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『サンショウウオの四十九日』朝比奈秋サンショウウオの四十九日Amazon(アマゾン)正直、気持ちが重たくなる小説だった。「胎児内胎児」で生まれた勝彦と若彦。「結合双生児」で生まれた杏と瞬。ありえない設定だからとかではなく、家族ってものを考えさせられた一冊。家族といえども平等ではなく、それぞれに小さな不満や、小さな傷があり、それに気づかないように生きていく、家族だからこそ、言えない空気もある。会社だったら、パワハラだ!って言えても、学校だったら、ひいきだ!って言えても、家族に
サンショウウオの四十九日Amazon(アマゾン)鈴木保奈美さんが司会をやっている"あの本読みました"の医師作家の特集で取り上げられていたので買って読んでみました。一つの体の中で分けられないくらいに引っ付いてしまっている双子の杏と瞬の物語です。一つの体に二つの意識と言う何とも複雑だけど面白い世界が展開されてきます。つまり、杏の立場と瞬の立場でこれまでの人生と現在が語られるのです。複雑な状況を彼女たちなりにけなげに生きている様が伝わり良かったですね。7
ニューズウィーク日本版ミシガン州に住む夫婦が妊娠に初めて気付いたのは2022年10月のことだった。しかし妊娠7週目の時点で、医師たちには困惑が見られたという。「産婦人科医は、モニターに映るものをどう理解すべきかで困惑していた」と、妊娠当事者のニコール・ルブランは語った。彼女が医師から言われたのは、「心音はひとつしか聞こえないが、どう見ても双子にしか見えない」ということだった。数週間後、激しい腹痛により救急外来を受診したルブランに、大きな変化が訪れた。
神様・仏様にできないことはないいつもご覧くださる皆様、本当にありがとうございます。心から感謝致します。皆様にとって良い事がたくさんありますように!タイトルは今さらながら思うことです。偶然、沖縄のご出身で結合双生児として生まれ、分離手術に成功した長嶺栄さん・光さんの長嶺姉妹の話を読みました。おふたりが結合双生児であることを知ったお母様の栄子さんが出産を決意したものの手術も含めて現実的にどうしようかと悩ん
本日の鑑賞作品タイから韓国へ移住した女性主人公かつて彼女は結合双生児であり今は亡き姉妹がいたある日母国で母親が倒れた、という連絡が入る恋人と共に帰国し実家に泊まることになったのだが亡き姉妹の怨霊が現れるようになり・・・というタイ発のホラー映画結合双生児・・・予告を見てすぐベトちゃんドクちゃんを思い出してしまったなぁベトナム戦争時の枯れ葉剤の影響で奇形児が続出した、というニュースも絡めて結構センセーショナルな映像が流されていたのを思い出す確か分離手術をしてドク
■あらすじ●ピム…双子の片割れ、生存●プロイ…双子の片割れ、死亡●ウィー…ピムの彼氏韓国で幸せに暮らしているピムとウィー。ある日、タイにいる母が急病で入院したと連絡が来た。二人はタイに急遽戻ることに。ところが、タイに戻ってからピムの周囲では怪現象が起き始める。実はピムは結合双生児で、姉妹のプロイとは身体が繋がっていたのだが分離手術をしたのだ。その手術が原因なのかなんなのか、プロイは亡くなってしまった。「プロイが怒ってるんやわ」
WOWOWの特集放送“最旬タイホラーオールナイト”でエアチェックしておいたタイ映画「フェート/双生児」を鑑賞…身体が癒着したシャム双生児として生まれ、分離手術後に“片割れ”と死に別れてしまった女性が、成長して、不可解な現象に巻き込まれる。これまたWOWOW解説の受け売りなんだけど監督は「心霊写真」のバンジョン・ピサンタナクーンとパークプム・ウォンプム(共同監督)とのこと…「心霊写真」は見たことがないんだけど、今回の特集ラインナップの1つでもあったので録画はしてある、放送順に消化しているので、
サンショウウオの四十九日朝比奈秋内容紹介周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別の私。不思議なことはなにもない。けれど姉妹は考える、隣のあなたは誰なのか?そして今これを考えているのは誰なのかーーー三島賞受賞作『植物少女』の衝撃再び。最も注目される作家が医師としての経験と驚異の想像力で人生の普遍を描く、世界が初めて出会う物語。生まれた男の子、一生懸命ミルクを飲ませても、ある時からどんどん痩せていった。お腹だけがなぜか?膨らんでいく。何?栄養が吸収できない
空腹も運転免許も恋愛も別々...結合双生児の姉妹が公開した「一般的ではない体の構造」動画が話題HowConjoinedTwinsAbbyandBrittanyHenselDefyingOddshttps://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2025/01/531241.php
Twoheads,onebody:theanatomyofconjoinedtwins[🎞️hashem.alghaili]pic.twitter.com/pvQCJZPtyT—Massimo(@Rainmaker1973)2024年12月30日二つの頭、一つの体:結合双生児の解剖学胃の痛みが体の反対側の部位で感じられるのは興味深いことです。身体を共有する少女たち|ザ!世界仰天ニュースアメリカ・ミネソタ州。ぴったりと身体を寄せ合う双子の姉妹。いつも体を
