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建仁寺に行って知った海北友松、その人が主人公の小説を教えてもらいました表紙にはその時の記事で1つだけ貼った雲龍図というのも記事にしたときに海北友松のことは一通り調べたのですが、やっぱりこうして小説で読むと自分の中でその人が活き活きとしてきます。作品を観る目も変わります実は友松以上に登場するのが安国寺恵瓊。友松、建仁寺との関わりよく分かりました。先月京都でバスに乗り損ねといて良かったただ、私の読解力のなさのためか物語としては平坦な感じ、、、でしたが、最後に澤田瞳子さん
読書をしたい、と思い、近くのBOOKOFFで110円で買える本のうち、一番面白そうな本を買って読んだ。葉室麟の直木賞受賞作、「蜩ノ記」である。とってもよくできた面白いお話で、あんまりにもすっと読めるものだから、拍子抜けさえした。たぶんあと2回か、3回読むと気づかなかったところに目がいって、より深まるような読後感だった。物事のバランスというか、塩梅が素晴らしいなと感じた。もうちょっと歪でもいいなあと思ったけれど、昔何か他の作品を読んだときにも同じような感想を持ったので、きっとこれは作家の特性
そう言えば、葉室麟さんが亡くなってからほとんど時代小説に興味を失いつつあることに気付いた。大きな存在だったのだ、と今更思う。No.0342022.4.2(土)底惚れ/青山文平/徳間書店/2021.11.30第1刷1600+10%故郷の村を捨て江戸で流れ流れの暮らしを続け気が付くと四十の坂も越えた。一万石の小大名家の一年毎の中間生活をしている「俺」。御家の二十歳過ぎの「御老公」が手を付け子まで成した相模の百姓女・芳を宿下がりで生まれた村に送ることになる。芳に不憫さを覚えて
兄しかいないんですよワタクシでも年上の姉のような従妹がいましたそれも3人中学高校時代はとても仲良くしてくれていました一番年上が編み物が上手次が洋裁が得意最後の従妹は高校生で本当の姉の様に可愛がってくれましたセーターを編んでもらってワンピースを塗ってもらって面白いと本を貸してもらって、、、最高の従妹たちでも高校を卒業し自分の意向を重視するようななると自分から離れてしまった。。結構薄情者ですね自分本当の姉妹なら歳を取ってから再度仲良くもなるけれど現
3月23日土曜の日経夕刊の文学周遊に、葉室麟先生の「春風伝※」が掲載されました。(※高杉晋作の人生を描いた作品)記事の中段には、功山寺挙兵時の高杉晋作のセリフが躍っています。「これより長州男児の手並みをご覧に入れる」勝之進は、数ある葉室作品の中から、本書が選ばれたのが妙に嬉しく、ここに書いておこうと思いました。というのも、勝之進が私的に選んだ葉室作品ベスト12の第一位が春風伝だからです。(ベスト12のブログはこちら)『葉室麟ベスト12を選定』全作品を読んだ記念に、べ
好きな葉室麟さん浩太、舜、冬美、美樹の高校生4人は交差点で雷に打たれ目覚めると明治維新直後の時代に転生していた西郷隆盛、大久保利通、勝海舟ら近代史の立役者たちの側で激しい歴史のうねりに巻き込まれる若者たち生きた「日本史」の授業の始まりだ没後に発見された”幻のデビュー作?”が文庫で登場!歴史小説の骨格を持ってはいるが葉室麟まさかの、青春SFファンタジー出窓できょうも、皆さまとともに”いい日”でありますようにcorinpap
今日は風が冷たいです。工事が終わって一安心。借りた本「世阿弥」北川忠彦「天翔ける」葉室麟「ガツン!」伊集院静
葉室麟著「峠しぐれ」(双葉社刊)を読んだ。先日読んだ「さわらびの譜」に感銘を受けたので、同じ著者の小説をまた買ってきた。「峠しぐれ」も同じく時代物。こちらは前回の「弓」に変わって「剣」がメイン。峠の茶屋で旅人に団子や食事、わらじなんかを売っている夫婦が主人公。しかし、寂しげな峠の茶屋の主人にしては立派な人格。物語は何やら思わせぶりに始まる。旅人の接待をする二人は清廉潔白な心と揺るぎない正義感を持つことを著者はまず説明する。その前置の後、物語は力強く動き始め
