華氏４５１度

こんな素晴らしい本を読まずに生きて来たことを悔やむ。レイ・ブラッドベリ「華氏451度」作中に出てくるラウンジ壁とは、テレビやスマホのようなものでしょう。戦争がはじまり、その瞬間に終わった。華氏451度〔新訳版〕Amazon（アマゾン）

第1章火の男――燃やすことが正義だった夜の街を照らすオレンジの炎。防火服に身を包んだ男――ガイ・モンターグは、ホースを握り、家を焼いていた。しかし彼が消しているのは“火”ではない。彼の職業は消防士（ファイアマン）――本を燃やすことが仕事だった。この世界では、本を読むことは罪とされている。人々は知識を恐れ、考えることを嫌う。娯楽と映像がすべてを支配し、“幸せ”は与えられるものとなっていた。モンターグは炎の中で笑う。「本が燃えるときの匂いが好きだ。」火は彼にとって、浄化

哲学カフェnagahamaからのお知らせです。9月17日（水）18時30分から「図書館と一緒に読書会」を開催します。今回の課題本は「華氏451度」です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊小説の舞台は書物を読むことも持つことも禁止された世界。もし本を持っていることがばれたら、ファイアマン（昇火士）が現れて焚書（ふんしょ）されてしまいます。物語の主人公はファイアマンの男性。仕事熱心だった彼は、ひとりの少女と出会い、自身の仕事に疑問を持ちはじめます。押収した本をきっかけに読書の楽しさに目覚

こんにちは、ふで丸雑記帳のふで丸です。今回は、図書館で借りてきた『華氏451度』（かし451ど）新訳版レイ・ブラッドベリ作伊藤典夫訳（早川書房）を読み終わりましたので、その感想をお話しします。わたしが、今までに読んだことのあるレイ・ブラッドベリ作品は「火星年代記」です。代表作にしてSFの名作といわれるだけあって、とても面白かったです。そして、同じく代表作であり、SFの名作である本書「華氏451度」を知り、読むつもりでいて…10年以上が経過！空白の10年？(笑)この度、満

アメリカではミドルスクールの課題図書になるくらい、’国民文学’になっている。1953年刊行のSF小説。1頁目から、「昇火器」「昇火士」という聞き慣れない言葉に出会う。「昇火器」≠消化器「昇火士」≠消防士「昇火士」は「昇火器」を使って、火を消すどころか、あるモノを燃やしてしまう職業のこと。あるモノとは、本。つまり焚書。華氏451度(摂氏232.8度)は、紙が引火し、燃える温度。本作のいう未来*のアメリカでは、知識人は排除されるべき存在であり、人は思

今日は…これ↓とこれ↓を、交互に読んでいた。旧訳・新訳読み比べしていた。『世界99』からのマイブーム・・・ディストピア本！『1984年』と『日蝕』を読んで、『日蝕』を読んでたら『夜と霧』を読みたくなったんだけど…『夜と霧」はしんどいなぁ…と思い、どうしようかなぁ…と思っている時に…そうだ！『華氏451度』を読もう！…積ん読になってたはず！と、京都に行くみたいに思いついて(笑)読み出したんだけど…なんか…昔昔読んだ時と…なんか…違うような…肌触りというか…読み触りが…。ん～

来る4月14日はジュリー・クリスティの生誕85周年です。それを記念して彼女の作品を紹介しています。『華氏451』(1966)監督フランソワ・トリュフォー共演オスカー・ウェルナー撮影ニコラス・ローグ【あらすじ】徹底した思想管理体制のもと、書物を読むことが禁じられた社会。禁止されている書物の捜索と焼却を任務とする消防士のモンターグは、偶然出会った可憐な女性クラリスの影響で本の存在を意識し始める。やがて、活字の持つ魔力の虜となったモンターグ。だが、彼を待っていたのは、妻リン

