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いったいいつの記事なのか。すっかり忘れてました。パソコンの奥深い階層にまで沈み込んでいたのでした!!でも、若竹七海の文章は癖になる。再読したけど、一気に読ませます。No.0932011.7.8(金)ポリス猫DCの事件簿/若竹七海、光文社2011.1.25~3.25、第2刷、1400円+5%ビックリした。若竹七海の作品を読むのは2004年の「悪いうさぎ」以来。もっとも、この作品は文庫だから同時代で読んだのはいつだ?くらいのご無沙汰だ。それでもっと驚いたのが、舞台となっているの
依頼人は死んだ(文春文庫)Amazon(アマゾン)672円女探偵の短編集。私には、いずれの短編もモヤモヤしてスッキリしない。だから、印象に残る作品。でも、本当にモヤモヤ。
パラダイス・ガーデンの喪失[若竹七海]楽天市場1,760円母親が残した庭の手入れに明け暮れる主人公。カフェを併設してそれなりに賑わっていたガーデンにも新型コロナウィルスの影響で休業中。予約者の見学に絞って営業を続ける日々の中、ベンチに腰掛けたままの婦人がいることに気づいたら…。ガーデンがあるのはある寺の敷地。女一人が暮らせる程度の収入でそれなりに幸せに暮らしていたけれど、ガーデンが老人ホームになるらしい?すわ、立ち退きかと思いきや、老人ホームは詐欺で、ただの巻き
私のハンドルネームKinseyは、スー・グラフトンのヒロイン、キンジー・ミルホーンから借りています。あっさりした性格で自然体。事件を調査する時はとことんタフで粘り強い。何度も死にそうな目にあいながらも、ウィットに富み変にポジティブ。日本版キンジーだ!と思うヒロインに出会いました。↓葉村晶シリーズ、初長編「悪いうさぎ」では、調査中にいきなり刺されて、足を潰されて、監禁されて、また山中に放り出されて・・・とついてない探偵です。が、くじけない、負けない、頑張り通して、真相を明ら
図書館で借りた本です。山本甲士さんの「名犬マジック2」。突然ひょっこりと現れて、人と人を繋いでいく。そして役目を果たすとどこかへ消えていく犬マジック。今私の元にマジックが現れたら、どんなことに繋がれるのかな、などと考えちゃいました。似鳥鶏さんの「育休刑事」。主人公秋月は育休を取って生後3ヶ月の蓮くんを育ててる。育休中だから出社はないはずが、蓮くんと事件に巻き込まれていきます。1.2才の子育て中のパパママ、私のように孫を持つ人たちにおすすめ。「そうそうそれっ!」と、思わず声を出し
殺人鬼がもう一人[若竹七海]楽天市場1,650円とある田舎の警察署。そこは人材の墓場。人口が少なく車も走らないため事件事故もないのだが、田舎特有のしがらみと、返り咲きを狙う出世欲の塊の上司のご機嫌取りは変わらず存在している。そんな警察署の生活安全課にいるデブと大女のコンビ。やる気のない二人が時々やる気になるのは臨時収入が見込まれる時。犯人の心理を微妙についた手口はビックリさせられますが、世の中ってこうやって回っているのかも…。ただ表題作は、主人公が救われなく
「みんなのふこう〜葉崎は今夜も眠れない」(ポプラ社)若竹七海人の不幸は蜜の味?あまりにもコミカルに描く人の不幸。いいですね、このギャップ。次から次へと襲ってくるとんでもない大災難に遭遇する主人公のココロちゃん。本人がそれを不幸だと全く感じないキャラに仕立て上げてしまうところに、改めて著者の凄さを感じます。やはり、このような素晴らしい感性を持つ著者のようなタイプの人間とは友達になれませんが、ただ物凄く気が合い意気投合できそうです(笑)自分が不幸に巻き込まれないように、「不幸自慢」や
