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ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。2018年放送のWOWOWドラマ。アマプラで視聴。公式サイトによると、昭和49年に起こった誘拐事件を発端に、時効成立1年前の昭和63年、そして新たな殺人事件が起こった平成20年と、3つの時代にわたって事件は交差する。昭和と平成、それぞれの時代で犯人逮捕に奔走した刑事たちの熱き魂が描き出される...というストーリー。翔田寛の原作を読んでいるので、自分の興味は原作をどんな風にアレンジしているのか。その観点からすると全体的にはなかなかの出来栄えではあっ
敬称略で。図書館にある中山七里作品をあらかた読んでしまったので、何か面白そうなやつはないかと探していて、たまたま発見。まだ3作品(真犯人、黙秘犯、冤罪犯)だけだが、けっこうハマっている。翔田作品は内容的にもキャラ的にも中山作品のような外連味はないが、それだけにジワジワとクセになる感じで、アマプラで見つけた真犯人(wowow)を見始めてしまった(笑)。
本日2回目の投稿です。去年の3月に発刊された翔田寛(しょうだかん)氏の「油絵は謎をささやく」を読みました。翔田作品は初めてです。明治15年に画家・高橋由一が、山形・天童市の関山隧道の開通式を描いた油絵の真贋をめぐるミステリーでした。フィクションなので多分この油絵は実在しないと思いますが、殺人事件と絡んでいて、最後までとても面白く読めました。高橋由一は「鮭」が有名ですが、10年前に東京藝大での展覧会で観ました。その時の展示作品↓香川・金比羅さんに
その男に近付いてはいけない。驚愕のラストに戦慄するヒューマンミステリ!って、別に、戦慄しませんでしたが何か?内容(kadokawaHPより引用)西船橋駅近くで起きた傷害致死事件。現行犯逮捕された犯人は連行中のパトカー内で急死した。船橋署の香山刑事らは衝動的な犯行と見て裏付け捜査を進めていたが、酒が飲めないはずの犯人の事件直前の飲酒や凶器の出所、犯行現場への移動時間のずれなど、不可解な点が次々と明らかになる。さらに事件の半年ほど前、犯人に急接近した謎の男がいたようで……。事件
翔田寛著『知能犯』読了内藤騎之介著『異世界のんびり農家16』読了内藤了著『迷塚警視庁異能処理班ミカヅチ』読了山本巧次著『大江戸科学捜査八丁堀のおゆう抹茶の香る密室草庵』読了『知能犯』こういうタイプの犯罪者を…ちゃんと裁けるような法整備はしないといけないよね…『大江戸科学捜査八丁堀のおゆう』時代的に近いから…出て来るかなぁ…とは思ってましたが…ついに出てきました!まぁ、史実的には…〝アレ〟は彫ってなかった
第54回江戸川乱歩賞( ̄▽ ̄)終戦翌年の夏、5歳の男の子が誘拐された〈使い古しの新圓で百萬圓を用意しろ場所は有楽町カストリ横丁〉という脅迫状に従い、屈強な刑事たちが張り込むなか、誘拐犯は子どもを連れて逃げてしまうそして15年後、とある殺人事件をきっかけに再びこの誘拐じけんが動き出す第54回江戸川乱歩賞受賞作って事ででは早速先日読んだ翔田さんの必殺仕事人ものが面白かったのにちょっと残念で(ワガママねこまま)これはスッキリさせとかな!ってね
必殺仕事人( ̄▽ ̄)悪党どもに鉄槌を!いじめ、詐欺、パワハラ…道理や理屈ではどうにもならない問題を解決するため、知恵を使って相手を罠にはめ自滅に誘う「クライム・プランナー」という影の存在がいる。渋谷の〈のんべい横丁〉でホットドッグとビールしか置いてない店のマスターをしている大柳には、クライム・プランナーとしての過去があった。その彼の元に友人が血まみれで高速道路に放置されていたという連絡が入る…乱歩賞作家が新境地を拓く「現代版・必殺仕事人」誕生って事
