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王宮儀式から愛の行方までQUEENVICTORIA著:村上リコ2018年9月30日初版発行株式会社河出書房新社東大阪図書館より貸出ヴィクトリア女王の生涯についての本です。幼少期から亡くなるまでの宮中行事から私生活などどのように育てられ、生きたのかを記録した本です。これまで幼少期の絵や資料に触れたことが少なかったのでそれらを見ることができ勉強になりました。初めて見る肖像画も多く、ビジュアルも楽しめました。トーリー、ホイッグはそれぞれスコットランドで「
TheKing'sSpeech2011年日本公開今晩は映画を観ました。一度観たことがある「英国王のスピーチ」です。現英国君主、エリザベス2世女王の父君、ジョージ6世の話です。ヨーク公アルバート王子(後のジョージ6世)が吃音に悩み、オーストラリア人のスピーチセラピスト、ライオネル・ローグとの治療と支えを受けて、国王として成長していく物語です。実話を元にしています。初めて観た時はライオネルとの友情やそのユニークなスピーチセラピーの手法が印象的でしたが今回
SuffragettesBBC製作ドーンセンター情報ライブラリーより貸出全2巻ドーンセンターでサフラジェットを特集したDVDを借りました。サフラジェット-Wikipediaja.wikipedia.org歴史家ルーシー・ワースリーが過激化していく女性参政権運動活動家、サフラジェットとその団体WSPUについて解説しています。ドラマ仕立てになっていて、観やすいです。詳しく説明してくれているので背景知識がなくても楽しめると思います。当時の映像
イギリス女性史と「感情」2021年6月26日ZOOM土曜日はオンラインの講演を聞きました。歴史学で今話題の感情史についてです。13:30からのワークショップ、「女性史・ジェンダー史への感情史からのアプローチ-VotesforWomen紙(1907-18)を素材にして-」(発表者:八谷舞氏、金澤周作氏)を聞きたくて参加しました。VotesforWomenはイギリスの女性参政権運動におけるプロパガンダ新聞です。最初はWSPUの機関紙として始まりましたが、後に
Winifred:AWiltshireworkinggirl著:シルヴィア・マーロウ(SylviaMarlow)訳:徳岡孝夫1994年4月28日第1刷発行株式会社草思社ドーンセンター情報ライブラリーより貸出この本はイギリスのある女性、ウィニフレッドの人生を著者が聞き書きしたオーラルヒストリーの本です。日本語タイトルは女中の生涯とありますが、本書の半分は牛飼いの娘として育った少女時代の思い出です。本書の後半がお屋敷でメイドとして働いていた時の話です
『時の娘』ジョセフィン・ティハヤカワ文庫半年ぶりのブログ更新YouTubeで世界史を解説している動画を見るのにはまっているのだけど、最近では薔薇戦争の解説動画が面白かった。リチャード三世の為人に興味が出てきて、大昔の少女漫画『天の戴冠』(森川久美『青色廃園』収録)を読み返してみたり。ン十年前に読んだ時はなんだかよくわからなかったが、今回読み返して改めて、なるほどこういうことね、と納得したしだい。で、なんやかんやで本書にたどり着いた。歴史上、悪名高いリチャード三世は
著:George&WeedonGrossmithOriginallypublishedin1892Publishedin1994WordsworthClassics本書は大学院のVictorianLondonの授業で取り上げた本です。ヴィクトリア朝の有名な雑誌、「Punch」に連載されていた話を加筆し、イラストをつけて1892年に出版された本です。コミカルな小説で、LondonのHollowayに住む銀行で勤めるミドルクラスの男性である主人公
