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《新古今和歌集・巻第八・哀傷歌》848通(かよ)ひける女、山里(やまざと)にてはかなくなりにければ、つれづれと籠(こも)りゐて侍りけるが、あからさまに京(きやう)へまかりて、暁(あかつき)帰るに、「鳥鳴きぬ」と人々急(いそ)がし侍りければ左京大夫顕輔(さきやうのだいぶあきすけ)いつの間(ま)に身を山賤(やまがつ)となし果てて都を旅と思ふなるらん☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆
《新古今和歌集・巻第八・哀傷歌》764年ごろ住み侍りける女の、身まかりにける四十九日果てて、なほ山里に籠(こも)りゐてよみ侍りける左京大夫顕輔(あきすけ)たれもみな花の都(みやこ)に散り果ててひとりしぐるる秋の山里☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆年来、通っていた女の、亡くなってしまった後の四十九日の法事が終わって、そのままやはり、山里に籠っていて詠みました歌左京大夫顕輔
《新古今和歌集・巻第四・秋歌上》431崇徳院御時、百首歌召しけるに左京大夫顕輔秋の田に庵(いほ)さす賤(しづ)の苫(とま)をあらみ月とともにやもり明(あか)すらん☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆崇徳院の御代、百首歌をお召しになった時に左京大夫顕輔秋の田に庵を建てて住んでいる農夫は、屋根に葺いた苫が粗いので、漏れてくる月とともに、田を守って夜を明かしていることであろうか。
秋風にたなびく雲の絶え間より漏れ出づる月の影のさやけさ古今和歌集巻四秋歌上413~左京大夫顕輔=藤原顕輔【詞書(ことばがき)】「崇徳院(すとくゐん)に百首歌たてまつりけるに」(*崇徳上皇に百首歌(久安百首)で披露された歌。)=崇徳(すとく)天皇。読み・・・あきかぜにたなびくくものたえまよりもれいづるつきのかげのさやけさ簡単現代語訳・・・秋
《新古今和歌集・巻第二・春歌下》124花十首歌よみ侍りけるに左京大夫顕輔(あきすけ)麓(ふもと)まで尾の上(をのへ)の桜散り来(こ)ずはたなびく雲と見てや過ぎまし☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆「花」の題の十首の歌を詠みました時に左京大夫顕輔山の峰の桜が麓まで散ってこなかったならば、たなびく雲に見間違えて、通り過ぎることであろうか。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
こんばんは!中秋の名月!この時間の雅さがおぉー出ました!そうだ…足りない感じ…いや、止めておこう!団子なんてこの月光の陰の巷では総裁選の投票権がメルカリにとか知らないうちに自民党員にとか泥んこさを感じるけどこの澄んだ月光には心がしばし楽しもうぜ!浮世の政を忘れて!秋風にたなびく雲の絶えまよりもれ出づる月の影のさやけさ(詠み人藤原顕輔)
名古屋のシンゾウです子供の日なのに!!娘達にも孫達にも会えません。とても残念です。1180年5月5日(本日)は、後白河天皇の皇子:以仁王が平氏追討の令旨を発した日だそうです。以仁王は挙兵して敗れましたが、それが発端となり全国で戦乱が起こり、1181年3月に清盛が64歳で亡くなった後、1185年3月には壇ノ浦で平家が滅亡しました。正に栄枯盛衰です。コロナ禍の中、きな臭い事件が世界の各地で起こっています。取り返しのつかないことが起こらないことを、只々、祈るばかりです。――――
名古屋のシンゾウです記憶の衰えを痛感させられた朝でした。どうしても記憶出来ない人名....田村宗立、津田秀則、鍋島岳生、水島廣雄、日野業子、源行綱・藤原成親、円地文子、小西得太郎....ノートに何度も繰り返し書くのですが、どうしても覚えられません。その結果、選んだ方法が、PowerPointでスライドを作り、空いているモニターにスライドショーすることでした。何度も何度も繰り返して画面表示されれば、流石の私も覚えられるだろうと思った次第です。PowerPointは、現職中にマイクロソフトの
とある「お月さまストーカー」(←拙)のはなしです。こちら、↓先日の上弦の月の夜。ええと、20日でしたか。この空を眺めながら思い出していましたとある方の、とある、歌を有名なので、ご存知の方も多いと思います。秋風にたなびく雲の絶え間よりもれ出づる月の影のさやけさ左京大夫(藤原)顕輔(新古今和歌集・秋・413)百人一首選定歌ですので、そちらでご存知かと思わ
♪゜・*:.。..。.:*・♪♪゜・*:.。..。.:*・♪『源氏物語』を題材に心理学講座をオンライン開催。第9回講座はオンラインのほか、9月23日に高田馬場で対面講座もおこないます。♪゜・*:.。..。.:*・♪♪゜・*:.。..。.:*・♪崇徳院に百首歌奉りけるに秋風にたなびく雲のたえまよりもれ出づる月の影のさやけさ藤原顕輔新古今和歌集秋上413【口語訳】秋風に吹かれて何層にもたなびく雲の切れ間より漏れ出てくる月の光の、清
♪゜・*:.。..。.:*・♪♪゜・*:.。..。.:*・♪『源氏物語』をはじめとした古典作品を題材に心理学講座を開催します。第4回は1月11日と15日、詳細はこちら。♪゜・*:.。..。.:*・♪♪゜・*:.。..。.:*・♪歳暮(せいぼ)の心をはかなくて暮れぬる年をかぞふれば我が身も末になりにけるかな藤原顕輔玉葉和歌集冬1026【口語訳】あっけなく暮れてしまう年を数えてみると、あっけなく儚いのは年月だけではなくて。我が人生もいよいよ
79秋風にたなびく雲の絶え間より洩れ出づる月の影のさやけさ〔左京大夫顕輔〕(読み-歴史的仮名遣い-)下の句(赤色)はかるたの取り札と同じあきかせにたなひくくものたえまよりもれいつるつきのかけのさやけさ(読み-現代仮名遣い-)太字部分はきまり字あきかぜにたなびくくものたえまよりもれいずるつきのかげのさやけさ【意味】秋風に