◆殺人鬼がもう一人/若竹七海都心まで一時間半の寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘。20年ほど前に“ハッピーデー・キラー”と呼ばれた連続殺人事件があったきり、事件らしい事件もないのどかな町だ。それがどうしたことか二週間前に放火殺人が発生、空き巣被害の訴えも続いて、辛夷ヶ丘署はてんてこまい。そんななか町で一番の名家、箕作一族の最後の生き残り・箕作ハツエがひったくりにあうという町にとっての大事件が起き、生活安全課の捜査員・砂井三琴が捜査を命じられたのだが…。(「ゴブリンシャークの目」)アクの強い住人たちが
あらすじ昭和五年七月、豪華客船・箱根丸は横浜港を出港、倫敦へ向かった。出港早々、殺人事件の容疑者が乗船していることがわかり、大騒動に。その後も、男爵令嬢の逃亡騒ぎ、幽霊船の出現など、奇妙な事件ばかりが起こり…。じゃじゃ馬令嬢から意外な名探偵まで、魅力的な登場人物たちが大活躍。ミステリーの楽しみがギュッと詰まった、傑作オムニバス・ストーリー。紹介文より引用名探偵は密航中/若竹七海昭和5年、横浜を出て上海や香港を経由してインド洋に入り、スエズ運河から地中海に入りロンドンまで50日余り。ヨ
マイベストミステリ30。考えてみました。けど、これすごく難しい…。1.十角館の殺人/綾辻行人2.双頭の悪魔/有栖川有栖3.占星術殺人事件/島田荘司4.火車/宮部みゆき5.白夜行/東野圭吾6.スクランブル/若竹七海7.匠千暁シリーズ/西澤保彦8.すべてがFになる/森博嗣(S&Mシリーズ)9.medium霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼10.絡新婦の理/京極夏彦11.孤島パズル/有栖川有栖12.時計館の殺人/綾辻行人13.冷たい校舎の時は止まる/辻村深月1
「依頼人は死んだ」(文芸春秋)若竹七海悪意なき悪意と悪意そのものに翻弄されながらも淡々と任務をこなす女探偵・葉村晶。その一癖も二癖もある生き方に親近感を覚えてしまう私は曲者?「わたしが知らないだけで、どうやら餅(を喉に詰まらせる)の事故は初詣と門松と同じように大切なお正月の行事になっているらしい」「つまらない冗談を言う男に限って、受けないと冗談にではなく相手の性格にあると決めつけるのはなぜだろう」他多数、随所に出てくる独特(毒特?)な言い回しは私のツボを刺激しまくり!!このような素
この間の旅行に持って行った本です。御子柴くんの甘味と捜査(中公文庫)Amazon(アマゾン)669円短編集でコミカルですが、内容的には割とディープなミステリー。サクサク読めますが、読後は「なるほど!」という真実がなかなか面白いです。またタイトルのように、甘味好きにはたまらないスイーツが満載でちょっとした案内にもなっています。なかなか面白かったので、例のブックオフでこれも注文しました。御子柴くんと遠距離バディ(中公文庫)Amazon(アマゾン)815円軽い
好きな推理作品はある?アガサ・クリスティー❣️昨日、思い出した『踊る人形』とか『そして誰も居なくなった』コナン・ドイルのホームズも好き❣️ルパンの作者は誰だっけ?子どもの頃に夢中になって読んだ今でも、子どもの頃の図書館の本棚に並んでいた様子が思い浮かぶわ日本の作家は松本清張父親が読んでたのをこっそり読んだのよ大人の読み物だと思ってました今好きなのは宮部みゆき若竹七海東野圭吾も読むわ子どもたちにおすすめするならケストナー『エーミールと探偵たち』エーミー
あらすじ依頼が順調に解決する真夏の日、晶はある疑問を抱く(「静かな炎天」)。クリスマスイブのイベントの目玉である初版サイン本入手のために翻弄される晶の過酷な一日(「聖夜プラス1」)。タフで不運な女探偵の魅力が満載!公式サイトより引用静かな炎天/若竹七海タイトルに炎天とついているだけで、葉村を早くクーラーの効いた部屋に入れてあげて!と思ってしまう女探偵葉村晶シリーズ。着々と読んでいっています。前作の『さよならの手口』を読んだ後に書いた記事で葉村晶シリーズの良さは散々語った気がするの
