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ラピュタ阿佐ヶ谷「ORGASM」的偏愛ロマンポルノより今回のラピュタ阿佐ヶ谷の企画は、「ORGASM(オルガズム)」という映画に関する読みものとのコラボです。この“日活ロマンポルノ”の特集では人気作を敢えて外し、近年あまり上映されない珍しい作品、ちょっとクセの強めな作品、内容がハードな作品を揃えており、ほとんど私の観ていない映画ばかりでした。こうした特集が昼間に観られるのはありがたいですね。製作:日活監督:藤井克彦脚本:久保田圭司原案:団鬼六撮影:畠中照夫美術:大村武
2代目SMの女王、麻吹淳子の傑作SM。麻吹は初代SMの女王谷ナオミが和装だったのに対して洋装の令嬢や人妻役を演じ、SMの世界観を広げた功労者。東映の端役(1978年~)を含めても活動期間は1978年~1981年とわずか4年ほどだが79年~81年の日活では15本以上の作品に出演している。SMの撮影はハードなためか3代目高倉美貴が5本、4代目真咲乱はわずか3本しか出演していないにの比べると出演作の多さには驚かされる。あらすじ銀行のOL君代(麻吹淳子)はクリーニ
主演の藤井えりなが気になりチェックしてみたが中々面白い構成の作品であった。当時の日活ロマンポルノはの若手の登竜門的要素もあり、エロス+1の魅力のある意欲作や挑戦的な作品が多くベテラン監督も負けじと傑作を生みだしていた。今作もそんな一本に数えられるであろう。あらすじ昭和初期、北九条子爵夫人の絹子(藤井えりな)は屋敷を抜け出し、画家の秋本(市村博)に肖像画を描いてもらいながら逢瀬を楽しんでいたが、別れを告げる。戦況が厳しくなり信州の別荘へ北九条子爵(大河内稔)とも
団鬼六と言えばSMの大家。前回のダーティ松本も大家だがこちらもSMを様式美まで高めた巨匠。その団先生の製作プロの『鬼プロダクション』2作目。一作目は『黒薔薇夫人』とのこと。早速チェックしてみた。あらすじ鎌倉の旧家に住む黒髪が美しい人妻紫雨子(志麻いずみ)は夫の鋭一(中原潤)の愛撫には感じなくなっていた。そんな紫雨子を優しく包み込む鋭一だったが彼は先代からの使用人文江と肉体関係にあった。紫雨子はそれを知り心から鋭一を迎えいれられなくなっていた。そんなある日鋭
1980年代後半になるとビデオ録画機が普及することでレンタルビデオが開業され、日活ロマンポルノは青春映画路線よりもよりハードな路線の作品が製作されるようになった。『肉奴隷』シリーズもその流れに中で生まれたシリーズ。『女医肉奴隷』は「制服肉奴隷」「令嬢肉奴隷」「美姉妹肉奴隷』に続く第4作。(それぞれストーリーは独立して主演も違う)主演は日活ロマンポルノ末期を支えた麻生かおり。あらすじ女医の久美(麻生かおり)は同僚の医師で北見(中原潤)から求婚されていたがまだ
小川節子という女優は日活ロマンポルノで71年~74年にかけてに活躍し、主に時代劇に出演しているがその美貌で当時絶大な人気があったとのこと。活動晩年の『色情旅行香港情話』(1973年)は以前チェック済みさて今作はいかに…あらすじ大奥女中のおさよ(小川節子)が将軍家重の目に留まり夜伽を命じられる。許嫁の敬之介(大泉隆二)に義理立てし夜伽を断ろうとするが、叔父と敬之介からも梯子をはずされてしまう。泣く泣く寝所に赴くおさよであったが家重が突然死(腹上死)したため、
風祭ゆき成人映画だけでなく一般映画でも活躍する女優。作品は未見だったので初めて観てみました。ロマンポルノ50周年記念・廉価再発「シルバープライス2000円シリーズ」DVDズーム・アップ暴行白書Amazon(アマゾン)1,980〜4,808円ズームアップ暴行白書Amazon(アマゾン)あらすじDJの塔子(風祭ゆき)はプライベートでも3年前に社長夫人となり満たされていた。ある日塔子は仕事に向かう途中に暴走族に暴行されてしまう。そんな中、社長である夫の脇
「白い天使の抱擁」1972年日本片桐夕子という主演の名前と「白い天使の抱擁」というタイトルを見たときに日活ロマンポルノ作品だということがわかった。無料動画サービスGYAOで、6月12日まで配信している。1972年の作品でとても懐かしく思った。サイトでの評価も3人のうち、星5個の満点の人が2名。一人の若い外科のお医者さんがいて、その付き合っている看護婦・松井冬子の役を片桐夕子が演じている。ある日、外科医が冬子を連れてバーに飲みに行った時の事。店の中央では、数名の男女が踊っている。
現在は都内のミニシターも徐々に営業を再開しているようですね。ラピュタ阿佐ヶ谷の桂千穂特集は、当初開催を危ぶまれていましたが、緊急事態宣言の延長にも関わらず、通常営業したのは英断だったと思います。最近はポルノ映画をレイトショーでしか観られなくなっているだけに、昼間に観られるのは余計に沁みましたよ(※今回の特集はポルノ映画だけでなく一般の映画も含まれています)。政府がさしたる根拠を示さずに映画館や飲食店ばかりに自粛要請することや、コロナ禍に乗じて東京五輪開催の中止を求める動き、難病を克服した池
年間441本目(11月14本目)1974年公開邦画53位(60本中)通算邦画7,198本洋画6,322本合計13,520本連続して藤井作品ですこれも当時の日活では田中も神代がやったストリップ嬢のドキュメンタリーマイノリティであるレズという同性愛結婚なども描く半分で、過去の部分は役者が演じる不思議な作品でした。その分エロチックさがなくなっているのでポルノとしての興行価値は低いのであろう。
年間440本目(11月13本目)1986年公開邦画64位(69本中)通算邦画7,197本洋画6,322本合計13,519本藤井監督は日活ロマンポルノの中でも団鬼六もののSM映画を得意としている監督であったが、その反面当時日活がやっていた児童映画も撮っておりしかも海外で賞も受賞している不思議な監督である。器用貧乏がたたったのか、結局、日活ロマンポルノの崩壊と供に監督業も廃業してしまったらしい。SM映画を撮っていただけにハードな監禁ものであるが密室で