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現在、人工透析にまで至る、腎不全患者の原因疾患の第一位は、『糖尿病性腎症』で、4割。第二位は『腎硬化症』で、2割を占めます。第一位の、糖尿病性腎症は、1998年に一位となって以来、比率が増加し続けていましたが、ここ数年は、横ばい状態です。一方で第二位の、腎硬化症は、高血圧による動脈硬化が、原因となって起こるもので、患者の高齢化によって、その割合は、増加しています。加齢によって、高血圧や動脈硬化が進み、放っておいても徐々に、腎機能が低下しやすくなる上
【日記】2025/12.6「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と131日【天白区野並日本一の会〜健康カフェ】今年は、大阪府池田市の「社会人落語日本一決定戦」の予選通過ならず〜ならば、予選会場へ応援に行こうと思っていたところ、お世話になっているHさんから高座を依頼された。ああ【日本一】という名称も何かのご縁か?!(^o^)演目(30分)♥️落語「新上燗屋大津美子編」◉驚芸?「毬と殿様」今回はディナーショー形式〜食事を召
肝移植手術後まもなくの、院内感染でしたから、夫の全身は、沢山のチューブやドレーンでつながれ、それらの挿入された管を抜かないように、両手は、ベッドの柵に、ヒモで固定されていました。声も出せない。手も動かせない。「生」を感じ取ることなど出来ない、究極の苦しみだと思いました。その究極の苦しみに、更なるおまけが付きました。夫は、敗血症によって、「急性腎不全」状態に陥り、急きょ人工透析が必要とのことで、人工透析用のシャントが造られ、透析用の太い針が2本、否
【日記】2025/12.5「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と130日)【交通安全祈願〜♪】ボランティア専用車の交通安全祈願に犬山成田山大聖寺へ。前オーナーさんが3年間大切に育てて?くださったシエンタ君だ。まだまだボランティア高座を続けられる〜♪私も愛情こめて育てよう。家内の呆れ顔〜♪(゚д゚)ポカーン😯😯😯帰りに少々遠回り〜【エグロン】一宮市のオムライス専門店で遅めのランチを楽しむ。感謝〜♪.
夫は毎日、じっと横たわって、行き場のない苦しさに耐えていましたが、健康な私は、「辛いんだろうなあ」と感じつつも、当事者の、どうしようもない地獄のような苦しみを、共有することは、出来ませんでした。このように、肝硬変末期の夫の苦しみは、想像を絶するほどだと、感じていた私でしたが、これがマックスではありませんでした。その後、もっともっとレベルアップした、『究極の地獄』が、夫を待ち受けていたのです!当時、肝硬変末期で、余命宣告まで受けてしまった夫でしたが、ギリギ
【日記】2025/12.4「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と129日)【中村区デイサービスセンター】中村区社会福祉協議会が運営するデイサービスさんを訪問する。今年は、3月、5月、9月、今月、今日は4回目だ。演目(45分)◉てじなのおけいこ「ジャパネットつるた〜♪」♥️落語「新稽古屋梅は咲いたか編」前半のてじなのおけいこは大いに盛り上がったが、休憩後の落語に入ると想定外の反応の薄さ〜久しぶりに高齢者施設での落語の難しさを実感
「アルコール性肝硬変」にしても、「糖尿病由来の腎不全」にしても、病気の程度は深刻で、当事者は生死をかけて、持病と向き合うことになります。それだけでも、もう十分な『生きる苦しみ』を、与えられることになります。夫の場合、与えられた『生きる苦しみ』は、傍らで見ているだけでも、息苦しくなるほど、重いものでした。夫の身体は、もはやコントロール不能状態で、全身が腹水まみれでした。おヘソは、デベソをはるかに通り越して、異様に膨張し、黒い中華饅頭のようになっていました
【日記】2025/12.3「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と128日)【ボランティア専用車〜シエンタ君の乗り換え〜♪】ToyotaSafetySense安全運転補助機能のアップを意識して、車検、タイヤ交換前に乗り換える。6年間よく働いてくれた先代(ブラック)に感謝〜♪より安全な走行のためならと、家内も勧めてくれた。これを機に「てじなのおけいこ」のタネ、小道具を一部実家へ。大安吉日〜♪(^o^).
