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大自然も、夢を見ます。10歳の頃、病気で3か月ほど学校を休んで、ずっとベッドで寝ていた生活から、久しぶりに外へ出て、空を見上げると、木漏れ日の中から、太陽の光のキラキラと、眩しい光を浴びて、世界は、一変しました!生きていることが、ただ、それだけで素晴らしいと、その感動で眺める世界は、道に転がる小さな石ころも、あらゆるものが、生命の脈動を放ち、生命のないはずの学校の机やプラスチックの消ゴム、世界に存在するすべてのものが、息づいて、呼吸のような波動を放っている
今一番読みたい本は?みんなの回答を見るキャンペーン詳細う〜ん……難しい本、いつか読み解きたい。あと、芹沢光治良さんの"人間の運命"
コーチングテクニックの中でどうしても苦手なものを紹介します。それは目標を明確なイメージにすることです。あなたの目標にアイコンを作ってみましょうと問われると……うーんうーーん……うーーーん………唸るだけで、アイコン作りは出来ませんでした。そもそも将来の目標を考えるのが苦手なのですが、更にそのイメージを描くというのは輪をかけてできません。そもそも目標がないのにイメージを描けるとしたら、それはものすごい能力だと思います。唸ってばかりいるので、メンターコーチの方にアイコンの例を教えてもら
文学はもの言わぬ神の意思に言葉を与えることだ-芹沢光治良----------------------------------------------芹沢光治良(せりざわこうじろう)1896年–1993年。小説家。2018年7月から「個の発展」啓蒙の講演を全国行脚をしています。『サルトルの教え』を出版したのは、ある人から全国行脚のためには、名刺代わりになる本が必要だと言われたことが一つのきっかけです。私は話すのは得意ですが、自分の言葉を文章にするのがと
おはようございます今日は、母と妹と三人で旅行に行く予定だったんですが、大雨の影響で電車が運休になり、旅行は延期になってしまいました。三人での旅行は初めてだったので、楽しみにしていたんですが、延期になった分ランクアップした旅の計画をたてようと思います。旅行が延期になったので、今週末は読書dayに決定。【神の慈愛】は、職場の70:代の方が貸してくださった本で、シリーズになっているんですが、実体験を書いてらっしゃるので続きが気になり、夜読むと夜更かししちゃうので要注意です(^^;(明日は、三
蓮咲く4寺院巡ろう読売新聞天武、持統天皇が建立を発願した薬師寺では約250鉢を育てる。唐招提寺では、創建した鑑真が唐から伝えたとされる3品種を含む約130鉢。奈良時代の僧・...平成の天皇と皇后果たすべき沖縄への務め元年~10年(9)日本経済新聞沖縄生まれの芥川賞作家、目取真俊さんに「平和通りと名付けられた街を歩いて」という小説(初出1986年)がある。当時の皇太子ご夫妻の沖縄訪問に対する県民...【昭和天皇の87年】1歳3カ月でハイハイ英国婦人も感嘆した「誇り高き
スピリチュアルでも、なんでもないのですが、自分にとって、大きな気づきだった、ので。週末に、認知症に真っ逆さまな、母に、母が大好きな、ガーデニングセットを送り、予想以上に、効を為し、気をよくしています。同居していた叔母が、入院したことでの、一時的な認知症だと良いのですが、2週間、毎日、何回も、叔母がベッドから落ち、入院した、と、電話がくると、さすがに、焦りました。昼間は、ベランダガーデニングが楽しくて、叔母が入院したコールは、ピタリと、止まりました。81歳
久しぶりに師匠の著作を。キーンさんは軍人だったときに、日本兵の残した日記を訳すという仕事をしていた。それは、キーンさんにとって日本人の心に触れた運命の出会いだったようだ。キーンさんは、平安時代以降の日記をそれはそれはたくさん読んで「百代の過客」という本を書いている。これも読み出したんだけれど途中で挫折しちゃった。今回、この本はとても興味深く読みましたよ。真珠湾攻撃の開戦から終戦を迎えアメリカの占領下という5年を順に書き、その頃に書かれているいろいろな作家
あちらに書きました。➡どうぞ
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戦後の生活。娘の小学校のPTA会長になってくれと頼まれる。GHQが指導する民主的な学校運営、戸惑う教育者や保護者の様子が紹介される。戦災にあって家もなく、父親もいなかったり、仕事がなかったり人の家を間借りするなどの、貧乏な小学校の子ども達の生活もたくさん紹介される。天理教の教祖伝を書いてほしいと依頼され、取り組むことになる。そのため現在の真柱(天理教の統理者)と出あう。巷の民が苦しい戦後の生活をしていることに目を向けるわけでもなく、信者たちからの
養父である田部氏家の夫婦像。自分と節子の夫婦像。節子の父親と母親の夫婦像。いくつかの夫婦の姿を書く。フランス人は人間+男、人間+女だが、日本の女はその人間と言う部分がない、人間となるべく教育されない・・・というようなことを田部氏に言わせたりする。田部氏は外遊先で癌になり自殺してしまう。この亡くなり方は事実とは違う。創作。このような形にした光治良さんの意図は何だったかなあといろいろ考えながら読んだ。人と人の出会い、その出会いの中で結ばれる情愛、誠の愛、そう
