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「養生」は、具合悪くなってから何かをすることだけではありません。日々の暮らしのなかで、自然とのバランスを意識し、自分の心と身体をいたわり、健やかさを守り続けることです。若い頃にとても我慢強かったひとが、高齢になってから短気で欲張りになって、人を憎み、面倒を見てくれている子供を責めたり、くどくど文句を言ったりするなど、人が変わったようになったという話はよく聞く。高齢者は自制して人への思いやりを忘れず、寛大な気持ちで、楽しみをみつけながら日々を過ごすことです。歳を重ねても、自分の
難病というと「怖い病気」、「治らない病気」と思われていますが、必ずしもそうとは限りません。「難病」の定義は、「原因不明、治療方法未隔離であり、価値、後遺症を残すおそれが少なくない疾病」また「経過が慢性に渡り、単に経済的な問題のみならず介護などに著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的に負担の大きい疾病」を労働厚生省が定義しています。2009年の段階では、56疾患が対象とされた。代表的なのが、ペーチェット病、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、スモン病が代表的な
人間は自然の中で生き、食物からエネルギーを得ながら生命を維持している。生命力は「無限に使えるもの」と思っているが、それは間違えである。生命力とは、生きようとし生き抜こうとする力を指す言葉です。生物のいのちの勢い、回復力や成長力、人間なら心身の活力も含めて表します。健康とは、生命力を増やそうとすることだけではなく、無駄に消費させない生き方でもあります。今日は生命力をどのくらい蓄え、どのくらいすり減らしただろうか。一の終わりに、蓄えた量から失った量を引き算してみるとよくわかります。生命力を養って、
健康とは、「今痛くない」「元気で働ける」から、ずっと大丈夫というものではありません。むしろ調子がいいときほど、自分の身体への注意が薄れ、睡眠、食事、運動、休養のバランスを崩してしまうことがあります。健康になりたければ過信は禁物です。自分は体が丈夫だからとか、若いからとか、もう病気が良くなったからと言って不摂生すれば不幸を招きます。健康は、あるのが当たり前ではなく、毎日の小さな習慣で守っていくものです。AI中島旻保養生訓※お身体のことについてお知りになりたいことは、ドクター中島が
通常、暑い時期は胃腸の活動が低下して消化に時間がかかるから、食べ過ぎには注意したいものです。また、瓜のような水分の多い野菜や冷たいものばかり食べていると腹を壊すに決まっています。とりわけ猛暑の頃は鬼門です。特に高齢者は一度腹を壊したことをきっかけに一気に弱ることがあるので、年間を通じて温かいものを飲食することがいいです。暑い時期に最も大切なのは、飲み物の温度より十分な水分をこまめにとり、冷たさより”こまめな水分補給”を心掛け冷たい飲み物でお腹がつらくなる人は、常温のものも上手に取り入れるよ
「養生」というと具合が悪くなってから身体を休め競ることを思い浮かべがちですが、本来は日々の暮らしの中で、自分の生命を養うことと捉えることができます。若い人は病気の怖さを知らず、体力に任せて不養生をするため病気になりやすい。病気には必ず原因があり、大半の病気が不摂生から起こます。高齢者は体が弱いのだから、若い人以上に慎重に過ごす必要があります。今の時代でも、難しいことをする必要はありません。食事を丁寧にとる、少し体を動かす、夜更かしを控える、自然に触れる、そして「今日はど
かしこまった席で長時間正座して足が痺れたり痛みがあったりして上手く立てず、倒れたりして転んだりすることがあります。そのような場合、坐っているうちに両足の指を何度も曲げ伸ばしすると足が痺れたりすることがなくなります。暑さでのぼせた時も、同じように脚の指を上下に動かすと血液が全身を巡るようになります。足の色が急に変わる、強い痛み・晴れ・しびれがあるなどの場合は、運動だけで様子を見ず専門医へ相談してください。AI中島旻保養生訓※お身体のことについてお知りになりたいことは