同じような事情は、肝臓だけではなく腎臓にもあります。現在、腎臓の移植希望者→移植者で、最も多いのは、糖尿病由来の腎不全患者です。糖尿病が悪化することで生じる、3大合併症は、失明・腎不全・足の壊死、だと言われていますが、こうした重篤な症状が、糖尿病由来だと判明すると、「自業自得」的な視線を投げかける医師が多いと、言われています。そうした医師の何気ない視線で、心えぐられる患者も多いことでしょう。「遺伝的に家族が皆、血糖値が高い」という人は散見しますし、「日
【日記】2025/12.2「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と127日)【定期通院(B)】&【天白区デイサービスみちくさ】昨日の事前採血・蓄尿提出で8:30に受診スタートできた。8:30腎移植後指導外来9:10泌尿器科(腎移植後の経過観察)9:30腎臓内科(主治医)10:00に遅めの朝ご飯〜♪今朝も【スムージー】は欠かせない。(^o^)コンビニ横の毎年のクリスマスツリーが、小さな女の子を喜ばせていた。その無邪気さを失
夫の場合は、酒類メーカーに勤務して、営業畑を歩いてきましたから、お酒を飲むことが、仕事。与えられたノルマをこなし、営業成績を上げるためには、お酒を浴びるように飲むしかなかったという、特有の事情がありました。(今ではあり得ない企業風土…)「20代の頃は、一晩でウイスキーを、ボトル1本空けていた」という話をすると、医師は例外なく驚いていましたが、家にいる時には、夫は全くお酒を飲みませんでしたから、もともと下戸の私には、「一晩でウイスキーのボトル1本」が、どれほど
【日記】2025/12/1「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と126日)【94才の母との面会】午前中、明日の定期通院のための事前採血・蓄尿提出を済ませる。月初めで、保険証確認には長蛇の列〜帰宅して家内と合流、施設の母を訪ねる。面会時間30分間はしゃべりっぱなしだ。その元気がうれしい。「100才の誕生日に○○町から100万円のお祝い金をもらえる」2年前から使っている、この【方便】を仏様、お許しください。今日も「家に帰りたい」という
私の夫は、今から12年前の、2013年秋に、緊急入院しました。病名は、非代償期のアルコール性肝硬変。「非代償期」というのは、「もう治ることはないというレベルにまで達してしまった」ということで、非代償期のアルコール性肝硬変というのは、このままだったら、そのうち死んでしまいますよ、という、重篤な病名でした。ところで…「アルコール性肝硬変」という、病気の由来が明らかになると、冷淡な視線を投げかける医師が多いと、聞いたことがあります。要は「お酒を飲み過ぎた結果
【日記】2025/11/30「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と125日)【中川区露橋ふれあい給食会】&【中川区富田図書館寄席】午前中、小中学校の同窓生Iさんのお声かけで、高齢者対象の給食会で余興をする。演目(25分)◉てじなのおけいこ「夢〜ポータブル多機能プレイヤー」回を重ねる度に進化する「てじなのおけいこ」でありたい。お客様の反応が進化の後押しをしてくれる。やはり「場」は必要なのだ。終了後、午後の会場「富田図書館」へ
ですがその後、全世界でドナー不足が問題視され、『移植ツーリズム禁止』が、徹底されるようになりました。現在では、たとえ海外で、ヤミの臓器移植を受けたとしても、レシピエントにとって、生涯必要不可欠な「免疫抑制剤」を、処方してくれる医師が、国内にいるかは不明ですし、(ほとんど全ての病院で、受け入れ拒否を表明している事実が物語るように)海外渡航移植そのものに、世界中から厳しい目が向けられています。以前だったら、お金の工面さえつけば、家族ドナーのいない患者や、気