嵐の前ですね。昭和初期。濱口首相は東京駅ホームで銃弾を浴びる。軍部の一部はクーデターを起こそうと画策する。共産主義者への憲兵の弾圧は日増しに強くなり、少しの疑いでもしょっ引かれひどい拷問を受ける。そういう社会の中で大本教などの新興宗教の活動も盛んだし、東大の学生の中に霊の科学研究会を組織しようというような動きもある。実際、仲間がどこかわからないところで自殺し、それを守護霊が自殺した人の魂と交信して場所や死んでからのことなどを教えてくれるというようなことを真面目
「7」でフランスに行ったばかりだったが、「8」は4年半たって日本に帰ってきたところから始まる。肺結核になり高原での自然療法で治療するという過酷なフランスの生活についても、日本での生活を書く中で自然と紹介されていく。そこにはカッコで作者の(注)がついていて、この「人間の運命」は日本を書くことを意図するから次郎の外国生活については書かないとしている。寿命があったら別冊として書くぞという意気込みも書いてあるところが光治良さんらしい。自分の一生を書くというのではなく「日本を書く」とい
いよいよ結婚してフランスへ行く次郎。結婚というテーマの中で語られるのはお相手のことというよりは、主に相手の父親こと。彼らと家族になる、義父から息子だと可愛がられる・・・・そういうことを「これが結婚かあ」と感じる次郎を描いている。結婚、および留学に至る間までの田部氏(心の父:養父)との心温まる交流も語られるし、ささやかな人前結婚式の時に参加してもらう実父のことも今までより好意的に語られる。それにしてもこの養父、義父は次郎との出会いで自らを成長させようっていうんだから・・・・
失恋。国の役人として政治を目の当たりに見、役人の世界のあり方を目の当たりにして、疑問を持ち失望していく。関東大震災や故郷の大火災など災害が続き、多くのものが失われる。しかし、世の中は再興していく、新しく生まれ変わる、一気に失われたこそ改革できるということもあることを知る。次郎の純粋さ。あまりにも純粋な心。その心はあらためて天理教とはなんぞやと考える。当時の政治がまだまだ薩摩だ長州だという藩派閥の勢力争い。選挙権が特定の人にしかない。普通選挙制への運動もさかん
日本女子大学校卒業生の高村智恵子展ゆかりの地の福島と岩手で開催中毎日新聞開催中の展示の一つ目は二本松市の智恵子記念館の「重陽の芸術祭in智恵子」。上京前の智恵子が暮らした生家に隣接して建つ記念館に、初期の油絵や晩年...林芙美子記念館アトリエ・石蔵ギャラリー展示「林芙美子と芹沢光治良」公益財団法人新宿未来創造財団代表作「人間の運命」で有名な小説家・芹沢光治良(1896-1993)は林芙美子と家族ぐるみで付き合いがありました。二人の書簡などからその交流を探ります。佐
あちらに書きました➡どうぞ。
付録として平成六年の「芹沢光治良先生を偲ぶ会」で大江健三郎が講演した講演録がついていてこれがなかなか面白かった。芹沢光治良さんの一貫した文学への思いを解説してくれていて、とてもよく分かったし、今後の読書の参考になった。「巴里に死す」が昭和17年という時代に書かれたということがすごい。あの戦争一色の時に、女性の生き方、女、妻、母として、人として、あるいは神の子としてどう生きるか、これからの時代、どう生きて欲しいかということを真正面から書いている。自分で自分を生かす、いつ
一高に入学した次郎の友人との交流が主な内容かな。小作人と地主の問題、米騒動なども話題のひとつです。実際、芹沢光治良さんは東大を出てから農林省?当時は農商務省だったかな、そこの役人になって、小作調停法の作成に関わっています。小作人の立場にたった法律を作ろうとしても当時の政府?帝国議会?には全く認めてもらえず、地主側に有利な物しか作れないという挫折感を味わったみたい。そんな実体験も森次郎の交友関係の話題に生きているようです。「巴里に死す」も並行して読んでいます。今日は、姪と自力整
「巴里に死す」がなかなか利用可能にならないので、先にこちらを読みました。次郎が中学生。明治天皇の崩御のころです。村の貧しさが語られます。よその村から男の子を買って働き手にする。女の子を吉原や新橋の芸者に売る、紡績工場に働きに行かせる。中学校で出逢ったお金持ちのお坊ちゃんとの友情や、その家のおじいさんと次郎との関係、父や母の信仰生活、祖父や叔母の死など・・・の出来事の中で、貧困と信仰、神とは何か、神はいるのか、幸せとは何かなど、中学生の森次郎の心の悩みが語られていきま
完全版というのは1962年に最初に「人間の運命ー父と子」として発表されたものとは違い、芹沢さんが晩年(1982年に奥様を亡くされた以後)に手を入れたものが出版されることなく、遺族が没後20年(2013年)、遺志を組んで刊行したものということだ。なんだろう、神シリーズもそうなんだけれど、不思議に読み続けたくなる文体、話の展開の仕方なんだなあ。これといったクライマックスもなく、静かに、淡々と話しが続いていく・・・感じなんだけれどね。明治時代の貧しい漁村の暮らしってい