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「愛の本(ちくま文庫)」菅野仁、2018年発行他者とのつながりの中で幸福をデザインする本。イラストと語るような文体が優しく響きます。具体的な指針がそこに示されているというものでもないですが、今の時代の人との関係性を考えるのにちょっと役立ちます。自分の考えを文字化してくれている気がして、自分の考えに近い本はさらっと読めます。以下は文中引用とミニ感想です。自分以外の「他者」が持つ本質的性格の二重性。①「脅威の源泉」②「エロス(=生の歓び。つながりそのものの歓び。承認の歓び)の源泉」。「つなが
「友だち幻想(ちくまプリマー新書)」菅野仁、2008年発行国語教科書から気になった本を図書館予約したもののひとつ。著者は社会学者。社会学の見地、教育学部の大学の先生という立場からの経験談を含めたお話も興味深かったです。人間関係については時代を超えた「これ!が正解」というのがあれば、こんな本が出版されることはないのかと思いますが、時代の変化とともに人間関係の「解」も変わる気がします。以下は文中引用とミニ感想です。一人でも生きていける社会だからこそつながりが難しい。地域共同体が不要になり
2008年3月発行『友だち幻想』菅野仁筑摩書房芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹さんが紹介してから、ここ数年学校図書館でコンスタントに貸し出しがある人気の新書。とある理由で急いで今日仕事終わりにかりて読んでみた。たぶん、高校生くらいの年代向けに意識して書かれたと思われすーーーっと、読みやすい。少し難しい社会学の言葉や考え方を分かりやすく綴った1冊。でも、タイトルにはないけれど1番身近な他人の「家族」にも触れていて大人が読んでもとても参考になる。ちょうど、友人から
相思相愛なら素晴らしい。犬猿の仲でも許されるでしょう。では片思いはどうだろう。この本は、今の時代無理に交友しなくても生きていけるからこそ、人付き合いが難しくなっていて、他者の在り方を考える必要があると主張している。友だち幻想とは、友だちならば自分を完全に理解してくれると期待している状態だ。友だちを強く意識するのは学生である。だからこの本は教室にフォーカスを当てている。残念ながらどの学校にもいじめはある今、あなたが先生だったら子供たちに何を言うか。みんなで仲良く親密なクラスを目指すこ
『友だち幻想人と人の〈つながり〉を考える』(菅野仁/著)を読了。これを読めば、「みんなと仲良く」の意味のなさがわかると思うが、たぶん、学校での人間関係に悩みをもっていない人は、この本を手に取ろうとは思わず、結局のところ、群集心理的な幻想から目が覚めることはなく、この本を手にする人間関係に悩みをもった人の苦悩が癒えることは、まだまだずっと先のことではないかと感じた。絶望的で申し訳ない。そうなると、やはり大人の出番というか、このことをどう伝えていくかが課題なんだろうと思う。そ
ちくまプリマー新書2008年3月初版第1刷発行2018年9月初版第29刷発行156頁「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ次々と変化する環境、複雑な人間関係の中で生きる現代人の「処方箋のような本」はじめに―――「友人重視指向」の日本の高校生第一章人は一人では生きられない?第二章幸せも苦しみも他者がもたらす第三章共同性の幻想――なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか第四章「ルール関係」と「フィーリング共
(1)「友だち幻想」が書かれた動機筆者の菅野仁さんの長女が学校の友人関係に悩んでいたことが執筆の動機の一つだったといいます。親として子供が暗く悩む姿を見るのは本当につらく、筆者のご夫婦は朝まで話し合ったことが度々だったそうです。夫婦でお子さんの悩みに向き合いましたが、中学生の頃には教室に入れない「保健室登校」になってしまいました。社会学の専門家だった菅野仁さんはフィールドワークの手法を取り入れ、連日、知世さんから話を聞きとり、記録しました。成績の良さへのねたみもあってか、周囲から
(1)「むかつく」という言葉「むかつく」という言葉には以下のような2つの意味があります。①胸がむかむかする。吐き気をもよおす②その事が不愉快で、腹立たしく感じるもとは①のような身体症状を表していたのでしょうが、やがて転じて、「不愉快」「立腹」「拒否」「攻撃」などの意味を持つようになってきたのだと思います。「腹が立つ」「嫌いだ」などの直接的な表現では、憚りがあるような場合も、「むかつく」という表現なら許されるように感じられるため、若者を中心に急速に広まってきたと思われま