【日記】2025/11/29「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と124日)【天白区大根デイサービスセンター】鶴太のボランティア訪問の原点、昭和平成歌謡曲披露のボランティア団体【絆会】の皆さんに加えていただく。鶴太の演目(12分)◆スケッチブック昔話「鶴の恩返し」「名古屋コンドルの恩返し」他◉驚芸?「新毬と殿様」最高齢は母と同じ94才のTさんだ。今日は「王将」を熱唱された。お元気がうれしい〜♪驚芸?〜しっかり拍手をしてくださ
〈レシピエントが背負うもの〉を、こうして改めて考えてみると、その重さ・その広がりに、今更ながら、がく然とします。レシピエントという範疇に入る患者は、「臓器を提供してもらわなければ、回復しない重症患者」ですから、当然、日常生活は、明るく楽しいものではなく、闘病生活、それも、先の見えない不安や、改善することのない辛い症状に、耐えながらの日々を、過ごすことになります。その上、「いつ死んでしまうかわからない」恐怖もあるでしょうし、死の恐怖から解放されるためには
【日記】2025/11/28「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と123日)【西区比良西小学校トワイライトスクール】〜らくごのおじさんの楽しい落語の会(2)〜昨日同様、名古屋市教育スポーツ協会から依頼の【事業ボランティア】として放課後教室を訪問する。今年度2回目だ。市内幹線道路の混雑を避けて、庄内川沿いの土手を走る。演目(45分)定番◆「落語の三つのお約束」(復習)◆小咄「ねこの名前」◆落語「犬の目」◆「献眼の話」「大須演芸
修復腎移植を受けた田中さんは、次のように、レシピエントの心情を語っています。「2度、生体腎移植手術を受けた、腎不全患者の方に、会ったことがあります。最初は父親から、2回目は母親からで、『私は腎臓喰いだ』と、その方は泣いていました。いくら親子だからと言っても、生体腎移植というのは、精神的な苦痛がともなうんです」「臓器提供を受ければ、透析から解放されるかもしれませんが、精神的には、いろんなものを背負って、生きていかねばならないんです。私は、修復腎移植を受けて
【日記】2025/11/27「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と122日)【港区野跡小学校トワイライトスクール】〜らくごのおじさんの楽しい落語の会(2)〜名古屋市教育スポーツ協会から依頼の【事業ボランティア】として放課後教室を訪問する。今年度2回目だ。名古屋市内も街路樹が色づき、50分の楽しいドライブとなる。演目(45分)定番◆「落語の三つのお約束」(復習)◆小咄「ねこの名前」◆落語「犬の目」◆「献眼の話」「大須演芸場あれ
家族からの腎臓提供が事実上不可能、つまりは、「生体腎移植」の道が、閉ざされているも同然の彼女は、2000年と2010年に、2度の修復腎移植手術を受けています。最初は、「腎動脈瘤により摘出された腎臓」を修復して移植してもらい、7年間、修復腎は正常に機能しました。その後、徐々に機能は低下していきましたが、透析に戻りたくなくて、無理をし続けた結果、ひどい眼底出血によって、片方の目が、失明してしまいました。この頃、厚労省の通達によって、一度は禁止されていた修復腎移植の
【日記】2025/11/26「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と121日)【葵家いちえさんとの出会い】久しぶりの名古屋駅〜「ナナちゃん人形」は、リアルタイム早着替え(52着)イベント中〜♪見てたら3分遅刻した。名古屋駅のセンチュリー豊田ビル地下の【嘉文】さんで高校の同窓生とランチ会〜♪奥様が「講談」を勉強されているとの情報が入り、ご主人(同窓生)にご紹介いただいた。【葵家いちえ】さん、実は今年9月に大須演芸場デビューをされた社会人
【訴えその2】修復腎移植を受けた独り暮らしの男性、松岡さんの証言「第3者が考えるような、再発・転移の恐怖はない。それよりも、普通の生活が出来る喜びの方が大きい。友人の家を訪ねることが出来る。話が出来る。散歩が出来る。そうした普通の生活が出来ることが、うれしい。生き返ったという感じなんだ。その喜びの方が、ずっと大きい」「両親・兄弟からもらうと言っても、そんな簡単なものではない。もらった後の人間関係に、影響していく。それでも、提供してもらえる人はいい。
