ブログ記事373件
「螢川」「螢川」全編1987年2月21日公開。北陸・富山を舞台にしたファミリードラマ。身勝手な男の後妻になった女を十朱幸代が熱演。原作:宮本輝脚本:中岡京平、須川栄三監督:須川栄三キャスト:水島重竜:三國連太郎水島千代:十朱幸代水島竜夫:坂詰貴之辻沢英子:沢田玉恵関根:川谷拓三春枝:奈良岡朋子大森亀太郎:大滝秀治辰己喜三郎:河原崎長一郎松崎先生:寺泉憲銀蔵:殿山泰司あらすじ:昭和三十七年、真冬の富山。水島竜夫(坂詰貴之)はクラ
芥川賞受賞から約1年。高瀬隼子が見つけた「他者」への希望芥川賞受賞から約1年。高瀬隼子が見つけた「他者」への希望|ForbesJAPAN公式サイト(フォーブスジャパン)他者への無関心さや攻撃性ばかり目につきがちな現代社会。芥川賞受賞から約1年、高瀬隼子が見つけた「希望」とは。2023年10月に『うるさいこの音の全部』(文藝春秋)を上梓しました。この作品の主人公は、ゲームセンターで働きながら小説を書いている...forbesjapan.com
金原ひとみ「パリの砂漠、東京の蜃気楼」(2020年)という文庫本を読み終えた。芥川賞作家・金原ひとみの初エッセイ集。カバー写真の彼女の顔の表情から感じ取れる、悩ましさや陰。文体としても何となくそうだが、何か薄暗いもの、幾分湿ったようなものを感じる。だから、金原ひとみの文章が読み難いかと言えば、全くそうではなく、寧ろ読み易く分かり易い。しかし、彼女には芥川賞受賞の頃の昔から、何かが「有る」気がしてならないと思い続けてきた。経歴を読んで初めて知ったことに、随分と長い間不登校児だっ
「老いてこそ人生」石原慎太郎著幻冬舎2002年7月10日発行読了石原慎太郎さんは「太陽の季節」で第一回文学界新人賞を受賞翌年芥川賞受賞し、数々の作品でミリオンセラーとなった都知事として政治家経験がある有名人でもある石原裕次郎を弟に持ち、湘南海岸に住み海を愛し、上流階級の生活をしてきた人生観を楽しんで読むことが出来たどんな華やかな人生を送っても老いと死は必ずやって来る文章の中から抜粋-だから老いるということに対しても、いかにうまく慣れるかと
『芥川賞の偏差値』ー小谷野敦●第105回荻野アンナ「背負い水」偏差値42点これが芥川賞をとった浅田彰が漫罵していたが、実に珍妙な受賞である。荻野はアメリカ人の父と日本人画家の母をもち、慶大仏文科の大学院へ行き、パリでラブレーの研究で博士号をとり、今は慶大教授である。当時は助手。慶應は、自校(自塾?)出身者を教授にする場合は、一遍も外へ出さないで、助手→講師→助教授と不変態の動物みたいにする。荻野は、芥川賞受賞の電話を受けて「あ、ショウ」とダジャレを言ったとされ、ダジャレとギャグ
古井由吉著「鐘の渡り」新潮社2014年2月25日発行読了1971年「杳子」で芥川賞受賞以来沢山の賞を受賞している文豪である「鐘の渡り」は8編の短編集「窓の内」「地蔵丸」「明日の空」「方違え」「鐘の渡り」「水こほる聲」「八ツ山」「机の四隅」私にとっては古井由吉さんの文章について行くのは難しい非常に文学的で、難しい漢字や、言い回しが古い感じがする年齢的には4歳しか違わないので同じ時代に生きている人である非常に昭和感のする感性の人であ
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に、小説を書いている方やこれから書きたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本三浦哲郎『忍ぶ川』(新潮文庫)〈三浦哲郎
火花著者:又吉直樹(またよし・なおき)さん発行所:文藝春秋2015年3月15日第一刷発行妻に勧められ、今更ながら読んでみました。ページをめくると何故か違和感がありました。ないんです。本によくあるアレが…私が本を読む時に割とみる“目次”がない…そんなんで、物語にいつの間にか浸ってしまう感じでした。いくつかかすったことある街並みも登場したので、親近感も湧きました。心に響くWordがいくつかあって、とても感慨深い内容でした。読んだ後に気づくのですが、他にも本にないものもあ