3月29日(土)、川崎市アートセンター小劇場で、人形劇団ひとみ座による『華氏451度』を見ました。3月31日(月)までの上演で、すでに終了しています。レイ・ブラッドベリの原作(1953)。佃典彦の脚本。小林加弥子、中村孝男の演出。レイ・ブラッドベリの『華氏451度』は、小説として読んだことがあり。フランソワ・トリュフォー監督による、1966年の映画作品も、強く印象に残っています。今回の、ひとみ座による作品も、物語の展開は、その大枠にそったものであり、物語のおもしろさは、期待通りで

ディストピア近未来SF小説たが、本質的な部分ではもはや現実になっているといっていい。「テレビやネットではなく、紙の本を読め！」これに尽きる。これからの時代を生きるための人生の必読書。

不思議初めて読んだきっかけ全く思い出せない…。子供の頃かもしれない。難解な世界観。理解出来なかっただろうに。でも、不思議と惹かれて読んだ。何年かおきに、ふと浮かんで読み返す。何がきっかけかは分からないけれど、呼ばれて、思い出して、手に取る。こんな写真いつ撮ったのかな。覚えてない。不思議。ロールオンアロマ(ネロリ)精油天然100%オイルアロマオイルロールオンアロマティックロールオンネイルオイルヘアオイルアロマオイル香水香油キューティク

八月の閑話休題です。2024年8月のテーマ「あんまり読む人いないかも…戯曲の本」でおすすめしてまいりました。戯曲の本って、私自身読んだ数が少ないし、そんなに書くことないかもなって、ちょっと頭をよぎったりもしたのですが、書き始めると意外と思い出す作品もあったりして、記憶の棚の奥深くに仕舞い込まれていた情報が久々に取り出されたというか…"脳活!!"(脳トレの間違いかな???)って感じでした。また、舞台ありきで書かれているので、普通の小説などよりは制約も多いはず(舞台で再現することを

皆さん、お久しぶりです。今回は、旅行・街歩きから離れて、テーマ：読書批評文にて最近読了した小説の感想等を述べることとします。作品は2点で、両方ともに「ディストピア作品の古典」とされています。オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』並びにレイ・ブラッドベリ『華氏451度』という小説で、皆さんもタイトルを聞かれたこともおありでしょう。今回は、上記2点に加えてジョージ・オーウェル『1984年』と併せて、ディストピア作品に欠かせない「三本柱」について解説を試みることといたします。その「

鈴鹿脱出！であります。最近地元の山ばかりで、とんと遠出をしていなかった。そもそもわたしは山なんかに格別のご高配を賜るつもりのない、若干イレギュラー気味な山屋であります。したがってわざわざ化石燃料をまき散らしてまで遠出をしたいなどとはいっさい思わないのですね。ところがアプリで知り合った山屋の女性は真逆の思想をお持ちのようで、やたらと見たことのない景色、登ったことのない山へはせ参じるのがお好きである由。特に白ライチョウ（冬季から４～５月上旬ごろまで見られる、羽毛の生え変わっていない状態）

【御礼】5/25Zoom京都｢逆のものさし人参畑塾｣今回のテーマは、『逆のものさし思考』第五講“縦糸の読書をしよう”。｢逆のものさし人参畑塾｣は、『逆のものさし思考』(逆のものさし道のテキスト)十一講を、一講ずつ読み深めています。『逆のものさし思考』逆のものさし思考-読書のすすめdokusume.shop-pro.jp1,650円商品を見る『逆のものさし思考』目次一、一元論で世の中を見る二、非真面目のススメ三、無学でいなさい四、ファンになるなプレイヤーになれ五、縦

今の小さい子たちはタブレットや動画との付き合いが本当に難しいと思います我が子はあまり普及していないときに幼少期が終わりました子どもが熱中しすぎて引き離しての生活は今や難しそうです本嫌いにならない範囲で読書を促してあげたいなと思います我が子は、本を読んでいるときは脳の中で登場人物が動いて話して景色が再生されると言っています小説も大人が読むようなものにも小学校から抵抗がありません国語、文章に触れまくる事で想像力も豊かで、パターン認識も上手です中学に入るまで英語は全く