最近、お肌の調子が良いと感じています。多分、酒粕のおかげもあると思います。一昨日の不眠も解消しましたし、、、今日のお昼は、粕汁を再び頂きました。とても美味しい粕汁でした😆撮り貯めた録画📺の「BS時代劇風の峠~銀漢の賦~」を(1)と(3)を見ました。(2)は録画📺を忘れたようです⁉️いつものように、役者さんの名前が気になって、エンドロールを見ていたら、原作が、私の好きな作家葉室麟氏でした。原作を読みたいと思った午後です。「風の峠~銀漢の賦~」中村雅俊×柴田恭
葉室麟著「さわらびの譜」(角川文庫)を読んだ。時代物の物語。時代物と言えば普通「剣」が物語のメインになる事が多いが本書は「弓」。藩の勘定奉行を務める有川将左衛門はかって藩の弓師範だった。世継ぎ男子のいない有川家では弓の相伝を娘の伊也に託すべく弓道に励ませる。娘伊也も父の才能を引き継いだか上達は早く成人の頃はもう免許皆伝ほどの腕前となる。そんな折、藩で弓の力比べが開催され、勝ち抜いた伊也は今の弓術師範大和流の一番弟子樋口清四郎と争うことになる。この勝負をきっかけに様々な問題が
月1で本屋で一冊序章23今回は葉室麟さんはだれ雪架空の藩のお話なんですが、そこに赤穂事件の大石内蔵助等の旧赤穂藩士や幕閣、吉良家の人物まで登場する読み応えのある物語。自分自身も赤穂事件の謎にせまる舞台に出演した事があるので、思い入れやその時の事を思い出しながら読み進めていきました。主人公は浅野内匠頭が切腹する前に最期の言葉を聞いたとされる旗本が幕府の上層部に咎められてある藩に流されてきた際に身の回りの世話をするよう仰せつかった夫に先だれた未亡人。主人公と旗本とのやり取りが主筋なん
先週の「光る君へ」総合の8時でなく、BSの6時から視聴それが見終えた時に・・・画面に、「BS時代劇」のテロップその後の40分間は、食い入るように・・・そのまま、終わりまで見てしまった観るつもりがなかったドラマだから、いつやめてもよかったのだが・・・結論から言うと、面白かったお笑いでなく、興味を引き立てられたということ中身については・・・第一話の放送なので、ネタバレを避ける
NHKドラマ(全6話)原作葉室麟の時代劇風の峠主演は中村雅俊、柴田恭兵、高橋和也2015年放送の再放送です懐しく私達も再び見てます😊✌葉室麟原作の映画&ドラマが好き😊この物語は、宝塚の『星逢一夜』(宝塚雪組/早霧せいな×望海風斗)を思い出させます😢つい最近、だいもん=望海風斗が出演した藤沢周平原作「橋ものがたり」シリーズの【約束】2024年を見て本当に良かったので、「橋ものがたり」シリーズの過去ドラマ再放送版もダビング予約しました😊何故か時代劇にほっこり癒やされてます昼食
晴天の日曜日WOWOWオンデマンドがお勧めしてきたのは「散り椿」葉室麟散り椿Amazon(アマゾン)散り椿(角川文庫)Amazon(アマゾン)葉室麟は何冊か読んだことあるけど西島秀俊さんがでてたので観ることにしました^^時代劇は言葉遣いがむずかしいね。一気に観る体力がなくて一時停止を数度はさんで見終えました^^;山々の風景が美しかった、、、とか言うのでもいいか?( ̄▽ ̄;)あと、出演
学生時代に、日本史が好きではなかった私が、今こうして一人暮らしになって、歴史小説に夢中になるとは、自分でも不思議な気持ちです。日本史はいくさの歴史でもあり、そういう面が好きではない理由かもしれません。大河ドラマも、子供の頃の「花の生涯」以来毎回観ることはなかった私が、「篤姫」を毎回観るようになったきっかけは、当時同居していた義母と共通の話題作りもあったかもしれません。「篤姫」には、はまりました。葉室麟氏の小説は、前回読了した「蛍草」同様、読んだ後に、人のぬくもりや絆を感じます。
