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そして、杏美も理沙からのラインで。そして馨は将輝からのラインで。麗亜と己龍はスーパーで買い物の途中に…。麗亜、「はっ…???お兄ちゃん…に、理沙お姉さん…。えっ???えぇぇぇぇぇぇ。うそ――――――っ!!!」そしてスーパーの中で、「キャ―――――――ッ!!!!やった――――――っ!!!」旦那の己龍にラインの画像を見せて、ほらほらほら、「お兄ちゃんと理沙お姉さん、結婚する――――――っ!!!」己龍も、「うっそ――――――っ。かかか、遂にあのふたり~~。」近くの客がいきなりふた
高い、そして奇麗な放物線を描いてボールはそのままネットにザシュ。理沙のスリーポイント。そして選手たちが理沙に激励。観衆がその瞬間、歓喜に沸く。そして、それから数秒。会場に鳴り響く電子音。「プ―――――ッ。」一斉にチームが…、観衆が沸き上がる。アナウンスが、「やりました――――――っ!!!史上初~~。なんと、神奈川、石輪大(いしわだい)ルーク、日本選手権、12連覇達成—―――――っ!!!最後は得点王とMVPそしてオールスター5には何度も輝いている瑞樹理沙のスリーポイントで決めた――
そして通話はプツリと切れる。麗亜、将輝に、顔を傾げて、「お姉ちゃん、帰ったら、理沙お姉さんのとこ、行くって。」将輝、「はぁ~~あ…???なんのこっちゃ。」瑞樹家ではまずは尺上のサバから…。栞奈と理沙、「凄~~~い、綺麗~~。」蒼介、「おほほほほほ~~。」和奏も、「見せて、見せて。」そして、エプロンで両手を拭いながら、「わは~~。お~~いしそう~~。」エプロンのポケットのスマホに着メロ。和奏、すぐさまスワイプしてスピーカーに、「流美で~~す。今から行きま~~す。」
丈師、肩に掛けたベルトを外して、和奏に、「よろしいでしょうか〜。」ニッコリと。和奏、「えっ、えぇ〜〜。はいはい。」蒼介も理沙も玄関に…。蒼介、「凄ぇ〜〜。」理沙、目を真ん丸に、「お〜〜っきぃ〜〜。」丈師、クーラーボックスをフロアに。そして、「これなんですがね。」開けて…。和奏、そして蒼介も理沙も、「す〜〜ご〜〜〜。」丈師、「かかかか、大漁だったもんで…。ちょいと、お裾分け。」和奏、「いいんですか〜〜。」丈師、笑顔で、「どうぞ、どうぞ。ウチでは、食べきれな
その声に和奏、そして栞奈、蒼介も、ニッコリと、「うん。」そして蒼介、「とうさんもやだ。」「私も…、やだ。」和奏、「私だって、やだよ。」ニッコリと理沙を見て栞奈。「今の状態が止まってしまうのって、物凄い悲しいし、寂しい。なんのために今まで…。」その声に理沙、自然に頭をコクリ。和奏、「それ以上に、あなたの将来を見てみたい。」理沙、「えっ…???」「蒲原教授の言葉。…かあさん、この言葉にはさすがに、心から泣けた。感謝で仕方がなかった。今までやってきて良かった~~って、ここ
数分後、呆然として理沙、部屋を出て、そしてリビングの廊下を通って階段に。「お姉ぇ~~。」2階の自室でJ・POPを聴いている栞奈。再び聞こえてくる声に、「へっ…???…理沙…???」すぐさま部屋の外に…。「どした~~???」和奏も蒼介も階段の理沙を見て、「…???」栞奈、階段を下りて。そして理沙、そんな姉に抱き付く。「お姉ぇ~~。」栞奈、目をキョトンとして、「へっ…???…はっ…???…え゛っ…???」そして、「いやいやいや。なになに…???…どうした~~???」
理沙、すぐさまスピーカーにして…。スマホから将輝の声、「おぃおぃ、凄ぇぞ、おま、理沙~~。順応天大学、パラリンピック排出多数って。」理沙、「かかかか。私だって、今見てビックリ。」そして栞奈も、「まさかね~~。」将輝、「あっ、栞奈さん…???」「うん。とにかく、ここまで来れたの、将輝君の御蔭だよ。」そんな姉に理沙は相変わらず、顔をグシャリと。そして、ソファに座ってコーヒーを飲んでいる蒼介も、「その通りだ、将輝君、ありがとな~~。」そんな理沙の父親の声も、スマホを通して聞
