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家族葉真中顕文藝春秋BOOKSサイトより2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」……彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年
葉真中顕さんの新刊。予約枠の空きがあったので比較的早めに読むことが出来ましたが…。家族(文春e-book)Amazon(アマゾン)2011年に発覚した<尼崎連続変死事件>をモチーフにした作品。あの事件、うっすらと覚えているようなそうでないような…。それまで読んできた葉真中作品はページ数が多くても早く先が知りたくて読むスピードはドンドン進んでいたのに本作はそれ程、厚みのある本ではないのに人間関係の複雑さと時系列が前後するので読むのに難儀しました。それ
葉真中顕『家族』です。私の好きさレベル5段階評価の『4.5』です。「現実の世界では、すんなり完全犯罪を達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」……彼女を監禁
今年の目標~ここ数年に引き続き・・・50冊を読む47冊目は・・・【絶叫/葉真中顕】★★★★☆作品内容マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ…。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!?ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高み
家族(文春e-book)Amazon(アマゾン)<基本情報>タイトル:家族著者:葉真中顕出版社:文藝春秋発売日:2025/10/24文庫本:320ページ<あらすじ・内容>「現実の世界では、すんなり完全犯罪を達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられて
葉真中顕さんの「家族」を読みました。葉真中さん、今年10月の作品。いやぁ💦後味悪いなぁ💧フィクションとありましたが、「尼崎殺人事件」がモチーフでしょうか。人を支配するって、意外と簡単に出来てしまうのか?支配されやすい人を嗅ぎ分けるのか?自分ならどうだろう?と色々考えてしまいました。お話は、、「現実の世界では、すんなり完全犯罪を達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名
BOOK📚約2週間前の文化の日に図書館で借りてきた3冊の中から、ちょうど1週間前に最後の3冊目を読了♪(この3冊は返却済)そして追加で予約して借りた2冊の内の1冊目は本日すでに読了して、2冊目を読み始めている🤭今回はこちら!〝うる波(は)は、事故死した夫「鹿野(かの)くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々(ささ)と千花(ちか)に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは
出版社勤務の編集者・葛城梨帆の元にある人物から小説が送付されてくる著者は7年前に文学賞の公募で最終候補に残り、梨帆自身が感銘を受けて推していたものの受賞を逃してしまった女性それっきり音沙汰の無かった彼女はなぜ数年の時を経て小説を送ってきたのか…その小説を読むうちに梨帆は自分の人生を重ね、混沌とした現状の出口を模索していく送り主の小説二作が作中作となっていて、梨帆自身の物語が交互に展開してゆく構成になっていますこの作中作が両方とも読み応えたっぷりこれだけで1冊の本になるよ…
葉真中顕著『家族』読了mono-zo著『水魔法ぐらいしか取り柄がないけど現代知識があれば充分だよね?4』読了布袋三郎著『異世界領地改革8~土魔法で始める公共事業~』読了雨宮酔著『夢詣』読了『家族』わざわざ言葉にする〝家族〟ほど…薄ら寒いモノはない…『水魔法ぐらいしか取り柄がないけど現代知識があれば充分だよね?』今回は…現代知識の使い所がなかった感じ(笑)『異世界領地改革』この世界のスライムって…脱皮するんだ…
「灼熱」葉真中顕令和7年3月1日新潮文庫文庫で800ページ越えの大作。読み応えあり。戦前ブラジルに渡った少年と2世の少年を主人公にした物語。戦争というのは、国と国が戦うだけじゃない、人と人との関係にも影響する。戦後の混乱は、日本以外の国にいた日本人にも大きく影響した。平和な時代に生きて出会っていたなら、と思わずにいられない。それにしても、葉真中顕の伏線回収にはいつもどきっとさせられ、そう来たかと感心する。次の新作を早く読みたい!と思っていたら最近出ました。「家
0時過ぎから読み始め、4時間ノンストップで読了っ✨読了本の投稿が2年前から滞っているので、頑張って追いつかせてきちんと感想の投稿をするつもりだけど取り急ぎ、読んだーーっと叫びたいくらい頭も気持ちもヒリヒリしているので投稿しておこうっ✨やっぱり葉真中先生、好きだなぁ✨