あけましておめでとうございますむっちゃん先生です♪おととし恩師の演奏会を聴くため京都へその時に見た京都建仁寺海北友松龍の画何だか惹かれて龍の画に普段はあんまり興味ないのだけれど何となく楽しそうでユーモアと強さを兼ね備えてるような気がして。葉室麟さんの小説も読んじゃった♪さあ海北友松の龍のようにユーモアを持って楽しく駆け昇ろう
←葉室麟作『柚子の花咲く』(朝日文庫)「江戸時代中期、瀬戸内海に注ぐ日江川の河岸で、一人の武士の遺骸が見つかった。男は村塾の教師・梶与五郎。身分のへだてなく愛情を注ぐ梶は、教え子たちから厚く慕われていた。(中略)恩師が掴み取った人生の意義とは何だったのか、そして恭平自身が選びとった生き方とは――。魂を揺さぶる感動の長篇時代小説。」昨日の休日も庭仕事などで疲れ果て、夜は夕食後寝落ち。読みたい気持ちは逸れどミシュレ著の『海』(藤原書店)とカポーティ作の『遠い声遠い部屋』とを合わせて
今日は、何かしら自分に課した家事等をすれば、「蛍草」を読もう!と、ついのめり込みました。一応最小限の家事と室内ウォーキングは済ませました。時計代わりのテレビは、付けないで、、、ネタばれあります。この物語は、主人公菜々の心の純粋さ、ひたむきさ、勇気等の魅力に溢れています。読みながら、以前見たテレビドラマでは確か菜々役は、清原果耶さん、市乃進役は町田啓太さん、菜々の敵役は、そう私のお気に入りの北村有起哉さんでした。主人公菜々の周りには、いつの間にか味方、手助け役をしてくれる者が集まりま
昨日迷いながらも借りた葉室麟氏の「蛍草」をベッドで読み始めたら、引き込まれていつ眠ったのか?トイレにも行かず眠ったため、夜中にトイレに行き、今朝は遅く起きました。独り暮らしだからできる気ままな生活です。なぜこの本を借りるのに迷ったか?は、以前テレビドラマでこの「蛍草」を見ていたからです。大好きなドラマでした。NHK「蛍草菜々の剣」土曜時代ドラマ「螢草菜々の剣」|NHKドラマNHKドラマに関する総合情報サイト。新作トピックスやドラマ再放送情報はもちろん、放送中のドラマ番組
←ミシュレ著『海』(加賀野井秀一訳藤原書店)「アナール派やフーコー、バルトに多大な影響を与えてきた大歴史家ミシュレが、海と生物(および人間)との関係を気宇壮大なスケールで描く。」参照:「『海』(藤原書店)-著者:ミシュレ翻訳:加賀野井秀一-谷川渥による書評|好きな書評家、読ませる書評。ALLREVIEWS」水曜日から土曜日まで四日連続の勤務。忘年会シーズンということもあってか結構忙しい。自宅でも仕事の車中でもスマホを弄って呟きを投稿することもできず。13日
BOOKデータベースより「「日本」の運命は、荒くれ者の公卿に託された!葉室麟の隠れた名作。どこかに、強い敵はおらんものかな――。平安時代、栄華を極める一門に産まれた藤原隆家は、公卿に似合わぬ荒ぶる心を抱えていた。朝廷で演じられる激しい権力闘争のさなか、安倍晴明と出会った隆家は、国を脅かす強敵が現れることを予言される。やがて花山院と対立し、九州に下向した隆家が直面したのは、熾烈を極める異民族の襲来だった。荒くれ者公卿は、世の安寧を守り抜くことができるのか。血湧き肉躍る戦記ロマ
「無双の花」という立花宗茂の小説を書いた背景を「わたしにとって男の理想像」という随筆に書かれています。随筆集柚子は九年でAmazon(アマゾン)
今村翔吾さんの「塞王の楯」を読んだら、いろいろな登場人物が好きなりましたが、特に立花宗茂が気になりました。そして、こんな小説があるのを知り読んでみました。関ヶ原の合戦で西軍に属して以降の苦難の日々は、耐え難きを耐えるという不屈の物語でした。葉室麟さんならではの小説だなあと思いました。無双の花Amazon(アマゾン)
