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こんにちは。川村です。空手では、形稽古をするから打たれず、打たせずに打つスタイルを構築できるんです。相手の突き、蹴りをもらわず防御も反撃もさせずに、一方的に突いて蹴るスタイルです。交差法と縮地法で、相手が攻撃してきた瞬間、相手の死角からカウンターで攻撃できます。相手がこちらの突き、蹴りに対処できない、タイミングとポジショニングを手に入れるんです。交差法で、相手にとって一番防御も反撃も、逃げることも難しいタイミングで攻撃することができます。相手は、突きや蹴りを出し始めてしまうと、途中で
こんにちは。川村です。Hさんの、日本傳空手道唯真流の個人指導の様子をご紹介します。今回のテーマは、組手のためのナイハンチの稽古法です。交差法、縮地法、沈身、ムチミ、チンクチなどの身体操作をまとめて学び、深めることができます。Hさんは柔道から伝統空手に進まれ、今は唯真流空手で、武道の極意を探究されています。はじめに、ナイハンチの千鳥足から稽古しました。真横に踏み出す足の膝から先は、横に振れる振り子として動かします。普通にカニ歩きをするのではなく、脚力を使わず、そもそも歩くという動作
こんにちは。川村です。Hさんの、日本傳空手道唯真流の個人指導の様子をご紹介します。今回のテーマは、ピンアン二段、ピンアン三段の復習です。常識にはない身体の使い方に慣れて、居着きをなくし、ハードパンチャーになることができます。Hさんは柔道、伝統空手を経て、唯真流空手に通われています。はじめにピンアン二段で弓の原理を使い、全く無理せず浸透する力を出す感覚を養いました。まず稽古したのは、鉄鎚落とし受けです。腕を脱力し鞭としてミットに打ち下ろすと、衝撃で相手を座り込ませることができます。
こんにちは。川村です。縮地法を使うと、相手がこちらの移動に気づいたときには、移動し終えることができています。前足、後ろ足の順に片足ずつ移動せず、一旦床を蹴ってから、その反力が返ってくるまで、待たなくてもいいからです。相手の防御やカウンター、逃げることなどを全て手遅れにして、間合いを詰めたり死角に消えたりできるんです。通常二挙動になるはずの移動を、一挙動で済ませることができる上に、予備動作がなく、相手の虚を衝くことになるからです。相手に、こちらに狙いを定めさせず、技を空振りさせ、こちらの
こんにちは。川村です。縮地法は、相手に反応される前に、相手の間合いを突破するために使うんです。床を蹴らずに、両足を、ほぼ同時に滑らせて、スルリと移動することができます。運足の起こりをなくし、相手が気づいたときには、移動し終えているわけです。相手の懐に入ったり、死角に回り込んだりが、容易にできるようになります。相手のカウンターや防御を、間に合わなくさせて、一方的に攻撃することができます。居着きをなくすということの具体的な答えが、縮地法なんですね。仕事にも慣れてきた新社会人のみなさんに
懸垂マシンを使ってできる身体操作の練習こんにちは。川村義之です。達人研究所では、研究員のみなさんからご質問をいただいて、音声や動画で、回答しています。達人研究所でお伝えしている内容だけではなく、このブログに書いてあることや、僕がYouTubeで公開している動画についても、質問することができますよ。今回は、ご質問のほかに、報告フォームからいただいた、研究員のみなさんからのご報告についても共有させていただきました。Q.「打つと当たる」ついてQ.縮地法でクロスカウンタ
こんにちは。川村です。浮身を身につける最大のメリットは、相手に捕まらなくなることです。相手に捕まらないとは空手の場合、相手に、こちらに対する狙いを定めさせないという意味です。相手の攻撃を当てさせなくして、自分の攻撃をよけさせないということですね。崩し技と並んで、自分だけが一方的に有利になるためには、必要な技術です。浮身になると、床を蹴らずに両足を浮かせることができるし、ジャンプしないで両足同時に移動させることができます。床を蹴るとかジャンプするなど、普通なら必ずやる動作をやらないんで
