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荒川豊蔵と茅葺足場が取れました。茶室の茅葺が完成。とても美しい。茅を葺いた若い親方は、昭和を代表する美濃焼の陶芸家で岐阜県多治見市出身の人間国宝荒川豊蔵(1894年-1985年)の大ファンだという。彼は荒川豊蔵の作品をイメージしながら茅を葺いたと言った。恥ずかしながら氏の陶芸作品の何たるかを知らない私であったが、若い親方の説明でなんとなくイメージを掴むことができた。キーワードは「土に還る」・・・私の裡で、そのように理解した。浅薄で強欲なグローバ
志野狂いの自分にとって桃山志野は一つの憧れでも有りますがそれと比較する必要も無い位に現代の志野も大好きです。古陶磁狂いにとっては桃山志野が頂点かも知れませんが・・・。現代の志野には桃山時代には無かった志野の作品が生まれてきていますので。加藤唐九郎作『紫匂』現代では赤志野が持て囃されており評価も白い志野に比べて高い。こんな現実が有ります。でも赤志野の事を本当に知ってますか?では問題。以下のぐい呑はいつ頃の作品でしょうか?『絵志野ぐい呑』
今でこそ志野茶碗といえば美濃焼となっておるわけですが、かつてやきものの器一般に「せともの」と一絡げにされていたこととも関わりましょうか、志野茶碗も瀬戸窯から出たものであろうと考えられていたようですなあ。そんな状況は昭和の初めになっても続いていたようですけれど、その通説(?)をひっくり返す発見をしたのが、多治見の陶工・荒川豊蔵であったと。多治見市美濃焼ミュージアムの「発見由来」なる解説にはこのようにありましたですよ(ちと長いですが)。昭和5年、豊蔵は歴史的発見をします。当時、北大路魯山人
晩秋の荒川豊蔵資料館ここを訪れたのはそう半月前たった半月でこんなにも色濃く秋を感じさせて青空を背景色に赤や黄色が映えやっぱり日本の四季はいいものだな
訪問日:2023.11.25訪問先:岐阜県可児市久々利荒川豊蔵資料館撮影機器:CameraSONYα7mark3LensTamuron17-28f2.828-75f2.8先日訪れて際は色づき始めた時盛りを待って再訪を綺麗思わず口を付いて出た言葉◼️f11·1/125·17mm·ISO5000いいですねぇ青空が背景色に、赤や黄色彩りを添えて母屋を見上げると◼️f11·1/125·24mm·ISO3200これも秋やっ
こんにちはおさんぽして岐阜の色々な場所を訪ねて今日のお供はSONYα7mark3Tamuron28-75mmf/2.8G2こんかいは荒川豊蔵資料館を訪ねてみます。はじめて荒川豊蔵さんの名前を聞く方も多いでしょうそこで簡単な説明を昭和を代表する美濃焼の陶芸家。岐阜県多治見市出身。桃山時代の志野に陶芸の原点を求め、古志野の筍絵陶片を発見した可児市久々利にある牟田洞古窯跡のある大萱に桃山時代の古窯を模した半地上式穴窯を築き、古志野の再現を目指して作陶を重ねた。終には「荒川志野」と
2023年9月5日(火)、直射日光が強く、気温が高いので、T-INGへ車で行く。14時頃着く。鶴田先生に志野焼についてお尋ねする。僕は、志野焼は土も釉薬も希少で、入手が困難な印象を雑誌などで読んで、勝手なイメージを持っていた。僕なんかが、志野焼を使って良いのかなんて思っていた。鶴田先生は普通に志野焼をしていいことを言われ、志野焼は特別なものではないことを言われる。雑誌で、荒川豊蔵様の話などを読んで、勝手に強く思い込んでしまったようだ。。。さて、(2023080024)ロックぐい呑みの
岐阜県多治見市無形文化財の水月(すいげつ)窯岐阜県多治見市虎渓山町にある水月窯の敷地内にある穴窯が6月16日から3日間、8年ぶりに使用されました報道では窯元4代目で、責任者の男性とつながりがある愛知県名古屋市の陶芸家の方と仲間の方3人が、美濃焼伝統の志野や瀬戸黒の茶わんなどを焼かれたそうです水月窯は、人間国宝の陶芸家・荒川豊蔵(1894〜1985年)が、1947年に一般販売向け作品の製造を主として、虎渓山永保寺が所有する山林を借りて築いた窯です。2009年には、市無形文化
