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とにかく、匍匐前進だ。ずっと取り組んでいる太宰治賞向けの原稿が、前回の報告時からプラス3枚で51枚に到達。今日は午後から出勤で、11時ぐらいまでは時間があるから、もう少し書きつぎたいな。でも、佛教大学OLCの「村上春樹の短編集を読む」の続きを視聴しなければならないし、早稲田大学EXTの鈴木輝一郎講座も同様だ。最後、貯まると2倍速視聴になりかねない。笑そもそも、この土日は国関係の1日仕事の丸2日があるし、来週はやはり土日の放送大学スクーリングへ向けて金曜日夜からの夜行バス出発だか
この著書のいう“文学”とは日本文学全集に収められているような人かそれと同等の作品を書いた人のことであって近年の小説家のことではありません。どちらかというと小説しか書かない人のことを見下しているような感じもあり小説のほかに詩歌に親しむべし。という考えの人のようです。小説を下に見ているのではないですが小説(散文)と和歌、俳句のように定型があるものとその中間に位置する詩とのバランスが取れてこそいいものが書けるといった感じかな。そして文章とは練って
昨日は、通院後、帰宅して、200字という超短編だけど、ふくしま超短編脚本賞への作品を仕上げる。だいたいの案は会って、書き始めていたんですが、なんせ400字ぐらいにはなるので、どう200字に収めるかに四苦八苦。とにかく仕上げましたが、これはこれで面白かった。そんな会心の出来ではないから、落選するだろうし、もと原稿の400-600字はいつかどこかでまた別の作品の種にしてしまおう、と思いました。やっぱり、作品を描いたり、特に仕上げるのは、達成感があって、すごく好きです。笑それに、うん、う
文学が実学であるわけ本書のタイトルにもなっている「文学は実学である」。荒川洋治のエッセイでは珍しい構成のように思うが、冒頭に結論が述べられる。この世をふかく、ゆたかに生きたい。そんな望みをもつ人になりかわって、才覚に恵まれた人が鮮やかな文や鋭い言葉を駆使して、ほんとうの現実を開示してみせる。それが文学のはたらきである。今の私には、この一文が心に沁み入る。自然科学が絶対視され、社会科学も方法論や分析の客観性が問われる今だが、人の心や人間同士の関係のようなものを科学的アプローチで解き
荒川エッセイの総集編読書ノート1『批評回帰宣言』先崎彰容著を読みながら、「文学」そのものについて考えることが多かった。そのつながりで読み始めたのが本書『文学は実学である』荒川洋治著(2020年、みすず書房)である。私は詩を読むことが少なく、散文一辺倒である。そのため荒川洋治の詩をしっかり読んだことが無い。本書は現代詩作家である荒川洋治が1992年から2020年まで28年間に書いたエッセイから86編を選んだ「総集編」である。みすず書房のWEBサイトにエピソードが載っているが、「総集編」
先ほど、6/14(土)の朝日カルチャーセンター新宿「現代詩実作」(荒川洋治さん講師)へ、とうとう申し込みました。なんで、そんなに大袈裟な言い方をするかというと、僕は谷川俊太郎さんを除いて、現代詩の凄さを初めて感じたのは、荒川洋治さんだったからです。日本の詩歌〈27〉現代詩集(1979年)Amazon(アマゾン)十代の高校生の頃、『日本の詩歌27巻現代詩集』を中公文庫で知ってから、読んで好きになった詩人は多くいました。大学の卒論に選んだ黒田三郎さんや、教科書にあった
4月20日日曜日〜その7P151〜荒川洋治「家族の夢のような記録」の項を読む。(写真)荒川洋治さんの名著『日記をつける』。
SNSを、時には再生速度を上げて左右に耳目をはしらせ、主に現代の社会・政治・経済・技術の簡単な知識と世の中の意見の動向を追う一方で、時間をかけて本を読んで、それらの知識や考え方をいくぶん深堀りして補っています。さらに本では、文学や哲学といった、意味不明・低タイパと近ごろ遠ざけられがちなものを、あえて手にとっています。この本を読んでいたら、そんな漠然とした姿勢の背景を明らかにしてくれた一節がありました。何か不足だなと感じたとき、何かが足りないと感じたときは、いま読まれていないものに目を