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に、小説を書いている方やこれから書きたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本芥川賞(文藝春秋九月特別号)市川沙央『ハンチバック』
芥川賞受賞作品、ハンチバックを読みました。著者の市川沙央氏は、ミオチュブラーミオパチーという難病です。障害を持ちながらの執筆は、パソコンを利用しているとはいえ、非常に大変なものだったと思います。幸い、両親が経営していたグループホームの一室を居室に作り直してくれたので、金銭的な心配や世話に関する心配はあまりなかったようです。ハンチバックの主人公、井沢釈華は著者と同じグループホームにすんでいる同じ障害をもつ女性です。最初、この小説を読んだときは官能小説ではないかと思いました。実際、かなり際ど
ハンチバック市川沙央あらすじ井沢釈華の背骨は右肺を押しつぶす形で極度に湾曲し、歩道に靴底を引きずって歩くことをしなくなって、もうすぐ30年になる。両親が終の棲家として遺したグループホームの、十畳ほどの部屋から釈華は、某有名私大の通信課程に通い、しがないコタツ記事を書いては収入の全額を寄付し、18禁TL小説をサイトに投稿し、零細アカウントで「生まれ変わったら高級娼婦になりたい」とつぶやく。ところがある日、グループホームのヘルパー・田中に、Twitterのアカウントを知られていることが
昨日、夫に書店で購入してきてもらって一気に読みました。芥川賞受賞作品を読むのは2015年第153回の作品、羽田圭介著『スクラップアンドビルド』以来。『ハンチバック』は、先天性ミオパチーの中でも重度のミオチュブラーミオパチーの主人公。ミオパチー(筋疾患)という厄介な病の患者なら、主人公の不自由すぎる身体描写をまるでそこで見ているかのように捉えられるけれど、それを知らない人は、『ノートルダムの鐘』のカジモドを思い浮かべるかもしれない。全く違うのだけど…衝撃的過ぎて読後感は正直あ
こんばんはemiですお立ち寄りいただきありがとうございます『土の中の子供』中村文則さん著を読みました芥川賞受賞始めから暴力で始まり何故その暴力が始まったのか考えながら読み進めると子供の頃の暴力暴力を受けた後のしばらくの休息そこに何かしらの安心感さらに何かを窓の外に落としたりそれもなぜと思うけど体調の変化ではなく精神的な不安定とか心の揺らぎもうひとつの『蜘蛛の声』の主人公も内在する心の闇虐待死の後にまたもや虐待に関する本日常では見えない闇を見せつけ
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に、小説を書いている方やこれから書きたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本大江健三郎『空の怪物アグイー』(新潮文庫)〈大江健三
松浦寿輝の芥川賞受賞小説『花腐(はなくた)し』を、綾野剛を主演、柄本佑とさとうほなみを共演に迎えて映画化することが決定した。今年初冬に公開する予定。併せて、ティザービジュアル、場面写真3点、キャスト・監督・原作者コメントが解禁された。本作は、『赫い髪の女』『キャバレー日記』などの日活ロマンポルノ作品をはじめ、『ヴァイブレータ』『共喰い』など数々の話題作の脚本を数多く手がけてき荒井晴彦が、『火口のふたり』に続く自身4作目の監督作品として、芥川賞受賞作「花腐し」を大胆に翻案。ふた
