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ヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化するプロジェクト「MeloMIDIca」。前回、3Dプリント部品で鍵盤を組み立てたことろまで書いたけど、ちょっと1点だけ記述抜けがあったんで、その補足から。鍵盤の「ばね」オリジナルのMelodicaでは、鍵はばねの弾力で戻る仕組みになっている。厳密に云うとリビジョンによって使われているばね部品は違っていて、初代のMelodicaはトーションばね(ねじりコイルばね)、後期型は途中まで同じトーションばねだけど、途中からコイルばねに変更され
ヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化するプロジェクト「MeloMIDIca」。前回、基板を組み立てている最中に、JLCPCBから3Dプリント部品が到着したので、今回は鍵盤を組み立てていこうと思う。開封JLCPCBのおなじみな青箱だが、今回はなんとなく重い感じがする。開けてみたら、いつものプチプチ梱包ではなく、発泡材が敷き詰められていた。3Dプリントはデリケートな壊れ物だからか、プリント基板とは扱いが違うね。中身がズレないようにか、発泡材が敷き詰められている。
行き当たりばったり的にブレッドボード上で組み上げたMIDIクロックジェネレータ―。前回、プリント基板をKiCadで設計し、JLCPCBに発注した。その基板が届いたので、さっそく組むことにする。検品今回は基板が小さい(70mm×65mm)ので、JLCPCBの箱もいつもより小さめで、送料も安かった。早速、開封。JLCPCBの青箱。サイズは小さい。基板が1枚ズレたままラミネートされていた。例によって端正な基板。かっこいい。これが送料込みで9ドル以下なんだから、電子工作をするには
ヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化するプロジェクト「MeloMIDIca」。JLCPCBに発注した基板が到着したので、今回は基板を組み立てることにしよう。開封JLCPCBさんの梱包は、いつも同じ青箱だ。中には、パウチされた基板5枚が、プチプチに包まれて詰められている。基板5枚が重なると相当に堅固なので、これなら象に踏まれでもしない限りは大丈夫ではなかろうか(まあ、象に踏まれて大丈夫な梱包なんて滅多に無さそうだけど)。実はこれで4箱目。基板はパウチ包装さ
前回、ブレッドボード上で行き当たりばったりに実験を進め、豊富なライブラリやサンプルプログラムをコピーしていったら、たまたま上手く動作してしまった「MIDIクロックジェネレータ―」。今回は、これをプリント基板にしていこうと思う。ブレッドボード上で動きさえすれば、こっちのもの。KiCadで基板を設計基板にするといっても、実験が済んでいれば悩むところはほとんどない。高周波回路だったりアナログ回路だったりすると、ノイズやら電源やらで面倒なんだろうけど(よく知らんけど)、もちろんそんな厄介
行き当たりばったり式・電子工作家のおもちゃ箱には、いつか何かを作ろうと思って買った部品やら、いつか役に立つだろうと揃えた工具やら計測器やらが転がっている。最近、ヒマな時間を使い、おもちゃ箱から部品を引っ張り出しては、思いつきで何かを動かしてる。「こんなもの作れるかなー?」「ええい、やっちゃえ!」…と、上手くいくという目処もなく、行き当たりばったりで進めちゃうのだ。完成するかどうかは神のみぞ知る。そんなことを繰り返していたら、いつの間にかMIDIクロックジェネレーター(MIDI
ヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化するプロジェクト「MeloMIDIca」。鍵盤フレーム部分のパーツを3DCADソフト「Fusion360」で作成したので、データを3Dプリント業者に発注しよう。3Dプリントのデータはほぼ「STL」調べたところによると、3Dプリント関連業界では「STL」というファイル形式が広く使われているらしい。もちろんFusion360でもSTLはサポートされている。さらに調べたら、場合によっては「3MF」や「OBJ」というファイル形
ヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化するプロジェクト「MeloMIDIca」。業者に発注したプリント基板ができてくるまでの間に、鍵盤フレーム部分に目処をつけるべく、あーだこーだ進めようと思う。鍵盤は流用するつもりだったけれど…当初の目論見では、オリジナルのMelodicaから鍵盤部分だけ外して、簡素な板状のフレームに流用移植するつもりだった。実際に第1試作機では、オリジナルの鍵盤部分をそのまま移植している。第1試作では初代の鍵盤を流用。支持部は薄い鉄板で、フレ
ヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化するプロジェクト「MeloMIDIca」。海外の会社に基板を発注しちゃうぜ。基板製作、予想以上に安い(海外は)前にも書いたけど、俺がこのプロジェクトを再開させようと思ったキッカケのひとつが、「今、基板製作が安い」こと。6年前に国内の某社で見積もりを取ったときは、確か料金が基板1枚で3万円ぐらいだったか。それが最近調べてみたら、海外の業者に発注すれば5枚でン千円ぐらい。ものによっては千円以下の場合も。マジかよ。(ちなみにさっき国内
ドイツ製のヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化するプロジェクト「MeloMIDIca」。ついに回路図が完成したので、いよいよ基板を設計していこう。使うツールソフトは引き続き、定番の基板CADソフト「KiCad6.0」だ。KiCadEDAACrossPlatformandOpenSourceElectronicsDesignAutomationSuitewww.kicad.orgKiCadの「PCBエディター」回路図エディターから基板アイ
ドイツのヴィンテージ楽器「Melodica」を改造してMIDI出力できるようにするプロジェクト「MeloMIDIca」。前回、仕様を決めて部品を選んだので、今回は回路図を書いて、基板を設計していこうかと思う。使うツールソフトはオープンソースソフト「KiCad6.0」だ。KiCadEDAACrossPlatformandOpenSourceElectronicsDesignAutomationSuitewww.kicad.org回路図・基板制作CADソフ
6年前にスタートし、今年のGWあたりから本腰入れてやり直し始めた、プロジェクト「MeloMIDIca」。ヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化する計画だ。作るものは「プリント基板」と、鍵盤を取り付ける「鍵盤フレーム」、そして「ソフト」。今回はプリント基板…の前に、仕様の検討と部品選定から。1950年代のMelodicaSopranoと、後にプラスティック化されたMelodicaAlto。MeloMIDIcaに入れたい機能まずは、どんな機能を入れるのかを決め
ホーナー「Melodica」ハーモニカで有名な「HOHNER(ホーナー)」というドイツの会社がある。創業が1857年ってことだから、そりゃもう古い会社だ。そこが出している鍵盤ハーモニカが「Melodica(メロディカ)」。ヤマハでいう「ピアニカ」みたいなブランド名だ。いつからかは忘れたけど、あるヴィンテージのMelodicaにココロを奪われてしまった。それがこのモデル、1950年代製のMelodica(ソプラノ/アルト)だ。他の普通鍵盤のMelodicaとは異なり、コンパクトな筐体に「独立