割れた焼き物を金で継いだりして美しく補修する「金継ぎ」は知ってたけど荒川豊蔵資料館へ行って「呼続(よびつぎ)」という補修もあると知りました。白洲正子さんが荒川氏のお茶の接待に預かった際に出された茶碗が、「よびつぎ」であったそうです。(荒川豊蔵資料館所蔵)美濃古窯元屋敷窯から出土した九種類もの織部を使って継いだ物だそうです。心憎いおもてなしですね
先日のささゆりを見に行った帰り道県道沿いに人間国宝の「荒川豊蔵資料館」があるから見ていく?」と、同僚が言うので「行く行く」と返事。資料館は、想像とは違って駐車場の県道挟んだ向かい側の林の中竹林も小川もあります。やっと資料館に着きました。こじんまりした資料館見てから居宅の方へ。お風呂の跡地居宅。窯も、もちろんあちこちにあります。人間国宝の荒川豊蔵さんは北大路魯山人の
2022年11月19、20日名古屋市北区の御懐石志ら玉に小間の「笑庵」が移されて50年記念の大寄せ茶会が二日間開催されました。笑庵の命名は加藤唐九郎、露地には荒川豊蔵手植えの松というすでに50年前から貫禄たっぷりのお茶室ですね。両日とも大勢のお客さまをお迎えして賑やかな会となりました。庵主は濃茶席の水屋でしたので広間の様子だけUPします。高麗卓に三島の水指でおめでたにふさわしく格調高い点前座。掛物俊成花入青磁花牡丹あとは会記でお楽しみください。
秘蔵品人間国宝荒川豊蔵紅志野大萱斗出庵裏千家鵬雲斎花押二重箱仕覆共布共箱茶碗茶道具こんなタイトルを付けられ以下の御茶碗があるサイトに出品され購入されて行きました。最終的にはキャンセルされたみたいですが・・・!金額は20万円。イイねのハートマークはその時点で32人。その大半は冷やかしか誰か騙されて買わないかなぁ・・・!というシロウトへの誘導イイねです(笑)。荒川豊蔵の志野茶碗を知っている人だった
当方が、辻村史朗が好きなのは井戸茶碗からがキッカケです。辻村作品、今は志野が注目されてますが井戸の方が好き。昔、辻村さんがペーぺーやったころ、荒川豊蔵から君面白いもん作るね買うたるいわれ、オッサン上から目線やったから腹たって断ったら故近藤さんからお前誰か知ってのか?言われたいう、エピソードが辻村さんらしい。
5月に出かけた愛知・岐阜の旅で、少しだけ動画を撮りました。ご紹介するチャンスがありませんでしたが、編集したので、今さらですがご覧ください。2分ほどです。すいません。これだけです。今回は写真で十分に伝わるかなと思ったので、動画はほとんど撮りませんでした。でも鶴舞公園の噴水塔、すごいでしょう?「公園にある噴水」と聞いて思い浮かぶイメージからはほど遠い世界ですよね。それと、「徳川園の龍門の滝」のなかで、はじめ滝が映って、そこからカメラが右へ動いていく途中で、流れを渡る飛び石がチラリ
11月27日(土)友人を誘って出かけたのは古川美術館『印象派とエコール・ド・パリ』今回の展示は、なかなか観られない個人蔵の世界巨匠たちの作品です本日は若い人たちが多く観覧に。。。為三郎記念館では展示が替わり『茶碗で巡る一年』サブタイトルが~いつかお茶会で逢う日まで~新型コロナウイルス感染拡大防止のためこちらで開催されていた茶会も中止に・・・茶会で使用予定であった茶碗を展示《出品作家一例》荒川豊蔵・永楽善五郎(十六代即全)大樋長左衛門(九代)・岡部
まいまい東海、美濃の茶陶の聖地を巡るプログラムに参加しました。https://maimai-tokai.jp/event/to21d017/【美濃焼】孫弟子陶工といく、桃山文化を支えた茶陶の聖地~陶磁器の常識を覆した大発見!通常非公開・荒川豊蔵使用の大窯を拝見~桃山時代に花開いた日本が誇る「茶の湯文化」実は桃山文化を支えた茶陶が美濃の可児市久々利で作られていたことをご存じでしたか?つい最近まで美濃桃山陶は瀬戸で作られていると思われていました。しかしある陶工の情熱により美濃で作られていると判明