道を折れる直前まで誰かがその場にいた気がするのである。空気はただならぬ静けさに満ち、最前までそこにひっそりとたたずむ人間がいて、彼が現れる瞬間つと影に溶け込み、通行を赦したかのようだ。(華氏451度より)かつて宇宙軍大元帥野田昌宏閣下は｢ブラッドベリはあまりお近ずきになりたくない｣とおっしゃっていたが、このなんとも背筋がひんやりする感覚をさしているのだろう。うっかりするとホラーになってしまいそうな微妙な感覚。｢火星年代記｣も、既に滅んでしまった火星人との交流の物語で、ハードSF

今回の入院のお供レイブラッドベリ/華氏451度新訳は読んでなかった(ToT)もう一冊、小松左京の｢継ぐのは誰か｣あたりを探していたのだが、無い!一軒だけ｢アパッチ族｣｢日本沈没｣を置いていたが、他三軒は小松左京一冊も無し(ToT)世も末だわ(ToT)

いつも入院のお供は小松左京&太宰治なんだが、今回は変えてみた(^_^;)重信房子は、紹介済みもう一冊はブラッドベリの大定番｢華氏451度｣気が付けば、30年くらい読んでなかったんで、改めて買ってみた。まさか電子書籍化なんて方法で、本当に焚書が行われるなんて(ToT)

華氏の４５１度は、摂氏では２３３度。紙が発火する温度を意味している。本の所持や読書が禁じられている架空社会の人間模様を描いたＳＦ作品だ。本によって有害な情報が善良な市民にもたらされ、社会の安寧秩序が損なわれるのを防ぐために本の所有者は逮捕された。本を発見されるとただちにファイアマン（昇火士）によって焼却される。所有者の密告と市民による相互監視により、人々は思考力と記憶力を失いつつあり、表面上は穏やかな社会が築かれていた。しかしながら……。古代ギリシアでの失敗した民主制を揶揄して用いられ

知人より「最近どんなの聴いてる？」と聞かれ、その返答と自身の聴いた音楽の記録として書いている「音故知新」です。基本、通勤の行き帰りでカーステで聴いている音楽です。先週の音故知新です如月小春「都会の生活」(’86)演出家,劇作家である如月小春が、坂本教授とのコラボでシングルをリリースし、そのシングルを含むアルバム。アルバムも教授のプロデュースと思い購入すると、全体的にはそんなに面白くなく、購入当時がっかり実際には教授が関わっているのは、シングルの「Neo-Plant

誰も傷つかない、何処からも批判されない、そんな言葉は毒にも薬にもなりはしない。どれほど批判の矢を浴びようとも、書かれたモノとコトとを、届けて、伝える。出版に携わる人々が気概を失う時、それこそ本は昇火され消えていくのだろう。https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000250/刊行を知らせるページは削除され、もはや、何が書かれていたのか分からない。来年1月24日の発売を予定しておりました書籍『あの子もトランスジェ

このブログを読んでいる人で、今頃か！と思った人は、スミマセン…汗。私の『華氏451度』のこれまでの知識は、ここで知った、＞今、NHKの『100分で名著』で『華氏451度』を紹介していますが、正にあの現象が、このブログ会社においても存在しています。です。とは言え、前回のブログでも書きました伊集院光さん司会の『100分で名著』はよくできていて、あの番組だけで、読んだつもりになれます。（つもりは、イカンのですが…華氏451度の中にも書かれています…汗）ただし、こと小説『華氏451度』に関しては

みんなの回答を見るお彼岸なので墓所、風水の話。さらに不思議な偶然で3年も前に、「なぜ菅原道真と牛は関係あるのか？？」と私は疑問に思い3年後にその疑問は解明しております上、アメーバはそれをリブログしろと言うので、この偶然も重なり記しておきます。「牛眠地」（ぎゅうみんち）ハイ。ハンバーグの主材料ではありません。笑今、日本語検索サイトで「牛眠地」と検索したところで、出てきやしません。辛うじて、「コトバンク」で葬地とあるだけです。（なので、牛眠地について、日本語で書くのは、私が初め

