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🔴写真詩になります。🌹この詩作品は、詩集【花化身《第4集》】の中に載せた写真詩の作品です。🟣また【幻想水流】と名付けて題した、イメージ写真三枚を、詩作品と一緒に貼り付けてあります。🌼今回もYouTubeの歌を、一番下に貼り付けしてあります。【歌/都忘れ*jpu2jin様。】【詩人/鏡乃琴禰】記🌹詩【幻想水流の記憶】幻想水流の先に細い絹を紡ぐ糸車はありてその流れ落ちる場所に私の記憶のベールはある🔴詩【幻想水流】イメージ写真/上・下
🔴今回の詩作品も前回と同様に、去年の三月に作成した詩作品です。むろん一年前ですから、花化身の詩集とは別な詩集に載せたものになります。短い詩作品です。🌹今回も、YouTubeの歌を一番下に貼り付けてあります。🌹【歌/心花*cover◆jpu2jin様。】【詩人/鏡乃琴禰】記詩【雨の声】その雨音に秘められた微かな数滴の、声にはならぬ微粒子を知っているだろうか?通り過ぎてはいけぬ雨粒の言葉は複雑すぎて表す事すら出来ぬと透明な窓硝子の数ミリ向こう側で色
🔴この詩作品は、一年前に描いた作品なのですが、去年、2020年3月頃の詩集の中の詩作品です。🌹今の時期あたりに合わせてYouTubeからの歌を貼り付けました。🌹【歌/ハナミズキ*cover◆jpu2jin様。】【詩人/鏡乃琴禰】🌹詩【竹林の風】竹の水流は鋭さを持ち、その葉は切れ味すらも鋭くて柔肌の指先には気をつけねばならないと、竹林を流れる風は云うのださながら、己の体内に巻き付いては覆っている衣服が、鮮やかな緑色の笹の葉だろうか柔肌の指先で、嘘を含み
🟣YouTubeの歌を一番下に貼り付けして再投稿をしました。🔴歌【さくらの花よ泣きなさい】◆【cover、jpu2jin】■■■■■🔴今回からは【詩集/花化身】の中から、第一集から第四集までのうち、ランダムに詩作品を載せていきます。また他の題名の詩集からも、ランダムに選び出して載せていきます。🔴なお、私の詩作品は全てがフィクションであり、それらの中には物語詩なる作品もございますので、詩作品、及び物語詩の中にある場所や内容など、全く現実とは異なることになり
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【20】【花化身/第2集】完了🌹幻想の物語詩作品◆【橋のたもと/夢散歩者】《貴方へ贈る特別編》【20】完了月夜の晩なれども橋の上には誰もが行かぬ真夜中の夢散歩道月夜の晩に何処ぞで目隠しされて手を取り合う夢散歩者が出逢うと言ふそれらを橋のたもとで語りかけるのは雨知らずのまま草地から出でたる小さき草花の眠り草一輪夢散歩者が出逢う合図の証は宇宙の星欠片と流星の欠片が一つずつ組み合わせる時に一つの星になりしその欠片同士が
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【19】🌹詩【路地裏の街灯】【19】大通りを曲がると細い路地の道に侵入していき、ちょうどいい道の暗さを損なわないように街灯がほのかについているその細い道の行き先が何処であるのかを、街灯の無言さが問いかけすらしないように幾重にも連なる路地をこえて、夜の真ん中を歩く手繋ぎした貴方との人生の道がずっとあったように、その向こう側からは、さらに小さな灯りは続き、足元の音が連なりながら響くのを二人の意識には記憶されてゆくだろう月すら見えない頭上を
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【18】🌹詩【風の伝言】【18】あの日、その場所では遥か遠くから続いた筈の、いにしへからの無言の声が見えたようだが、辺りを吹く古き時の風が騒めくので、今まで含んでいた水滴の記憶をかき集めて置いて来たのだと、長い歳月時計の風は告げるあの日、私は風が潜む場所の其処に、何を預けたままにして来たのだろう?風は静かに告げる埋めて来たのではないその場所に預けて来たのだと語りて仕舞い込んだ意識が遠く離れて埋もれた竹林の庭が離れつつ薄っすらとした
