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高齢化が猛スピードで進行中(図1)。高齢者は花の岩盤購買者だから、高齢者が増えることで花の消費も増えるはず。図1高齢化率(65歳以上人口が総人口に占める割合)の推移と今後の予想(内閣府高齢社会白書)ところが、花の消費は減りつづけている。図2切り花購入額の推移(総務省家計調査二人以上世帯)なぜ?その答えを、前回探りました。2026年9月27日「花の岩盤購入層の高齢者が増えているのに、なぜ花が売れなくなったのか?」https://ameblo.jp/awaji-u/e
前回は、「物流の2024年問題」とその先にある「20230年問題」を考えました。地方市場の経営改革・改善のない物流改革では、東京一極集中がますます加速するというお話しでした。2026年9月13日「地方市場の広域ネットワークが「物流の2024年問題」で加速する東京一極集中の流れを変える」https://ameblo.jp/awaji-u/entry-12978488519.html今回のお題は、「花産業の物流問題の本質を考える」です。「物流問題の本質」ってなに?「物流の202
酷暑のお盆商戦が佳境。花産業のみなさま、お疲れ様です。人も花も熱中症にご注意。お盆の年中行事、キクが咲いた、咲かなかった、リンドウが、ハスが・・市場担当者は欠品対応で電話をかけまくり・・一方で、高齢者が支える花の消費。この酷暑、年寄りの墓参りは自分がお墓に入りに行くようなもの。甲子園球児でさえ、朝夕の2部制にし、試合途中にはクーリングタイムを実施するそうです。元気いっぱいの高校生にも厳しい真夏のお盆、はたしてどれだけの高齢者が墓参りに行くことができるのか、心配です。今回のお題
日本農業新聞(2026年6月25日)のかたすみに、ひっそりとした記事(図1)。農業新聞の熱心な読者である花農家でも、気がついたひとは多くはなかったでしょう。画像1日本農業新聞(2026年6月25日)「花き農家支え適正価格形成」生産協会が宣言日本花き生産協会は24日、定時総会を東京都内で開いた。生産コスト上昇に悩む農家の経営を支えるための花きの適正価格形成や利用促進に向けた宣言を決議。宣言は農水省や関係団体に共有する。(中略)自民党のフラワー産業議員連盟会長の江藤拓氏も出
明けましておめでとうございます。今年も長文駄文が続きます。手がすいたときにでもお目を通していただければ幸いです。昭和101年にあたる2026年(令和8年)の最初のお題は、「需要の拡大」です。元旦の新聞は年頭所感であふれています。花産業唯一の業界紙、花卉園芸新聞の2026年1月1日号も恒例の年頭所感。花関係、各種団体のトップがそろい踏み。画像花卉園芸新聞2026年1月1日号共通するのは「新たな需要の創出」花産業のバブルが崩壊した1990年代後半から30年間、花のマーケットが
12月、松市がはじまり、年末商戦がスタート。このあと、千両市、万年青、梅がつづき、そしてクリスマス・・生産者は止め市まで、花屋さんは大晦日まで一気呵成。12月、1年の締めくくりは恒例のイベントが目白押し。「新語・流行語大賞」もそのひとつ。2025年には、図のようなトップテン.年間大賞は、高市首相の「働いて働いて・・」が選ばれました。それでは、花産業の2025年の新語・流行語大賞は?わたしが独断で選んだ花産業2025年新語・流行語大賞候補。「上り坂50年・下り坂30年・残され
前回に続いて、2025年10月14日に、東京お茶の水で開催されたフラワーサミット見聞録。わたしが勝手に選んだフラワーサミット2025流行語大賞。「闇夜に鉄砲」と「指値委託(さしねいたく)」。前者は、切り花輸入業者最大手クラシックの西尾会長、後者は卸売業者最大手大田花き磯村会長の発言。サミットだけあって、参加者は業界の社長、会長が勢ぞろい。西尾会長の発言以下青字はそれぞれの発言の宇田メモ。必ずしも発言通りではありません。切り花輸入業者は、売れるかどうかわからないのに、とりあえず輸入
