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日活ロマンポルノでは70年代初期に小川節子主演で時代劇がかなり作られていて大奥モノなどでは元祖の東映に負けない素晴らしい作品を数多く生み出している。中川梨絵主演の今作品では吉原から落ちぶれた鉄砲女郎の凄絶な生き様を描いている。あらすじその美貌で吉原で人気だったが客が3人続けて変死したことから『死神おせん』と言われたおせん(中川梨絵)鉄砲女郎に身を堕としていたが、そんなおせんに客は気味悪がってつかなかったが、元亭主の富蔵だけがおせんにつきまとっていた。ある
東映の岡田茂社長が時効間際になり再び話題になった三億円事件の真相に迫る異色作。何も前情報なくふらりと見たら素晴らしく面白い作品だった。時効成立直前に公開するという念の入れようだったがもし犯人が逮捕されたら時効成立じゃなくなるので岡田茂を含めスタッフは戦々恐々だったらしい。あらすじ競馬好きな犬のブリーダー西原房夫(岡田裕介)は恋人の孝子(小川真由美)の資産でヒモ同様に生活をしていたが一発勝負するべくある計画を練っていた。孝子が親からの援助がなくなり、差し
70年代の東映のウリは暴力・エロ・グロだが今作はヤクザもので成人映画を製作したという点では画期的だ。後に80年代五社英雄が得意とした流れの走りと言えるかもしれない。安藤昇は愚連隊あがりでやくざから俳優になった本物の方だけに説得力がある。あらすじ昭和33年安藤昇(安藤昇)は部下の船橋(蟹江敬三)に財界の大物早川(近藤宏)を狙撃させる。それと同時に安藤は組員全員に逃亡するように命じる。安藤自身も自分の愛人宅を転々としながら逃亡を続けるが…安藤昇のわが逃亡と
『浪人街RONINGAI』映画トーキー117分カラーワイド平成二年(1990年)八月十八日封切製作山田洋行ライトヴィジョン松竹日本テレビ放送網配給松竹製作国日本製作言語日本語製作鍋島壽夫足達侃三郎務台猛雄企画鍋島壽夫プロデューサー山崎義人野村芳樹垂水保貴原作山上伊太郎脚本笠原和夫音楽松村
マイブームの宮下順子と泉じゅん。さてこの作品は宮下順子を見たくてチェックしたのだが…なんとも凄い作品だった。あらすじ大手商事の次長織部(山田克朗)は妻(絵沢萌子)とともに部下のOLしのぶ(中川梨絵)と楠見(織田俊彦)の見合いの世話をするが、楠見には10年付き合った彼女英子(宮下順子)がいた。数日後会社を休みがちなしのぶに見舞いを兼ねて見合いの返事を聞きにいく織部であったが、しのぶの部屋に閉じこめられてしまう。しのぶは楠見との見合いは断ると織部に関係を迫るが…
1月18日水曜日〜その12今から10年前、松の内が終わった頃に、兵庫県川西市鼓が滝の辻典子さんから「菊水丸さん、クリスマスと正月、私たちが浮かれていた時に甲状腺癌手術を受けて、辛い思いに耐えておられたのですね」の書き出しで始まるお手紙を頂きました。療養中、心温まる内容に、何度も読み返した次第です。(写真)H26年5月9日、ご自宅に御挨拶に伺った時のツーショット。辻󠄀さんは、女優絵沢萠子のお姉さん。(写真)H12年6月24日、宮下順子さんが絵沢萠子さんの経営する大阪市北区のスナック気絶ヘ連
いまほど気楽に日活ロマンポルノを見られる年齢でもありませんから彼女の映画人生を潤す前半を欠いたまま、絵沢萠子の名前が渦巻くように私の体の内側を吹き上がっていったのは伊丹十三監督『マルサの女』(1987年)です。宮本信子が税務署職員から国税局査察部に転身しながらラブホテルの経営を抜け穴に政界、暴力団とも結びついて組織的な脱税を行う山崎努と渡り合いますが、相手を理解するうちその人間的な輪郭に親密さを感じつつ再び犯罪者という確固とした抽象的存在に差し戻すその狭間にヒロインの葛藤もあります。やがて大
女優の絵沢萠子さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。絵沢さんには、成功するが、不和に注意。病難や逆境に注意。人生の前半と後半で、吉凶が分かれる事がある。変動に注意。といった暗示があります。引き続き絵沢萠子さんの本名、楠智江さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。楠さんには、障害や苦労に注意。かたくなな所がある。家庭運や不和に注意。人望が厚く、引き立てがある。成功は長続きしない。といった暗示があります。引き続き絵沢萠子さんの本名の旧姓名、松田智江さんを、趣味の姓名判断で、占ってみ