日曜日のブログで、美濃焼団地の陶器まつりか幸兵衛窯に行きたいなどと言っておりましたが、実際に行ったのは、多治見文化会館の「たじみの自然」展。家族連れか愛好家の人がほとんどで、私のようなフリーのオバさんは場違いだろうなぁと迷いつつ…やっぱり、場違いでしたでも、亀も蛙も可愛くて思わずニヤニヤ、昆虫標本の美しさにタメ息💨今我が家では何も飼ってないので、大変癒されました。多治見でチョウゲンボウやクマタカが見られるということにもびっくり。自然保護の活動をなさっている方々に、本当に感謝です。さて
毎日市長が5時に防災無線で、出歩かないことと、蜜を避けるようにと放送していますでも、どうしても出かけならなくてはならないことがあって豊田に行ってきました岐阜県ナンバーが肩身が狭いですがその帰り、ガレリア織部に寄ってきました目的はこれあまおうのかき氷、ほんのりの甘味で美味しい時間をかけてゆっくりいただきました今開催されていたのは水月窯は、荒川豊蔵さんの息子さんがなくなって、途絶えていましたが今回、血縁ではありませんが、朽ちてゆくの
ある方のブログを拝見して欲しくなり、買いました。和楽六・七月号。あれこれ読み応えのある内容の中で、まずは「坂東玉三郎さんが語る中村勘三郎さんの思い出」を読みました。6月に公開されるシネマ歌舞伎「鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)」。コロナ第四派の真只中、行けるのかどうか…気が揉めてたまりません。特集は白洲正子さん。若いころ、白洲さんに憧れて、湖東を旅したことを思い出します。荒川豊蔵さんとも親交があって、下の写真右の呼継のお茶碗でもてなし、白洲さんをうならせたそうです。可児市大萱にあ
前回に続き、水月窯。今日は作業場と窯場のご紹介です。今年4月から、木~土曜日の10時~16時まで公開されるようになりました。この地方の者にとっては、昔懐かしい窯焼の作業場。晴れた日には、ここに天日干しの生地がずらりと並んだりします。釉薬を調合する大きな甕。作業場の中には轆轤が三台並んでいます。手前にある器たちは、値段をつけられて出番待ちのようす。轆轤の部屋もこの部屋も、床はコンクリじゃなくて三和土です。裸電球、モロ板と生地、煙突ストーブ、作陶道具たち。天井近くまで積み上げられて
この3連休、多治見にはコロナが蔓延していて、どこに行っても多分コロナがいるじーっとしていましたが、可児市大萱の、荒川豊蔵資料館が、コロナで閉じていた窯場を3日館だけ、オープンさせると言うので、行って来ました何も知らないで、2度目の見学に行って来ましたがインスタの読者が、この横を、リニアが地上で通ると言っていますえええ・・・・知らなかったどうして地上かと言うと、地下は地層にくぼみがあるそうですそんなこんなで、今は本当に可児市の山奥で、静かなんですが後、何年か経つ
Q.269『ザムザ氏の散歩』をはじめとしたオブジェ焼きで、やきものの伝統と現代美術をつないだ作家は?①濱田庄司②加山又造③荒川豊蔵④八木一夫『続・西洋・日本美術史の基本』より答え④八木一夫(やぎかずお/1918-1979)京都出身の陶芸家京都市立美術工芸学校彫刻科を卒業後陶芸に専念1948年から「走泥社」(そうでいしゃ)を主宰伝統にとらわれない自由な陶芸を目指して立体造形である「オブジェ焼き」という新分野を拓きます陶によ
世の中には贋作で少しでも多くのお金を稼ぎたい人達がいます。そういう人達が考えるのはどうやって簡単にそれらしい作品に仕立てて高値で売るかって事。要は原価を掛けず高値に成る様に化けさせる方法を探す。アイデア勝負の部分が有ります。少し強引でも作品を壊さずそれらしく見せかける。一番苦労するのはやはり作品に施されたサインでしょうか。この荒川豊蔵の贋作はそのアイデア作品です。荒川豊蔵作『志野茶碗』共箱・・・贋作同・本来の正面同“斗”