こんにちは。川村です。床を蹴って跳ばない、体重移動しない移動方法、その一つが縮地法です。浮身を使い、両足から荷重を抜いて、相手に読まれにくい形で移動します。寄り足なので若干前の足が先に移動を始めます。ですが、浮身になって両足を滑らせているため、正面からの動画でわかるように、相手からは、ほとんど両足同時に移動してくるように見えます。このとき前の足を床から離して踏み込んでいないことと、後ろの足で床を蹴っていないことに注目してください。普通ならやるはずのことをやっていないので、これが相
「居着くは、死ぬる手なり、居着かざるは、生きる手なり」こんにちは。川村義之です。宮本武蔵は、「居着くは、死ぬる手なり、居着かざるは、生きる手なり」と言いました。浮身ができることが、居着かないということで、武蔵は、そこが一番大事だと、言っているんです。浮身とは、両足にかかっている自分の体重を、身体操作によって抜く技術です。ジャンプしないで、両足に体重がかかっていない状態を作るんですね。普通は、左右どちらかの足に体重がかかっていないと、歩いたりできませんが、浮身にな
縮地法寄り足2023年版の練習法こんにちは。川村義之です。達人研究所の2月の動画のテーマは、「縮地法1.寄り足2023年版」です。先ほど、今月2回目の動画を公開しました。今回の動画では、縮地法寄り足2023年版の練習法と注意点を、より詳しく解説しています。YouTubeに縮地法の寄り足についての動画を公開しました。こちらもぜひ参考にご覧ください。達人研究所は、オンデマンド講座です。オンライン講座には、決められた日時にライブ
縮地法1.寄り足2023年版こんにちは。川村義之です。達人研究所の2月の動画のテーマは、「縮地法1.寄り足2023年版」です。先ほど、1回目の動画を公開しました。達人研究所では、縮地法を1.寄り足2.歩み足3.送り足上記の3つに分類して定義しています。より少ない手順で、起こり(気配)なく前進できる、寄り足の最新版をお伝えします。2回目の動画では、注意点やポイントなど、さらに詳しく解説していきますよ。ぜひ、参考にしてください
「あっ!縮地法がこんなにやりやすく!最新版凄いですね!」こんにちは。川村義之です。合気柔術啓真道の稽古の様子をご紹介します。今回のテーマは、縮地法を武道に使うということです。Sさんは合気道、太極拳、フルコン空手、サンボなどを修めた武道家です。Sさんは鍼灸師でもあり、治療に啓真道の合気を活かして、大変好評をいただいているそうです。今回は特に、最も多用されると思われる、縮地法による寄り足を稽古しました。半身に構えた状態から、両足を同時に滑らせ、起こりなく間合いを詰
沖縄武道空手の極意解説シリーズ1-13「歩く」『沖縄武道空手の極意』67頁A「歩く」です。体内で作り出したF=MA覚えてますか。「沖縄武道空手の極意解説シリーズ1-2」「沖縄空手は腰を回さない」のところで出てきた、「エネルギー=質量×加速度」ですよ。思い出してくださいね。地面を蹴ってはいけない。「沖縄武道空手の極意解説シリーズ3-6」「地面を蹴るな」です。これでは、チーターのダッシュです。身体能力の高い人には勝てない。1.ダッシュの際の地面を蹴る動きを
縮地法で身体ごと相手に接触して崩すのは可能?こんにちは。川村義之です。達人研究所では、研究員のみなさんからご質問をいただいて、音声や動画で、回答しています。達人研究所でお伝えしている内容だけではなく、このブログに書いてあることや、僕がYouTubeで公開している動画についても、質問することができますよ。今回は、ご質問のほかに、報告フォームからいただいた、研究員のみなさんからのご報告についても共有させていただきました。Q.縮地法で、身体ごと相手に接触して崩すのは可能
1万回再生されました!こんにちは。川村義之です。先日公開した、YouTubeのショート動画が、1万回再生されました!こちらです。ゼロインチパンチで新聞紙貫きはじめて1万回再生いきました。やっぱりショート動画って人気なんですね。ちなみに、2番目に多く再生されているのは…(8076回)ただひたすら縮地法を練習するだけの動画。3番目は…(4816回)縮地法いろいろ。です。これらは、なぜ再生回数が多いのか、
