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《新古今和歌集・巻第九・離別歌》895人の国へまかりける人に、狩衣(かりぎぬ)遣はすとてよめる藤原顕綱(あきつな)朝臣色深く染めたる旅のかりごろもかへらんまでの形見(かたみ)とも見よ☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆よその国へ下った人に、狩衣を贈るというので詠んだ歌藤原顕綱朝臣心を深くこめ、色濃く染めてある旅の狩衣です。都に帰られるまでの、そのころは色もあせるでしょうが、
《新古今和歌集・巻第五・秋歌下》450郁芳門院の前栽合(せんざいあはせ)によみ侍りける藤原顕綱朝臣ひとり寝やいとど寂しきさ牡鹿(をしか)の朝臥(ふ)す小野(をの)の葛(くず)の裏風(うらかぜ)☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆郁芳門院の前栽合に詠みました歌藤原顕綱朝臣独り寝がいよいよ寂しいことか。牡鹿の、朝を迎えて寝ている野の、葛の葉を裏返して吹く風よ。☆☆☆☆☆☆☆
《赤染衛門》【NeufLesMilleetUneNuits=ヌフレミレユンヌニュイ=ニュー千夜一夜物語No.339】「梅の花折ればこぼれぬ我が袖ににほひ香うつせ家づとにせむ」素性法師(そせいほうし)後撰和歌集(ごせんわかしゅう)意味は梅の花は折ればこぼれ散ってしまう。(私に)匂いを移しておくれ❗哀願家苞〔いえづと=みやげもの〕でしょうか❗疑問符お土産の被りにしたいから❗納得でしょうね「梅の花かばかりにほふ春の夜のやみは風