油絵は謎をささやく[翔田寛]楽天市場1,870円古い旅館にあった油絵。「鮭」の絵で有名な高橋由一の作と伝えられるそれ。経営難の旅館が地元の博物館に買い取ってもらおうとしたところ…。高橋由一(新潮日本美術文庫)[高橋由一]楽天市場1,210円権威のある研究者が、贋作だと言い出した。とあるトンネルの開通式を描いた絵。由一はこの絵が描かれた時期に山形県を訪れたことはあるのか?このトンネルが開通するまでの当地での争いごと、調整役を担う地元の名士の
年が明けてから1週間…なんだかあっという間な気がするな。この分だと1年もあっという間に過ぎちゃうんだろうな…世間では相変わらず物騒な事件、事故が多いけど、オイラ的には特に変わったことはないな。ああそうだ、先週の金曜日に、新年一発目の劇場鑑賞をしてきたんだけど…年末まで実施ていた(といっても、12月は16日以降は行ってないので未確認)、映画館(地元シネプレックス)での入場時の検温がなくなってた。コロナがまた増えてるという報道がある一方で、企業や行政は基本的な対策をおろそかにしはじめてるのはちょ
クライム・プランナー(ハルキ文庫)[翔田寛]価格:814円(税込、送料無料)(2023/1/6時点)ブックオフの古本110円で入手…2021年2月発行、翔田寛の「クライム・プランナー」を読了…文庫書下ろし作品。今まで名前は見かけていたけど、この作家さんをちゃんと読むのは初めて。飲み屋の雇われマスターであるバツイチの主人公の元へ、知人の男が意識不明で病院に運び込まれたという報せが届く。知人男性は暴行・拷問された挙句に首都高に放置され、下手すれば車に轢かれてその場で死んでいた可能性もあ
冤罪犯読了。↓冤罪犯冤罪犯船橋署刑事課・香山亮介シリーズ(角川文庫)Amazon(アマゾン)580円シリアスなものが読みたいなと思い、手に取った1冊。タイトルから「法廷ミステリーかな?」と思ったのですが、裏表紙の解説では「圧巻の誘拐ミステリー!」との煽り文句が。どちらにしても「シリアスなもの」には合致しそうだったので、期待して臨みました。実際には、殺人事件の捜査を描いた警察小説でした。深沢美穂(5)の遺体は、Tシャツは着ているが下半身
子預かり屋こはる事件帖」を読む。腕利きの大工だった夫、幸次郎を亡くしてから、娘を育てながら、母のおていと二人で、煮売りやを切り盛りするこはる。赤ん坊や子どもをあやすのが得意なことから、煮売りや稼業の合間に、子預かり屋を開業することに。夫婦喧嘩、子どもへの虐待など、周囲で起こる厄介ごとに、首を突っ込んでいくうち、捕物にも関わる。さらっと読めるし、人情ものの時代小説らしく、それなりに、じーんとさせられるところもあるのだが、こはるを始めとし、定町廻りの同心、岡
月曜プレミア8「黙秘犯」■8月8日(月)テレビ東京系午後8時~9時54分月曜プレミア8ドラマ|テレビ東京テレビ東京「月曜プレミア8」ドラマサイト月曜日夜8時~放送。2時間の単発ミステリードラマをお届けします!原作モノを中心に、有名作家の最新作から、過去の名作の新たなキャストでのリメイク、更に、名は知られていない隠れた傑作等、骨太で大人の鑑賞に耐える作品を取り揃えます!「プレミア」なミステリーをお楽しみに。www.tv-tokyo.co.jp翔田寛さんの同名小説を原作とし
★★★☆☆まさに、「人さらい」の物語。意味深な表紙絵..。小学生の女の子が誘拐された。父親は都市銀行の支店長。母親は美貌の持ち主だが、高慢。警察の徹底した包囲網を嘲笑うかのような犯人の戦術。身代金の受け渡しが犯人逮捕の絶好の機会..万全を期す警察..果たして・・。序盤から中盤にかけて、正直なところ、よくある誘拐ミステリー..システムは多少異なるけれど、大筋ではそう奇抜さがあるわけでもなく、期待はやや下がり気味。。そんな下火なキモチを一気に押し上げたのは、激流のような終
★★★☆☆江戸川乱歩賞受賞作。なるほど。練りに練られたトリックと乱歩を彷彿とさせるような場面展開は確かに納得。一つだけ難点を上げれば、展開があまりに複雑過ぎて、頭の中の整理だけでは道に迷ってしまうこと...そこが乱歩とは大きく異なるのかも。乱歩小説ばりの冒険活劇にも見えなくもないが、「分かりやすさ」の点では決定的に異なる印象。とはいえ、ミステリーの醍醐味を思う存分発揮された作品。誘拐児タイトルそのままに、冒頭、ある誘拐事件から幕が開ける。戦後の混乱の中で、誘拐犯との金の受
