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突然、どういう意味?と思われている方もいらっしゃると思います選者の荻原裕幸さんは妹の旦那さまですどうやら番組「NHK短歌」で荻さんが選んだ短歌がバズッたようですね~「石田ゆり子の家の猫になりたい」NHK短歌に反響。石田ゆり子本人も「面白すぎます」SNSでバズり、石田ゆり子さん本人も反応。共感する人が続出した「猫」がテーマの作品とは?www.huffingtonpost.jpそれが本人にも伝わったようですへーーーーー今の時代の流行り方ですよね荻さんは短歌の
たんたん評論「短歌は言葉を選ばない」NHKEテレで放送している「NHK短歌」の2025年4月第2週の放送回におけるテーマは「四月」だった。たいへん分かり易く、覚え易いテーマである(笑)。ただし、来月のそれがもしも「五月」なら、四月の短歌を制作したのと同じ詠いぶりを続けては、なんだか工夫が無いさまに見えて、ちょっぴり困る(笑)。ちなみに、ブログ主も今回のテーマの「四月」を含む歌を制作していた。ここに紹介しよう。少しだけ待つ振りをする叶わない約束交わす四月一
短歌ホリックのペーパー版。歌人の荻原裕幸、小坂井大輔、辻聡之、廣野翔一各位が同人の「短歌ホリック」。ペーパー版は号外?のような風合いで、ゲストがいないぶんすっきりと読みやすくなった。ゲストがだめというわけではなくて、わたしのようなあまのじゃくは、4人がいい、4人でいい、4人で何かしでかしてくれ、という感情が抑えられないのだ。三代目から純烈(ホリックメンバーはどちらかといえば純烈に近い。要するに、さわれるおじ…いやお兄さんたち)、女性ユニットなら乃木坂まで、ファンであればあるほど、あなたを
仕事のあとの黒ラベルと手製のザーサイ。優勝。ちょいちょい通うようになって、ときどき付けてくれるようになったザーサイは、食べごろのときもあるし浅漬けや漬かりすぎているときもあり、家庭料理みたいな味わいがなんとも温かい。※ザーサイ単体のメニューはなく、隠し味などに使うらしいお皿もおじいちゃんおばあちゃんの家にありそうなデザイン。落ち着く。ねぎとハムと卵だけで勝負。で、卵の分量が多いからやさしい味。嬉しいときも悲しいときも一緒に寄り添ってくれる。やさしいしかない。すごいことだ。
歌人の辻聡之さんといえば…おとなには屈しないといふ顔のままおとなになつてゐる辻聡之荻原裕幸歌集「リリカル・アンドロイド」(書肆侃侃房)よりという短歌で一躍有名になったので、実際辻さんにお目にかかったことがない方でも、それぞれのイメージで「ああ、あのおとなに屈しない顔のね」という認識で広められている(個人感)。その辻さんが、おなじ1983年生まれの歌人や批評家さんたちと「フワクタンカ83」という冊子を発行した。<フワク>には、あたかも児童書のなかの
もしここに、サイン入りの書籍とサインなし(ふつうに売られている本)のそれがあったら、サインなしのほうを選んでしまう。書籍に、というとなんだか深い暗い意味があると勘繰られるかもしれないので、たとえばアイドルの写真集や、音楽ならCDに、たとえばプロレス観戦のような、書いてもらうものがないときにはTシャツにでもいい。あこがれのひとが目の前にいるときに、サインをしてもらうかというと、してもらわない人生だった。20代のころ。東京新宿の、今では季節もおもいだせないほどの過去。飲み屋で偶然
師匠である加藤治郎先生、そしてニューウエーブ歌人として長年先生と親交の深い荻原裕幸さんの歌集が届きました。⭐︎いずれも書肆侃侃房より刊行『海辺のローラーコースター』加藤治郎http://www.kankanbou.com/books/tanka/0536第七歌集『永遠よりも少し短い日常』荻原裕幸http://www.kankanbou.com/books/tanka/0537書肆侃侃房の、詩歌というジャンルがこんなにも面白いんだよって広げてくれる力。短歌に新しい表現を持ち込んだニュ
同じ題材を扱っているようで扱っていなくて、乗っている気持ちも違うのに連想してしまった作品を並べてみました。感想も書きたい気がしたけれど、こうして並べてみると読む人に託したほうが断然楽しそう、と思ってそのまま置いておきます。荻原さんのオカリナの歌は、学生が帰る時間になってもひっそりしている通りを見るたびに思い出します。さくらからさくらをひいた華やかな空白があるさくらのあとに『リリカル・アンドロイド』荻原裕幸桜から桜の間は夢なので一年は早く過ぎていきます※間=あわい『
