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第一段階に関連する心の病気は、うつ病、統合失調症、依存症!?引き続き、まず最初の第一段階を詳しく解説していきますが、この第一段階は生後18カ月位までの乳児期。もちろんそんな小さな時の事など、誰も記憶は無いはずですが、実はこの時期には、この時期特有の重要な発達課題があります。それは少々哲学的ではありますが、自分を世話してくれる母親を、そして、ひいては自分が存在しているこの世界を信じられるようになる事です。それには乳児の世話をする、一般的には母親の役割が大です。乳児はオナカがすくなど、
人の心理社会的発達は、著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、生まれた直後の乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成していきます。今回は、13歳くらいから21歳くらいまでの青年期(第5段階)における心理社会的発達の意義と、この時期特有のアイデンティティの危機、そしてそれに関連する心の病気並びにエリクソンの理論を元に青年期を無事、乗り切っていくためのヒントも詳しく解説していきます。青年期に自分はいったい何者なのかと、思い悩んだ事を覚えていらっしゃいますか?人の心理
日中の眠気が強すぎると、仕事や勉強など、生活全般に渡って活動レベルが低下してしまいます。強い眠気が取れない場合、うつ病、冬季うつ病、躁うつ病、ナルコレプシーなどの心の病気に関連した「過眠症」の可能性もあります。心の病気が原因の眠気について詳しく解説していきます。寝ても寝ても眠い…強い眠気は病気が原因?眠気が強すぎる……。十分睡眠を取っているはずなのに眠気が取れない場合、心の病気が原因の可能性もあります。眠気が強すぎるのはなかなか辛いものです。頭がすっきりしない、イライラする、場合によ
家族が家族として機能しない「機能不全家族」になれば、家庭は心安らぐ場所ではなくなり、人は心の拠り所を失ってしまうのではないでしょうか。その後遺症は深刻です。今回は機能不全家族を詳しく解説していきます。家庭はその人の心の基盤となるものもし機能不全になってしまった場合、次の世代にもそれが連鎖しやすいという傾向があります。家族はその人がその人であるための大切な基盤。人生で時に訪れがちな逆境の時、家族の暖かい笑顔や励ましは困難に立ち向かう大きな支えになります。しかし、そんな心の支えとなる家
日常の活動に潜む故、その病気の深刻さを過少評価されやすい、依存症、摂食障害などの心の病気について、詳しく解説していきます。食べる・飲む、打つ、買うのどれかを楽しみにしている人は多いでしょうが、こうした日常の活動にも心の病気は潜んでいる気分障害に含まれる代表的な心の病気には、うつ病、躁うつ病、不安障害には、パニック障害、恐怖症、強迫神経症、そして、精神病性障害には、統合失調症、妄想性障害などがあります。その他にも私達の日常生活に潜んでいる心の病気があります。今回は私達の日常の活動に潜
心の病気で血液検査は必要ない、と思われていたら大変な誤解!精神科・神経科でも採血は一般的です。血液検査の結果から、精神症状の原因究明はもちろん、治療計画を変えることもあるのです。精神科領域における血液検査の意義を詳しく解説していきます。精神科で血液検査があるのは一般的?心の病気は、通常の身体的疾患とは少し違うようなイメージがあるかも知れませんが、血液検査は精神科領域においても、大変重要な臨床検査の一つになっています。風邪などの体調不良で病院を受診した場合、よく行なわれる臨床検査の
通常は一人の頭の中だけで起きる妄想ですが、時として同じ妄想を身近な人と共有してしまうケースがあります。多くの場合は、閉鎖的な生活環境と密接な家族関係が大きな要因になっているようです。妄想性障害の一種である「共有精神病性障害」について詳しく解説していきます。妄想は時にまれではありますが、身近な人に共有されてしまう事もあります代表的な精神症状の一つに妄想があります。例えば、「誰かが自分に何かひどい事をたくらんでいる」、あるいは「自分の私生活が、こっそり何者かに監視されている」といったものです