皆さんこんばんは。連休なんて関係ない程静かな夜でした。さて恒例の夜中の本紹介。「クライム・プランナー」翔田寛(誘拐児)で江戸川乱歩賞を受賞しデビューした翔田さん。非常に多作家のイメージあります。そして大藪春彦賞候補の(真犯人)など、惜しい作品が多いイメージもあります。今作は、新機軸だそうです。さてどうでしょうか?主人公は渋谷の(のんべい横丁)で、ホットドックとビールしか置いていない店のマスター。彼には昔クライム・プランナーとい
左遷捜査法の壁(双葉文庫)Amazon(アマゾン)567円辞めさせデカと異名をとる指導係のベテラン刑事についた若手刑事の成長物語。文句を言いながら刑事らしくなっていく姿が清々しい。そして衝撃の真実が切ない。
翔田寛著『黙秘犯』読了東野圭吾著『透明な螺旋』読了藍澤李色著『黄昏公園におかえり』読了横関大著『ゴースト・ポリス・ストーリー』読了『黙秘犯』陽キャどもに言わせると…陽キャが気弱な陰キャを苛めるのは…当たり前の事で…その事をおかしいと思う方が…異常らしい…まぁ…そんなクズ陽キャが…殺されるのも…罰を受けるのは当然なんだが…クズ陽キャのいじめを見ないふりする教師や…その犯罪を隠蔽しようとする代議士親が…なんの罰も受けないっぽいの
翔田寛さん左遷捜査1.2.3を一気読みしましたきっかけは最近TVの2時間ドラマ真犯人をやっていて(WOWOWで見た気が)ググってみたら面白そうだったのでいやあ面白かったです2日で一気読み途中から棟方刑事役は絶対に佐藤浩市さん笑と思って読んだらまた楽しくて内容はシビア捜査中に殺された刑事の父その犯人を逮捕するために刑事になった息子やはり潜入捜査中に麻取の息子を殺された刑事の父2人がバディとなり様々な事件を解決しつつそれぞれの仇を探す一人息子の麻薬取締官
★★★★☆ふぅー。。ラストは正に一気読みだった。一人の男が殺された。その男は、41年前、誘拐事件で殺害された、当時5才の子どもの父親であった。そんな昔の事件、誰しもが無関係だと思っていた。一応念のため、当時の経緯を調べることになった静岡県警。行き着いたのは、当時時効寸前に立ち上げられた特別捜査班で指揮を執っていた元警視。物語は、そこから誘拐事件が発生して14年が経過した、時代へと遡ってゆく...誘拐事件の真相とは?子どもを殺害した真犯人の意図とは?そして、41年の時を経て
「真犯人」(小学館)翔田寛昭和49年と平成27年に起きた事件、それ結ぶ昭和63年の(昭和49年事件の)再捜査と3つの時代を軸に話が進むので、かなり入り組んだストーリーになるかと思いましたが、思いの外シンプルで読みやすかったですね。この物語のメインとなった再捜査。様々なプライド、葛藤を胸に抱え、互いにぶつかり合いながらも全力で走り回る、重藤管理官率いる6名の精鋭たちがとにかく熱い。地道な捜査、地味な展開で進んでいくにもかかわらず、時間を忘れるくらい引き込まれてしまいました。それだけに彼
初見の作家さんです。本作品で平成20年の第54回江戸川乱歩賞を受賞されています。冒頭の誘拐犯が身代金を奪う場面はとてもスリリングで興奮してきます。それでかなり期待感を持ってページを捲っていくことになるのですが・・・。以降は真相が明らかになる場面でさえも盛り上がることもなく、失礼な表現かもしれませんがダラダラと平坦で平凡な展開が最後まで続きます。たまたまとか偶然を恣意的に使うとミステリとしての大切な部分が壊れるし読み手としてもどうなるんだろうとワク
必殺仕事人?( ̄▽ ̄)悪党どもに鉄槌を!いじめ、詐欺、パワハラ・・・道理や理屈ではどうにもならない問題を解決するため、知恵を使って相手に罠にはめ自滅に誘う『クライム・プランナー』という影のそんざいがいる渋谷ののべい横丁でホットドックとビールしか置いてない店のマスターをしている大柳には、クライム・プランナーとしての過去があった。その彼の元に友人が血まみれで高速道路に放置されていたという連絡が入る乱歩賞作家が新境地を拓く『現代版・必殺仕事人』誕生!