病院に行って診療してもらうとき、疾患のことは詳しく聞かれますが、その人の心や精神面まではほとんどで聞かれないことがよくあります。それでは病人そのものの病気は分からないのではないでしょうか。現代医療の本質は、その人の病気を把握しても病人を対象にしないと病人を治療できないのはないでしょうか。“人を診る“(検査データだけでなく、その人の生活、食事、ストレスまで含めて理解する。)”聴く医療“(「何に困っているのか」を一緒に整理する)”治すだけでなく支える医療“(薬や手術が必要な時は適切に活
唾液は大切なものだから吐いてしまわず、飲み込むようにするとよいです。涙液は通常、目から鼻へ流れ、最終的に喉を通って自然に飲みこまれます。そして唾液には抗菌成分やのど粘膜を守る働きがあります。これは生理現象の一つです。逆に痰は汚いので飲みこまず、はきだすのが望ましいです。それは、痰は気道で作られた分泌物で、痰が口まで上がってきた場合は、一般的に吐き出した方が楽になります。仮に、痰を飲み込んだからといって、通常は胃酸などによって処理されるため、直ぐに健康上の問題が起こる
年齢を重ねるほど、健康は「無理して得るもの」ではなく、「日々整えるもの」という視点が重要になります。高齢者にとっての養生は特別なことではありません。朝日を浴びて生活リズムを整える、よく噛んで食べ腹八分目を心がける、良い姿勢と深い呼吸を意識する、人との会話や笑顔を大切にする、十分な睡眠と休養を取る、こうした積み重ねが健やかな毎日を支える土台となります。高齢者になると無事に年を越すのが難しくなります。季節が変わるだけで目に見えて衰えることさえあります。若い人にとっては数年かけて起き
私はよく患者さんに、病気だけを見るのではなく、「病人」を対象にし、その人の心や生活、体全体の状態を重視することが大事だと常々言っています。体質や生活習慣、年齢、環境が異なれば、健康の整え方も一人ひとり異なります。大切なのは、自分の身体の特徴を理解し、それに合った生活習慣やケアを選ぶことです。例えば同じアジアでも、中国大陸の料理は和食とは全く違い、どれも脂こく、味が濃く、こってりしています。大陸の人は生まれつき胃腸が強いため、こういうものを食べても楽に消化できます。しかし、日本人は若
一般的には、症状が軽くなると「もう治った」と感じて、無理をしたり、睡眠不足や過度な活動に戻ったりしがちです。病気が快復に向かい始めたら、なお慎重に養生するのがよいです。そうすれば病気は速やかに治って再発しません。健康教育の観点からは、治りかけの時期には次のようなことが回復を支えます。十分な睡眠と休養を続けて、消化の良い食事や水分補給を心がけます。また、「症状がなくなった=完全回復」と考えず、体調の変化を観察することです。AI中島旻保養生訓※お身体のことについてお知り
便秘が長く続くと嫌になりますし、心配にもなります。「便秘は心配せずに自然に任せよ」と言われますが、2日から3日で出ないと心配になります。排便回数だけで判断しないことです。排便の感覚には個人差があり、毎日出ないから直ちに異常とは限りません。一般的に、週3回程度から1日3回程度まで幅があり、重要なのは回数だけではありません。硬くて出しにくい、強くいきまないと出ない、残便感がある、お腹の張や痛みがある、と言った「出しにくさ」や「本人の苦痛」が問題です。排便する際に力を入れすぎてはなり
最近、高齢者の患者さんの中で、ひざ下のふくらはぎが痛い、疲れる、筋肉がつるなどの症状を訴える人よく見られます。これは加齢に伴って全身の毛細血管が減少し、消えてしまった状態で、「ゴースト血管」と呼ばれています。毛細血管は皮膚や臓器の隅々の網の目のように張り巡らされていますが、歳を重ねるにつれて構造がもろくなり、血液が届かなくなって消滅(消失)しまうことがわかっいています。血管は「内皮細胞」とその外側を守る「壁細胞」の二構造でできています。加齢や生活習慣によって壁細胞が剥がれやすくなります。それ