題名:潮鳴り(羽根藩シリーズ2)ASIN:B01GC9VVLO著者:葉室麟出版社:祥伝社文庫メモ:久しぶりに葉室氏の本を読んだ九州を舞台にすることの多い筆者だが、今回の舞台は、映画にもなった「蜩ノ記」と同じ豊後・羽根(うね)藩主人公は、その真面目さ故に役目をしくじり、お役御免となった人物家督を腹違いの弟に譲り、近くの漁師小屋に寝泊まりし、酒や博打に明け暮れ、襤褸蔵と呼ばれていた男ある日、家督を継いだ弟が切腹その謎を解明し、弟の仇を討つまでの話葉室氏
↓【ブログランキング●位なんです】↓にほんブログ村↑このボタンorリンクをクリックすると僕の順位がわかります♪(=⌒▽⌒=)最近、葉室麟(はむろりん)さんの時代小説にハマってます。きっかけは、福岡県柳川市に行ったときに、戦国武将最強の武人、立花宗茂(たちばなむねしげ)に出会ったことがきっかけです。立花宗茂を題材にした小説ってないのかなーと探していたら、葉室麟さんの「無双の花」に出会ったのです。以後、直木賞受賞作でもある『蜩ノ記』(ひぐらしのき)を読み、映画も見ました。先日は、『
残念ながら今年は紅葉狩りに行けなかった。行かなかった、どっちだろう?街路樹の紅葉具合も今夏の猛暑のせいか?どことなく疲れ気味の様だ。いつもは綺麗な黄葉を見せてくれる銀杏も今年は見るところがない。残念だ。読書の話になるが、徳川家康を2回目読み始めているのだが、10巻目辺で織田信長のことが何故か気になり、途中で、織田信長全5巻を読むことになった。明智光秀との関係が気になり、本能寺の変に至る経緯をもう少し詳しく知りたかったせいである。そうこうしているうちに、柴田勝家のひととなりが気になり始め、気
◆◆◆くじょうみやび日録第二期◆◆◆「刀伊(とい)の入寇」とは……平安中期の外敵侵入事件。刀伊とは、日本では主に沿海州地方に住んでいた女真族をさす。1019年(寛仁3)、50艘余の船に分乗し、壱岐、対馬に襲来、ついで筑前国怡土郡を侵し、志麻郡、早良郡を略奪した。人家を焼き、穀物を奪い、殺された者400余人、捕らえられた者は1000人を超えたという。これに対し大宰府では権帥・藤原隆家が中心となり、京へ飛駅使を立て通報、大宰府官人を警固所に派遣し防戦にあたった。現地住人らの奮戦もあり
PHP文芸文庫2019年11月第1版第1刷解説・澤田瞳子「美しさ」を描く小説323頁晩年に建仁寺の「雲龍図」を描いた遅咲きの絵師・海北友松の生涯とは友松が若くして心ならずも寺に入れられた後、近江浅井家に仕えていた実家・海北家が滅亡御家再興を願いながらも絵師の道を選択した友松でしたが、その身に様々な事件が降りかかります安国寺恵瓊との出会い、明智光秀の片腕・斎藤利三との友情、そして本能寺の変へ武人の魂を捨てきれなかった友松は、その時何を考え、どんな行動をしたのか晩年
ヨットを操る人には常識であろうが、昔、風をたよりにしていた船人たちはどんな技術を身に付けていたのでだろうか?伊集院九華の足取りを探る時に、疑問に思っていたことである。ところが、葉室麟の『風渡る』にはこんな記述があり、驚いた、というより、我が身の知識の乏しさを知らされた。「この頃ヨーロッパの船乗りたちは、地球規模の風の流れに気づくようになっていた。/大西洋、太平洋、南インド洋における大きな風の流れは緯度によって違う。/南北二十度付近では東から貿易風が吹き、南北三十度からは六十度
あの戦国武将で、キリシタンでもあった黒田官兵衛を主人公にした歴史小説。葉室麟の小説は初めて読んだので、彼のことを調べたら、2017年に亡くなっていたことが分かった。読み始めて面白かったこと。あのザビエルが日本を去ったあとのイエズス会の日本での布教活動が分かること海上交通についてあれこれ新たなことが分かったこと(ひょっとして、伊集院九華の足取りをたどれるかも、という淡い期待)後に黒田家が治めた「福岡藩」の「福岡」は、黒田家が出た備前国福岡に由来するということ。しかし、こ