★★★★★王道の刑事物ミステリー。容疑者は何故完黙を貫くのか。ある夜、事件が起きた。逃げ去る犯人と覚しき男の後ろ姿凶器に残された指紋次々と明らかになる証拠逮捕された男は否認することもなく黙秘を続ける。捜査を続ける中で、複数の事件との繋がりも...点と点が丁寧に、そして緻密に、パズルのピースが1つ1つ組み合わさるように嵌まってゆく。点が線となる時...驚きの真相が明らかに。松本清張『点と線』が甦るこんな素敵なミステリー作家さんがまだいらしたなんて!?だから『本』との出逢
2015年10月31日小学館319ページ2012~2013「誘拐時効」を改題、全面改稿★★★☆☆(3点:個人的な感想)【あらすじ】殺人事件とみられる、男の死体が発見される。被害者は、41年前に息子を誘拐殺人事件で亡くしていた。その誘拐事件は、時効1年前に特殊捜査班により再捜査されたが、その後時効を迎えている。新たな事件をきっかけに、過去の誘拐殺人事件の捜査、そして時効前の再捜査が語られる。そして、事件の真相は・・・。【感想】ミステリーとしては、ち
単行本『誘拐児』翔田寛(著)講談社(出版)古本終戦翌年の夏、5歳の男の子が誘拐された。“使い古しの新圓で百萬圓を用意しろ。場所は有樂町カストリ横丁”という脅迫状に従い、屈強な刑事たちが張り込むなか、誘拐犯は子どもを連れて逃げてしまう。そして15年後、とある殺人事件をきっかけに、再びこの誘拐事件が動き出す。時代背景が戦後とか昭和時代なので、わかり難い部分はありますが、迷宮入りしそうな事件が動き出す話は、興味が
翔田寛「黙秘犯」あらすじ書きになって買ってみました。大学生の男性が殺害された事件の容疑者が取り調べで完全黙秘をしていた。現場の物証はいずれも彼が犯人と物語っていたが、彼を知る人たちからは事件を起こすような人間性はまったく報告されない。そのことに違和感を覚えた刑事たちが真相を探るというお話。正統派な刑事小説でした。刑事物にしては捜査関係にあまりフォーカスが当たっておらず、容疑者の人間性を中心に描かれているので面白く読めました。ただ、あらすじを読んだ時は黙秘の部分で何か特殊な点があ
∂黙秘犯(角川書店単行本)Kindle版翔田寛(著)@lynブログ20200513F
翔田寛さんの冤罪犯非常に満足でした。もし過去の事件が冤罪ならば、警察のミスを自ら暴くことになるというジレンマも良い。きっとドラマにしても面白いはず。
ちわ。久しぶりの更新です。先月中旬からずっと忙しくしてて,今日ようやく休みをもらいました。けど,来週の祝日は,また仕事だし…。なかなか休まりませんわ。さてこれ読みました。なかなか面白かったです。けど,あんまり印象に残らない内容かも。さてさて本日はようやく京都市内で降雪が見れました。やっぱり雪はいいですね。雪山でも行こうかという気になりました。しかし,なんといっても流行りは,コロナウィルス。京都も,八坂神社とか毎日通勤で通っているのですが人がほとんど