こんばんは〜今夜🌃は、全編書き下ろし&様々なミステリーが堪能できるアンソロジーを紹介します2022年の春から始まり、春と秋に出版されていて、今回で第8弾常連の誉田哲也さんをはじめ、葉真中顕さん、真梨幸子さん、五十嵐律人さん、そして本シリーズ初参加の荻堂顕さん、中山七里さんという豪華ラインナップ下記の6作品が収録されています〜収録作品とあらすじ〜・『それはない』(誉田哲也)→人質を取った立てこもり事件が発生!犯人は女性という情報から、説得役には魚住久江巡査部長が選ばれる。果たして結果
家族葉真中顕文藝春秋#架空書店251016⑤家族[葉真中顕]楽天市場楽天市場で詳細を見るAmazon(アマゾン)で詳細を見る#251024on#書籍新刊情報#本#予約受付中#予約#読書#家族#葉真中顕#文藝春秋#小説#読書好きな人と繋がりたい#読書好きさんと繋がりたい気分よく生きるための私的解釈Amazon(アマゾン)【架空書店本店】https://kakuushoten.com/➡️【New✨】架空書店Amazon支
アンソロジーはあまり読まないのですが、テーマが「将棋」であり、執筆陣も好みの作家さんが多かったので読んでみることにしました。将棋は、決断のゲームである。無数の選択肢から、一手を選ぶ。将棋は、明快なゲームである。残酷なまでに白黒がはっきりとつく。しかし、単純な「結果」にたどり着くまでの間に、無数の思いが凝縮されている。だからこそ、将棋は物語の宝庫なのだーー。超豪華執筆陣による「決断」をテーマにした傑作将棋小説アンソロジー。(出版社紹介文より)巻頭は、青山美智子さん「授かり物」
葉真中顕さんの「ロスト・ケア」を読みました。結構一気読み。これは自分もこの先、他人事ではないなと。親の介護、認知症、人の尊厳。<彼>がしたことは、決して善ではないけど、悪なのかと問われたら、うーん。難しいですよね。人のための悪。でもそれで助かったと、救われたと感じる人もいる悪。超高齢化社会とか少子化とか、何年も前からそうなるってわかってんだから、なんとか対策できないもんかね。って、思っちゃいますよね。なんか本当にもっとやさしい世の中であって欲しい。必要な法律が、必要とする人に
今日は日本推理作家協会編『ザ・ベストミステリーズ2025』刊行記念イベントへ✨葉真中先生のイベントは読書友だちのまゆこ氏といつも一緒だけど、今日は予定が合わずまゆこ氏は不参加😭残念‥ひとりでも行こうと思ったけど、2月に参加した新川先生のサイン会で仲良くなった読書友だちに葉真中先生の著書を事前に激推しし、ともに本日参加✨葉真中先生と新川先生のトークは聞き応えがあり、あっという間の1時間っ!サインをいただく時、今日はしどろもどろにならないように話すことを考えていたけど、やっぱり緊張してしまっ
ロスト・ケア/葉真中顕ある殺人事件が世間の注目を浴びる。犯人は在宅介護の老人ばかりを狙い、家族の留守中に忍び込み、これまで42人も殺害したという。犯人に下された判決は、死刑。時は遡り、判決の数年前。とある街で、介護という共通点を持つ大人たちそれぞれの日常が、視点をくるくる変えながら進んでいく。大友秀樹・・・検事という職業柄、介護が出来ず、父親を高級老人ホーム「フォレスト」に入居させたばかり。佐久間功一郎・・・大友の友人で、フォレストの経営に携わる男。羽田洋子・・・母
皆さんこんばんは。連休とったせいか生活のリズムが変わり、今日は昼寝したら2時間寝てしまった(汗)なので映画紹介出来なかった!慣れない事するもんじゃないですね。さて恒例の夜中の本紹介。「鼓動」葉真中顕出す本総てが面白い葉真中ワールド。要約新作をGET!さてどうでしょうか?冒頭公園でホームレスの女性が殺され、燃やされるという事件が起きました。現場にいた男が逮捕されたのですが、近くにある自宅で、父親も刺し殺したと供述します。容疑者
本を読みたい!でも時間がない…そんなあなたへこんにちは!失敗しない紙箱づくりを全力サポート!耳読書大好き、印刷営業歴23年・取り扱った印刷物10,000点以上の福富康一(福ちゃん)です!普段は紙パッケージ印刷についてお話ししていますが、週末は耳読書できるオススメ本をご紹介します!耳読書=耳読(みみどく)とは・耳で読む読書のこと・ながら読書ができるから忙しくても読書が楽しめるよオーディブル歴3年、年間800時間以上耳読書をしている僕が、「これは面白い!」と心か
『絶叫』、『Blue』に続き、奥貫綾乃刑事が登場する社会派ミステリの3作目です。団塊ジュニア世代に生まれ、就職氷河期を生き、挫折し、18年の引きこもり生活を送った草鹿秀郎という男の人生がストーリーの根幹を成しています。ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。彼は父親も刺し殺したと自供する。長年引きこもった果てに残酷な方法で二人を殺した男の人生にいったい何があったのか。事件を追う刑事、奥貫綾乃は、殺された老女に自分の未来を