何回も読み中身を知っている短編でも読み始める時はどきどきしてしまう。(中略)文章の一つ一つが何かを表していくことが不思議なことに思われてきて、意味の空気の薄いところにも長く留まりたい気持ちになる。すみからすみまで新鮮で、険しい。だから楽しい。それが昭和の短編なのだと思う。(荒川洋治「解説」中公文庫)
「神戸ニニンガ日誌」(第3,287号)○フェリシモ時代のM中先輩に書籍『古くて新しい仕事』を教えていただき、本屋に走った。著者は出版社・夏葉社の島田潤一郎。○夏葉社を知らなかった。40年前「趣味は読書」と言うと「みすずでは何読んだ?」と聞かれた。私は当時「みすず書房」を知らなかった。○著者は協調性・集中力・学歴がない。31歳で転職活動するが50社連続で不採用。夏葉社を起業。「起業は知識ではなく気合い」だと。○島田氏は「自分が欲しくなるような本をつくる。他社がやらない仕事を
2023年12月、青空の中城(なかぐすく)城跡ユネスコ無形文化遺産群のひとつ青空と古い石積みを見ながら、ちょっと思いだす詩句、"するとみみもとで黒衣の娼婦がささやく〈あの青い空も遺跡よ〉"(荒川洋治「タシュケント昂情」詩集『娼婦論』より)上記の詩の舞台イメージとなったタシュケント(中央アジアのウズベキスタンの首都)は、遺跡の町という。タシュケントとは、テュルク語で「石の町」という意味だそう。中国では『後漢書』以来、「石国」と呼称していたとか(Wikipedia情報)。石と言えば、伊
とても、とても嬉しいことがありました。受講しているマーサ・ナカムラさんのオンライン詩の教室で、今度、自分の好きな詩2篇を紹介する番に僕が当たりました。(指名時は、内心、「来た〜!」とガッツポーズしました。笑)で、先生にはお知らせしてませんが、マーサ作品ファンとしては媚びとか阿りとかは一切なく、先生ご自身の作品を分析・紹介するつもりです。(もう一つは、荒川洋治さんの作品にします)しかも多分、先生からしたらマイナーな、詩集にもない、新聞掲載の非代表作を選びます。ファンとしては一番聞い
現代詩作家・荒川洋治さんの講演会を開催することにした。荒川さんの文学エッセイを(中略)読んできた私にとって夢みたいなイベントで身を清めるように『過去をもつ人』、『黙読の山』、『忘れられる過去』、『世に出ないことば』などを読み返している。(山本善行「本の中のジャズの話」「WAYOUTWESTvol184」JAZGRA)
制服のカラーはづさせ川燕つばくろのあとから風が朝の陽が足もとに燕一閃風を呼び初燕荒川洋治の詩を忘れこんにちはではさやうならつばくらめ【笑い仮面】五月のすっからかんに晴れわたった青空の下を、翼の音もたてずに燕が駈けぬけてゆくさまは圧巻だ。息をのむほど、うつくしい。それから、雨後のアスファルトぎりぎりの低空飛行をこころみて、それからいっきに雲のなかへつっこんでゆく姿も、凛々しくて、これまたうつくしい。そんな燕たちの生態をじろじろながめながら詠んでみた五
「ブルータス」6月1日が面白い。「一行だけで。」短歌、詩、俳句、川柳、歌詞そして名言など一行の言葉が人生を支えることがある。「明日のための言葉300」を広く集めた1冊。残念なのはここに広告、コピーの1行が入ってないこと。広く集めたために、どれも「薄い」こと。とはいえ、それなりに面白い企画、編集。ネタバレにならないように、ちょこっと、ほんの一端を。しょっぱなは短い鼎談、佐藤文香(俳人、詩人)、木下龍也(歌人)、柴田聡子(シンガーソングライター)のキャスティング
今日は詩界における禁断の話題を語ります。(えっ!?)現状、詩だけを書くプロ詩人は気にしていないだろうけれど、現代詩は蛸壺に入っています。つまり、一般からは完全に乖離してしまっています。だから、詩といえば、一般からはポエマーとして揶揄されたり、やたら高尚なものとして敬遠されるか、ですよね。(実際、詩の創作教室へ来ている方からさえも、現代詩っぽい象徴詩ものを合評作品提出すると、「現代詩は……わからない」と90%近くの人に言われます。そういう方は、近代詩っぽい、自らの心情を気持ちよく語