わたしの話は悲観的な内容が多いといわれています。そのとおりです。しかし、今回のお題は明るい話題。2025年は、大田花きに驚かされた年として、花産業の記憶と記録に残るでしょう。4月には、社長の交代。大田花きは、1990年に都内市場の再編・中央卸市場化で、大森園芸、都立園芸市場、京橋花きが合併して誕生。設立時の磯村民夫社長から、1994年に引き継いだ磯村信夫氏が永年社長を務めてこられましたが、荻原正臣氏へバトンタッチ。9月には、突然の東日本板橋花きの子会社化。ますます大田花き一極集中
切り花の生産が減りつづけていることは何度も書きました。花はコメと違い、政府に何とかしてくれと言っても、なにもしてくれません。念仏を唱えても、神も仏も助けてくれません。花は「自己責任」の産業。「自助」で生きるしかない。花産業、最大の問題点は、国内生産の減少が止まらないことです。これまでは、生産減少を消費から考えてきました。今回は、農家サイドから生産減少を考えます。本来は、花農家自らが生産を続けられない事情を流通・小売に発信すべきですが、日々の仕事に追われ、そんな時間はないでしょ
愚ブログ、順調に毎週1回のペースを守ってきましたが、前回はダウン。わたしではなく、パソコン。2019年1月購入のNEC。2021年8月にハードディスクが壊れ、保証期間中で無料取り換え。そのときは8月いっぱい夏休みと思いブログアップをあきらめました。今回は2回目のハードディスクダウン。相性が悪かったとあきらめ、新品を購入することにしました。今度は富士通。メモリは16Gあるので、これまでのように自分で増設しなくても、サクサク動きます。壊れたハードディスクからのデータ取り出し、新パソ
今回のお題は、切り花の国内生産がこのまま減りつづけると、ますます中国の存在感が高まることを検証します。国内の切り花生産は、10年後の2035年にはどうなっているのでしょうか?具体的な数字で考えます。2000年から2024年までのデータから、2035年の国内切り花生産数と輸入切り花数を推定します。これぐらいの計算ならスーパーコンピュータもAIも必要ありません。エクセルで十分です(計算の過程はたいくつですので省略します)。2024年の切り花生産量国産29億本輸入13億本総数(
オオカミ少年のように、「このままでは日本の切り花生産はあと20年でゼロになり、終戦直後の1945年(昭和20年)の状態に戻ってしまう」とさけび続けています(図1)。図1戦後80年の切り花生産量の推移戦後ゼロから再出発した国内切り花生産は、戦後50年でピークに至る。しかし、そこからすぐに下りはじめた。現在まで30年の下り坂が続いている。このままのペースで下りつづければ、あと20年でゼロに戻る。「そんなことはない」「20年後も自分は切り花をつくりつづ
切り花の国内生産は減りつづけています。このままでは、20年後にはゼロになってしまいます。愚ブログでは、国内生産を維持し、回復させるための緊急対応として、①切り花の通常規格のコンパクト化、②選花・選別・結束の簡略化、③市場評価を相対評価から絶対評価へ転換を提案しています。それらは生産者の経営を改善するための緊急的な対応策です。国内生産の減少を食いとめるための王道は、「需要を拡大」することです。需要が拡大し、マーケットが拡大すれば、生産・流通・小売そして消費者がみんなハッピーになり
母の日商戦お疲れ様でした。市場価格は堅調でしたが、花屋さんの売れゆきはいかがだったでしょうか。わたしの地元イオン、年々、母の日の花の特設売り場が小さくなっています。花産業の下り坂は続いているようです。画像日本農業新聞(2025年5月8日)松山誠氏のFBより引用さて、愚ブログでは、「今年、2025年は昭和100年、戦後80年の節目の年」という、おなじようなはなしが続きます。花産業の戦後80年、大正時代から戦前に栄えた花産業は、終戦の1945年(昭和20年)にはゼロ
今回のお題は、前回に続いて、切り花の国内生産を維持するためにはどうすればよいのか?本筋は、需要の拡大。それをだれがするのか?国に花の需要拡大をお願いするのか?それでは花産業が反面教師としている稲作と同じことになる。また、国は花の生産がどうの、需要がどうのにかまっている余裕などない。「儲けるのも損をするのも自己責任」「ご自由にどうぞ」それが花産業に対する国の方針。したがって、他人まかせではなく、花産業自身が、生きのこるために、花産業自身で、できることをする。前
