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10月の絵本棚テーマ【おいしい絵本】🌾🍇🍠🌰🥐🍲🍚🍡🍮🍷🍶収穫の秋。食べもののおいしい季節がやってきました。生きることは食べること。子どもから大人まで、いつの時代も人々に欠かせない〈食〉・原始の喜びに通じる〈食〉は、古今東西、昔話や絵本のテーマとなることも多く、世代を超えて愛されつづけています。また絵本は記憶の再生装置でもあります。収穫したり、お料理したり、わくわくしながらレストランや街に出かけたり、たいせつな誰かとテーブルを囲んだ――そんな幸せなシーン
9/18💐敬老の日わたしの好きな6冊【おじいさん・おばあさんの絵本】『敬老の日に〜おじいさん、おばあさんの絵本〜』9/20は敬老の日。コロナ禍で、おじいさんやおばあさんとの再会がなかなか叶わない人も多いのではないでしょうか。会えなくてさみしい…そんな時は、絵本の中の素敵な…ameblo.jp***9/18【シドニー・スミス講演会】「美しい光と影を描き出すシドニー・スミスの絵本表現」(JBBY主催)に参加しました。いま世界でもっとも注目される絵本作家のシドニー・スミス氏。『ぼ
9月20日大田原市令和5年度図書館ボランティア養成講座(後編)の講師を務めさせていただきました。9月6日(前編)に続く実践編の講座となります。大田原市内もしくは隣接の市にお住まいで、小学校や公共図書館でボランティアとして読み聞かせ活動を行う方、ボランティア活動にご興味をお持ちの方にご受講いただきました。【後編】―9/20講座(120分)の流れ―令和5年度大田原市図書館ボランティア養成講座②🌟『ブラッシュアップ!読み聞かせ活動~実践編~』(講師:
9/2十五夜を描く最新作は阿南市在住作家・羽尻利門による「観月祭」。なんて美しい風景。大衆の一人一人、木の一本一本をみつめ包み込む作家の眼差し。この眼が物語に命を吹き込んでいます。胸を打たれました。楽しい遊びも各所に(そぉっと)仕掛けられていますよ♪☆『つきみのまつり』(羽尻利門/世界文化社)***9/3【クジラの日】〜1冊目〜大きな水飛沫空には満天の星食べて遊んで旅をする――自然科学を説きながら読む者を惹きつけてやまないドラマティックな絵本。これが、ザトウクジ
【掲載のお知らせ】月刊絵本『ワンダーランド』9月号(世界文化ワンダーグループ)に掲載されました。巻末ページになります。機会がありましたらぜひお手にとってご覧下さい。絵本コーディネーター東條知美#月刊絵本#ワンダーランド#世界文化ワンダーグループ#絵本コーディネーター東條知美#5歳児#保育#幼児教育#子育て#絵本
9月の絵本棚1872年に太陰暦が廃止されるまで、かつて日本では、月の満ち欠けの周期に合わせて日にちを数えていました。月の見えない新月を1日とし、15日目の十五夜はほぼ満月、その次が十六夜……見上げればいつもそこにある月。古代より、満ちたり欠けたり隠れたりする月は人々にとってどれほど神秘的な存在だったことでしょう。青白く、こうこうと、ぼんやりと浮かぶ……私たちの想像力をかきたてる月。古今東西の文学作品で、月は美しく、包み込むように、不思議な光を放ちつづけています。中でも「満月の夜」
8/11【山の日】大人が野良仕事をするあいだ、私は山の子どもだった。野を駆け崖を登った。手足の傷にどくだみを貼っつけた。木陰で祖母は鎌を振り下ろし、沢で冷やした西瓜をぱかっと割った。ぬるくて甘い匂い。山になんでも教わって山の子どもはおおきくなる。☆『みずくみに』(飯野和好作/小峰書店)(お盆に山の墓参り。まず草を刈る。向こうに見える赤い屋根が爺ちゃんの家)***8/11「火をつかうりょうり」はアレで「火をつかわないりょうり」はソレだったか。ちょっと誰かもっと早く