生の野菜は固く、消化に時間がかかるが、野菜を干してから煮れば意表が弱っていても食べられます。例えば大根は旬である冬にうすく切って日干しにすればよいし、レンコンやゴボウはなど特に硬い野菜は薄く切り、さっと下茹でしてから干すとよいです。どんな野菜でも干すことで甘くなり、栄養成分が増すから、体の弱い人に薦めたい。干すことで水分が抜け、重量当たりでは食物繊維やミネラルなどの栄養が多くなります。また、干し野菜をそのまま食べるよりも、無図で戻して煮物やスープなどにすると柔らかくなり、消
これから先の医療はどう変わるのか?それについて不安になる方が多くいます。とくに2030年以降はAI(人工知能)が主流となり、現在の医療の形態は大きく変わることが予測されます。それは、医療者と治療を受ける側双方にとって危惧すべき出来事です。今回のDr.中島の健康セミナーは、2030年より先を見据えた医療の変化を教えてくれるものであります。世界の医療の最前線について、AIを駆使して知りえたことを皆さまにお伝えします。今回の受講を通じて近未来の医療の変化を把握し、2030年以降の医療に備え
運動は病気を治すものでありませんが、日々の生活の中で続けることで、心身の健康を支え、将来の健康リスクを減らすことが期待できます。また、筋肉量を維持することは基礎代謝を保ち、年齢とともに低下する体力や活動性を維持する重要な要素でもあります。朝となく昼となく体を動かしていれば、消化吸収が進んで血液が全身をくまなく巡り、生命力で満たされます。苦しくない運動こそ、長く続く病気の予防習慣です。今日の一歩が、未来の健康をつくります。AI中島旻保※お身体のことについてお知りになりたい
日本のマスコミは救急車のたらい回しをよく批判していますが、本当に問題なのは軽症なのにタクシー代わりに救急車を利用したり、昼間に病院に行けないからと救急外来のコンビニ受診したりするような患者が多いことです。日本人の多くは救急車は無料と思っている人もいるかもしれませんが、その出動費用は税金で賄われています。海外では救急者が有料である国は一般的です。例えばアメリカは10万~⒛万円、ドイツでは自治体によって料金が異なりますが、やはり救急車は有料で、5万~10万円程度かかることもあります。オ
子供は胃腸が小さくて弱いため、食べたもので簡単に病気になり得ます。そのため胃腸に負担をかけぬよう、いつも気を配ってやるべきです。しかし世の親は子供にいっぱい食べさせてやりたいと思うようです。子どもは少し空腹で、少し寒むがっているくらいがよいのです。美味しいものをいっぱい食べさせ、厚着にさせて体を暖めすぎると病気がちになり、長生きができません。もちろん年齢や成長段階に応じた栄養を十分に摂ることが前提です。もう少し食べられるか七くらいで食事を終えると、食べ過ぎを防ぐことができます
飲酒の後に酔いが残っていたら、餅、団子、麺類など炭水化物,干し菓子、果物など甘いものや脂っこい物を食べたり飲んだりしてはなりません。食べるなら、酔いがさめてから飲食するのが良いです。その理由は、炭水化物や甘いものを摂って糖が肝臓でアルコール分解が遅れて悪酔いしやすいからです。揚げ物など脂っこい物は胃に長くとどまります。これが原因で胃酸の分泌が過剰になり、吐き気や二日酔いになる恐れがあります。飲酒後に食べるなら豆腐、枝豆、野菜、みそ汁(具のおおいもの)、白身魚や鶏肉など脂
病気になると辛い症状が起きるだけでなく、治療の苦痛にも耐えなければならなくなることもあります。食べたいものも食べるなと言われ、飲みたいものも我慢し、体も心も苦痛にさいなまれます。そんな思いをするなら、病気になってから対処するよりも、日頃の生活習慣を整え、健康を維持することが最優先です。「身土不二」という言葉があるように、自然と調和した暮らしや前向きな心が健康を支えます。そのためには、十分な睡眠をとり、バランスの良い食事を心がけ、ストレスをため込まず、気分転換の時間を持ち、自
先週、首の異常を訴えて来院した患者さんは、38歳のセラピストで首が凝ったりし話すのもままならない状態でした。検査の結果、骨盤の不安定から仙腸関節の歪みがあり、それが原因で脊柱の3か所がずれて、顎関節の異常を起こしていました。通常、仙腸関節のウエイトベアリング(軸受)の異常から顎の関節に障害を起こし思うようにろれつが回らなくなり、かなり苦労したようです。そこで、職場でもお客様とのコミュ二ケーションがなかなか取れず、困っていたらしいです。治療は最初の週に4日間続けて治療を施し、骨盤の異常を修