今年は、昭和100年、戦後80年の節目の年。JAcomコラム「昭和100年・戦後80年、花産業の興亡【花づくりの現場から宇田明】第56回」https://www.jacom.or.jp/column/2025/03/250327-80454.php大正時代から昭和戦前に隆盛を見た切り花生産は太平洋戦争で消滅。1945年(昭和20年)の終戦時にはゼロからの再出発(図1)。図1戦後80年の切り花生産の推移(農林水産統計のデータを作図)そのグラフは1996年を頂点とするきれい
波乱万丈の3月が終わりました。生産者、市場には疲労感が大きい彼岸相場でした。「品薄単価高」バブルがはじけたようです。このことは別の機会に検証します。今回のお題は、4月入学式恒例「新小学1年生女子の将来就きたい職業」調査結果。ランドセルメーカー大手のクラレが毎年調査。今年は27回目。今回は、これまでとは違う切り口で、「新小学1年生女子の将来就きたい職業」調査を検証します。2024年4月14日「クラレ調査新小学1年生女子の親は子どもを花屋にさせたくない」https://ameb
寒い寒いといっていたら、いつのまにか春のお彼岸。花産業の最繁忙期。それにもかかわらず、愚ブログはのんびりした不要不急の話が続きます。いつもの長文駄文、手が空いた時にでも目を通していただければ幸いです。今回のお題は、若ものの切り花消費行動。花産業はシニア世代に支えられていると何度も紹介してきました(図1)。シニア世代=墓花・仏花だけでは先細りは目に見えています。図1年代別切り花購入額(二人以上世帯2024年)総務省家計調査のデータを宇田作図、以下おなじ花産業の悲願は
今回のお題は、「あれから30年」キーワードは30年。前回は、国内切り花生産量の推移を長いスパンで俯瞰。2025年1月5日「2025年を花の国内生産V字回復のスタートの年に」https://ameblo.jp/awaji-u/entry-12881209120.html図国産切り花生産量の推移数字は5年ごとの生産量(億本)、緑数字は1995年、青数字はピークの1996年、赤数字は2000年、最後の濃ピンクは2024年で推定値25年以降の点線は予測(あるいは新年
新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年最初のお題は、「2025年を切り花の国内生産のV字回復スタートの年に」です。まず、国産切り花生産量の推移のグラフを見ていただきます(図1)。いつもは2000年以降の下り坂のグラフを示していました。花産業で働く若いひとは右肩下がりしか知りません。そんなひとに、日本の花産業にはうなぎ登りのイケイケドンドンの時代があったことを見ていただきます。図1国産切り花生産量の推移数字は5年ごとの生産量(億本)、緑数字は1995年
今回のお題は、国産切り花生産が増えず、品薄単価高の常態化をどうしたらよいかを考えます。生産者には、生産コストがアップしているので、「カカクテンカ」はあたり前。この程度の「カカクテンカ」では・・この単価高は、流通・小売が生産者に配慮した「カカクテンカ」でないことは明らか。入荷が減って、「供給<需要」の市場原理に基づく品薄単価高。供給が増えないと、マーケットを縮小して、「供給=需要」で単価を調整するようになります。花産業が上り坂であった20世紀には、市場価格がアップするとダイナミックに
前回は、ぜいたく品になった果物から、花のホームユースを考えました。2024年10月6日「ぜいたく品になった果物を他山の石に花のホームユースを考える」https://ameblo.jp/awaji-u/entry-12870150414.html愚ブログは、花産業の振興が目的。花だけに目を向けていては、進むべき方向がわかりません。ほかの産業を他山の石に、花産業を見なおす必要があります。熱い男松岡修造風にいうと、「人のふり見て我がふり伸ばせ!」です。朝日新聞のコラム「多事奏論」