怖い❔怖くない❔おばけの絵本連日各地で35℃を超える暑さが続いております。この異常な高温が平常になりつつあるのがなにより怖い2023・夏……いやいや、こんな夏にこそ怖い絵本。おばけの絵本で肝を冷やしましょう!(左上から)『おばけドライブ』(スズキコージ作/ビリケン出版)、『ばけねこになりたい』(せなけいこ/童心社)、『おばけのラーバン』(インゲル・サンドベルイ文/ラッセ・サンドベルイ絵/すずきてつろう訳/ポプラ社)、『おばけおばけおばけ!!』(おざわよしひさ作、絵/岩崎書店
8/2【ボローニャ国際絵本原画展】ボローニャ国際絵本原画展へ。日本からは、さぶさちえさんの繊細な切り絵、スズキトモコさんのあたたかな色彩、寺澤智恵子さんの猫の銅版画。他、ファン・リャンシン『海から山へ』(台湾)、ジャンヌ・マケーニュ『ちょっとおでかけ』(フランス)が印象的だった。ユリア・ツヴェリチナ(ウクライナ)の『戦争日記』には息を呑んだ。ボローニャ国際絵本原画展は2010年あたりから観に行っている。今年はアジア勢が目立っていたように思う。中国、台湾、韓国……画材や手法も多様化し
私たち一人ひとりが記憶を継ぐメディア。8月6日広島に原爆が投下された日に――絵本コーディネーター東條知美
8月の絵本棚テーマ「出会う夏/かえる夏」夏出会う夏かえる夏遥か彼方、ちいさな島に嵐がくる頃海底ではちいさな魚が虹色くらげに見惚れている波がはこぶ不思議な漂流物風がはこぶ虫たちの歌昼は太陽の下夜は星々に見守られながら海の底草の間に間にざわめいているわたしもあなたもみんなここにいる(左上から)『絵本ファーブル昆虫記1』(熊田千佳慕絵/古川春男文/コーキ出版)、『くさはら』(加藤幸子文/酒井駒子絵/福音館書店)、『海のむこうで』(M.B.ゴフスタイン作
7月の絵本棚テーマ:〈青〜Blue〜〉青色が好きで、美しい絵が好きで――気がつけばわが家には、表紙が青色の絵本がどんどん増えていました。7月のあなたをリラックスさせ、涼ませるさまざまな表情をもつ青い絵本左上から『九つの星』(石黒亜矢子著/URESICA)、『きらきら』(谷川俊太郎文/吉田六郎写真/アリス館)、『ねむたいひとたち』(M.B.ゴフスタイン作/谷川俊太郎訳/あすなろ書房)、『パンやのくまさん』(フィービとセルビ・ウォージントン作、絵/まさきるりこ訳/福音
5/17「こうあってほしい世界」を想い、動くことからはじまる――この美しい物語は、(あのときの)(これからの)私の力、救いとなってくれるような気がします。【2023日本絵本賞受賞作品】◇『ねことことり』(たてのひろし/なかの真実/世界文化社)『【絵本コーディネーター東條知美が選ぶ2022年の絵本】~1冊目~『ねことことり』(世界文化社)』2022.12.21絵本コーディネーター東條選2022年の絵本6冊こんにちは。今年で活動開始から12年、「読んでたのし
5/2【本の長屋(高円寺)プレopen!】大正時代の古民家を改装した本の長屋(高円寺のシェア型本屋)で函主デビューしました。屋号は「えほん+∞」です。どうぞよしなに。本日、20冊を搬入。プレオープン期間ですが、どなた様もお気軽にお寄りくださいとのこと。しかし、こ、こ、これは……Σ(゚д゚lll)他の棚がまだガラッガラ……目立ちすぎて若干うろたえる!本屋の体を成すためにも、早う皆さま搬入してくださいませ。売上スリップを作成していたところ、様子を見に来られた函主仲間にさっそくお買
【上野の森親子ブックフェスタ2023】5/4、上野の森親子ブックフェスタ2023へ。絵本好きがこんなにたくさん!この光景が嬉しくてニコニコしちゃいます。各ブースではサイン会が盛んに行われていました。ベテラン勢の勇姿がキラリ。新進気鋭の勇姿もキラリ。お会いした作家の皆さん――まつながもえさん(左)、川端誠さん(右)森くま堂さん(左)、いわさきさとこさん(右)大塚健太さん(黄色Tシャツ)、黒いマスクは川端マネージャーたつのすけさん川端誠さん(左)、サイン中の杉山亮さん(右)
