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■石牟礼道子苦海浄土ーわが水俣病雨も朝には、止んでおり少し肌寒い朝だったが晴れていると通勤も楽である。先日、水俣病関連でニュースが全国を駆け巡ったが環境省スタッフも悪気なくスケジュールを組んで進めたことだろう。それでも環境大臣は、マイク音声など消えても話を聞いてあげることが大事だということも忘れ記者会見で涙を流す場面はあまりに情けなくも思えた。石牟礼道子さんのエッセーから・・・。小5の勝子ちゃんは、水俣病のお父さんが居てお母さんが具合が悪いと朝ご飯を作っ
家に送る荷物を出しがてら丸山公園に行ってみる。天気よし。桜並木の後ろに新緑の柳、下には菜の花。美しすぎる。池ではカイツブリがルルルルーと鳴いている。四十雀も桜のてっぺんで鳴いている。時々ウグイスがさえずる。鳥をとらえたいとカメラを構える人。風景を描いているグループの人たち。風が吹く、桜の花びらがハラハラ。桜の花びらを拾おうと苦労する水俣病で重い障害を持った少女。石牟礼道子さんの描写は胸を打ちます。なあかかしゃんしゃくらのはなのさいとるのう美しかよなのなあしゃくらのは
聴こえますか?こちら、「凪まち通信」です。今のあなたの心の波模様、どんなでしょうか?今晩は、つらすぎてここにはいられないっていう、心の高波がピークになったら、その力に委ねて逃れていってもいいんだよって、その運動が次の波をまた生んで、新しい浜辺に自分を連れていってもくれるんだからねって、知ってる人よ、どうかそれを、何かの形で誰かに伝えてほしい、と願っている人さんからのリクエストです。Coccoさん🎵潮満ちぬ🎵聴いてください。Cocco「潮満ちぬ」MusicVid
越境3.0さんのYouTubeでの深田萌絵さんのお話で熊本はもう水俣の悲しみを忘却の彼方へと葬り去ったのだとわかった。台湾の半導体工場が熊本に誘致され、そのはかりしれない経済効果に浮かれている。しかし何故、熊本を選んだのか。それは’水’が目的なのだそうだ。半導体工場では尋常ではない水を使うので台湾の水が足りなくなってしまうと判断し、他国に作ることにしたそうだ。しかもその工場から出るのは汚染水で、重金属等、人体に有害な化学物質が大量に排出されるとのこと。横田基
皆さまは『「地方の時代」映像祭』ってご存じでしょうか。私は知りませんでした。(※これに限らず、私ほとんどのことは何も知らないんですが💦)で、この「地方の時代」映像祭というのは、ウイキペディアによりますと、”1980年から、日本放送協会(NHK)、日本民間放送連盟(民放連)、並びに開催地の各自治体が共同で主催する、地方文化を映し出した映像作品を対象としたコンクール”なんだそうです。で、この映画祭にCBCテレビの『評価不能』が優秀賞をとったというニュースが流れてきましてね
ぽかぽかもう春や身軽になるカブで走れるオハヨウゴザイマスカズオ・イシグロが企画し、脚本まで手掛けた作品。『生きる-LIVING』公開迫る。見逃すことは出来ない。石牟礼道子『苦海浄土―わが水俣病』老眼で読めず。NHK『100分de名著』をみて詳細を知る事ができた。しかし『MINAMATA-ミナマタ』は観れず深く後悔。不朽の名作『生きる』(1952年)(by黒澤明)にほんブログ村
僕自身、忘れかけていた大切なものを思い出させてくれました。ありがとうございます。以前、水俣病の患者さん達との交流をきっかけに有機農業に取り組み始めたと云う生産者さんのお話を聞く機会がありました。農薬や化学肥料を使えば簡単に栽培出来て儲かることは知っているけれど、それをやり続けたら、またいつか(水俣病と)同じような被害者を産み出す結果になりかねない。それで、村八分にされても、家族が極貧生活を強いられても信念を曲げずに、有機農業を続けて来たとのことでした。有機生産者グループ水の子会水の