【日記】2025/11/25「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と120日)【インフルエンザ予防接種】&【映画TOKYOタクシー】今年は少々遅くなってしまったインフルエンザ予防接種〜名古屋市民65才以上「1500円」〜ボランティア高座のお守りだ。午後は、家内が鳴いて?すがった映画鑑賞〜「TOKYOタクシー」倍賞千恵子さん、木村拓哉さん、蒼井優さん、笹野高史さん、優香さんらの出演だ。いかにも山田洋次監督らしい風景アングルに、「男はつ
「私は今も、脳幹出血の深刻な持病を抱えた状態です。本来なら、水分をたっぷり取り、脳出血しないように、気をつけなければいけない患者です。しかしながら、透析患者は、大変な水分制限を求められているので、それが十分にできません。食事も、制限を求められる生活を、強いられます。健常な人には、分からないでしょうが、私は、良く生きるために、移植を受けたいのです。修復腎移植が禁止されたままだと、私たち患者の生きる望みは、絶たれてしまいます。私は昨年9月に、再び脳出血の疑いで、緊
【日記】2025/11/24「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と119日)【西区那古野ふれあい寄席〜那古野コミセン】【勝笑演芸一座】が出演するコミセンでの「ふれあい寄席」だ。コミセンでは珍しい120分間の演芸会〜♪演目(120分)◆落語「勘定板」あいぼ◆落語「貢ぐ女」まんぼう◉てじなのおけいこ「夢〜ポータブル多機能プレイヤー」鶴太(お仲入り)◉音曲漫才がちょーん姉妹■漫談「うちの婆ちゃん」勝笑共演は、いつもご一緒させて
「『自己管理が出来ない』と、医師から罵倒されたこともあります。マスコミなどの報道もあり、糖尿病は自己責任という風潮があり、病気の本質など理解する人は、なかなかいませんでした。腎臓病を患い、透析を導入してからも、『自己責任』と言われ続け、心身ともに疲れ切っていました。脳出血で倒れた時も、『悪いのは自分なのだ』と、自らを責め続けました。そんな中、移植に踏み切ることにしました。しかし、やっと受けた腎移植は、不運にも適合しませんでした。そんな時に、修復腎移植のことを知
【日記】2025/11/23「和顔愛語」~「家内の腎臓」&「落語」&「てじなのおけいこ」と生きる♪(腎移植後8年と118日)【港区東海学区ふれあい交流会〜東海コミセン】午前中は、毎年お声かけいただいている、地域コミュニティの場での演芸披露だ。演目(60分)◉てじなのおけいこ「夢〜ポータブル多機能プレイヤー」♥️落語「初天神お父ちゃん編」皆さんお互いによく知っている間柄だ。大声で笑ったり手品に突っ込んだりが普通にできる。すっかり【スター】になった気分で会場を出る。ありがたい〜
バッシングする側が、決して目を向けようとはしなかった、「修復腎移植を望むレシピエントの、切羽詰まった心情」に寄り添い、何とか助けたいと模索し続けた、赤ひげ医師集団と、たまたま私たち夫婦は出会うことができ、夫は、故万波医師の執刀で、健康を取り戻しました。今回の章「レシピエントが背負うもの」では、生体腎移植の道が断たれた腎不全患者が、何故、修復腎移植を切望したのか、その訴えや、置かれた境遇を通して、背負うものの重さを、今一度考えてみたいと思います。【訴えそ
正義の味方を気取り、世論を配下に取り込んだのは、移植学会や厚労省そしてマスコミでした。「ガンにり患して摘出した腎臓を、移植するなんて、何を考えているんだ!」「ガンが再発したらどうするんだ!」と、『ガンの再発リスク』一点集中で、万波医師グループを、完膚なきまでに叩き続けました。当初は「逮捕目前」だとか、「医師免許はく奪」とまで騒がれ、追い込まれた万波先生でしたが、医学的反証→がんの部位を切除した腎臓を、別の人間に移植しても、ガンの再発の可能性は限りなく低い、