霜神社火焚き神事テレビ熊本ご神体を59日間にわたり火で温めることで霜の害から農作物を守り、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る国重要無形民俗文化財の火焚(た)き神事...世界遺産にインスタのアカウント名を刻んだ女性に批判殺到毎月の寄付を表明も更に批判?ニコニコニュース日本の重要文化財とかにも落書きや板に傷をつける蛮人が特に隣国出身で多いんですが・・・盗みもされたしなぁ・・・イギリスでこういう事をして...如来に関する文化財紹介和歌山・高野山霊宝館産経ニュース高野山霊宝館
調べ物をしていたら目に付いた人間国宝荒川豊蔵の筒茶碗。ネットオークションでコミコミ30万とちょっとで落札されていました。良さそうな感じ、と思いましたが箱書きを見て絶句。箱書きがニセモノである以上はどんなに出来が良くても中身は水月窯・窯作で確定です。本人作と、証明出来ていない。箱書きに決定的な間違いが一つ有ります。それが何か判りますか?焼き物好きならひと目で判るマチガイです。その間違いで箱書き全
家にいないといけないのですが、それが続くと、鬱になりそうです桜を見にウォーキングに出かけました以前住んでしたところから、毎日子供を自転車に乗せて幼稚園に送り迎えに使った道は昔多治見駅から、笠原町まで陶器を乗せて小さな列車が走っていました今は廃止されて、陶彩の径という通学路になっていますここは、とても良い散歩道で、色んな人がウォーキングや、マラソンに使っています周りには桜が沢山植えられていて、この季節は沢山の人が散歩しています車で生協のお店まで行って、そこの駐
ふんどし姿、太鼓響かせ無病息災祈願静岡・清水区の豊積神社@S[アットエス]by静岡新聞静岡市清水区由比町屋原地区に1200年以上前から伝わるとされる県指定無形民俗文化財「豊積神社お太鼓祭り」が1日から3日まで、同神社とその周辺で開...本海獅子舞番楽、観客を魅了由利本荘市鳥海町で正月公演秋田魁新報秋田県由利本荘市鳥海地域に伝わる国指定重要無形民俗文化財「本海獅子舞番楽」の正月公演が2日、同市鳥海町の市民俗芸能伝承館まいーれで開かれた。「田遊び」厳かに奉納森町・小国
今年は、第一歌集「水のために咲く花」を上梓し特別な一年となりました。この歌集は2003年~2018年までの未来掲載短歌をまとめた形の歌集で出版を機に今までの選歌欄からニューアトランティスoperaの一員となりました。operaになって自分の中で明らかに歌を詠むことに対する気持ちが変わってきたように思います。肩の力が抜けたというのでもなくなにか軽くなったような新しい自分になったような...足踏みしていたところから一歩前に歩き出せた気持ちでいます。未来掲載短歌大好きな荒川豊蔵さ
桃山時代の絵志野向付・荒川豊蔵箱書です。降り積もる淡雪のように白い釉薬が器全体を覆い、柚子の皮のような肌の表情(柚子肌)にも味わいがあります。また、所々に赤褐色の焦げ(火色)が現れ美しいです。四面には、それぞれ異なった文様が鉄絵で生き生きと表現され、美の輝きを放っています。なかには世界的に活動している美術家、李禹煥(リ・ウーファン)の線描を連想させるような文様もあり、驚かされます。志野の絵の醍醐味が味わえます。趣きがある古志野の表情と、志野ならではの、おおらかな絵を楽しむ品です。気品あ
昨日は定休日をいただいておりました。店主は宝石の業者さんのところに伺ったり、「あの漫画」の関係の方とお会いしたり、夜は飲み会があったりと慌ただしい一日でした。夕方、時間が出来たので魯山人展@千葉市美術館を見てきました。凄いボリュームでした。魯山人を評するなんて出来ませんが、魅力的ですよね(*´ω`)店主は特に魯山人の書が大好きです。荒川豊蔵や川喜田半泥子の作品も展示されていました。親交があった棟方志功も!来月展示が一部変わるようです。また行かなければ!一階の「さや堂ホ