あらすじ探偵を休業し、ミステリ専門店でバイト中の葉村晶は、古本引き取りの際に白骨死体を発見して負傷。入院した病院で同室の元女優の芦原吹雪から、二十年前に家出した娘の安否についての調査を依頼される。かつて娘の行方を捜した探偵は失踪していた――。有能だが不運な女探偵・葉村晶が文庫書き下ろしで帰ってきた!文庫版裏表紙より引用さよならの手口/若竹七海現在若竹七海氏の『女探偵・葉村晶シリーズ』にはまっています。1ヶ月ほど前、古本屋でたまたま手に取った『依頼人は死んだ』というミステリ小説面白
何度も繰り返す入院生活の事を告げると、学生時代からの友人『かもめ君』がお見舞いに本を送ってくれた。事前にメールで『リクエストは?』と聞いてくれていたので、遠慮せず『ハードボイルドなヤツ』とお願いしていた。彼はすごい読書家でハードボイルド系をよく読んでいるのを知っていたから。てっきりスパイや殺し屋が出てくる男臭の濃い小説が送られてくるのでは?と予測していたんだけど、来たのはこれだった。若竹七海さんの『葉村晶シリーズ』が6巻。かもめ君のコメントによると、『外さない1冊。どの巻からで
葉村晶シリーズの短編集。女探偵の不運はどこまでも続く‥‥【不穏な眠り】/若竹七海<あらすじ>仕事はできるが不運すぎる女探偵・葉村晶。吉祥寺のミステリー専門書店でアルバイトとして働きながら、〈白熊探偵社〉の調査員として働いている。「さよならの手口」(2014年4位)「静かな炎天」(2016年2位)、「錆びた滑車」(2019年3位)と「このミス」上位常連の人気ミステリーシリーズ、文庫オリジナルの最新刊。「水沫(みなわ)隠れの日々」終活で蔵書の処分を頼んできた藤本サツキのもう一つの依頼は
不運を呼び込む女探偵【錆びた滑車】/若竹七海<あらすじ>葉村晶は、吉祥寺のミステリー専門書店のアルバイト店員をしながら、本屋の二階を事務所にしている〈白熊探偵社〉の調査員として働いている。付き合いのある〈東都総合リサーチ〉の桜井からの下請け仕事で、石和梅子という老女を尾行したところ、梅子と木造の古いアパート〈ブルーレイク・フラット〉の住人・青沼ミツエの喧嘩に巻き込まれ、怪我を負ってしまう。住み慣れた調布市のシェアハウスを建て替えのため引っ越さなくてはならなくなった葉村は、青沼ミツエの申
表紙に猫が描かれてあると、ついつい買ってきてしまうのは仕方がない。母ちゃんは単純な猫好きの本好きである。読み終わってから気付いたが、これは「葉崎市シリーズ」としてもう何冊も出ているうちの1冊だった。「猫島ハウスの騒動」若竹七海著である。舞台は神奈川の、実際には江の島がある辺りにあるという猫島である。がっつり架空の島だ。あちこちに猫が居る島と云う設定に、ニヤニヤしながら読み進める。うちには俺を含めて猫が4匹居るからもう充分と云う感じはするが、あっちにもこっちにも猫が居る島も面白かろう
昨日の7月8日。奈良市で参議院選挙の応援演説を行っていた元首相の安倍晋三氏が自作の銃で武装した男の凶弾に倒れ67年の生涯を閉じました。安倍氏は1991年の父晋太郎氏の急死以後父の地盤を引き継ぎ1993年第40回衆議院議員選挙にて山口1区から出馬して初当選。以後当選10回をしてその間、自由民主党の役員や大臣を歴任。2006年自民党総裁になり戦後最年少で内閣総理大臣になりました。2007年参議院議員選挙の大敗と体調不良により総理大臣を辞任。2012年再度自由民主党総裁になり、同年12月の第46
ザ・ベストミステリーズ2017日本推理作家協会編2022/6/30★ひとことまとめ★様々な作者との出会いの場↓以下ネタバレ含みます↓作品読みたい方は見ないほうがいいかも【Amazon内容紹介】日本推理作家協会が厳選!至高のミステリー作品、夢の共演!!過去1年間に発表されたすべての短篇推理小説の中から、日本推理作家協会が選び抜いた至高の作品だけを収録。新鋭からベテランまでキャリアに関係なく、とにかく面白くて優れた短篇ばかりを集めました。巻末には