「滑って進みながら、カーブもできるんですね!」縮地法を会得することは、合気柔術だけでなく、武道全般で圧倒的に有利になることを意味します。相手の間合い感覚を狂わせ、こちらに対する攻撃も防御も、手遅れにできるからです。縮地法では、進行方向への体重移動も、足で床や地面を押したり蹴ったりすることもしません。相手にとっては動き出す予兆が感じられず、相手の虚を衝くことができるわけです。合気柔術啓真道の稽古の様子をご紹介します。Oさんは、合気道と伝統空手を修めた後、合
縮地法とパワーウェーブ🔴縮地法とパワーウェーブの両方を修得すると、行動は縮地法ではなくパワーウェーブになります。🔴ただし、レシスタレットの「パワーウェーブ・変化」をセットすると、下の通りパワーウェーブの行動をしなくなり、縮地法を修得してると縮地法の行動になると教えてもらいました(*´ω`*)便利♪縮地法は、敵に常に張り付きたい系の一部近接職向きですね。パワーウェーブは遠距離攻撃の合間に、遠距離から通常攻撃で攻撃MP回復したい一部の職で、尚且つ攻撃速度がかなり速い職に向いてます。縮
●「縮地法は一瞬、短距離で使うのが極意なんですね!」こんにちは。川村義之です。合気柔術啓真道の稽古の様子をご紹介します。武道の理想は、相手の技を全て空振りさせるか、技を出させないかだと思います。足運びが巧みであることも、相手の技を空振りさせたり、技を出させないことに繋がります。それが居着きがないということであり、縮地法の稽古が、それを実現してくれるんですね。Gさんは、長年剣道の研鑽を積まれ、六段を保有されているかたです。合気柔術の修行を通して、全てに通じる武道の極意を探求されて
こんにちは。川村です。Hさんの、日本傳空手道唯真流の個人指導の様子をご紹介します。相手の狙いを外せば、相手の技は、自分には当たらなくなりますよね。止まったと思わせて、止まったはずのものの位置が微妙にずれたら、狙いは外れます。相手に、こちらの動きが止まったと見せかけて、止まらず移動し相手の狙いを外すのが、縮地法です。これが居着きがないということで、相手の死角に回るのも、やりやすくなるんです。Hさんは、フルコンタクトルール下で、縮地法を使って組手にいかに勝つかを追求されています。はじ
●1つ1つ段階的に練習することで、縮地法の習得を容易にします。こんにちは。川村義之です。合気柔術啓真道の稽古の様子をご紹介します。相手が攻めてくるのを素早くかわせば、相手を崩すのは、やりやすくなります。そのためには、縮地法の稽古をするのが、効果的です。Kさんは、武道未経験でしたが、身体の使い方にフォーカスした稽古で、順調に習得を続けています。足運びのための縮地法の稽古でも、身体各部1つ1つの使い方を、練習していきました。1つ1つ段階的に練習することで、難しいとされる縮地法の習得
沖縄武道空手の極意解説シリーズ1-13「歩く」『沖縄武道空手の極意』67頁A「歩く」です。体内で作り出したF=MA覚えてますか。「沖縄武道空手の極意解説シリーズ1-2」「沖縄空手は腰を回さない」のところで出てきた、「エネルギー=質量×加速度」ですよ。思い出してくださいね。地面を蹴ってはいけない。「沖縄武道空手の極意解説シリーズ3-6」「地面を蹴るな」です。これでは、チーターのダッシュです。身体能力の高い人には勝てない。1.ダッシュの際の地面を蹴る動
こんにちは。川村です。Mさんの、日本傳空手道唯真流の個人指導の様子をご紹介します。Mさんは、伝統空手の組手試合で有利になるために、唯真流を学ばれています。今回は、試合中に咄嗟に縮地法を使い、相手に対して有利になる練習をしました。相手が飛び込んでくるのをかわし、そのまま死角からカウンターで突いて、形勢逆転を狙うわけです。縮地法の準備運動として、正座からジャンプしないで、しゃがんだ体勢になってみました。「なるほど!足じゃなくて、お尻をコントロールするから、両足を同時に動かせるんですね!