(1)「君たちには無限の可能性がある」小学校、場合によっては中学校でも、「君たちには無限の可能性がある」などと現実を直視しないようなメッセージを子どもたちに刷り込んでいます。能力の差異、環境の差異、努力の差異。人それそれの条件に違いがあり、目標の実現可能性には大きな差異があります。そして、多くの場合に自分の期待した結果は得られないのだと思います。自分の限界を知ったり、挫折を経験しない人間は少ないのではないでしょうか。「人は無限の可能性がある」とばかり刷り込まれてきた人間が
(1)お勧めの本「友だち幻想」友だち幻想菅野仁ちくまプリマー新書740円(2)ルサンチマン「友だち幻想」の中にルサンチマンについて記述されている箇所があります。(71-74ページ)ルサンチマンとは「恨み、反感、嫉妬」といった、いわば人間誰もが抱きうる「負の感情」のことです。誰でも、自分がうまくいかなかったり、世の中であまり受け入れられなかったりしたときに、自分の力が足りないんだと反省するよりも、往々にして「こんな世の中間違っているんだ」と考えたり、うま
(1)お勧めの本「友だち幻想」友だち幻想菅野仁ちくまプリマー新書740円社会学者の菅野仁さんが、身近な人たちとのつながりを見つめなおし、現代社会に求められている「親しさ」とはどのようなものであるかをとらえ直すための、「見取り図」を描こうとして書かれた本です。「友だち」との関係だけでなく、「家族」や「教師」や「職場の上司・同僚・部下」などとの関係にも応用可能だと思います。(2)「友だち幻想」に書かれていること・一人で生きていける社会だからこそ<つながり
友だち幻想/菅野仁図書館で借りてきました人と人とのつながりについて。。。印象に残った言葉。「みんな仲良く」という理念も確かに必要かもしれませんが、「気の合わない人と並存する」作法を教えることこそ、今の現実に即して新たに求められている教育だということ”人を殺さない、人から盗まない”というルールは、”人に殺されない、人から盗まれない”ことを保証するために必要なものだ価値観が百パーセント共有できるのだとしたら、それはもはや他者
こんにちは。たづな整骨院院長の後藤哲也です。今月もやってまいりました第4木曜日22時~レインボータウンFM『たづな1000%』の公開生放送でした今月のゲストは日本馬術連盟元ナショナルチームメンバー、乗馬俱楽部銀座ゼネラルマネージャーの菅野仁さんです1967年福島県生まれ実家の牧場で6歳ごろより馬に乗り始める。その後12歳ごろより競技会に参加、高校3年時インターハイ準優勝、国体4位、高校日本選抜チーム主将として日韓馬術大会優勝。1991年『いわきホ
会社を継承するビジネスオーナーの心を楽にして、感情の整理をして前進するためのきっかけをつくる、上級心理カウンセラーの植草あやこです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー成功している経営者達は、他者との繋がりに期待をせずに上手な距離感で関係を築いています。人はひとりで生きていけると思いますか?物理的には生きていけるかもしれませんが、誰とも話さず誰とも触れ合わない人生は寂しいですね。自分のことを全て理解してくれる友達は本当にいるのでしょうか?答えはNOです。それは幻想なのです
どうも、ウラえもんです。今日ご紹介する本はこれです。友だち幻想菅野仁著以前、某テレビ番組で又吉直樹さんが取り上げたことで注目を浴びた本です。社会学をもとに対人関係について考察された本で、人間関係に疲れやすい人やコミュニケーションに自信が持てない人にオススメです。という自分も、人間関係やコミュニケーションについては自信があるわけではありません。しかしながら、この本を読んでからは落ち込むことが少なくなった気がしています。それはなぜか?一言で
今日ようやくヨーカドーの500円券を使うことができましたw予約していた本は3冊来てた!!最近好きになった堀川波さん。お約束の?!健康関連本。やっと回ってきた友だち幻想(@_@)読んでみます。
ブーです!週末は、ヤマダ電機でキッチンタイマーと歯間ブラシを購入してきましたこちらは、1000円につき優待券500円分を1枚使用できます最近は、ドラッグストア並みに日用品やお菓子類が充実しているのでもっと欲しい銘柄の一つですさて、このキッチンタイマーですがキッチン使用ではなくずばり「18分集中法」を試してみる為に購入しました。こちらは、「友だち幻想」で有名な菅野仁さんが書かれた本です。やり方は簡単タイマーを18分にセットするだ