「それ以上に、あなたの将来を見てみたい。」2人を見つめて蒲原。その声に和奏、思わず目頭を熱くして、「えへ…???」理沙、そんな母を見て、「おかあさん…???」小野倉も和奏を見て、微笑んで…、「瑞樹さん…。」和奏、鼻の先を赤くして、「へへ…。」そして、顔を下に向けて、バッグの中からハンカチを…。そして鼻先に当てて、「んん…。」そして僅かに顔を揺らして、「ありがとうございます。」将輝、「おばさん。」和奏、「将輝君も、ありがとう。」そして、理沙に、「理沙~~。良
オンライン授業が終了して…。一樹、パソコンの画面から、「瑞樹~~。おかあさん、パソコンに、いいかな…???」その声に理沙、「あっ、あ~~。はい。」そして理沙、「おかあさ~~ん。先生~~。」和奏、数秒後、「はいはいはい。」そしてパソコンに、「お世話様です。」一樹、「すみません。瑞樹さん。実は~~。理沙君の、これからの進路…。」和奏、「あ~~、はい。」そして理沙を見て…。「私どもも、考えてはいるんですけど…。中々…、これはと言う、決め手が…。」その声に一樹、「学校
杏美、右左を見て。みな、口を尖らせながら…。杏美、「将輝君、今、付き合っている人、いるみたいなんですど…。」その声に涼香の声、「えっ…???」数秒の沈黙。スマホから、「あ…、あの…。どうして…、あなたが、その事…???…何がなんだか…、分かんないんですけど…???」杏美、「あ、あ〜〜。はい。ごめんなさい。あ、あのぅ〜〜。今、目の前に、将輝君…、いるんです。」瞬間、涼香、「はっ…???」そして涼香、スマホを左手から右手に持ち替えて、椅子を180度転換。「えっ…???…
テーブルの蒼介、杏美のその声に今度は顔を変えて、両眉の先を吊り上げて、「浮気者…???」芙美、「な~~るぅ。浮気者…、か~~。そぅそぅ。」そして将輝を見て、「うんうん。この浮気者~~。」けれども芙美、空を見て、「あ~~れ~~???…でも、その浮気者の将輝君の事、理沙も知ってるって言うのは…、どうしてかな~~???」芙美、わざとらしく理沙の顔を見て。すると理沙、「あ~~。うん。」口を尖らせて、「それは~~。私が将輝君に、その子と付き合うの、許す。応援するって…、言ったから
小野倉、通話を切って、「いやいやいや。監督、とんでもない事、考えてんな~~。」そして小野倉、椅子の上で腕組みをして、「…けど、彼女なら、もしかしたら…。…かかかか。くくくく。…なんともな~~。人の縁。凄ぇなこりゃ。」けれども、ふと頭を傾げて、「…なんで、西條先輩から俺に…、連絡来たんだ…???よぉ~~。久しぶりって…。はて…???」そして…。卒業式を終えての数日後、理沙から麗亜の名城高校合格の知らせに瑞樹家に集まる杏美たち。麗亜と流美、将輝、そして馨も呼んでの瑞樹家での麗亜の
本日、津山市中央公民館において「第71期美作アマ将棋名人戦挑戦者決定戦・一般・こども将棋大会」が55人の参加者を集めて行われた。美作アマ将棋名人戦は地元の方を対象とした大会であるが一般戦以下は新型コロナ対策で地元(津山市・美作市・真庭市およびその周辺町村)の方に絞っていたが今年は3年ぶりに域外からの参加もできるようにしたため遠くは岡山市・倉敷市・里庄町・さらには広島県・徳島県からもお越しくださいました。本大会は今年で71年目を迎える歴史と伝統のある岡山県北の将棋大会でこの長きにわたり津山朝
スマホの向こう、涼香の声、「じゃね~~。」通話はプツリと切れる。将輝、口をグンニャリとさせて、「…って、涼香さんが会ってくれって…言うから…。」そして将輝、「…ってか、なんで…???麗亜も涼香さんも…、理沙の事…って…???…あいつと俺…、何か…あんの…???」日曜日、柚花は従姉の結婚式に。そして…、建国記念日の2月11日。理沙は杏美と共にデパートに。和奏が伴って…。杏美、「ふふん。どんなの買うの…???」理沙、あちらこちらを…。ショップには大勢の女性たち。理沙、あ
