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暁星記菅原雅雪講談社モーニングKC全8巻1巻発行日2002/10/233世紀かけてテラフォーミングされた金星。樹高2千メートルにも届こうかという巨木に覆われているのは、かつてこの星の温室効果による灼熱地獄の原因となっていた二酸化炭素が、植物群にもたらした恩恵なのだろうと僕は勝手に想像したのだが、そういう記述は作品内にはない。それどころか、テラフォーミングを施した科学技術や文明は見る影もなく、人類は巨木に覆われた地表で原始時代さながらの暮らしをしている。鳥類や爬虫類を含む
牛のおっぱい菅原雅雪講談社モーニングKC全5巻1巻発行日1994/7/22祖父お死を契機に田舎の山に戻ってきた太一。まじめに牧場をついでくれたらよいのだが、奇行が目立つ。いきなり牛のおっぱいにしゃぶりついて、牛乳を飲んでみたり。大きな体格で力持ち、女の子など肩の上にひょいとのせて、山道を歩いてします。彼になつく幼い女の子や、動物たちがいるのは、彼が醸し出す空気が格別なものだかららしい。常識外の発想と行動、しかし気が付いたら怠け者の、そんな彼がなぜかなんとなくうまくやっていく、山と
2000年ごろ、たまーーーにモーニングに載っていて楽しみに見ていた作品。ナウシカ的な未来感の影響がみられるSF作品が一時期多く出てきたが、そのなかでも非常に独特な世界観が作りこまれていて非常に楽しかった。サイエンスフィクションにシャーマニズム的要素など盛り込み、不定期連載だった当時、いつも待ちに待った感じで読んでました。惑星改造後の金星での人類含む生物たちを描く、SF冒険大作。自身もわかっていないある秘密を抱えたヒルコという主人公を軸の展開。単純なヒーロー的な存在からズラされた主人