11年前に出た本ですが、どうやら再び売れているみたいなので、読んでみました。そうだよね・・・って思いながら読んだ部分が多いです。人は、他人ですから、僕とあなたはたとえ似てたとしてもどこか違うわけで、そこに「友達だから」ということで、「同質的共同性」を求められても困るのです。「同質的共同性」を求める「同調圧力」が強まると、息苦しくてたまりません。仲間といて、何か嬉しいことがあってみんなで喜んでいても、「みんな、一緒だよね〜」って言われたら、警戒します。「みんな、一緒だよね〜」は、「一
私が中学3年生のころに読んだ本。【ともだち幻想との出会い】地元,神奈川の個人経営の古本屋で偶然見つけたのが本書との出会い。当時は今以上に対人関係で悩むことが多く,その古本屋に足を運んだ時はそれのピークだったように記憶している。そんな時に目に入った『ともだち幻想』というフレーズ。タイトル。気になり軽く試し読みをしたら読みやすく、内容にも興味を抱いたので購入。当時の私に大きな影響を与えた。【出会いから10年後】その後1度読了して感銘を受けたことは覚えているのだが内容をほとんど覚えてい
なんとなくバタバタして記録忘れの7月と暑くて引きこもり気味の8月「茨木のり子の献立帖」茨木のり子さんの日記から抜粋した日々の事とレシピ。素敵な台所の写真も乗ってて主婦としても憧れます。「終わった人」内館牧子少し前に「すぐ死ぬんだから」を読んだのでこちらも読んでみた。定年後に色々あって…面白くて一気読み「カモフラージュ」松井玲奈元AKBの松井玲奈さんが本書いたの⁉️かわいいお話の集ま
遅ればせながら今朝のTVで知りました。Amazonで購入還暦を超えた年齢になっても、「友達って何?」って考える事があります。子供たちにも読ませてあげたいと思っています。友だち幻想(ちくまプリマー新書)799円Amazon
人との関わり方について、ヤングアダルト向けに書かれた書籍。これは『Q私の思考探究NHK「Q」制作班(2011)』を読んでいたときに紹介されていた本で、教育に興味があり、印象深かったので読んでみました。特にいじめについての視点としてなるほどなぁと思った文章を抜粋します。今は以下の引用の中にある何も教えない自然状態であり、それぞれ子ども個々の力量に任せてしまっている部分はないでしょうか。誰かをいじめると、自分がいじめられるリスクが生まれる社会のルールで何が一番大事かということは、
ごきげんさまです。断捨離トレーナー講習生関良子です☺️いい本と出会いました!課題図書もよ、よ、読んでます💦(誰に言い訳⁈😝)人と人とのつながりを新しい視点で考えさせられ、納得!友だち100人できるかな?の教育現場にもメスを入れてくれてます。だいぶ前、断捨離セミナーでも、学校現場が当たり前のように育てている「みんなと仲良く」の価値観に疑問を投げかけられました。何でも断捨離目線の私がナルホド〜!と響いた内容。人生の「苦味」を味わう。断捨離に勤しむ私たちも、捨てる痛み
このところ、読書に体する気持ちがメラメラ(ユキが眠るのにお付き合いしているとついつい…)昨日は、菅野仁さんの『友達幻想』を読み終えましたざっくり言うと、「今の子供たちは、本当に大変なんだなあ」というのが感想❗『学校では気の合わない人とでも一緒の空間をすごす経験をせざるをえないのだから、気の合わない人と一緒にいる作法を教えてやる必要がある』それは、『自然な挨拶』『濃密な関係を求め過ぎないで距離を置く』こと…おとなはついつい「みんな仲良く」「みんなで楽しく」と言ってしまうけれど、それが大
最近こういう本にはまっているなあきっと、少し私自身が病んでいるのかもしれません最近、心から、公私ともに信頼していた人に、私の気持ちが伝わっていない違和感を感じています。その人も落ち込んでおり、ゆっくり話を聞く機会を設けるのですが、全くしっくりこないのです。この本を、読んで、私は、「友達幻想」におちいっていたということが理解できました。価値観が百パーセント共有できるとしたら、それはもはや他者ではありません。自分そのものか、自分の分身か何かです。思っていることや感じていることが
産経新聞のコラム産経抄をいつも読んでいるのですが、10/1(月)の産経抄で「友だち幻想」という本が紹介されてました。友だち幻想(ちくまプリマー新書)799円Amazon「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ。10年前に出版された本で、テレビ番組で又吉直樹さんが紹介されたのをきっかけに火がついたそうです。「自分のことを百㌫丸ごと受け入れてくれる人がこの世の中のどこかにいる」という思いは幻想であり、「人はどんなに親しくなっても他者」という意識