ブログ記事4件
キングダムが好きな方は「蔡沢」という人物をご存じかもしれない。蔡沢とは、秦の宰相で、会談ひとつで斉国を合従軍から離脱(25巻)させ、秦王嬴政と斉王を引き合わせ(45巻)、戦わずして六国制覇のうちの一国を成すという交渉のプロフェッショナル。以前、「人の本質は金か?光か?」というブログでも書いたけど、人の本質は”想い”であって、”金”や”武力”はあくまで"手段"だと。『【キングダム】人の本質は金か?光か?』今日はちょっとマニアックなお話。キングダムを読んだことがある方はご
いよいよ、史記の范雎(はんしょ)のお話も、今度こそ本当に最終回です。蔡沢(さいたく)はさらに、次のように語ります。「昔、斉(せい)の桓公(かんこう)は、諸侯を集めて協力体制で天下を正そうとしましたが、葵丘の会盟(ききゅうのかいめい)の時には、驕慢な気持ちがあったので、たくさんの国が斉に背きました。また、呉(ご)王・夫差(ふさ)は、その兵力は天下に揺るがないほどでしたが、諸侯を軽んじて、斉や晋(しん)を敵に回したので、ついに自らの国を亡ぼしました。夏育(かいく)や太
いつまでもダラダラと、史記の范雎(はんしょ)のお話を書いている内に、お彼岸になってしまいました。明日のブログで、この話も今度こそ本当に完結です。蔡沢は范雎にハッキリと身を引くべきだと語った後、范雎によって地位を追われた白起(びゃっき)についても言及しました。「キングダム」という漫画の中で、白起という人は、主要キャラの王騎(おうき)と並ぶ秦(しん)の六大将軍の筆頭として、40万人もの趙(ちょう)の国の兵を生き埋めにした非情で残忍な武将として描かれています。実は、これは史
今日も、史記の范雎(はんしょ)のお話の続きです。一般的に知られている范雎の生涯は、ここに記しているような感じなのですが、前に少し触れた睡虎地秦簡(すいこちしんかん)の遺跡には、秦王朝の人事について、ふれられているものがあり、それによると、范雎は王稽(おうけい)と一緒に処刑されたことになっています。(2024/1/13ブログ「目の前のことをコツコツと」参照)1975年に発見された睡虎地秦墓の11号墓から出土した竹簡「編年記」に、「昭王五十二年王稽・張禄(范雎のこと)死す」と
いよいよ、史記の范雎(はんしょ)のお話も、佳境に入ってきました。この話は、史記列伝に収められている「范雎・蔡沢(さいたく)列伝」というタイトルのお話……実は、范雎の他に、蔡沢という人もこの物語の主人公なのです。「キングダム」の漫画やアニメをご覧になった方は、蔡沢(さいたく)という一癖ありそうな老人が、あそこに登場したのを覚えていらっしゃるかも知れませんが、まさにその人のことです。若い頃の蔡沢は、人相見に自分の運勢を見てもらったことがあります。当時の蔡沢は、仕官しよ
今日も、また引き続き、史記の范雎(はんしょ)についてのお話です。もうすぐ終わらせる予定なので、どうか、もぅあと少しだけおつき合いください。12年前、パリブログを始めたばかりの頃、范雎の人生を紹介したブログを書く前に、運気についての話を載せようと、范雎の晩年の人生を引き合いに出したことがあります。今日と明日の范雎のお話は、そのブログからのリメイクになります。よく、世の中で成功しようと思ったら、運気の良い人と組みなさい……などと言います。経営の神様と呼ばれた松
今日から司馬遷(しばせん)が編纂した史記に記されている、范雎(はんしょ)という人物について、書きたいと思います。范雎のことを知っている人は、かなり東洋の歴史に造詣が深い方に違いありません。一般の人は多分、この人の名前の漢字さえ読めないと思います。范雎という人は、古代中国の秦(しん)の始皇帝の曾祖父に当たる昭襄王(しょうじょうおう)に仕え、秦の国の宰相まで上りつめた人です。「キングダム」の漫画やアニメをご覧になった方なら、呂氏四柱(りょししちゅう)の一人として登場
こんにちは!前回の記事の続きに書く予定だったキングダムの感想です*\(^o^)/*少し前だけどキングダムも新刊読みましたいつも新刊読むときは1つ前の巻から復習するんだけどまた尾平のところでボロ泣きした心が痛いよーーーそして今回も蔡沢様のところで号泣しましたなんだかすごいことになった!!また面白い展開になってきてこれからどうなるんだろーって今からすっごく楽しみです最後のおまけ漫画もホッコリしました(^_^)羌瘣ちゃんかわいいまだまだ終わりそうにないなぁ。笑キング
本日は木曜日そう!お待ちかねのヤングジャンプ発売日です♪私は絶対に木曜日だけは早起きをし、仕事前に必ずキングダムを読みます。じゃないと気になって気になって…逆に仕事の効率が悪いんですwなので・・・漫画あるあるかも知れませんが、休載だった時の荒れ方が半端ないですw確認しておけば良いのですが、そこまで気が回らなくて・・・さて、今回の内容としては引き続き嬴政と王建王の会談でした。そして蔡沢が成した仕事の重要性が物語ってます。