田中真理という女優は日活ロマンポルノ創成期の白川和子、片桐夕子の続く3人目の『ロマンポルノの星』として人気を博した。古くは『サインはV』の宿敵チーム『レインボー』の選手役でTVも出ていたとのこと。創成期の日活ロマンポルノ作品は観たことがなく気になったので鑑賞。あらすじ保健体育の育子先生(田中真理)はバレー部の顧問で生徒たちの憧れの的。そんな生徒の一人にイサオ(中村良二)がいた。仲間は皆スナックのママおはる(絵沢萠子)にお金を払って童貞を捨てていたがイサオはひと
どうも。コロナと物価高騰で生活苦にある国民を眼中に入れず、防衛費を6兆円まで増大させようとほざく安倍晋三と岸信夫は本物のバカ兄弟です(『ドリフ大爆笑』のバカ兄弟は、いかりや長介と仲本工事ですが、彼らは役を演じただけです)。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『一条さゆり濡れた欲情』です。関西ストリップの女王・一条さゆりと彼女に対抗意識を燃やす新人ストリッパーとのドラマ(映画.comより引用)。1972年公開の日活ロマンポルノ作品。監督は神代辰巳で、出演は一条さゆり、白川和
どうも。国政選挙は指導者やリーダーを選ぶ制度ではありません。主権者である国民が自分の代わりに働ける有能な下僕を採用する制度です。それが分からなければ、国民主権がない独裁国家である中国や北朝鮮にでも移住してください。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『恋人たちは濡れた』です。克は五年ぶりに故郷へ戻ってくる。海辺の映画館でフィルム運びの仕事に就くが、そこの女主人よしえとの情事にふける日々。街の人間たちは、五年前に街を出た「克」ではないのか?と疑問を抱くのだが、克は否定し続ける
どうも。安倍首相が「桜を見る会」関係の領収書を出したくないためにコネる屁理屈を「珍答弁」と呼ぶならば、私たち庶民が確定申告で領収書を出したくないために屁理屈をコネたら「珍申告」ですか。その申告を税務署は大目に見てくれますか。見てくれませんよね。だったら、安倍首相の答弁も大目に見ず、嘘だデタラメだと厳しく糾弾すべきですよ、マスコミ諸君は。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『愛欲の罠』です。殺し屋のナンバー・ワンを狙うために恋人さえも犠牲にしようとした男が、組織のために翻弄さ
青年僧が初めて知った異性が実の異母妹だったことから、悪の道へ進み、血に飢えた狼の如く変身していきながらも妹を追い求めていくさまを描く(映画.comより引用)。1973年公開のにっかつロマンポルノ作品。監督は神代辰巳で、出演は岡崎二朗、安田のぞみ、松山照夫、絵沢萠子、坂本長利、高橋明。ポルノ映画というより、ヤクザ映画です。題名に「仁義」の文字が用いられているのは、同年公開されてヒットした『仁義なき戦い』に便乗したからでしょうけど、同作とは異なる魅力を放っています。神代辰巳監督は、本
2010年の日本映画です🇯🇵原作は咲乃月音先生の小説『さくら色オカンの嫁入り』です。脚本・監督は呉美保。陽子(大竹しのぶ)と娘の月子(宮﨑あおい)は、ずっと母一人子一人で仲良く支え合って暮らしてきた。ある晩、酔っ払った陽子が若い金髪の男・研二(桐谷健太)を連れて帰ってきて、彼との結婚を宣言する。あまりに突然の事態に戸惑う月子は、母に裏切られたという思いから陽子にも研二にも素直に心を開けず、家を飛び出してしまうが……。大阪の下町人情ドラマかと思いきやシリアスで悲しい母娘ドラマで
なんと魅力的なタイトル!お若い方はピンと来ないかもしれず恐縮ながら。1968年に発生した三億円事件は昭和犯罪史において、スペシャル。誰も傷つけず、個人に損もさせずに三億円を奪った未解決強盗事件。白バイ隊員を装った犯人像には数多の説が噴出。私事ながら、1975年の時効当夜にTV特番を観た記憶がある。その犯罪実話を元にしたこの映画公開は、時効間際。冒頭、三億円フェチには垂涎モノの映像があり。実地の経過もあって大興奮!だったのだけれども。金子信雄が登場する辺りか
大正時代。世の中は各地で起った米騒動で騒然としていた。幸子は三日間も歩きつづけていた。幸子の主人が、米騒動に捲き込まれ、目前で殺されてしまい、その場から逃げ出して来たのだ。そんな幸子の後を尾ける一台の車があった。車には、ホテルの女主人・洋子が乗っていた。洋子は幸子を自分のホテルへ招いた。そのホテルとは、奥深い森の中にあり、セックスと暴力で人間が人間を飼育する快楽の園だった(映画.comより引用)。1973年公開のロマンポルノ。監督は神代辰巳で、出演は伊佐山ひろ子、中川梨絵、絵沢萌子、山谷初男
『影同心』第十八回「濡れた女の殺し節」放映日昭和五十年(1975年)八月二日(TBS系)出演山口崇(更科右近)渡瀬恒彦(高木勘平)范文雀(お佐知)金子信雄(柳田茂左衛門)松本留美(お登勢)室田日出男(神山外記)川谷拓三(喜助)絵沢萠子(静)有川正治成瀬正荒木雅子