コンビニ人間村田沙耶香著アマゾンより引用↓人生において、、『普通』の生き方とは何か?軽快な文章でスラスラ読めるので割とライトな物語なのかと思いきや、現代社会に生きづらさを抱えた女性の視点から描かれた重深な物語でありました。就職や恋愛や結婚に対する圧力や上から目線のべき論、幸せのかたちは人それぞれなのに社会や周りに合わせた生き方ができていないと『異物』扱いされてしまう。その人にとって『普通』の生き方が幸せとは限らないのに社会や周りは『普通』の枠に強制的にはめて結論づけようとする
物語の舞台は≪食品や飲料のラベルパッケージの製作会社≫の埼玉支店営業部。入社7年目の「二谷」と、一年後輩の「芦川さん」、そのさらに一年後輩の「押尾さん」を中心に描かれる。芦川さんは仕事ができない。そんな芦川さんのことを周りが理解し、優しく接するのが押尾さんは≪むかつく≫。二谷は言う。≪「職場で、同じ給料もらってて、なのに、あの人は配慮されるのにこっちは配慮されないっていうかむしろその人の分までがんばれ、みたいなの、ちょっといらっとするよな。分かる」≫。意気投合する二人だ
パタパタしてる時のご褒美✨行きたいなぁと思っていたら招待していただきました💓素晴らしい席で感謝🥰ありがとうございました😊劇団四季の方々4か月も滞在しているんですねっ☺️満席ですごい人気です。よかったーーー仙台市民はやはり気になりますよね😉読みたいと思ってたが売り切れ‼️予約した方がよいかなと思ったら本日入荷を見て即購入✨読書タイムとれるかなぁ
ご訪問ありがとうございます初めましての方はこちらをどうぞ♫↓☆彡フォロー&アメンバー申請についてはこちらをご一読願います。『★フォロー&アメンバー申請の件★』ご訪問ありがとうございます初めましての方はこちらをどうぞ♫↓☆彡いつもブログへご訪問いただき誠にありがとうございます今日はちょっとしたお知らせブログとさせ…ameblo.jp昨夜飛び込んできたニュースねっ仙台在住の書店員・作家の佐藤厚志さん、芥川賞受賞|河北新報オンライン第168回芥川賞(日本文学振興会主催)の発表
メルカリ購入本6冊目はじめまして。の高瀬隼子さん『おいしいごはんが食べられますように』芥川賞受賞作は好んであまり読む方ではないのですが今回はなんとなく…読後パタッと本を閉じそっと置くとふぅ…と言う声にならない言葉が出てきそうでした。帯にありますが心のざわつきが止まらない。最高に不穏な傑作職場小説!まんまです。不穏…まさにそう。職場でそこそこうまくやっている二谷、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川、仕事ができてがんばり屋の押尾。他にも職場の同僚などが
高校生のヒブリオバトル全国大会、静岡県代表が選んだ作品。『「立場」が人を作る。』倅の「ビブリオバトル全国大会」ですが、いよいよ日程が決まりました。高校ビブ、ファイナルの舞台は立命館大大阪いばらきキャンパス!:活字の学び若者を中心に活字離…ameblo.jp県代表の感想がYouTubeなどにアップされそうなので、私ごときが書くつもりはなかったのですが(笑)ふと思うことがあり、学生さんとは世代の違う見方もあるかなって考え直しまして。さながら、バトルする気持ちは、毛頭ございません。
道化師の蝶(講談社文庫)Amazon(アマゾン)12〜2,148円発売日:2015/1/15文庫:192ページISBN-13:978-4062930079無活用ラテン語で書かれた小説『猫の下で読むに限る』で道化師と名指された実業家のエイブラムス氏。その作者である友幸友幸は、エイブラムス氏の潤沢な資金と人員を投入した追跡をよそに転居を繰り返し、現地の言葉で書かれた原稿を残してゆく。幾重にも織り上げられた言語をめぐる物語。芥川賞受賞作。---------------
芥川賞候補になった時に予約した、『美味しいごはんが食べられますように』高瀬隼子(講談社2022年3月24日)職場が同じ3人の人物、共に働き、共に食し、共に過ごすことで、それぞれの価値観が交差し合い、ぶつかり合う。⋆『職場で、同じ給料もらってて、なのに、あの人は配慮されるのにこっちは配慮されないっていうかむしろその人の分までがんばれ、みたいなの、ちょっといらっとする』-p.14「誰でもみんな自分の働き方が正しいと思ってる」「無理せず帰る人も、人一倍頑張る人も、残業しない人もたくさ