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【17】🌹物語詩【ジン・ライム】【四つ葉のクローバー/続編】後編【17】その一場面が浮かんだのは、崖下に落ちて草むらの中に倒れていた後の事だった辺りを見ても、この状況の中では決して浮かぶはずもない一場面だろうかけれども何故かそのとき意識の中に浮かんだのは、遥か遠い昔に飲んだはずのカクテルの香り【ジン・ライム】が秘めやかに映像を戻してゆくそのお酒【ジン・ライム】を一番最初に覚えたのは一体いつだったかと振り向くと、隣に居たのは
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【16】🌹物語詩【四つ葉のクローバー】【前編】【16】例えば崖の上に立つ1本の木に、何処ぞを旅した後に疲れ果てて、すり減った羽を持った1羽の旅の鳥が止まっていたとしようかその崖の上に立つ木は、風をも切るようなほど複雑に細い木の枝が宙に向かって伸びており、青々とした葉が生い茂り、透明な風すら曲がりくねった木の枝さえも見えないそこに立つ崖の上の1本の木の辺り周辺にも、幾つか連なる木々の枝や、木の根元を見上げるように咲く艶やかな百合の花すら
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【15】🌹詩【ブラック珈琲】【15】遮断した夜の窓硝子からは、既にもう手招きするような、異様な音も暗さすらも流れては来なかったテーブルの片隅に置いた珈琲の温かさが、汗の傍らを静かに中和するように、冷めていく汗と行き交いながら程良く溶けていく一体、私がこの苦味のある珈琲に切り替えたのはいつだったのだろう?それまでは甘い口溶けの良さばかりを、我が体の意識に与えるかのように、ひたすら飲んでいたはずだった甘さすらない苦味だけの珈琲は遥かの歳月
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【14】🌹詩【風の空間】【14】異国の街で透明な影人ばかりの騒めきを見ていたら、意識の頭上に、竹林を流れゆく風の指先を触りたくなった真夜中あたり透明な影人の表側の声がさもピアノで描く美しき絵画の如くされども、その影人には顔も名もなくさながら住処のない透明人間の無表情さでやがては、世から外れた異住人の己が疲れ果てた無意識の表情はひきつり言葉すら無くしてゆく顔がその場所から慌てて引き返しては苦しい息をするふと、動きのない写真の
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【13】🌹物語詩【夜の風】【13】《古めかしい街/第二詩作品》硝子風鈴が鳴り響いていたはずの、古びた窓際からは暗闇で音が吸い込まれて消えたかのように、静けさの時計が動き始めたようだ二つの窓硝子を素通りしては行き交っていた風の音鳴りが、遮断された硝子の向こうで覗き見することもなく、街路樹を真っ直ぐに街を練り歩いているのだろうか夏近い夜の侵入者を拒むのは、蠢いた小さなものが行き交うのを避けたい意思が働くせいか、窓硝子の向こうをいく夜の風を閉
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【12】🌹物語詩【古めかしい街】第一詩作品【12】古めかしい音楽が鳴り響いていた傍らにあるのは古めかしいテーブルと、今はもう忘れ去られたようなジン・ライムのカクテルが置かれ、街の隅には古びたような新しさのかけらもない洋服が掛けられている窓硝子が開け放たれて透明な仕切りでもあるかのように、古びた1枚の網戸が引かれており、その向こう側からは忘れ去られた季節の風は侵入しているけれども、此方側には【別枠という仕切りで遮られた古めかしい街】が、
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【11】物語【蝉の雫が泣く】【11】夏終わりの合図であるのか、昨日までの蒸し暑さが薄れているように思えるのは、おそらく秋を待ちわびるせいなのだろうか。秋の絵図が辺りに描かれたところで、決して待つ人が訪れるという確証などあるはずもないのだが。室内を渡り歩くように風の侵入経路を閉ざすことなく、窓という窓硝子を全て開け放つ。出窓に吊り下げられたガラス風鈴が一つだけ今は居残っているものの、微かな音色が弱々しく鳴り響くのみである。元々、このガラ