#今月の目標は11月になっても気温が高い日が続きましたね。雨が降ったからこれで少しは気温が下がると良いですね。一日の気温の変化が激しい時なので、無理をしないで過ごしたいです。元気で、月末を迎えられればそれで良し2023年第77回読書週間。10月27日(金)~11月9日(木)読んで面白かったエッセイを10冊。『散歩もの』/久住昌之(作)『旅する力――深夜特急ノート』/沢木耕太郎『ヘンな論文』/サンキュータツオ『
朝から雨の降る日は仕事が三割増で体に堪える。なんのかんのと言いつつ、仕事だから致し方ない。別に何も言わないが。街道の桜並木は雨をやり過ごそうとしているようだが、縁石には花びらが少しずつ落ちはじめている。その街道を車輌で通過しているときに、前方から半透明の大きめのビニール袋がつむじを巻いて飛んできた。躱そうと思ったが一番左側のレーンだった為、無理にハンドルを切ることもできずに少し速度は落としたが、躱しきれずにそのままそれを通過した。左のリアタイヤとタイヤハウスにそのビニールを巻き込んで
詩人荒川洋治さんの勉強会詩を書いていくと詩評してくださいます。なんかすごく良き明日はこれ持っていくエレベーターの防犯カメラが左上から白髪アタマを映すから人は死ぬしパソコンは壊れることを思い出す月だって隠れてしまう巡り合わせしょうがないことなんかなかったくせにダンマリを決め込んだ過剰なべきことにてんてこ舞いを披露していただけトーベヤンソンはその者が歩いた跡は、未来永劫、草すら生えないバケモノモランをムーミン谷に投下した僕のうちなるモランが凍
先日の朝日新聞の鷲田清一「折々のことば」から。[会えても、ものを考える。会えなくても考える。それが当時の人たちの「一日」だった。](荒川洋治)なるほど…………。昭和の大阪万博の頃までに小学生を迎えていた世代はこの「折々のことば」には、思わずなるほど‼️って思う。私も小学生の頃、近所とかとなり村の友だちの家に放課後や休日に遊びに行くと、その友だちが不在であったこともしばしばあった。そんな時、その友だちのお母さんとかおじいさんとかお兄さんとか
■『詩人・菅原道真』大岡信岩波文庫詩人・菅原道真――うつしの美学(岩波文庫)Amazon(アマゾン)660〜1,914円「日本の文化伝統のなかには「うつしの美学」がきわめて深い根拠をもって生きている。「うつし」とは「移し」。すなわち、あるものを別のものに成り入らせ、その動勢と調和に美を見出す精神の活動である。菅原道真の詩は、その「うつし」が生んだ、最もめざましい古代的実例であった。和歌の詩情を述志の漢詩に詠んだ詩人を論じる。(解説=蜂飼耳)」Amaz
昨年に続けて今年も詩人の荒川洋治さんです。倫理観の高い厳しい人ですね。でも小言言う人笑って貴重ですよね。今結構皆やさしくて各業界で品質基準が甘くなったりしてないといいのですが。小言おじさんは一瞬ウザい(笑)けれど、大事なのかもしれない。文芸時評という感想Amazon(アマゾン)2,646〜20,871円※昨年も荒川さんでした。『ことばの日めくり荒川さん3/25』荒川洋治さんです。厳格な視点ですね。文芸時評という感想Amazon(アマゾン)3,675〜13
チャーハン記事は明日書きます。ウクライナ情勢、歴史はこれをどう名づけるのでしょうか。ブロ友さんで詩人のKさんがこの危機をいち早く察知して(かつて坑内に連れていかれた小鳥のように)、詩を書かれた。私はそれを見ていて、ああ、このかたはほんとうに詩人だなと思った。彼は書かずにはいられない。そして、ネット上で荒川洋治さんの詩に出会いました。“美代子、石を投げなさい”詩人の哀しみには底がありません。・・・・・*■美代子、石
那覇三大祭りのひとつ「那覇大綱挽」の3年ぶりの開催に向けて-サンスポサンスポ諸般の事情により1935年(昭和10年)を最後に途絶えておりましたが、1971年(昭和46年)10月10日、那覇市制施行50周年記念事業の一環として多くの地域の先輩方の...時代を語る・佐々田亨三(3)就職組のつらさに涙-秋田魁新報秋田魁新報昭和20年代から30年代といえば、野球が大はやりでした。私も小学校高学年から中学にかけて熱中。でも体が弱く、スポーツが得意な方でもありませんでした...