芥川賞受賞おめでとうございます🎊㊗️おいしいごはんが食べられますようにAmazon(アマゾン)1,463円美容院で見た雑誌の本紹介コーナー、新聞の書評、とこちらの本紹介を目にする機会が続きふんふん、よさげーと図書館で予約してたらたまたま芥川賞発表の時期に私の手元にキタッ📚となると応援してしまう。で、受賞おめでとうございます🎉のニュースを見てからの読書この装丁と題名からのほんわかした感じとはなかなかのギャップのお話に即、引き込まれてさくっと読めてしまいましたこの
『ブラックボックス』砂川文次(講談社2022年1月26日)自転車メッセンジャーの仕事に従事する主人公、漕いで、漕いで、漕いで、彼はどこへ向かうのか──。「遠くに行きたかった。遠くというのはずっと距離のことだと思っていた。両親も弟も繰り返しを繰り返していた。おれは多分それが嫌だった。遠くに行きたいというのは、要するに繰り返しから逃れることだった。」-p.86⋆出来高制の自転車メッセンジャーとして働く主人公は、自衛官や会社員として働いた職歴があるが、どちらの仕事もある理由のせいで
【読書記録】260冊目「宇佐見りん推し、燃ゆ」第164回芥川賞受賞作品。主人公あかりが命がけで応援する“推し”がファンを殴り炎上。学校で、家庭で自分の居場所を見いだせない。常に息苦しい思いを強いられているあかりが、唯一生きていると実感できるのが推しへの情熱。その情熱が奪われてしまった時、彼女はどうなってしまうのか?家族との確執、学校を中退した彼女の未来。彼女の今後の生活がどうなっていくのか。気がかりな思いを抱えたまま読み終りました。推し、燃ゆAm
半年前に図書館に予約していた本がようやく手元に来て、久々に読書から広がる世界を心行くまで楽しめました手元に来たときにはなんで予約したんだっけとなっていたのだけれどというのも、自分の好きなジャンルや作家は情報を追い求めなくても入ってきますよね。でもそうでない作家さんや分野は意識しないとなかなか手元に来ないでしょ。だから本を紹介するブロガーさんの推薦や友人が面白いと太鼓判を押すような作品は反射的に図書館で予約(←購入するまではいかないのだけれどね~)そして今回は大・
芥川賞受賞作という事で、ちょっと気になり購入。感想としては、サクサク読めて面白い!リワークの所まで、片道1時間なので、往復で読めちゃいました!コンビニという知っている世界でのお話である事と、読んでいると気温や天気が自然と伝わってくる書き方。別の作品も読んでみたいなと思いました!というより、完全鬱だった時は、本すらも読めなかったので、かなり良くなってきたと実感しています。本当に。
又吉直樹「火花」(2015年)という文庫本を読了した。あれだけ騒がれていたのにも関わらず、そのことに私は些か反抗し、意識的に読まなかった作品である。だいぶそれが落ち着き、いわゆる“又吉ブーム”も完全に去った今、やっと手に取ってみた。感想は、思ったよりかは良かった、というものだった。このお話の最後、先輩は男なのにシリコンを入れる手術をして巨乳になる、という全く訳の分からぬ展開は、もしかするとお笑い芸人ならでは、という解釈で果たして良いのだろうか。私は首を捻りつつも、普通、なかなか有り得ない展開
コンビニ人間(文春文庫)Amazon(アマゾン)631円↑コンビニ人間(著:村田沙耶香)読み終わった。これ、芥川賞受賞作品なのね(よく知らんかった)(´∀`;)のー・・・感想(※ネタバレを含みます、注意!!)主人公はコンビニ店員の古倉恵子どこか世間の「常識」「普通」からかけ離れた思考を持っていて子供時代から、死んだ小鳥をみて他の子達が悲しんでいる中「焼いて食べよう!」と本気で言い出す、社会に溶け込みにくい子。大人になって、なんと