柚花、店を出て、表通りに。…けれども既に将輝の姿はなし。「早~~や~~。」将輝、駅に向かって全速力で走りながら、「やべ、やべ。飯、飯。」その時の将輝の所持金、僅かに1000円足らず。柚花、店に戻って…。結奈、「あら…。」浩紀、「ふ~~ん…???」「足、早~~や。全然姿、見えなかった。」その声に結奈、「へぇ~~。」浩紀、「ほぅ~~。さすがに、バスケやってるだけあって、早いか~~。」柚花、口を尖らせて、「もぅ~~。」そしてバッグからスマホを…。そして耳に当て…。
浩紀、「小野倉淳…かぁ~~。またまた懐かしい名前…、出て来たね~~。」将輝を見つめながら…。「けど、あいつ…、今、なにやってんだ…???」その声に将輝、「えっと~~。その~~。」柚花、ポツリと…、「な~~んだかな~~。話が…、ふたりだけで盛り上がっちゃったりして~~。」浩紀、そんな柚花に、「あっ。かかかかか、そっか~~。かかか、だよね~~。…でも、いや。まさか、将輝…君…、だっけ…???」将輝、「あっ、はい。」「弓狩さんの事。…って言うか、弓狩さん自体が、今、鴻上高校の
休憩しながらも時間は過ぎて、凡そ45分。もう既に麗亜はリビングに…。将輝、「理沙、そろそろ…。体に障る。」理沙も、「うん。オッケィ〜〜。」リビングに戻ってきた理沙に、流美、「はは、お疲れ〜〜。さすがに凄いね〜〜。どんどん上達してってるんじゃない〜〜。」理沙も流美に、「はい。ありがとうございます。」蒼介、「なんせ、将輝君が着いてるから…。」将輝、理沙に、「あの時のタイミング、忘れんな。フェイクは、これって〜時に、使えるから。」理沙、「分かってるよ〜〜。」そして話は
玄関のチャイムが鳴る。和奏、「あは。来た。」モニターに、「どうぞ~~、開いてま~~す。」蒼介、「おほ、来ましたか~~。」理沙、車椅子でするすると…。そして、「はは、麗亜ちゃ~~ん。」麗亜、「キャハ、理沙お姉さ~~ん。」ふたりで軽くハグ。和奏、流美に、「いらっしゃい。まずは、お昼ご飯。」流美、「了解。ふふ、買って来たわよ~~。」「NICE。」そして和奏、「はいはい。上がって、上がって。将輝君。」将輝、「あ、はい。」リビングでそれぞれを待つ蒼介。「おほ。
本日、倉敷市芸文館アイシアターにて掲題選考会が行われた。午前中、岡山県代表を選ぶ県大会で県内各地から腕自慢の小学生が集い、高学年の部と低学年の部に分かれて熱戦が繰り広げられた。その開会式前後の様子からご紹介します。開会式直前の準備風景、シアター会場ということで少し会場の雰囲気は暗いです。会場準備(対局席の設置・盤駒、看板、受付席、対面シールド・消毒液の設置など感染対策)は8時過ぎには完了していました。子どもたちも徐々に集まってきています。運
栞奈、壁のモニターに、「あっ、アズちゃん。」スピーカーから、息せき切った声の杏美、「はぁ、はぁ。あけましておめでとうございます。あ〜〜。」理沙、車椅子でスルスルと。そして玄関に、「アズ〜〜。開いてるから〜〜。」その声に杏美、引き戸を開けて、完全防備の姿で、白い息を吐いて、「さ〜〜むぅ〜〜。」そして杏美、理沙に向かってお辞儀をして、「あけまして、おめでとうございます。」栞奈、理沙の後ろに。その栞奈に杏美、また、お辞儀をして、「あけまして、おめでとうございます。」すると今度
新年に入っての瑞樹家、例年のように蒼介の勤務先、そして和奏の法律事務所からの年賀の人々で賑わっている。その度に車椅子の理沙の去年の様々な話題で盛り上がる。そんな中で、いつもの正月であれば和奏の故郷、香川の実家に家族で帰省するのであるが、今回は逆に和奏の両親が香川から上京。理沙に会った祖父母、とにかく涙ながらに事故から入院、そして現在までの経緯を話されて涙ぐむ。理沙も祖父母に会って感慨無量。和奏、旧姓を錦織(にしきおり)と言う。そんな祖父母も2日間と言う短い日程ではあったが香川
その…、「俺の…教え子だ。大学時代の…。」の、弓狩の声に、将輝と理沙。そして一樹と和奏、蒼介、丈師も、「……。」小野倉、「弓狩監督は私の恩師。都築大学時代の…。…けど、俺…、練習の時に、バカやっちゃって…。」そして小野倉、自分の左膝を左手でポンポンと。「左膝、故障させちゃって。バスケ、出来ない体に。」その話に一同集中。弓狩、「左膝の前十字靭帯断裂。」ポツリと。小野倉、頭を掻いて、「練習中に、ジャンプして、その着地に失敗しちゃって…。その時、左膝が信じられないくらいにグン