こんにちは〜今日も暑くて…早くも夏バテ!?しそうなはなですもらって嬉しい美容アイテム私の場合は…ハンドクリーム入浴剤が嬉しいかなぁ自分では選ばないような匂いのものやオススメのアイテムなどもらえるとワクワクします私のオススメ無臭ですがヒドい手荒れに悩んだ時もこれがお守り代わりでしたアベンヌ薬用ハンドクリーム敏感肌用手荒れ予防保湿無香料大容量(102g)【アベンヌ(Avene)】[保湿ハンドケア乾燥手荒れ対策敏感肌]楽天市場1,650
読書記録です。「ロング・アフタヌーン」葉真中顕中央公論新社「犬を飼う」志村多恵という短編小説の原稿が送られてくる。編集者葛城梨帆はこの短編に底知れぬ可能性を感じて公募新人賞に推すのだが落選する。すっかり忘れた7年後に志村多恵から再び原稿が届く。タイトルは「長い午後」。「女の午後は長いというけれど、私の午後はいつから始まったのだろう」という一節から始まるこの小説は作中の「私」「亜里砂」、作者「多
葉真中顕さんの2022年刊行作品です。先日読んだ井上夢人さんの『メドゥサ、鏡をごらん』と同じく、作中作が非常に大きな比重を占める作品でした。新央出版の編集者・葛城梨帆の元に突然、原稿が届く。それは以前新人賞で落選した志村多恵からのもので、学生時代の友人が時を経て再会するところから物語は始まっていた。立場の違う二人の会話はすれ違い、次第に殺意が募っていく。「いっそのこと、最後にこの女を殺してやろうか」――。そんな物語の女たちの苦境に思いを馳せるうち、梨帆自身も忘れられない出
将棋アンソロジー( ̄▽ ̄)たった一つの決断に凝縮された無数の思い指すだけじゃない、観るだけじゃない読んで楽しむ将棋があるって事ででは早速将棋なぁ…まったくわからん日曜日の昼間たまにテレビで解説?しながらやってんじゃん?あれさ、子供頃父が観てて、観ながらウトウトしてんのよで、一応母にテレビかえても良いか?と聞いてからかえると「観てるやろ!」と言われてムカついた…旦那も同じだったと、マイナスなイメージな将棋だが参加メンバー初読みは橋本長道さんだけだし、後
『絶叫』葉真中顕著光文社616p4月の22冊目の本マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。平凡な人生を送るはずが、無縁社会、ブラック企業、そしてより深い闇の世界へ……。辿り着いた先に待ち受ける予測不能の真実とは!?ミステリー、社会派サスペンス、エンタテインメント。小説の魅力を存分に注ぎ込み、さらなる高みに到達した衝撃作!初めての作家さんです。最初のページから圧倒されてしまいました。平凡な女性が闇に
葉真中顕「絶叫」葉真中さんの作品の中で面白そうな物があったので買ってみました。マンションで女性の死体が発見された。主人公の女性刑事は孤独死したこの女性に対して歳や離婚歴なども自分に似ていると親近感を覚える。しかし女性の身元を調べていく彼女の再婚相手は前夫が死亡した交通事故の加害者であり、同じような再婚を繰り返していた。彼女は再婚と夫の殺害を繰り返すことで生命保険を得ていた可能性が浮上する。一方で、孤独死した女性が生まれた家庭は当時のごく普通の家庭であった。しかし両親が自分よりも目
図書館棚を巡っていた時に見つけた葉真中顕さんによるバブル期に起きた事件を元にしたフィクション本を読了。そして、海の泡になるAmazon(アマゾン)私自身はバブルの恩恵に与ってもないしあの頃、子育てに忙しく事件の首謀者の女性の名前はテレビで聞いたことがあるくらいだったけど後に繋がる「プラザ合意」といった経済用語の意味など含め概ねそういう事件だったのか~と初めて知ったという次第です。投資により料亭を経営し莫大な富を稼いだもののバブルがはじけ株価暴落をきっかけに
前回、相模原の重度知的障害者施設の事件を題材にした「月」の感想を書きましたが、こちら「ロストケア」は、老人介護の問題です。原作は、葉真中顕の「ロストケア」。キャストは、犯人で介護スタッフの斯波(しば)役に松山ケンイチ、取り調べる検事役に長澤まさみです。原作では最後まで斯波が犯人とはわからない、ミステリー仕立ての小説のようです。原作未読ですが、家族による親の自宅介護の厳しさが背景にあると思われます。殺人の理由が違うかもしれませんが、実際にあった事件として、介護施設のスタッフが、入所者を複
NETFLIX答えは事件の真相のその先(C)2023「ロストケア」製作委員会ロストケア斯波(松山ケンイチ)は利用者や家族にも気が利くと評判が良い訪問介護の介護士。ある日、利用者宅で二人の遺体が発見される。一人は利用者の老人でもう一人は介護センターのセンター長団(井上肇)だった。担当検事の大友(長澤まさみ)の斯波ら関係者聴取が始まり、合鍵を持って老人の金品を盗もうとした団の犯行との見方が強くなる。大友はセンター利用者の死亡率の高さがひっかかっていた。(C)2023「ロストケア」製作委員会
今日はブックオフで本を4冊買ってきました。1冊目は、葉真中顕著「ブラック・ドッグ」(講談社文庫)です。著者の作品はこれまで何作か読んできましたが、どれも面白かったです。ブラック・ドッグ(講談社文庫)/葉真中顕2冊目は、吉田修一著「ぼくたちがコロナを知らなかったころ」(集英社文庫)です。航空会社の機内誌に連載されたエッセイをまとめたもので、5冊目になります。ぼくたちがコロナを知らなかったころ(集英社文庫)/吉田修一3冊目は、