今回のお題は、果物の高級路線を「他山の石」に、花のホームユース供給を考えます。まず、果物についての記事を3本紹介します。①日本農業新聞のコラム(2024年9月24日)(画像1)青字は引用。農業ジャーナリスト山田優氏。「日本の果実消費を憂う」「出回りを増やし日常食に」画像1日本農業新聞(2024年9月24日)日本の果実消費量の少なさが際立つ。日本人は1年間に36kgの果実を食べる。一方で、アジアの主要国では年間に100kg以上だ。欧州主要国も100kgを超えているから
前回のお題は、花の単価高が常態化しているということでした。その結果、花店の仕入原価がアップ→価格転嫁→値上→消費者の買い控え→花のマーケットが縮小→廃業する生産者、花店が増える2014年9月22日「秋彼岸単価高が常態化?」https://ameblo.jp/awaji-u/entry-12868362612.html今回のお題は、「花屋さんが仕入れ原価アップで困っているが、生産者はどうすればよいのか?」です。どうもしません。どうにもできません。花産業全体のこと
地球沸騰。灼熱列島。熱中症特別警戒アラート。人だけでなく、切り花にもアラート。災害級の酷暑8月に、大物日、お盆があります。ほかの物日、12月年末・迎春は、松市、千両市の役物市に、梅・万年青、クリスマスと除夜の鐘まで長丁場。ただし低温期で、人も切り花もダメージは小さい。3月彼岸は、暖かくなり心地よい季節。・9月彼岸は、残暑が厳しいが、暑さのピークはすぎている。母の日は汗ばむ陽気ではあるが、初夏、新緑の季節。1日だけの物日で、短期決戦。花よりも花屋さんが疲労困憊。
誠文堂新光社「農耕と園芸」が2024年夏号で休刊。前身の「実際園芸」から98年の歴史に幕。数年前に月間から季刊にかわったことで、休刊は予想されたこと。ついにその日が来たようです。新聞、雑誌、単行本・・、紙媒体は苦戦。農耕と園芸、休刊という名の終焉。最大の要因は、読者の中核であった花農家が減少したことでしょう。特に新たに花づくりをはじめる人が減った。経験豊富なベテラン農家ばかり。栽培技術、新しい花、新品種・・、雑誌から学ぶべきことがなくなった(と考える農家ばかり)。画像農耕と
長文駄文の愚ブログは、無料アプリのAmebaで書いています。Amebaにはアクセス解析があり、アクセスランキングがわかるようになっています。愚ブログでは、もちろん、最新の記事がランキング1位です。常連さんが、更新たびに目を通していただいているようです。それとは別に、息の長いベストセラー的な記事があります。検索でたまたま見つけていただいたのでしょう。そのベストセラー記事とは、2016年6月15日「カスミソウは臭い」とはもう言わせないhttps://ameblo.jp/awaji
切り花市況、2022年、2023年は品薄単価高生産者、市場は空前の利益。2024年も3月彼岸は品薄単価高で推移。平年なら、桜が咲きはじめると花の市況は暴落。今年はなんとか相場が維持できています。一方で気になるデータ。青木恭子さんの調査。青木恭子「花の選考調査2023年報告書」令和5年度持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進事業国産花き生産流通強化推進協議会2023年10月16日https://www.researchgate.net/publ
彼岸の中日は嵐のような天候。高い花を仕入れた花屋さん,売れゆきはどうだったでしょうか?生産者はおとどし去年とつづく高値。うれしいを通りこして、心配。「おとどし」が漢字変換できないので調べたら「方言」「大阪弁」とありました。知らなかった。この年になるまで。標準語では「おととし」で、濁らないらしい。「おととし」と打つとすぐに「一昨年」とでてきました。むかし、雑誌に原稿を書いたところ、編集者に宇田さんは文章まで関西弁ですね、と言われたことを思いだしました。全体としては彼岸も品薄単価
新年明けましておめでとうございます。暖かく、穏やかなお正月でしたと言いたいところですが、2024年は、能登半島地震、日航機炎上など不安な幕開け。こんなときに、ひとの心を穏やかにするのが花産業の役割。花は・・・のどの渇きをいやすことも、空腹を満たすことも、身体を温めることも、できません。しかし・・・花は、心の栄養、心を温めることができます。画像お正月、いつものように千両と万両が赤い実をつけていますそんな情緒的な話は、もう少し先、いまは人命救助、安否確認、被災された人