大相撲名古屋場所が7月12日より名古屋で開催されます。今回残念なのが先場所優勝した関脇若隆景がコンパートメント症候群で休場を余儀なくされたというニュース飛び込んできました。若隆景は今場所の成績次第で大関が約束されていただけに残念でならなりません。若隆景がかかったコンパートメント症候群とはどんな病気なのでしょうか!?この病気は腕や脚を包む「筋膜」の中(コンパートメント)の圧力が異常に高くなり、血流が悪くなることで筋肉や神経が障害される状態です。激しい運動性コンパートメント症候
和究も35年くらい前から、自然派・オーガニックを意識し始め、ライフスタイルを改めて來ました。今でこそ、オーガニックは、市民権を得て、多くの人々が意識し、実践されるようになりましたが当時は、オーガニックという言葉もまだ日本には入っておらず自然食とか自然療法などの言葉が使われていました。当時、国立大学で西洋医学を学んでいたのですが、その根底にある考え方が寒々しくて、ボクの魂には耐えられませんでした。長年葛藤し、苦しんだあげく、医学部を自主退学しました🥲それもそのはず西洋医学がロックフェ
椅子に腰かけるのは正座するより血行によいが、座るときは背筋を真っすぐ伸ばすようにするとよいです。左右どちらに重心をかけてはなりません。基本は椅子に深く腰掛け、お尻で左右均等に体重を支え、肩の力を抜き、顎を軽き引く30~60分座ったら、一度立って体を動かすなどをするとよいです。チェックする点としては、背中に力がはいりすぎていないか、肩が上がっていないか、足の裏が床についているか、30分~60分ごとに立ち上がったかです。このように、背中を伸ばすことを習慣化しつつ、力み過ぎず自然な姿勢を
人は強い風や、寒さ暑さにさらされると、たちまち体調が悪くなります。風の冷たい日、寒い日、暑い日は誰もが用心するでしょう。これに対して湿気はすぐには悪影響が出ないから、気にする人は少ないようです。湿気はじわじわと深く体を傷つけます。よってじめじめしたところに長居せず、居間や寝室の空気は常にカラッとさせるように、気を配ることが重要です。人は自然とのバランスを保つことで、本来備わっている回復する力を発揮しやすいようできています。湿度が高い環境では、汗が蒸発しにくく、体温調節がしづらく、蒸し暑
鼻から入った香りの情報は直接脳へ伝わります。香りは記憶や感情と深く関わる部分に届くため、気持ちが落ち着いたり前向きな気分になったりします。心が穏やかになると、呼吸がゆっくりになり、体の緊張が和らいできます。こうした変化は毎日の生活リズムや休息の質を整えるきっかけになります。もちろん香りそのものが病気を治すわけではありません。自分にとっと心地よい香りを暮らしに取り入れることは、本来わたしたちが持っている「健やかに過ごそうとする力」を支える一つの方法と言えるでしょう。花の香り、木の香り
ほとんどの人は本来長生きできる体を持って生まれてきます。しかし、どれだけ上手に生まれても養生の方法を知らなかったばかりに、生きられるはずだった年齢までに生きられないことがあります。その反面弱く生まれついて病気がちだった人が、養生に努めたことで、返って長生きすることもある。長生きできるかどうかは心がけ次第ですが、遺伝や年齢、環境など本人では変えられない要因もあります。毎日の心がけによって健康寿命を支える可能性があることは、多くの研究でも示されています。長寿の秘訣は特別のことをするよりも、
「心は静かに、体は動かせ」これは、大切な生き方の指針です。一日中座っていると病気になる。長時間立ったままとか、歩きっぱなしもよくないが、長時間寝ていたり坐っていたりするのは最悪だ。このことは、貝原益軒が「養生訓」の中で述べています。「心は静かに不安や怒りや焦りに振り回されず、今やるべきことに意識を向ける。」「体は動かせ。考えすぎて立ち止まるのではなく小さくても行動する。」不思議なことに、人は悩みが大きくなるほど、頭だけが動いて体が止まる状態になりやすいものです。心を落ち着かせるために