DowntonAbbey先週末の三連休はANXミステリーチャンネルで土曜日の朝6時から月曜日の22時までぶっ通しでダウントン・アビーが一挙放送されました。月曜日は残念ながら仕事だったので最終回は見れませんでしたが、土日は寝ている間以外ダウントン・アビー三昧でした。1912年のタイタニック号沈没から女性参政権運動、第一次世界大戦、ミュンヘン一揆などエドワード朝から戦間期におけるある貴族の館、ダウントン・アビーで生きる人々、主にクローリー伯爵一家とそこで働く使用人
第一次世界大戦期のジェンダーとセクシュアリティ著:林田敏子2013年5月初版発行人文書院通勤中に読んでいた本を読了しました。28日が仕事納めでした。その日にちょうど読み終わりました。著者はテレビで一度拝見したことがあります。イギリスの近現代史の専門家です。本書はシリーズ「レクチャー第一次世界大戦を考える」のうちの一冊です。戦争中の女性の表象や女性の社会進出などが論述されている第一次世界大戦期イギリスのジェンダー史です。今年はサフラジェットと女性参
こんばんは昨日はハロウィンの日では46年振りの満月だとか。写真撮ったら月の光が凄すぎてこんな。一昨年まではお友達とハロウィンパーティーしてたけど、今年はコロナもあってしてませんお家で…と一瞬考えましたが、日中は娘さんは運動塾だったし、お兄さんは学校で遅くなる、夜は揃わない…ナシだなお夕飯は、母の友人から貰ってたトマトケチャップあったので、色だけはハロウィンぽくナポリタンにしましたお昼はパパと近所のビックボーイに行ってみました。随分とご無沙汰してる間にビックボーイがステーキビックボ
―エドワード朝の視覚的表象と女性像―著:佐藤繭香2017年2月発行株式会社彩流社ドーンセンター情報ライブラリーより貸出イギリス女性参政権運動における女性像の変化について論述した学術書です。運動の中でもバザーや行進における女性の表象を取り上げて考察しています。大変勉強になる本でした。要約すると、著者はWSPUを中心とした女性参政権組織は行進で女性らしさのイメージを取り入れることで女性参政権運動を社会に受け入れられるように試みた。女性参政権運動の中でその
TheSuffragettes英国女性参政権運動の肖像とシルビア・パンクハースト著・中村久司(HisashiNakamura)2017年10月発行株式会社大月書店ドーンセンター図書館より貸出通勤時に読んでいた本を読了しました。著者の本は二冊目です。平和学で博士号を取得された方らしく常に自分のスタンスを明確に著述されている印象です。本書はWSPUとシルビア・パンクハーストを中心にイギリス女性参政権運動の歴史について書かれています。サフラジェット-
長谷川伸『荒木又右衛門』(徳間文庫)や高峰秀子『わたしの渡世日記』(文春文庫)に深く感動したわけだが。俺は目下、イギリス史の本を読んでいる。自分は大学受験で日本史を選択。二次試験に数学がない、旧帝大かそれに準ずるところと探したら結構少なく、紆余曲折の末、政経倫社をやめて社会科は日本史を選んだ。これが面白く、ハマってしまった。おかげで大学に入ってからも、数少ない「優」の1つが一般教養の日本史。いっぽう世界史はsoso。まあまあ。バランス悪いぞあれから40年。ここのところ外国の歴
イギリスを知る10のキーワード監修:イギリスを知る会執筆:君塚直隆・藤田治彦・東山あかね・立川碧・新井潤美・小尾光一・北野佐久子・中瀬航也・小関由美2019年9月発行ダイヤモンド社東大阪図書館より貸出通勤中に読んでいた本を読了しました。現代イギリスの基盤となったヴィクトリア朝を通してイギリスの魅力を知る、というコンセプトの本です。ヴィクトリア女王、シャーロック・ホームズ、アフタヌーンティーなど様々なキーワード毎に各著者が記述するアンソロジー形式の本です。
ワーキング・クラスの人びと著:川端有子2019年5月初版発行株式会社河出書房新社東大阪市図書館より貸出通勤中に読んでいた本を読了しました。ヴィクトリア朝の女性というと上流・中産階級のレディについて書かれた本が圧倒的多数です。労働者階級の女性については家事使用人が取り上げられることが多いです。本書は、そんな中でこれまであまり語られてこなかった労働者階級の女性に焦点を当てています。あえて家事労働者の女性には紙面を割かず、田舎の農場従事者や工場労働者の女性の