若い時分から、仕事の忙しさに振り回されながらも、当たり障りなく心地よい暮らしを好んできました。その副作用で、つらい場面から目をそらし、史実としてなかったことまでにはしないものの、実際のできごとを直視しないで済ませてきました。そうしたつらいできごとに、そろそろ目を向けておかないと、そのまま一生を終えてしまうかもしれないような年齢になったので、ひとつづく手にしていこうと考えています。今回、紹介する本もそんな一冊です。工場排水を原因とする海洋汚染を通じて起こした水俣病のドキュメンタリーで
『帰郷ツーリング2022六日目①』『帰郷ツーリング2022五日目③』『帰郷ツーリング2022五日目②』『帰郷ツーリング2022五日目①』ログインアメンバー|Amebaby…ameblo.jp前回の話はコチラ↑「ぬあああああああ~~っ!!また失敗したかなーっ、オレ!?」球磨村から水俣方面へ抜ける峠道、球磨水俣線。直線距離なら最短で水俣市に辿り着けると思ったのだが、そうはいかないのが過疎地の峠越えというやつなのだ。「また、また同じ失敗を繰り返してんのか!?オレはっ
cheeseです💕5日15日は瀬戸内寂聴先生のお誕生日🎂・・・ということで本日ご紹介しますのはこちらの一冊📕(瀬戸内寂聴『その日まで』講談社、2022年)2018年から2021年まで『群像』に掲載された寂聴先生のエッセイをまとめたものです😊最後の作品は昨年6月号に収録されたもの。朝日新聞への連載もそうですが先生、いのちの炎が消えゆくきわきわまでペンをもたれていたのですね🖋🌸🌸🌸本書のはじめのほう(2018
石牟礼道子著苦海浄土は勿論読んでいるが先日、実家法要の際宿泊ホテルのNHKBSプレミアムで文学座のア二マの海を見て衝撃を受けました何度も何度もアンコール放映されているのに何故わたくしは見ていなかったのか、以来、文学座、公演、いつ、どこ、で検索をしてばかりです。不知火については生徒達に伝える際もこの大ベテランでのわたくしでも難しく考えていたのですが、文学座、さすがの天才俳優人の皆様ばかり。あーいつか生の舞台を拝見したいです。
水俣病7人とも認定せず水銀原因「説明できず」熊本地裁水俣病の患者と認めなかった熊本県と鹿児島県の決定を取り消し、患者に認定するように求めた訴訟の判決が30日熊本地裁であった。原告7人全員の請求を棄却。新聞の片隅に、小さい記事で掲載され注意しなければ見逃したかも知れない。原告らはチッソ水俣工場が垂れ流ししたメチル水銀を原因とする重傷者が多発した頃に胎児・小児だった。幼いころから手足のしびれ・ふるえ・こむら返りなどに苦しんできた。メチル水銀との因
3月12日(土)苦海浄土(第3部・天の魚)1972年(昭和47年)の正月上京した<水俣病を告発する会・独立交渉派>のチッソ本社の占拠?住み込み?による交渉活動を行動をともにする作者の視点から記録されたドキュメンタリ代表的活動家の川本輝夫はじめ支援する文化人はたまた会社社長・役員環境大臣・大石武一と実名で登場し一般読者にとっては水俣という遠い世界の1部・2部より実録性が鮮明になる普通なら東京で生活することのない水俣の民(非人・かんじん)が★漂浪(され)く丸の内の
2月10日(木)日曜日の読書会の課題池澤編集世界文学全集収載の苦海浄土(1部・2部)を読了水俣病の事実に基づく長大なテキスト著者・石牟礼道子は1927年生(2018年没)水俣病の歴史・昭和28年末より発生・昭和31年8月新日本窒素附属病院細川一医師報告書(熊本県→厚生省)・昭和31年9月熊本大学疫学調査・昭和34年7月文部省科学研究所水俣病総合研究班(熊本大学中心)中間報告「原因は魚介類に含まれる有機水銀が有力」・昭和34年11月国会議員団視察・漁民と警察の対立
【Q17602】2001年初場所から新しく追加された相撲の決まり手12手の一つで、幕内では2004年名古屋場所3日目に高見盛が追風海(はやてうみ)に勝った一番で初めて記録された、相手に背を向け、もたれこむようにして相手を土俵の外に出す珍手は何?【後ろもたれ】【Q17603】「年に一度か二度、台風でもやって来ぬかぎり、波立つこともない小さな入江を囲んで、湯堂部落がある。」という書き出しで始まる、水俣病患者の苦しみを描き水俣病が社会的に注目されるきっかけとなった、副題を「わが水俣病」という石牟礼