●縮地法は習得できる技術であり、その第一歩は、姿勢に気をつけることにあります。こんにちは。川村義之です。合気柔術啓真道の稽古の様子をご紹介します。合気柔術に限らず、例えば剣道でも、縮地法ができたほうが、かなり有利だと言えると思います。構えから前足、後ろ足の順に動かしたのでは、前足を動かした瞬間、相手に気づかれてしまいます。気づかれてしまうと、後ろ足を動かしたときには、相手にかわされるか、応じ技の標的にされますよね。縮地法を使うことで、仮に相手に気づかれても、何かされる前に、間合い
●空手の個人指導を開始します。(唯真流の道場生向け)こんにちは。川村義之です。唯真流の道場生向けに、空手の個人指導を開始します。唯真流空手は、少人数制なので、通常の稽古だけでも上達していけるように工夫していますが、・武道空手の身体の使い方について、より深く稽古したい・重要なポイントを集中して強化したいというご要望にお応えするため、稽古の時間とは別に、個人指導の時間を設けます。内容は、・武道空手の身体の使い方(身体操作)正中線、浮身、縮地法、発勁、寸勁、ムチミ、ガマク、クシ、チ
●相手と対峙した際に、縮地法を実践するための具体的方法こんにちは。川村義之です。日本傳心法啓真道の稽古の様子をご紹介します。今回は、相手と対峙した際に、縮地法を実践する具体的方法を伝授しました。はじめに、椅子を使った、啓真道浮身法の基礎練習法を行いました。片手乗せの状態から浮身になるだけで、立っている相手を、下に向かって崩すことができます。「ああ!やっぱりこれなんですね!いきなりグワッときますね!」続いては、椅子を使わず、立ったまま浮身になってみました。啓真道浮身法の第一歩と
●回し蹴りの身体操作は、基本的に鈎突きと同じです。こんにちは。川村義之です。日本傳心法啓真道の稽古の様子をご紹介します。Jさんは毎回、啓真道式武道整体とナイハンチをテーマに、稽古をされています。啓真道式武道整体のうち、上肢に対する弛緩術をお教えしました。最初は、側臥位での肩甲骨周りへの揺動法からです。肩甲骨周辺の筋肉を緩め、肩甲骨だけでなく胸椎の可動性も向上させます。同時に、上半身の脱力を促進し、武術的な身体操作をやりやすくする効果もあるんです。「おお!腕が軽いですね!突きも
こんにちは。川村です。唯真流空手は、打たれ強さを追求しない空手です。打たれ強さが必要ないから、打たれ強くなるための苦しい練習も、要らなくなります。打たれ強くなるための練習をする時間を、空手がうまくなるための練習に充てることができるわけです。相手と向かい合ったまま打ち合うと、打たれ強さがどうしても必要になります。向かい合ったまま打ち合わずに戦うためには、2つの技術の修得がポイントです。1つは、相手と打ち合わない位置に移動する、入身です。相手とすれ違うように、または相手にとって近すぎる
●見取り稽古の効果を実感するためにはこんにちは。川村義之です。見取り稽古の効果とは、身体操作の種類を早く変えることができることです。身体操作すなわち身体の使い方を、短期間のうちに、今よりも合理的・効率的なものに改善できるということです。動きの質自体を、速やかに変えることができるんですね。動きの質を変えるというのは、口でうまく説明できるものではないですから、一般的には難しいことなんです。ところが、見取り稽古の場合、説明や理解を必要とせずに、ただ実行するだけで身体操作を改善できるんです
●リーチと体重の差を覆すための突き・蹴りの技術とは?こんにちは。川村義之です。リーチや体重で不利だと、突き・蹴り中心の戦いでも不利だというのが常識ですよね。突き・蹴り中心の戦いで、この不利を引っくり返して勝つために必要なことは、2つあります。1つは浮身/縮地法の修得、2つ目は身体操作による技の重さの向上です。ではまず、1つ目の浮身/縮地法の修得から解説します。仮にリーチで不利だったとしても、浮身/縮地法を使えば、その不利を覆すことができます。浮身を使えば、相手の攻撃をかわして空振
こんにちは。川村です唯真流空手では、相手のサイドに回り込むには、2つのポイントがあると考えています。1つ目は、タイミングです。相手が前進し、攻撃してきたタイミングが、サイドに回り込むチャンスです。相手が前進しないで、その場で構えている状態だと、サイドに回り込むのは至難の業です。相手が前進してこない場合、回り込もうとすると、相手を中心とした円の円周上を移動することになります。これだと相手は、こちらの動きに合わせ、こちらより小さい動きで回るだけで、サイドに回り込むのを阻止できますよね。