うつ病や統合失調症など、心の病気の原因は脳内環境が病的になってしまった事。そのため心の病気をより深く理解するためには、心の病気の神経科学的側面にも是非、強くなっておきたいものです。今回は、それに役立つ脳の基礎知識を詳しく解説していきます。心の病気をより深く理解するために役立つ脳の基礎知識学習した内容が脳に記憶される際には、大脳辺縁系を構成する一つ、海馬が深く関わっています。大脳辺縁系は海馬の他、脳弓、扁桃体などから構成されており、その不調が心の病気の背景にあるケースもあります。大脳
統合失調症やうつ病の既住歴がある親族がいる場合、それらが遺伝する可能性は高いのでしょうか?例えば一卵性双生児の片方が統合失調症を発症した場合、もう片方の発症リスクは約5割と言われています。統合失調症、アルツハイマー型認知症、うつ病などを例に、心の病気の遺伝的要因について、詳しく解説していきます。父親と母親をよく知る事は自分自身をよく知る事にもつながる母親似の子供も父親似の子供も、遺伝子の半分は母親から、残りの半分は父親から受け継ぎます。父親と母親をよく知る事は自分自身をよく知る事にもつ
著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、人の心理社会的発達は、生まれた直後の乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成されていきます。今回は3歳位から5歳位までの幼児後期(第3段階)における心理社会的発達の意義と、この時期に関連する心の病気、そして、エリクソンの理論を元に、幼児後期の育児のヒントも詳しく解説していきます。幼児後期特有のエディプス・コンプレックスを解決するためにも重要な関門幼児後期の発達課題は、それまで幼児の主な活動の場であった家を出て、外で同じ年頃
攻撃的感情は人間の本能の一部と見なせる面もありますが、通常の日常的な状況で、もしも攻撃心を身近な人に向けてしまえば、さまざまなトラブルが生じてしまうもの。今回は、何かの折に生じてしまう可能性もある攻撃的感情に上手に対処していくヒントを詳しく解説していきます。攻撃的感情に上手に折り合いを付けるためのヒント何かの折に言葉を荒げて、あとで後悔といったような場合、自分をちょっと罰してみる、例えば、その日はお気に入りのオヤツをあきらめるといったやり方も、人によっては効果的な対策になります。「
人の心理社会的発達は、著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、生まれた直後の乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成していきます。今回は、5歳くらいから13歳くらいまでの児童期(第4段階)における心理社会的発達の意義と、この時期に関連する心の葛藤や病気、そして、エリクソンの理論を元に児童期を順調に乗り切っていくためのヒントも詳しく解説していきます。児童期は獲得すべき「勤勉性」はしっかり獲得したいところ児童期は子供心に社会の一員として、社会の中での自分の役割といっ
著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、人の心理社会的発達は、生まれた直後の乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成されていきます。今回は、乳児期の次の発達段階である、生後18カ月位から3歳位までの、幼児前期における心理社会的発達の意義と、この時期に関連する心の病気、そして、エリクソンの理論を元に、幼児前期の育児のヒントも詳しく解説していきます。幼児前期の主要な発達課題はトイレ訓練をクリアする事もしも、トイレ訓練に何かしら、つまずいてしまうと、強迫性パーソナリテ
今回は頭部外傷で生じやすい精神症状と、その対処法について詳しく解説していきます。頭部外傷は実は、精神症状が生じる大きな原因の一つ頭を怪我してしまう事は比較的よくある事であり、その過半数は交通事故。実際、頭部外傷の年間発生数は約30万という推定もあり、頭部外傷は実は、精神症状が生じる大きな原因の一つになっています。今回は、もしも頭を何かにひどくぶつけてしまったような事があった時、是非、気をつけておきたい精神症状と、その対処法について詳しく解説していきます。頭部外傷のメカニズム頭