時短・便利グッズで溢れる世の中にあって、夫の洗濯はいつまで経っても終わらない。プレウォッシュから干すまで、ゆうに3~4時間はかかる。丁寧と言えば聞こえはいいが、その実は変なこだわりと段取りベタの集合体。節電への絶えまぬ努力が実を結ばないのは、彼の要領の悪さが一因だと睨んでいる。イライラを解消すべく手動洗濯機を導入。使い始めて1週間、少しずつコツやクセを掴んできた。全工程を細かく自分好みにカスタムできるのが楽しくて嬉しい。これでまた一歩、脱家電への道に近づいた。目指せ、脱電気!脱東
東京宝塚劇場花組公演宝塚友の会第2抽選で当選したS席が1階14列一番右端だったので、一番右端は見にくいと思い、やり方さえ忘れていた6月12日の先着順にトライすることにしました。2020年から抽選しか申し込んでいなかったので、上手くいくのか不安でしたが、9時30分にスタンバイ、そして「宝塚歌劇Webチケットサービス」にログインしようとしたら、ログインできませんでしたひゃーログインさえできないなんて初めてですこんなことになっていたのですね。もう自力ではチケット取れないですね抽選で当選
◆合唱岬洋介の帰還/中山七里幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した“平成最悪の凶悪犯”仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし、取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還する―!!(「BOOK」データベースより)読了。
ラストまで一気読み!悪意と善意が渦まく疾風怒濤の面白さ!葉崎市の個性豊かな面々と、一見不運(?)な17歳のココロちゃんが織りなす、“究極の不幸せ巡り”ストーリー。葉崎FMで放送される「みんなの不幸」は、リスナーの赤裸々な不幸自慢が人気のコーナー。そこに届いた一通の投書。「聞いてください、わたしの友だち、こんなにも不幸なんです……」。海辺の田舎町・葉崎市を舞台に、疫病神がついていると噂されながら、どんなことにもめげない17歳のココロちゃんと、彼女を見守る女
悪いヤツラが暮らす町・辛夷ヶ丘で続発する不審な出来事。解決に奔走するのは悪徳警官。作者ならでは、毒気たっぷりの連作ミステリです。6編の短編が収録された連作短編ミステリです。「ゴブリンシャークの目」「丘の上の死神」「黒い袖」「きれいごとじゃない」「葬儀の裏で」「殺人鬼がもう一人」物語の舞台は、都心まで1時間半の寂れたベッドタウンの東京都辛夷ヶ丘〔こぶしがおか〕です。辛夷ヶ丘は、20年ほど前に“ハッピーデー・キラー”と呼ばれた連続殺人事件があったきり、事件らしい事件もないのどか
本日、市立富良野図書館から借りた5冊の本の記録です。①『イシイカナコが笑うなら』(額賀澪/角川文庫2019年3月1日初版発行)②『朝と夕の犯罪』(降田天/角川文庫2021年9月29日初版発行)③『あなたに会えて困った』(藤崎翔/双葉社2020年5月24日第1刷発行)④『少女は夜を綴らない』(逸木裕/角川文庫2017年7月21日初版発行)⑤『パラダイス・ガーデンの喪失』(若竹七海/光文社2021年8月30日初版第1刷発行)
若竹七海さん殺人鬼がもう一人のどかな街を舞台にした少々毒のある物語。ミステリーをたっぷり味わえました。
久々に若竹七海さんの作品を読みました。若竹さんはデビュー作『ぼくのミステリな日常』を読んで以来、信頼を置いている作家さんの一人です。PickItem殺人鬼がもう一人(光文社文庫)[若竹七海]楽天市場770円殺人鬼がもう一人【電子書籍】[若竹七海]楽天市場770円『殺人鬼がもう一人』には6つの短編が収められています。・ゴブリンシャークの目・丘の上の死神・黒い袖・きれいごとじゃない・葬儀の裏で・殺人鬼がもう一人(若竹七海さん『