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【10】【水彩画の里】《物語詩編》【10】以前、桃源郷の里と言われる場所に半年ほど入院していたことがある。ちょうどお正月をまたぎ、都内に近い大きな病院で一年間ほど入院した後、真冬のさなかに東京から地方の病院へ独りで転院したのだった。そこは静かな山里にある病院だった。早春の山肌を縫うように桃の花は咲き開き、遠目でも淡い薄花の色が水彩画を描くような居心地だったかもしれない。……しれない、とは何故だろうか。桃の花は美しくて、やがて直
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【9】🌹詩【風の意識】【9】見えないはずの風の意識だとて其処に繋がる細い糸先も無言の声もあろうよ見えずとも風の想ひはあろうよ侵入した濃い霧が辺りを包んだとて二枚合わせの鏡が風の微粒子になり吸い取られてゆくように微かな水滴すらも生み出されし滴る水が映し出そうとしてなんの思惑もない想ひやらが透明な風の視線に心を映し出そうと細い糸先を揺らしている見えないはずの風の意識だとて其処に繋がる細い糸先も無言の声もあろうよ濃い霧の中
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【8】🌹詩【真夜中の電灯】【8】既にもう辺りは真夜中を意識してか、家並みや遠くに見えるビル群の灯りは少しずつ消されつつあるだろう部屋の隅までは行き届かぬような小さな電灯の明るさをつけたまま、未だに遠ざかる意識すらない時計を後ろ向きにしては振り向いたとき《……そうか。あと半月もすれば桜が咲く頃になるのか。今頃は桃源郷の真っ盛りだろうか。……》月日を振り向いても振り向かなくても、やはり春は必ず訪れて来るわけかと、もはや当たり前のことを呟
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【6】🌹詩【不透明な隠れ家】【6】濁りのある布地の隙間から外れた朝の光が、まるで遮ろうとするものに突き刺さるような決意であるかのように、入り込んだ荷物の室内へと侵入しようとする布地の外側である向こう側には隠そうとして、何もかもを不透明にしたがるものらの細い指が広げられてスクリーンの映し絵の邪魔をしたがる映し絵した社会の片隅で秘かに細い路地裏あたりを見回すと、逃げ口実した影人たちが集まっては隙間だらけの建物に、荷物を移送しては隠そうとしていた
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【2】🌹物語詩【花化身《はなけしん》】【2】我が名は花化身と申す者なり。この我が身は桜の木より生まれ、不思議な紅い薔薇の刻印を背中の肌に持つなれば、その背中の奥に秘められた不思議な秘密の文字を体内に潜めるも、人は誰しもが強欲なる心を増幅させて持つとき、我が背中にある紅い薔薇の刻印の文字は誰の目にも見えぬように封印せし。悲しけり。桜の木より生まれし花化身は内なる心を誰にも見せぬ。その孤独たるや深き海底の滴り落ちる涙すらも見せぬ。人は花化
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第2集【1】🌹主題詩【花化身】【1】われは桜の木から生まれし花化身なり生まれた場所すら知らぬ者ゆえ全ての詳細を尋ねるなかれわれ独り、何処を流れてきたやらとそれすらも問いかけるなかれ『われは桜の木から生まれし、花化身と申す者なり。』〜花化身より。〜🌹【作者名】【詩人/鏡乃琴禰】◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