ドラッグストアで値下げされていたので買ってみました。外袋が漫画みたいで面白いです。個装の袋もセリフみたいです。味は全部ピーチ味。安定した味です。美味しかったです。ごちそうさま。パイン推しキャン70g×10袋Amazon(アマゾン)1,620円「ビブリア古書堂セレクトブックブラック・ジャック編」三上延編手塚治虫「サンショウウオの四十九日」を読んで、そういえば「ブラック・ジャック」にも結合双生児の話があったなぁと思った。手持ちの本を見返してみた。この本に
見た目は一人、という変わった結合双生児の杏と瞬。彼女らの父親も、体内児胎児だったという。初めて知ったけど、調べてみたら本当にあるから驚いた。医師が書いているから、医療的な話も安心して読めた。読みながら、今どちらが語り手になっているのかわからなくなる感じがしたけど、それこそがこの小説の醍醐味で、主人公のこの双子こそ、今自分がどちらの意識でいるのかがわからなくなるという錯乱状態が絶妙に描かれていた。色々と考えさせられる純文学。まさに芥川賞にぴったりだと思った。朝比奈秋さんの他の作品も読
今年の7月半ばに芥川賞を受賞した、朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」を読みました。以下、私が残した「読書メーター」の投稿文です。結合双生児の中でも超稀な全身結合双生児姉妹(古今東西で実在したかは不明)という存在を通して、人間のアイデンティティや個とは何か、そして身体と心は一体なのか別なのかを問い掛ける極めて挑戦的な小説。また、特殊な体を持つ姉妹の日常は、どこか不自然でありながら、同時に普遍的な人間模様を描いており、この不思議な世界に引き込まれながらも、自分自身の日常と重ね合わ
9月21日(土)A賞サンショウウオの四十九日朝比奈秋24年夏の171回A賞2作品の一つ<胎児内胎児>と<結合双生児>という2種の珍しい人体現象(病気とはいえない?)が主材料、とくに後者文体の特異性も展開の面白さもありませんがネタ・設定の新奇性が売りの理科系文学結合双生児・アビー&ブリタニー姉妹(ネット画像、多数)・ベトちゃんドクちゃん分離手術@日本・クリスタ・タチアナ姉妹(ネット画像)以上は作中にとりあげられている実例作中人物は濱岸瞬と濱岸杏の姉妹
朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』「陰陽魚」のような「結合双生児」の姉妹を、力業で表現したSF作品現役の医師として働きながら執筆している1981年生まれの作者は、もともとあまり小説を読まずに書き始めたというこれまでの芥川賞作家とはやや異なる経歴の持ち主です。2023年に泉鏡花文学賞と野間文芸新人賞を受賞した『あなたの燃える左手で』は、ハンガリーの病院で左手の移植手術を受けた主人公が麻酔から醒めると繋がっていたのは見知らぬ白人の手で、自らの身体や国を奪われることの意味を問うた作品とされ
監督:川畑耕平出演:グエン・ドクベトナム戦争で使用された枯葉剤の影響で1981年に結合双生児として生まれ、88年に分離手術を受けた後も深刻な健康問題を抱えながら平和のアンバサダーとしての使命に生きる「ドクちゃん」ことグエン・ドクさんの人生をとらえたドキュメンタリー。2024年2月に43歳を迎えたドクさんは入退院を繰り返すなかで、結婚18年目になる妻トゥエンさんと双子の子どもフジくんとサクラちゃん、そして闘病中の義母を自宅介護しながら暮らしている。日本とベトナムの友好の絆を象徴するドクさ
現役医師による第171回芥川賞受賞作。(2024.7)新しい視点の純文学です。私=杏とわたし=瞬は、結合双生児。顔は「違う半顔が真っ二つになって少しずれてくっついて」います。体内の臓器はそれぞれ二つあったりしますが、外見的には一つの体を共有する二人です。性格や趣向は違います。「私が黒サンショウウオで瞬が白サンショウウオ。くるくる回れば一つになる、二人で一つの陰陽魚」(P83)と杏は姉妹をサンショウウオに例え、「独立しているようで、音叉みたいに二本にみえて実は根元でつながってると思うと
JamesSetouchi2024.8.24第171回芥川賞受賞作(令和6年7月)から朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』1朝比奈秋:1981年生まれ、京都府出身。『塩の道』で林芙美子文学賞、『サンショウウオの四十九日』で芥川賞。西村賢太『苦役列車』と田中慎弥『共喰い』を読んで衝撃を受け純文学を本格的に読み始めた。消化器内科の医師でもある。(文藝春秋R6年9月号の作者紹介および本人へのインタビューなどから)2『サンショウウオの四十九日』
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に、小説を書いている方やこれから書きたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』松永K三蔵『バリ山