焚書を描き、過去には映画化もされている有名作家ブラッドベリ氏の名作らしく、小説は読んだことがなく漫画を手にしましたが、現在の世界情勢と見事にマッチしていて読みながら、日々テレビで流される莫大な情報量(しかもその多くは統制された情報)に押し潰され、時間に追われ、死んだ魚のような目をしながら生活している人々、そしてテクノロジーの発展によって益々、思考力は奪われ、何の疑問ももたない世の中へ。何もかも短縮され、深い洞察もできず、ただ黙ってテレビの誘導に、つき従うのみ。この作品は「自分の頭で考え、危険を

8月22日SFの巨匠レイ・ブラッドベリが生まれた日。思考統制され、書物が禁止された世界。人々は都合のいい情報のみを与えられている。まさに、今の日本のようです😱耐えられない🤣そんな世界に対するレジスタンスのような物語。名匠フランソワ・トリュフォーにより映画化もされました。今日は六白金星の氣が満ちる日。積極的な挑戦をすると運気がよい日。特に上の人（年上や上司）からの頼みごとにチャンスがあります。ただし、不貞腐れるのはよくないので止めましょう。華氏451度〔新訳版〕(ハヤカワ文

『華氏４５１度』をオーディブルで耳読しました。このSF小説の名作📕✨いつか読まなければ……と頭の片隅につねにあったのですが、やっと読むことができました。なかなか手を出せない本を読みたい時は、オーディオブックの気軽さが本当にありがたい👂✨内容は👇本を読むこと、本を所有することが禁じられた近未来世界。本を持っていることが当局に知られると、「ファイアマン」が駆けつけ、本を家ごと焼却してしまう。そんな世界で誇りをもって忠実に職務に励む一人のファイアマン、モンターグが、本を燃やす仕事とそ

フェーバーはクンクンと書物のにおいを嗅いだ。「ご存知かな、本はナツメグやら異国のスパイスのような香りがすることを。子どものころ、本のにおいを嗅ぐのが大好きでね。ああ、昔はすばらしい本がいくらでもあったのに、みんな消えてしまった」レイ・ブラッドベリ『華氏４５１度』より抜粋小説を読んだとき、ところどころに入るスパイスの香り用いた表現に魅せられて、買ってしまったGABAN手作りのカレー粉セット出だし、カッコ良さげな本の文章引用してますがカレ

驚きがなくなったとき、最初になにが起こったかが重要になる。レイ・ブラッドベリの作品は随所にこんな言葉がツイ、と載っている。いろんな人にあてはまり、いろんな気持ちにうなづく優しさと含蓄のある言葉だと思う。火星年代記(ハヤカワ文庫SF)Amazon（アマゾン）517円華氏451度〔新訳版〕Amazon（アマゾン）473円刺青の男Amazon（アマゾン）385円瞬きよりも速く〔新装版〕Amazon（アマゾン）550円太陽の黄金の林

私がここ最近利用しているお店では小袋に入ったポプリをオマケでつけてくれるんです。モイストポプリといって、塩で熟成させて作るポプリだしそうです。（この話以前の記事にも書いたかな）戸棚の奥で眠ってたシュガーポットを引っ張り出して頂いたポプリをこの中に入れて楽しんでいたのですが…小さなポプリは結構たまってまとまった量になっておりセコセコと手縫いでサシェなんぞを作ってみました（自分用に作ったモノなので仕上がりで出来はツッコ

やっぱり仕事絡みなので、このテーマにしてます。（笑）昨日明けだったので、仮眠取ってからiPhoneのバッテリー交換して待ってる間にチャリの定期更新と、今回持っていく本を物色に行きました。レイ。ブラットベリーの華氏451度があったので、それ手に入れました。後2冊カバンに忍ばせてます。音楽も飽きないように、結構多めに選曲してます。宿に着いたら、地酒購入に出かけるつもりです。天気が今一みたいなので、今かなり気分が凹んでます。ご飯が炊けたので、食べてからシャワー浴びて逝ってきます。(｀･ω