ヴィクトリア女王とアブドゥル(vic004.jpg)(vic001.jpg)(salon22.jpg)(sayuri55.gif)デンマンさんは、どういうわけでヴィクトリア女王とアブドゥルというタイトルにしたのですか?(kato3.gif)小百合さんは覚えてないのですか。。。何をですか?小百合さんはエアカナダの飛行機で成田からバンクーバーにやって来たのですよ。。。そうですわ。。。先日、バンクーバーのチャイナタウンで3時のオヤツの時間に小百合さんとジャスミンテ
エガムには博物館がハイストリートにあります。無料で入れます。主に地元の歴史的資料を保管してます。かって町は宿場として発展していったそうです。プリセッショナルコースのグループプレゼンテーションのテーマが博物館の為、参考にこの博物館と電車でリッチモンドに行きThemuseumofRichmondを訪れました。中ではマグナ・カルタが展示されています。この博物館で現在、ハイストリートにあるパブがかっては宿場だったということなどに町の歴史を感じました。ホロウェイの歴史
英国の歴史について、ちょっこすお勉強していました。プランタジネット朝を詳しく知りたくて読みました。ジョン王のイメージって凶悪とか残虐とかとまた違う印象の悪さがあるのかなぁ。リチャード3世よりは残虐さは少ないけど…父ヘンリー2世からの流れを汲んで変化していったということも大きいのかなと思います。難しい~~~!!こちらでは、体系的に歴史を紹介していて分かりやすかったです。百年戦争前からのフランスとイギリスの関係を復習出来た感じです。戯曲との違い、詳しい史実を分かり納得でした。もう一度、ジ
:thecontroversiesofBritishImperialismUniversityofExeterFutureLearn受講していたMOOCSのコースを修了しました。6週間にわたるイギリスの植民地の歴史についてのコースです。帝国主義、当時の植民地の生活や、現在にも残る影響、歴史学的アプローチと地理学的アプローチの違いなど様々なことを学べました。week1:Moneyweek1は主にイギリスの植民地化の背景として経済的な側面を取り上げ
明けましておめでとうございます昨年拙ブログを訪問して頂きました方にはお礼申し上げます。今年度も読んでくださっている方に少しでも楽しんで頂けるようなブログにしたいと思っております。またこのブログを英文学やイギリス文化、留学や英語学習、フェミニズムなどに関して交流できるプラットフォームにしていきたいと思ってます。新年最初はナショナルポートレートギャラリーについてです。クリスマスシーズンのため、ナショナルギャラリーの前にはクリスマスマーケットが開かれていました。
inNineteenthcenturyLiteratureandCulture公式に成績が11月に公開され、無事修士号が取得出来ました。今月18日には大学院の修了式に出席する予定です。ようやく修了が決まって嬉しいです。表題は、コースのSpringtermのmoduleです。デカダンスや唯美主義を中心にヴィクトリア朝後期の世紀末文化を学ぶモジュールです。モジュールで取り扱う内容は幅広かったです。最初はラスキンやウォルター・ペイターから始まり芸術、特に唯美主義
発表者:AyvazyanLilith氏日本ヴィクトリア朝文化研究学会第19回全国大会2019年11月23日会場:近畿大学前回に引き続き、学会発表の記事です。ラファエロ前派とも深い繋がりがあった詩人、スウィンバーンの作品、Phædraを中心とした女性像の研究でした。アルジャーノン・チャールズ・スウィンバーン-Wikipediaja.wikipedia.org自身がスウィンバーンについて浅学ゆえ深く理解するには少し難しかったですがPhædraのフェミニスト
