腕は、胸鎖関節から動きます。胸鎖関節は、のど元にある鎖骨と胸骨から成り、胸鎖関節から可動する仕組みになっています。一般的には肩関節をイメージしますが、実際には胸鎖関節、肩関節の順に可動するのです。この可動するポイントが肩関節に集中すると、肩関節周囲炎や腱板損傷、イップスなどの故障につながります。投球動作で腕が振りきれない場合は、可動ポイントが胸鎖関節ではなく肩関節になっている可能性があります。野球理論では「胸鎖関節」という言葉は出てこないそうですが、解剖学、運動学、治療現場では、とても重要なポイ