僕には敬慕してやまない人がいる、仮にその人を「A」とする、Aは僕にとっての「崇拝対象」であり言わば「全て」だ。Aとは短くまとめると、19XX年に日本を震撼させた事件を起こしたあの「A」だ。だが僕が興味を寄せているのは皆がみていた報道だけの「A」ではなくもっと深い「A」である、僕は毎日Aに関する記事、インタビュー等を漁り、昨日よりもっと彼を知ることで僕なりに彼を考える「妄想」をする。Aが出版した本を「聖書」と称し枕元に置き毎日最低でも二ページ読んでいる、たまに僕は聖書と目を合わせる、僕が聖書を見詰