人の心理社会的発達は、著名な発達心理学者であった米国人のエリク・エリクソンによれば、生まれた直後の乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成していきます。今回は、40歳くらいから60歳過ぎくらいまでの成人後期(第7段階)を詳しく解説していきます。成人後期がもしも停滞してしまえば心の健康に赤信号がともる成人後期がもしも停滞してしまえば、心の健康に赤信号がともります。アルコール依存症もその際、よく起こりがちな問題の一つです。人の心理社会的発達は、著名な発達心理学者であった米国人のエリ
著名な発達心理学者であるエリク・エリクソンによれば、人の心理社会的発達は、乳児期から8つの発達段階を経て、漸成的に完成していくと考えられています。今回は最後の第8段階にあたる60歳以降の心の健康を守るための課題について、詳しく解説していきます。老年期は実は心の病気の発症率が一番高くなる時期人は幾多の苦難を乗り越えて、老年期に入りますが、老年期は実は心の病気の発症率が一番高くなる時期。エリクソンによれば、それまでの自分の人生を受け入れる事がこの時期の発達課題となり、心の健康を保つカギとなり
私達の行動は知らず知らず、深層心理に潜む劣等感に影響されていることが少なくありません。劣等感には人生を良い方向にも悪い方向にも向けてしまうパワーがある誰にでもある劣等感。そのもとは容姿、成績、家庭環境などいろいろ。例えば、「小学校の体育の授業でどうしても跳び箱が飛べなかった」「となりの子はかっこいいオモチャをよく買ってもらっているのに、お母さんは決して買ってくれない」、子供の頃に芽生えた劣等感は、以後、私達の意識につきまといます。大人になると、多くの人は劣等感とうまく付き合えるようにな
日常生活上、時に起こり得る不調の一つに性欲の低下があります。性欲減退、セックスレスなどの言葉でしばしば話題になりますが、実はうつ病の場合も性欲の変化は現れやすい症状の一つなのです。性欲減退の原因として考えられる心の病気と注意点を解説していきます。日常生活で時に起こり、時になかなかやっかいな性欲の低下という不調脳内環境が病的になっている可能性にも配慮が必要です。性生活は多くの人にとって、日々の生活に潤いを与える大切な要素。もちろん、なかには「自分ひとりでも全然寂しくないし、そんなこと
何をするにも気持ちが乗らず、やる気が出ない……。そんな無気力感が続くスランプ状態の場合、うつ病、統合失調症の症状の現れである可能性もあります。気を付けるべき心の病気について解説していきます。何もする気が起きないようなスランプ状態が長引いていたら、心の病気の可能性も考慮してみましょう!誰にでも、何もしたくないような無気力な気分になることはあるものです。例えば睡眠時間が全然足りず、ひどく疲れているような時は、新しいことを始めるバイタリティは沸かないでしょう。しかし、そんな時はとりあえず
今回は、免疫系の問題が、心の病気の発症につながる可能性もある事を詳しく解説していきます。免疫系は体内に侵入した風邪ウイルスなど微生物への防御システム日常生活で強いストレスにさらされている時は免疫系の機能が低下して、風邪を引きやすいなど、心身に不調が現れやすい事はご用心!体の調子が悪いと、気持ちも冴えなくなるもの。風邪で熱があり、咳・鼻水が止まらない時に、大事なテストや仕事が重なってしまうのは精神的にも辛いものです。しかし状況によっては、ひどい体の不調を押し切ってでも、学校や職
喪失体験は人生における最大級の心的ストレス。その衝撃から、人はどのような段階を経て、回復していくのでしょうか。また、その衝撃の大きさによっては、喪失体験が心の病気のきっかけとなる可能性もあり、残された者の余命にも影響が出やすい事もあります。今回は、その喪失体験と回復のプロセスを詳しく解説していきます。身近な人を亡くした時の衝撃は、心身の健康に深刻なクライシスを起こし得るもの完全に元の活力が戻るまで、かなり時間が掛かるばかりか、場合によっては喪失体験をきっかけに、うつ病など心の病気を発症す
健康、バイタリティ……中年期を人生の黄金期にするために維持したいもの中年期を充実させるために、健康の重要性は皆さまも、充分に認識されていらっしゃることだと思います。実際、健康を損なうと気持ちはあまり冴えません。ひいては、気力の低下につながる可能性もあります。また、健康維持の方法自体、当たり前のように広く言われている事だと思います。例えば、「暴飲暴食は避け、食事は腹八分目にする」「睡眠時間を充分、確保し、適度に運動する」といった事。こうした事は言うは易し、行うは難しといった面もあります。
