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第1301番海神(わたつみ)の手に纏持(まきも)たる玉ゆゑに磯の浦曲(うらわ)に潜(かづ)きするかも(柿本人麻呂)海の神が手に纏う玉を得んがため、磯の入り江に潜っていることだろう。玉とは、自分が愛する女性を例えたもので、海の神は自分が愛する女性を愛しんでいる両親であると解される。私は、自分が愛する女性のゆえに、女性がいる処に苦労もいっさいいとわずに出かけてゆくのである。女性を守っているのが海の神ということならば、かなり高貴の身分で、敷居が高い家であることが推察さ