5月の絵本棚テーマ:〈クマ〉絵本や童話の主人公としてよくみかけるクマ。むっくりとした体型、のっそりとした動き、まるい目と鼻……ちょっととぼけた感じ、包み込むようなイメージが人気の秘密かもしれません。5月のあなたを癒やし、元気をあたえるクマの絵本を集めてみました。左上より🐻『しろくまちゃんのほっとけーき』(若山憲/森比左志/わだよしおみ/こぐま社)、『ひとりぼっちのくうくう』(杉田比呂美作/小峰書店)、『うえきやのくまさん』(フィービとジョーン・ウォージントン作、絵/まさきる
2020年3月、TBS報道記者としてウガンダにある「元子ども兵士」の施設を訪ねた作者が出会ったのは、かつての兵士の一人、現在は施設で働いているという女性・ピチャ。『少女兵士ピチャ』は、ある日突然さらわれて戦士にさせられたピチャさんの、実話を元に制作されたドキュメンタリー絵本です。「事実を知ってほしい」と、少女の目がこちらに訴えかけてきます。「本を読む」という行為には期待と覚悟が伴います。一冊の中に繰り広げられる世界を自らの中に取り込む作業......大変革が起こる場合もあり
愛を知らない子どもと、愛を遠ざけた女――ここに描き出される世界は、我々と同じように、解決すべき問題を様々に抱えているようです。変化する二人を描きながら社会を問う、個に問いかける……〈現代に通ずるおとぎ話〉。名ストーリーテラー・安東みきえの紡ぐ物語には、作者の祈りがそこかしこに潜んでいます。魔法が息づく中世の王国を、モノクロの名手・牧野千穂が美しく厳かに(時にハッとする迫力で)描き出します。みなさんの感想をぜひ伺ってみたい一冊です。***声でご紹介*
4/3【和らげよう】新年度がはじまりました🌱進学、進級、クラス替え、入社、部署替え、一人暮らし、引越し……子どもも大人も緊張・疲れのたんとたまる季節。でも、疲れって見えにくいですよね。いつもより気を配りたいものです。ゆっくり寝て、食べて、できるだけリラックスを。絵本を読むのもいいと思います。たとえばこんな絵本――☆『おやすみ、くまくん』(クヴィント・ブッフホルツ作/石川素子訳/徳間書店)眠くないくまくん。窓から外を眺めると、満月が辺り一面に光を降
〈そのむかし、剣をたずさえたクマの兵士がおりました〉砦が壊れたのは、いったい誰のせいなんだ――?争いや環境問題をモチーフに描きながら、登場人物の気づきと内省、人と社会のあり方を問う絵本。シックで穏やかな色づかい、絵画的な表現とともに心に染み渡ります。東條知美・声のチャンネル🍀僕らの絵本【2冊目】◇『だれのせい?』(ダビデ・カリ作/レジーナ・ルック-トゥーンペレ絵/ヤマザキマリ訳/greenseedbooks)ポッドキャストをお聴きください⇓⇓⇓【2冊目】◇『だ
桜吹雪の季節に――いまはもういない、大切な人を思う絵本です。旅立ちのイメージが穏やかに美しく描き出されます。東條知美・声のチャンネル🍀僕らの絵本【1冊目】◇『ぼんさいじいさま』(木葉井悦子作/瑞雲舎)ポッドキャストをお聴きください⇓⇓⇓【1冊目】◇『ぼんさいじいさま』(木葉井悦子作/瑞雲舎)by東條知美・声のチャンネル🍀僕らの絵本桜吹雪のこの季節に。いまはもうここにいない、大切な人を思い出す絵本です。podcasters.spotify.com
4月の絵本棚やわらかな春の日差しに包まれて絵本棚にも花が咲きました。はじまりの季節です。ドアを開けてさあ、あかるい方へ❀.*・゚𖤣𖥧𖥣。𖤣𖥧𖥣。𖤣𖥧𖥣。𖤣𖥧𖥣。❁.*・゚(左上より)おやこでよもう!金子みすゞ『ひとりであしぶみしていたら』(金子みすゞ童謡/きくちちき絵/矢崎節夫監修/JULA出版局)、『金曜日の砂糖ちゃん』(酒井駒子/偕成社)、『ねむたいひとたち』(M.B.ゴフスタイン作/谷川俊太郎訳/あすなろ書房)、『ちょうちょのためにドアをあけよう』(ル
3/16春。たんぽぽの綿毛を飛ばした幼い頃、私はその種が、どこか遠い見知らぬ国の川辺で花を咲かせる様子を想像しては、ドキドキしていました。1本の綿毛はたよりない。でも、皆でたくさん集めたらどこまでも行ける。どこへだって行ける。☆『たんぽぽのふね』(まるやまあやこ作/世界文化社)紙の絵本であることがありがたく思えるような、心が高くのぼり、広がる、美しい世界。霞みがかる空、透き通る綿毛、ノアの方舟を思わす穢れなき者たち……〈もうかぜがいくらふいてもへいきです〉「たんぽぽの