胎児内胎児と結合双生児。主人公は結合双生児で、主人公の父と伯父が胎児内胎児だった。有名作品で言うと、主人公は萩尾望都『半神』のあのふたり、手塚治虫『ブラックジャック』のピノコが父で、伯父の体にいたっていうこと。父はピノコのようにバラバラではなく完全体だったこと、主人公たち(杏と瞬)は半神のユージーとユーシーのように分裂しておらず、内臓はモザイクのように重複したり歪つで、外見は一見常人のように腕や足は左右一対ずつ揃い、頭も顔もひとつしかない。しかしその右側と左側は別人格が支配している。よく見
芥川賞を受賞した作家であり医師である朝比奈秋さんの受賞作品である「サンショウウオの四十九日」を寝当直中に読破した。サンショウウオの四十九日(楽天ブックス)Amazon.co.jp:サンショウウオの四十九日:朝比奈秋:本Amazon.co.jp:サンショウウオの四十九日:朝比奈秋:本www.amazon.co.jp結合双生児といえば我々の世代だとベトちゃんドクちゃんが有名だが、その中でも特に特殊な一つの脳を二人が共有する頭部結合双生児である濱岸杏さんと瞬さ
ごはん、味噌汁、きゅうりのぬか漬け、魚のハンバーグ、もやしとひじきのゴマ酢和え皆さん、ベトナム戦争での枯葉剤散布で生まれた、結合双生児ベトちゃん、ドクちゃんのことを覚えていますか?早いもので36年にもなります。そのドクさんが詩を書き、私の中学時代の同級生、歌手の「美地」さんが歌った歌をÇⅮにするプロジェクトが開始されました。宜しければご協力いただければ幸いです。平和への伝言「ベトナムのドクさん/日本兵の祈り」を歌に!CD制作プロジェクトはじめまして美しい地球という名地球を美しくする子
ベトナムに住むドクさんの半生ドキュメント映画。ドクさんの家族を含めての日常が淡々と描かれています。が、戦争がもたらした被害者としての誕生から波瀾万丈な彼の人生が始まっています。彼の母親は枯葉剤の影響のある水を飲んでいたそうです。彼は兄のベトちゃんと結合双生児として生まれました。下半身がつながっている奇形の状態でした。枯葉剤は彼が生まれる20年も前に撒かれたものでしたが、その影響、被害は出るとは恐ろしいものです。彼は医療と生活介護のサポートを受けて幼少期を過ごしたそうです。7歳の時に分離手術
ベトナム戦争で使用されたダイオキシン類の一種を多く含む枯葉剤の影響で1981年に結合双生児として生まれたベトちゃん・ドクちゃん。1988年に分離手術に成功した後も深刻な健康問題を抱えていた。2007年兄ベトは亡くなっているが、2006年にドクは結婚し、2009年に男女の双子に恵まれた。このあたりのことは、日本でも多く知られている事実だから説明の必要は少ないと思う。本作は、ドクちゃん家族と、グエン・ドク自身の活動のドキュメンタリーだ。ドクの両親は、ベトちゃんドクちゃんが生れた後、離婚していて
タイトルドクちゃんフジとサクラに出演者グエン・ドクフジサクラ会場なんばパークスシネマ
4月12日コード160「結合双生児」コード62「62才で死去」ギネス世界記録は12日(日本時間13日)、世界最高齢の結合双生児としてギネスに認定されたロリーさんとジョージ・シャペルさんが62歳で死去したと発表した。https://t.co/BpV7HNcsFDhttps://t.co/BGTsirHfPn#人は死ぬ時を選ぶ#数解きpic.twitter.com/97biD9eZsh—天瀬ひみか(@amasehimika147)2024年4月15日
1995年にアメリカのロックバンド「VanHalen」が発表した10thアルバム「Balance」に収録されている楽曲。2代目ボーカルのサミー・ヘイガー在籍時として最期のオリジナルアルバム。アメリカ版と日本版ではアルバムのジャケットが異なります。アメリカ版↓↓↓(↑合成写真です。)日本版↓↓↓エディの奏でるギターの音とメロディアスな曲調がキレイな仕上がりです。アルバムは全米1位となり、シングル化されたこの曲は全米30位のヒットを記録しました。とてもキレイな楽曲だと思います。
https://x.com/historyinmemes/status/1719179002563178606?s=201940年代、結合双生児のマーガレット・ギブは、妹のメアリーが観察したように、ボーイフレンドからキスを受けました。1966年、マーガレットが膀胱がんを発症し、翌年にかけて肺に転移したことが明らかになった。健康上の問題にもかかわらず、双子は手術による分離を断固として拒否した。1967年8月29日、マ
最近、不法行為が問題になっているビッグモーターが、道路から店がよく見えるようにしようとしたのか、店舗前の街路樹に除草剤を勝手に撒いて枯らしてしまったというニュースがありました。それを読んだ時、「除草剤」という言葉からすぐに頭に浮かんだのが、いつも小川が読むある方のブログに書かれていたベトナム戦争でアメリカ軍が使用した「枯葉剤」と、その有毒物質を摂取したお母さんから生まれたベトちゃんドクちゃんという双子の障害児のことでした。下半身が共有されつながった状態で生まれたベトちゃん