1月16日(日)苦海浄土・第1部池澤個人編集の世界文学全集(河出書房新社)現代文学のセレクションだが全24巻中日本人作家は石牟礼道子<苦海浄土>だけ同時期に同じコンセプトの日本文学全集(こちらは古事記から現代まで)もあるにかかわらず1巻がさかれた大作読書会は2月2週で3部構成の2部までが課題で時間的には余裕があるが1部を読了した水俣は熊本県の最南端の沿岸部なので方言が熊本・薩摩・長崎(天草)が交流するところ水俣病の患者ひとりひとりの生き様あり様が綴られる
『苦海浄土わが水俣病』(石牟礼道子/著)を読了。全3部作を収録した完全版も持っているが、約1000ページというボリュームと、本から漂う迫力に気圧されそうで、まずは第1部だけが収められている同著から読みはじめた。水俣病の原因究明にあたった原田正純さんと、水俣病患者認定運動に携わった緒方正人さんの著書を読み、土本典昭監督による「水俣─患者さんとその世界─」を観てからの苦海浄土は、強烈すぎた。魂ごと、飲みこまれてしまった。坂上ゆきさんの話は、思い返すたびに泣いている。泣いてい
「俳句なのだ!」いつか連句であそびたいこのところ「連句」に興味を持っています。この風雅な文芸の遊びとは、「気の合う何人かで、代わる代わるに長句(五七五)と短句(七七)を付け進めることを、連句を巻くといい、その仲間(連衆)が、互いに句案を助けたりする。」ということなのですが、この説明では説明してないのと同じだと思います。(笑)いずれ詳しくお知らせする機会が来るか来ないか今はまだ申し上げられないのですが、以下のサイトに詳しいです。👇https://renku-kyo
『魂の秘境から』で知る石牟礼道子さんのすべて『苦海浄土』があまりにも有名なために、そこのみ際立ってしまっている感があるのですが、石牟礼道子さんは歌人として出発し、小説を書き、水俣病患者とともに闘い、また俳句も詠みエッセイも綴られています。そのすべてが道子さんであります。この『魂の秘境から』は、2015年1月6日~2017年3月28日までの24回分は朝日新聞西部本社版に、2017年4月27日~2018年1月31日までの7回分は朝日新聞全国版に、それぞれ月1回ずつ
ご縁があってお借りして『苦海浄土』を読みました読み始めたとき正直に言えば私は読み切れるだろうかという不安に陥りましたフィクション好きの自分書くときはやや形而上になりやすい自分ノンフィクションのなかに生きる方々の苦しみを直視しながら読んでいけない自分そこに突き当たったのですしかしそれは現実逃避に過ぎないと思い直しページを捲り始めましたそこに石牟礼道子さんの魂が見え始め取り付かれたように読み進めました『水俣病』についてなんとなく知識としては頭にありましたしかし
昨日は病院のハシゴでした。はぁ、疲れました…。医院では客足も戻ってきて(患者でもそう言うのかしら?)一軒目の病院では少し待ちました。で、待合室の本棚に『日本人ここがステキで、ここがちょっとヘン』というサンドラ・ヘフェリンさんが書かれた本がありましたので、パラパラと最初だけ読んでみました。書かれていることに「へー!」とか思いましたよ。一番は人と人との関係性でしょうか。例えば、人が何かで悩んでいるとき、どんな些細なことでもまず耳を傾けるというのがヨーロッパ社会
青しかない青空に白い月が迷うことなく見えます上天気です名古屋まで電車に乗って吊るし飾り講座に出かけますおでかけには持ってこいの秋日和となりましたさあチクチク寅作りの始まりです宿題の体に足のつま先からしっかりと綿をつけて体を仕上げたら…あ~あ疲れましたよ😵次は顔です目標は親の顔の微妙なラインが出ず細かい返し縫いも一からやり直しましたふ~疲れましたそれでも仕上がりをきれいにしたかったら丁寧さを持たないといけないなと思います家だったら珈琲飲んでお菓