3/2ながしまひろみさんの漫画『わたしの夢が覚めるまで』をダ・ヴィンチwebで通し読み。よかった。その先まで行こう、ごはん食べようねって、誰にってわけじゃないけど伝えたい夜です。https://ddnavi.com/serial/watayume/***3/4【東日本大震災を伝える絵本】◇『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』(石井麻木写真・文/世界文化ブックス)絵本は伝承する。経験していないことを。あの日の記憶、あの日からの記録を。〈知ることしかできないという
3月8日は【国際女性デー】💐今週~来週のブログテーマは、女性を生き生きと描いた絵本、一歩踏み出す勇気や元気をあたえる絵本、すべての人にあらたな視点を提示する……エンパワーメントの絵本。前回に続きまして、実在の人物を描いた【伝記絵本】をご紹介します。エンパワーメントの絵本【伝記絵本】~夢を貫いた女たち~最近、テレビや新聞でよくみかけるニュースがあります。「男子はスラックス、女子はスカート」が一般的だった学校の制服。その“制服の自由化”が進んでいる
3月8日は【国際女性デー】💐今週~来週は、「女性」を生き生きと描いた絵本、一歩踏み出す勇気や元気をあたえる絵本、すべての人にあらたな視点を提示する……エンパワーメントの絵本をご紹介します。前回の記事に続きまして、実在の人物を描いた【伝記絵本】を。エンパワーメントの絵本【伝記絵本】~夢を貫いた女たち~2023年国際女性デーテーマは「DigitALL:Innovationandtechnologyforgenderequalit
3月8日は【国際女性デー】💐そこで今週~来週は、中でも「女性」を生き生きと描いた絵本、一歩踏み出す勇気や元気をあたえる絵本、すべての人にあらたな視点を提示する……エンパワーメントの絵本をご紹介したいと思います。まずは、実在の人物を描いた【伝記絵本】を。つよい心と情熱を胸に、古い因習を打ち破っていった女性の物語です。エンパワーメントの絵本【伝記絵本】~夢を貫いた女たち~《好きなことをあきらめない女》🌟『数字はわたしのこ
2/12出口かずみ個展「どうぶつネオン」へ。於えほんやるすばんばんするかいしゃ(高円寺)可愛くて可笑しくてちんまりとしたこの感じ……これがずっと好きなんですよ、ずっと。と心でさけぶ。本は持っているので、絵はがき&一筆箋をニヤニヤしながらチョイス。出口かずみさんの絵、いついかなる作品でも力むことなく圧倒的。酔拳。こちらもぜひ♪『☆大きな食べ物の絵本…そこにある歓びを。』おおきくて美味しそうな食べ物の絵本を。☆『ポテトむらのコロッケまつり』(竹下文子文/出口かずみ絵教育画劇)ポテ
2月25日㈯、熊本県熊本市男女共同参画センターはあもにい様主催による、オンライン講座の講師を務めました。新聞、テレビ、アニメ、映画、それから絵本......メディアが映し出す「いま」をご覧いただきながら、子どもの育ち、幸福な社会のあり方、未来を考えるひと時。「わたしらしく」「あなたらしく」……一人ひとりを大切にする社会を目指すとき、メディア(絵本を含む)はどのような世界を子どもたちに示すことができるのでしょうか?わたしたちの目に映るものは、わたしたちの価値観にどのよう
だからこのねこ絵本が好き!2月22日(にゃんにゃんにゃん)は『猫の日』ฅ^•ω•^ฅです。古今東西、絵本作家さんには猫を愛する人が多いのでしょうか。ねこがまん中に描かれている絵本、たくさんありますよね。(数えてみたところ、我が家にも40冊以上ありました!)『ねこの日』に「○○だから、このねこ絵本が好き」をテーマに15冊ご紹介します🎉孤独の影を感じさせるねこ、哀愁を漂わせたねこ、自由気ままなねこ、ミステリアスなねこ、可愛らしいねこ、働きもののねこ、思慮深いねこ、