こんにちは。NORTHERNSPIRITエストフォルド幻想雑貨店のJamie(ジェイミー)です。拙著『餓狼ノーサンブリア年代記』上中下(全3巻)、在庫を補充しました。群雄割拠のアングロ・サクソン七王国時代。ノーサンブリア王国の基礎を築き、野心のままに戦乱の世を生き抜いた英雄王の生涯を描く英国版「王のサガ」。メインショップ(BASE)NORTHERNSPIRITエストフォルド幻想雑貨店BOOTH(書籍通販)NORTHERNSP
側近と使用人が語る大英帝国の象徴の真実SERVINGVICTORIALifeintheRoyalHousehold著:ケイト・ハバード(kateHubbard)訳:橋本光彦OriginallypublishedinLondon,20122014年11月発行株式会社原書房東大阪市四条図書館にて貸出ようやく読了しました。BBCのドラマ、クイーン・ヴィクトリアのシーズン2が今年放送されてましたね。もちろん観ていたのですが、そのドラマを見
歴史好きに見える英国人だが…実は近代史はニガテ?ジャーニー古いものが好き=歴史好きであるイメージが強い英国人ながら、ヨーロッパで第二次世界大戦が始まった年を正しく覚えていないのは4人に1人余りにのぼることが...「佐賀の八賢人おもてなし隊」が7周年記念公演人気4演目含む5回公演佐賀経済新聞歴史演劇ユニット「幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊」による7周年記念公演が9月8日、佐賀城本丸歴史館(佐賀市城内2)「四の間」で開催された。今日の歴史(9月11日)聯合ニュース1
ヴィクトリア女王とアブドゥル(vic004.jpg)(vic001.jpg)(salon22.jpg)(sayuri55.gif)デンマンさんは、どういうわけでヴィクトリア女王とアブドゥルというタイトルにしたのですか?(kato3.gif)小百合さんは覚えてないのですか。。。何をですか?小百合さんはエアカナダの飛行機で成田からバンクーバーにやって来たのですよ。。。そうですわ。。。先日、バンクーバーのチャイナタウンで3時のオヤツの時間に小百合さんとジャスミンティー
著:田中亮三2009年9月初版2015年1月新装版発行河出書房新社東大阪市立図書館にて貸出GWに読了しました。カントリーハウスの研究家でらっしゃる田中さんの本です。カントリーハウスだけではなく、そこで暮らしていた・いる貴族の生活についての本です。内容は著者の他の部分と重複する箇所が多いです。今まで気づかなかったのですが、著者は中世・近世英文学を選考していたんですね。だからシェイクスピアのマクベスのエピソードを始め英文学への言及がいくつか散見するんだと納得
歴史は細部に宿るAbookoftheknowledgeofthefragmentaryhistorytoknowtheUnitedKingdommore2018年12月発行株式会社自由国民社発行東大阪市立図書館にて貸出読了しました。この本は、人物、出来事、建造物毎にその取り上げた人物や事件の詳細を解説しています。そしてタイトルが示す通りそれぞれの断片の知識を積み重ねることで、イギリスの歴史を理解する構成です。私はヴィクトリア朝が専
カントリー・ハウスのすべて著田中亮三写真増田彰久1999年1月初版発行2017年4月新装版初版発行東大阪市立図書館にて貸出通勤時に読んでいた本を読了しました。著者の田中亮三さんはイギリスのカントリーハウスについての本を多数書いており以前にも読んだことがあります。建築や内装について淡々とした語る一方、ご自身の取材の中での人との交流への温かい語り口との差が、読みやすさを生んでいると感じます。多彩な写真の美しさはもちろんのこと、イギリスの建築史
-ヴィクトリア朝女性挿絵画家の視線-著:木原貴子2011年12月発行株式会社朝日出版社読了しました。以前から購入してまだ読めてはいないものでした。本書は主に児童文学の挿絵画家として19世紀イギリスで活躍したメアリー・エレン・エドワーズについての研究書です。ウォルター・クレインの“絵画が国や時代を映す姿見だとすれば、挿絵本は様々な時代の様々な民族の生活を一層身近に映し出す手鏡である”(p.6-7)との引用が示す通り、著者は挿絵と挿絵画家、エドワーズを通