コロボックル様のこと最近、朝食のあとすごい眠気が襲ってくるのです。で、気が付くと椅子に座ってうとうとしたりしています。ところが今日は、椅子に座って眠っていてもこんなに楽に眠れるんだと感心している私がいて(夢の中で)、目が覚めたらちゃんとベッドで寝ていました!というような顛末を北海道の友人にメールしたら、(ベッドまで行った自覚がないので慌てたのです💦)すぐに返信がきて、北海道では、無意識にそうなっていたという時にはコロボックル様がやって下さったとなるのだとか。だか
ボンディは、恥ずかしながら、高田馬場のバカダ大学の出身です。海外からの留学生だらけになった現在とは違って、ボンディ在校時は、そのネーミング通り、日本全国の選りすぐりの馬鹿が集まってくる大学でした。小学生から登山に親しみ、高校生の頃では、いっぱしの山屋だったボンディは、バカダ大学でも、「バカダハイキングクラブ」という、軽いネーミングの割に、しかし、本格的な岩屋も沢屋もいる、当時の学生の風潮の中では、割合大所帯のサークルに所属していました。当時、第2次ベビーブーマーを中心として、学生の
とりあえず昨日観賞した『-MINAMATA-ミナマタ』の続きから。新装版苦海浄土(講談社文庫)Amazon(アマゾン)445〜2,647円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る我が家には何かしらの事情(?)で、何組か、同じ文庫本が2冊、本棚にあったりするのですが、「苦海浄土」もそのひとつ。水俣病の存在そのものや、現状の問題点等は知っているつもりではいました。しかし、この単なる告発本にとどまらない文学作品を何度も読み返すうちに、もっと大きな
■石牟礼道子さんの周縁でブロ友さんがここのところ石牟礼道子さんの『苦海浄土』に続いて、『葭の渚』についての記事を書かれました。『葭の渚』は道子さんの自伝ですが、これについては実に20回ものロングランで、幼少期からの道子さんの足跡を丁寧に辿っておられます。それだけでも感嘆すべきことですが、ブロ友さんは記事中に米本浩二さんの石牟礼道子論(※『評伝石牟礼道子―渚に立つひと―』)まで織り交ぜて、複眼的に道子さんに迫っています。圧巻です。で、この米本浩二著
あるブロガーさんが『苦海浄土』を取り上げておられます。そのかたの本日の記事は、全ページ数からいえばすでに終盤に入っているでしょうか?私もかつて取り上げたことがありますので、その記事を読むときは手元の文庫本を開いて前後を読んでみたりします。流れるように天草地方の方言が溢れてきます。それがどのようなイントネーションなのか私には幸いなことに、わかるのですよ。筑後地方に友人がいて、その人は見事な方言使いなのです。私はときに、(油断していると)その調べに聞き入ってい
昼は結局、日清のトムヤムクンヌードルと、ファミチキを買って食べた。「マルホランド・ドライブ」という映画を見た。二時間半あったけど、なんとかぶっ通しで見ることができた。内容は難しかった。悪夢だとか精神病の妄想の内容を描いたような映画だった。村上春樹の小説に似ているとは思わなかった。少しは似ている部分があるけど、(例えば『スプートニクの恋人』での二重身の経験とか)、でもやっていることは全然違うと思った。映画を見たのは久し振りだった。二時間半、ずっと座って見ていたから、疲れた。このあとは『苦海浄
コロナワクチンを受けてきた。注射はまったく痛くなかった。いつ刺したのかわからなくて、気づいたら終わっていた。採血はいつもけっこう痛いんだけども。帰りに図書館で石牟礼道子『苦海浄土』を借りた。これから読んでみたい。このあと昼に何かを食べて、そのあとはデヴィッド・リンチのマルホランド・ドライブという映画を見る。昼はたぶん日清のソーキそばかな。明日はデイケアの定期面談がある。明後日は精神科。
「苦海浄土」の著者、石牟礼道子という人物に今とても惹かれています。どんな状況下で、あれだけの記録を残して下さったのか。その気力、行動力、気迫に圧倒されます。今後の人生を彼女と共に生きていきたいと願いリニューアルバージョンを購入しました。読み終えた図書館の本は、今朝返却ポストに入れてきましたが、50年前の第一刷のほうがありがたみを実感できた気がします。文中には「呪詛」という言葉が刻まれるほど、被害者たちになり替わった迫真の記録となっていて