続きです。イエスの生涯(新潮文庫)Amazon(アマゾン)1〜3,701円※昨年の本日の日めくりから詩人の荒川洋治さんでした。
よく言われるのは人類で最初にナマコ食べた人偉い!親戚から送られてきたブリと大根の麹漬け生のお魚に生の大根ややっと思いましたがこれが食べてみたら美味しかったんですメキシコ料理もアメリカで暮らし始めたときアボカドのワカモレやめちゃ辛いハラペーニョなどちょっと無理かもと思っていましたが帰国するころには病みつきになっていましたただ受け入れられなかったのは12月7日の(時差の関係で1日のずれ)テレビで見た番組最後の退役軍人たちの拍手喝采真珠湾攻撃でリメンバ
俳句を「鑑賞する」ということ先日の吉岡禅寺洞の白菜の句、ご記憶でしょうか。▸白菜の孤独太陽を見送つているこの句の解釈、鑑賞文、書かれたのは松下育男さんでしたが、詩人の目とはかくも研ぎ澄まされたものなのかと、あのときはまっこと驚いたのであります。で、その松下育男さん、このような詩を作られています。■帰る一深い溝が掘られていて扉までとべるかどうかわからないぼくの部屋の前に溝を掘ったのはだれだろうすでに一日ちからは使い切
「すきまのある家」というエッセイが荒川洋治さんにある。帰省した夏の夜に蟹がでる、というものだ。荒川さんのいなかは「日本海の浜辺といっていいところ」にぽつんとあるということだ。うちでも忘れたころに虫がでることがあるが、すきまからやってくる虫へのおどろきは、その体のように小さなものであるとは限らない。ほんとうにおどろいてしまう。彼らは密室のどこからやってくるのか、いつもときあかせない。すきまという、ひとにとってはたどりにくい次元、杳な世界を、ふだんひとは些細にも考えない。かんがえるいわ
現代詩作家の荒川洋治さんは、散文について、詩とのたいせつな違いに着眼しながらこう述べたことがある。(散文は)読む人のために、作者個人の知覚をおさえこむのだ。個人の認識をまげて、散文はできあがる。つまり散文とは、つくられたものであり、異常なものである。(荒川洋治、『現代詩文庫242続続・荒川洋治詩集』、思潮社、2019年、119頁)カッコ内は引用者によった。散文は、理路整然としているから「正しさ」をそなえていると錯覚するが、この錯覚は散文のかかえた異常さに由来をやどすという。たしかに詩
はじめにこんにちは、shionです。先日、本棚の整理を行いました。フランスの美食家が残した格言に「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人か言い当ててみせよう。」というものがありますが、本や漫画・アニメーション、映画やドラマも同じでしょうか。私の場合は、殊、本棚に関して言えば、過去の自分が色濃く反映されているような気がします。長期連載の漫画が多かったりすると、心踊らせながら読んでいた高校時代を思い出したり、途中で読むのを止めてしまった連作小説の背表紙を見ると