邑、和奏に、「もぅ、年末で、スポーツセンターも年末年始。」その声に和奏、数回頷いて、「うんうんうん。な~~るほど~~。」弓狩、女子たちに、「みんな、今回は、将輝と馨、本当に、お世話になった。私からもお礼させていただく。」杏美たちに深々と頭を下げて。涼香も同様に、「ありがとうございました。」そのふたりの姿に女子たち、いきなり目を真ん丸く、そしてみな両手を前にひらひらさせて、「いえいえいえいえいえいえ。そんな。」「やめてください。」「私たち、そんなつもりじゃ。」「理沙の友
車椅子が女子の集合体と合流する。その光景に涼香、将輝と馨に、「あんたたち。」その声に将輝も馨も、首を左に、「あっ。」将輝と馨、鴻上の集まりからするすると。杏美と麻理絵、「あ、来た来た。」一樹、「お~~~。」将輝、馨、照れながら、「ども。」その瞬間、理沙と麗亜を除いた名城女子たち一斉に、将輝と馨目掛けて両手を下から上に、「イェ~~~イ。」そして拍手。「ははは、勝った、勝った~~。」麗亜、「あはっ。」流美も丈師も、「はは。」「うんうん。」蒼介と一樹、同時
その後もメンバー全員に何らかのモーション。尚哉はその行為に、「喝~~っ!!!」和真は、「あんたらさ、それ、甘いの。」己龍、「そんな何回も同じ手が…、かかかか。」将輝は将輝で、「おぃおぃ、つまんねぇことすんなよ〜〜。」逆にフェイクで相手が将輝の動きに着いて行けない。そして馨、仲間からの絶妙なパスで体勢を崩しながらもスリーポイント。理沙、試合を見ながら、拍手で、「凄い、凄〜〜い。」観覧席でも杏美達、「うそだ〜〜〜。」一樹も、顔を揺らしながら、「いやいやいや。高校生が
尚哉、和真と一緒に涼香と恵と。タブレットで何やら。涼香はノートを見て。尚哉、「なにか…???」その声に涼香、「ううん。」首を振りながら、「分かんない。」そういう涼香に尚哉、「ふん。」けれども涼香、尚哉に、「ちょっと尚哉君。」尚哉、「ふん…???」涼香が尚哉と和真に…。そんな光景を見た理沙、「監督…、涼香さんと尚哉先輩たち…。」その声に弓狩、「ん~~~???理沙君、まっ、後半、見てましょ。」理沙、顔を傾げて、「あ、はい。」そして後半、第3クォーター。5
「いやいやいや。結構入ってるもんだなぁ~~。人~~。」一樹である。その一樹の右隣りには蒼介。そして一樹の左隣りには杏美。そして芙美。蒼介の後ろに麻都香、麻理絵、雅美、そして摩季。通路を挟んでの席には麗亜、そして丈師と流美。蒼介、「へぇ~~。麗亜ちゃん、もぅ、杖なくとも…。」麗亜、その声にニッコリと、「はい。」丈師と流美もにこやかに。そして丈師。…多分、これで4回目だろぅ、左側を向いて、それぞれに頭を下げて、「今回は、将輝の事、本当にありがとうございます。」その声に麻都香
目を真ん丸にして、口を尖らせている理沙。そしてその声に食事をしている蒼介も栞奈も…。そしてキッチンの和奏も理沙に注目。理沙、スマホを耳から放して、「将輝君も馨君も赤点クリア~。しかも、平均点とほぼ同じ。」瞬間、蒼介、「へぇ~~。凄ぇ~~。」栞奈も、ニッコリと、「や~~り~~。」和奏、「はははは。うん。」スマホから将輝の声、「もしもし。」理沙、「うん。分かった。私からみんなにラインしておくから。」その声に将輝の声、「あっ。うん。ありがと。頼む。」「うん。あっ、一
栞奈、夕食を食べながら理沙に、「将輝君と馨君、期末…、どんな感じなんだろ…???何か連絡は…???」その声におかずを食べながらの理沙、首を横に振って、「ううん。」「鴻上の試験、今日で3日目でしょ~~。何か、気になるよね~~。あんだけ、勉強してたから…。」蒼介は、「そんな…成績が悪いなんて、感じないんだけどな~~。」理沙、父親の声に、「かかかかか、おかあさんと同じ事言ってる~~。」蒼介、「えっ…???そうなの…???」和奏、作り立ての料理を盛りつけたお皿をテーブルに。「ん