです。でもそこには種も混入していて分離が難しいですよね。ですから普段、僕は種もろとも全て食べてしまうの
正月の賑わいも少し落ち着いたかなという、きょうこの頃。只今の時刻は夕方の3時です。はあ、夜7時まで、あと4時間かあ・・7時に何があるのか?と思われますよね。何があるのかと言うと、僕のお食事人生が、あと4時間で終わってしまうのです!!実は明日、大腸内視鏡検査というものを初めて受けるのですが、忙しさにかまけて読んでいなかった検査前の心得を取り出してみて、ビックリ!!通常の健康診断とはレベルが違う。食事は前夜7時までに全て食べ終えるべし。それ以後は翌日、夕方の検査まで水以外、禁止。とほほ、
先月、僕の出身校「暁星学園」卒業のプロアマ混合コンサートに出演して来ました。主催者は素晴しいテノールだけど本業は医者という男。この彼、今回は僕に和服で黛敏郎「文楽」を弾かせるというコンセプトでスタートしたものの、いつのまにか話しが大きくなって、こうなったら全員、和服だ!とばかりに、出演者、全員分の和服を用意してくれたのでした。僕は、今日まで旅館に備え付けられた浴衣しか着たことがなく、ガラス戸に写った自分の浴衣姿を見ては、いつか本物の和服を着たいなと憧れていたものでした。それが、ついに本物の
島根でのリサイタルが無事終わり、終演後の皆様との楽しい語らいも一区切り付いたところで、夕暮れの中、明日の公演地広島へ向けて、再び峠越えです。帰りも主催者さんの軽自動車は軽快に山道を駆け抜けます。軽自動車かあ、と最初は心配しましたが、見渡すと、この辺り、軽自動車しか走っていないようです。その峠越えを数多くされている主催者さんが話されます。「つくづく・・・(つくづくなに?)つくづく島根という所は、妖精のというか精霊の国という感じがします。」僕は、妖精?精霊?と思い、それだけじゃないだろう
なんと濃い2泊の旅だったのでしょう。その日、広島駅に降りたった僕は主催者さんの軽自動車にチェロと共に乗り込むと一路、妖の国、島根へ!途中、チェロの練習をするために空き家に寄って下さるという事なのですが、どんな空き家なのでしょう?周りに家がないので何時まで練習しても大丈夫らしいのですが。いろいろと妄想が膨らみます。我々の車が市街地を抜け島根との県境に差し掛かかると、辺りは午後の日差しに黄色く輝く田園風景。そして次第に赤茶色の屋根瓦が目に付いてきました。島根名物、石州瓦ですね。中国山脈超えは
皆様、おはようございます。今、最寄りの駅から電車に乗りました。今日から島根&広島に行って、気合いの入りまくっている無伴奏チェロ・リサイタルです!それにしても今週は何も予定を入れず一日中、じつによく練習しましたよ。筋肉量の減ってくるお年頃なのに青年のような練習量、耐えかねた筋肉が悲鳴をあげています。それで気休めかもしれませんが、初めてプロテインなるものを飲んでみました。筋肉増強剤を服用した事が関係すじにバレて3ヶ月間の演奏活動禁止とならなければ良いのですが。ところで今回、お世話になる主催者の
まるで大学受験か、というほど準備してドキドキして臨んだ洗足学園での中国作曲家のコンチェルト、無事終わりました!!前号で申し上げた、お写真がスキンヘッドだし、恐かったらどうしようと密かに恐れていた作曲家LIANGNANさん、お会いしてみたら、人当たりがふんわりしていて、とても優しい方でした!本番前のゲネプロの時です。僕の前のフルートの方のオケ合わせを客席で聴いていたら、LIANGさん、向こうの方から僕の隣の席にやって来ます。ひと席開けて座られるのかと思っていたら、まさかの真横にぴったり。なん
大分での大チェロ・アンサンブル終了後、引き続き九州で行われた僕の5回にも及ぶソロ・リサイタルは、各地で温かい拍手を頂きながら、先ほど無事終了致しました。今、最後の公演地熊本から最寄りの空港に到着して、ビールで独り打上げをしています。すると窓の外が美しい!こうして、ひとり打上げする僕の顔を赤く染めるのは、疲れた身体に染み込むお酒か、はたまた夕焼けのなせるわざなのでしょうか?よく耳にする言葉に、自分を褒めてあげたいとか、自分へのご褒美というのがありますが、僕はあまり好きではありません。し
「大分チェロ軍団結成25周年記念コンサート」に出演してきました。総勢100名以上!奥の壁際までチェロ、チェロ、チェロ・・このようなイヴェントに参加するのは初めてでしたので、大人数でのアンサンブル、どうなるかと心配しましたが、事前の危惧もなんのその!リハーサル1回だけだったのに、とても上手くいったと思います。皆様、全国から、おひとりで、あるいはお友達と連れ立っての大分市来訪な訳ですが、どんな会になるのだろうと不安と期待の入り交じっての参加だったのではないでしょうか。前日リハーサルの時
行くぞ!夕日に向かって!青春だあ!コロナ中止から5年振りに再開した、全国の医大生が集うオーケストラ合宿。早めの晩ご飯後、夜の合奏までのつかの間の休み時間、やってしまいました。学生達と服のまま、わーっと海の中へ!朝9時から夜10時まで、ずっと教えるという超ハードな数日を過ごした最終日の夜中は、朝の4時近くまで恒例のチェロ・パート紹介の寸劇を撮影しました。僕は刑事の役柄ですが、これでは、まるでチンピラ。『兄ちゃん、金だしな』翌日、合宿の成果を披露するコンサートを浜松アクトシティホールで
なんの心配事もなく夏を満喫して遊びたいけど、ありがたい事に演奏会の予定が目白押し。そして今は、そのひとつひとつの準備をするのがとても楽しいです。明日の鎌倉、川喜多映画記念館での「セロ弾きのゴーシュ」のお話しとコンサート、ずっとその内容を考えています。午前の子供向けには、こんなかな?午後の大人向けの時は、これかな?とかね。そして翌日からは全国医大生オケの合宿に行くのですが、そのための曲、少し練習してみたら、ちょっとやそっとじゃ弾けない事が判明!!大変だ!これではお手本にならない。学生に馬鹿にさ
宣伝です。私のジュニアオケ時代の友人たちがバイオリンの上野先生のお弟子さんなのでお手伝いしています。私がジュニアオケに入った頃その友達が並行してこのサマーコンサートという演奏会にも出演していてジュニアとの両立が大変そうだなと思っていた覚えがあります。今回はそのジュニアオケ時代の友達たちと久しぶりに一緒に弾けるのとなんといっても私が小学6年の時にジュニアに入団して高校2年で卒団するまで指揮して頂いていた梅田俊明先生がゲストで出演されるのでプチ同窓会のようで楽しみです。
第二部「レ・ミゼラブルメドレー」アンコール「生命の奇跡」「宇宙戦艦ヤマト」実はレミゼオタク...というぐらいレミゼが好きなドラムの大久保さんに助けられた本番でした。お客様方にもたくさん来ていただくことができました。(見た目はほぼ満席)昨年よりもコロナが落ち着いたこともあるとは思いますが、私関係だけでも毎年来てくれる友人だけではなく今年初めて来てくれた方がとても多く懐かしいお顔もたくさん見ることができました。子供たちの頑張りと可愛さも相まって協力金も去年とは比べ物にな