今回は40代、50代の人なら、誰でも程度の差はあれ、直面する可能性のある、いわゆる中年の危機に関して詳しく解説していきます。過量の飲酒も中年の危機を深刻化させる可能性のある要因の一つ40代から50代の中年期は人生の様々な苦難に遭遇しやすい時期ではないでしょうか。例えば、加齢の影響を初めてはっきり自覚し、「あー、年とったなあー」と思わず、ため息をつくような時もあるかも知れません。またさまざまな要因で、いわゆる人生の逆境に直面する事もあるかも知れません。例えば、深刻な病気にかかり健康を損な
日常生活に支障が大きくなっていたら、恐怖症の可能性ももっとも、精神分析の結果、恐怖心のルーツが父親であることが分かったとしても、それに遭遇する可能性がほとんど無い場合は、特に対処の必要はないでしょう。しかし、もしも苦手意識を持つ対象が日常的なものの場合、深刻な悪影響が生じる可能性もあります。たとえば飛行機が苦手な場合、飛行機に乗らないと仕事に深刻な支障が生じるビジネスマンであれば、乗っている自分を想像しただけで身震いするほど、飛行機に乗る事を怖がっていたら、恐怖症のレベルに近くなっている可能
今回は、何らかの対象や状況に対する苦手意識がある場合の対処法、そして、関連する心の病気として恐怖症を詳しく解説していきます。心の病気の中でも頻度の高いものの一つ、恐怖症、そしてそれに類似のある日常的な問題についてもしも、小さな犬が近づいてきただけで怖くなってしまう人は、犬に対する苦手意識が恐怖症のレベルに近くなっている可能性にもご注意を!誰にでも少なからず苦手な人やモノ、あるいは状況があるのではないでしょうか。例えば、動物が苦手な人。もしも、小さな子犬を見ただけで、怖いと感じてしま
自分の精神的な問題には、なかなか気付きにくい場合があり、病院へ行く事を思いつく事も回復への大きな一歩です。このケースは何科に行けばよい?具体的に起こりそうな悩みを想定して、その場合は何科を受診すべきなのか、以下でケース・スタディしてみましょう。■Case1(30代男性)最近、職場で昇進しました。同時に責任も重くなり、連日のように夜遅くまで残業。疲れを感じやすく、朝早く目が覚めるようになり、仕事中にイライラします。何もかも投げ出したい気になり、先日は勤務時間中に家に帰ってしまいまし
アメリカ精神医学会が発行する「精神障害/疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」は精神医学のバイブル的な存在です。現在は2013年に新しく改訂され、DSM-5になっています。今回は世界中で広く使用されている本マニュアルを通じて、心の病気の基礎知識を詳しく解説していきます。アメリカ精神医学会が発行する診断マニュアルは、世界中で広く使用されている、言わば精神医学のバイブル!アメリカ精神医学会が発行する「精神障害/疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」は精神医学のバイブル的な存在です。この
脳波は脳の電気的活動の記録で、脳の活動の様子が大まかにわかります。精神科では、比較的よく行われる検査で、睡眠発作や、てんかんなどの診断に役立ちます。脳波を取ったことはありますか?皆さんは、ご自分の脳波を取られた事がございますか?頭に怪我をされたり、てんかん発作などの既往がなければ、あまり脳波を取る機会はないかと思いますが、精神科では、てんかんなどとの鑑別のため、脳波は比較的多く取られています。脳波に異常が現れるときとは?まずは、脳波とは?について簡潔に解説していきます。電極を
心の病気の病名で、例えば「○○障害」と聞くと、その病名自体から何か深刻なイメージを覚えてしまう場合もあるかもしれません。心の病気に対する病名は、いったいどのように理解しておくと良いものなのでしょうか。誤解を防ぐポイントなども詳しく解説していきます。現われている症状がうつ病と診断できるものであれば、うつ病と診断される冴えない気持ちが日常レベルを超えてしまえば、うつ病の可能性も出てきます。その際、脳内の不調のメカニズムが何であれ、現われている症状がうつ病と診断できるものであれば、うつ病と診断