『リリカル・アンドロイド』荻原裕幸[書肆侃侃房]読み終わったのは少し前なのですが、好きな歌が多すぎてまとめられないまま書こうとしています。ほかの方が書いていらっしゃる歌で、やっぱりその歌いいですよね、と思う歌がたくさんあったのですが、せっかくなのでそうじゃない歌をご紹介したいのですが、うまくできるでしょうか。短歌の連作と、写真でいう組み写真は似ている気がします。ひとつの作品として見たときと、いくつかの作品の流れの中でそこに置かれているときとでは、印象も、持つ意味の重さも違
残り20首ということで、大詰めになってきました。80首目、牛隆佑さんの撰歌、でました。牛隆佑@ushiryu31#令和版百人一首リレー田丸まひるさん(@MahiruTamaru)からのバトンです。80首目。永遠のみづいろとしてひとりくらゐ犀を生きてもいいではないか/荻原裕幸『世紀末くん!』「令和以降の子供たちに残したい歌」という…https://t.co/P9iMaoxInV2020年02月20日19:37永遠のみづいろとしてひとりくらゐ犀を生きてもいいではな
平成もあと少し。新しい時代が来れば・・・とみんな未来の光に目を向ける。新しいということはそれはそれはいいだろう。でも、光の美しさの中に脈々と流れる見えない時代を忘れてはいけないよ。と、なんだか年寄りの説教みたいなことを言いたくなってしまった・・・カップ&ソーサーそのものの美しさとそれがつくる影の美しさを見ていたら気づかなかったいろいろが訴えてくる感じがして。<今日の好きな短歌>われのひかりに選ばむとしてのがしたる夏のひかりの潦(にはたづみ)あり荻原裕幸
コーヒーは苦手で紅茶派となる。一時期は茶葉に凝っていろいろ試しながら楽しんだ。ストレートが好きなのだけどたまにはミルク入りが飲みたくなる。11月だ。身体が冷えるとお茶と自分との時間を持つ。孤独を見つめることはさみしいことではない。(と誰かが言っていた)その今、つながる人たちの顔を思いながら、時間は心を温める。ミルクティーと向かい合いながら・・・<今日の好きな短歌>ここにゐてかつ悠かなるものであるぼくをどうにかしてくれ虹よ荻原裕幸
2018年24日台風まだ残る「現代歌人ファイル」より荻原裕幸4『永遠青天症』荻原さんの最新歌集らしい。『デジタル・ビスケット』に掲載されている。デジタルで晴天白日の下の歌風でいくのだろう。若者の活字離れを見据えた活動と思う。既存の出版社からは嫌われるが、前衛である事にこだわるのもいい。虹を胡桃とバッハを夢で少しづつ消化してゐるぼくのこの頃がむしゃらな時代から静謐な絵と音楽の世界へ向かうのだろう。ネクタイをわれにあはせて柔らかに首を傾げるしぐさに憩ふ生活も
2018年8月23日台風「現代歌人ファイル」より荻原裕幸3第4歌集『世紀末くん!』1994年の出版。バブル崩壊後、まだ日本にも余裕があった。キッシンジャーの日本締め付け、中国の工業化がすすんだ。「みづいろ前線」からの言葉。「典型的なモラトリアムの青年だつたぼくの二十代。就職とか結婚とか、生活にかかはる大半を先送りにして、何かはあるだらうと自己表現の可能性を素朴に信じてゐた。」後にコビーライターになったらしいが、的確な表現、ゐを入れたのも個性だろう。短歌は芸術か武器か、そん
2018年8月22日晴れ「現代歌人ファイル」より荻原裕幸2第3歌集「あるまじろん」アルマジロは動物、アルマジロングは仮面ライダーに登場したショッカーの怪人。その間を取って、或間字論。萩原さんは言葉の魔術師だ。深夜三時のトイレの中にもあらはれるマルクスくんの幽霊たちがトイレの落書きに想を得た歌。深夜三時で夜の闇と静けさ、幽霊たちがで想像力を掻き立てる。これが、ニューウエーブ。プテラノドンが例へば第二象限に棲むなら街も楽しいだらう第二象限とは、x軸とy軸で構成される座
2018年8月20日晴れ今日は、高校野球決戦、満員になりそうだ。金足のピッチャー連投になる。後半勝負となるか。「現代歌人ファイル」より荻原裕幸「現代歌人ファイルその200・荻原裕幸」より参照させて頂いて勉強したい。大学では、演劇研究会に入り、短歌など関係なし。大学でてからも、映画や演劇を趣味みとして生きてきた。歳老いて、現代短歌もあるから、かじつてみよう。寺山が活躍していたとき、東京に居たので、天井桟敷の前もよく通った。荻原さんも寺山の影響を受けた。前衛短歌の巨匠。い
いちご好きなわたしに相方からのプレゼント。瑞々しく大粒。<今日の好きな短歌>まだ何もしていないのに時代といふ牙が優しくわれ噛み殺す荻原裕幸