🌹詩集【花化身《物語詩》】第2集【0・扉】🔴詩集【花化身《はなけしん》】🌹物語詩【第2集】🌸【詩人/鏡乃琴禰】【2021年3月】◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第1集【28】🌸【花化身/第1集《完了》】🌹詩【桜の物語】【28】桜はらはら舞い上がり散るのか、または消えゆくのかそれすら、われは知らねどもその花びら重ねた散り際に無言の言葉を、桜木の根元に眠らそうと思えば………その埋めた言葉だけ桜木に根付き、いつか、この散り際の先で地上の片隅で生きるだけの目立たぬ花化身になりて生まれ変われた先があるならば舞い踊るやもしれぬ………散り際の、淡い桜の物語ゆえに忘れてたもれ………
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第1集【27】🌹詩【花化身の住まう街】【27】世の中という現実には、人々が知りえない不思議さの光景が数多く存在するものさ。見えやしない者らや街があっても不思議ではないだろうさ。それらを嘘だと云うのは、人は目に見えない分だけの境界線を心に持っているからだよ。『目に見えない分だけの境界線を心に持っているからだよ。だから、君らは見えやしないのさ。その心に境界線を持つ者には、その境界線が壁になり全てを阻み、見えるものも見えなくする
🌹【詩集/花化身《物語詩》】第1集【26】🌹詩【境界線の隙間にある街】【26】朝焼けの来ない夜の街には無音状態のままの家並みやビル群が建ち並び見えない手探りの風が睨みつけて夜の隙間にあるはずの偽物の幻想おとぎ話を探しては嘲笑い続けている荒らし回る夜風が街の静けさを伴っては練り歩いてもそれらの街から外れた者には視線すら向けることはないだろう時計台の前で居座っている者らがビル群の隙間を覗くとき建ち並んだ家並みを通り抜けて中途半端な朝焼けの空は訪れて夜と
【幹に宿したもの】〜〜自然への詩〜〜新緑の若葉に季節雨は降りひとつづつ息づかいをも育てては明日へと繋ぐ澄んだ息が滴る雨のなかで一滴の水に含まれていくとき若草色の細やかな葉先が雨に滴りながら揺れ動いているのかと遠目に見る雑木林が不思議な色で季節を生きる今を生きる真っ直ぐに空へと向かい息を奏でては滴り落ちる雨をそのつどにまた新たな芽に降り注ぐために生きているあゝ……なんて君らは穏やかな声を真っ直ぐに打ち出してゆくのかと人もこれらのよ
【旬な風ゆかば】春を緩やかに過ぎし旬な風は流れ白い綿毛も想ひぞ奏でて含みたる声の行き先が隣にいる人の肩にとまりし小さき綿毛も肩先でほんのいっとき休みゆく肌を触る風が旬な葉の匂ひの訪れをも思わせる白い綿毛も肩先にて休めば風と流れゆく視線の中に溢れし想ひの人よもう少しだけゆるりとゆきたし旬な風ゆかば視線の中に溢れし想ひの人よもう少しだけゆるりとゆきたし旬な風ゆかば【4月19日承認アメンバー未公開の作品を、新たに全公開。】
【記憶の森へ、ようこそ。】記憶というものの中に全ての粒子が星々のようにありそれらは歳月という生きる為の水滴が根を生み出すもとになるいつしかたくさんの粒子は水滴を与えられて細い若木は育ちあたりは森深い場所となるそれらは全てが記憶という粒子やがてはその場所が記憶の森となる記憶の森深い中に生み出された緑木はあり葉先は光を浴びて幻想さをも垣間見えるその記憶の森からは様々な映像やら想い出やら声が潜み隠れており全てが記憶の中の粒子の星々から生み出された
詩【新芽の息吹は向かう】想ふ春の陽気に誘われたわけでなし想ふ人の心に入り込みゆきし我が春は訪れ草むら匂ふ風握りしめたる心の花が胸にあり誰も知らぬ我が心の住処なり春らしき心地の陽気なれども誘われたわけでなき見上げし空に時の季節は訪れきたものとて貴方よ声を語りて我が身に貴方よ綴りし声を我が身に望むものはいつの日も変わらぬ傍らに住む貴方の心と声時は春らしきなれどもすでに若葉の芽はありしあれが我が身の芽と告げし小さき新芽の息吹はいつの
【花】花言葉なき花言葉胸深く秘めた想ひ花………捧ぐ。………捧ぐ。愛………感謝。愛彩鳥桜花【あやどり・おうか】
詩【呼び覚ます一滴の水】花は花であるように鳥は鳥であり生涯鳥として私は生涯にわたり詩人である誰のために書くわけでなき書きたいから書くだけそこに生まれ出る言葉があるだからこそひたすら書き続ける私は生涯にわたり詩人である詩人として生きる鳥が鳥として生涯を生きるように草花が誰のために咲き誇るわけでなき書きたい思いがあるから書く心の中に溢れ出る声が呼ぶ誰が呼ぶのだろう草花には草花らしき思いがあるようにそれらを拾い集めて今の一瞬の時を描いて貴方へと向