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第一期生の川尻沙織(かわしりさおり)です今回の講座では、〝経絡と経筋について〟と〝足裏に導かれながら踏む〟ということについて学びました。経絡については、正経十二経脈の配置と走行や陰陽五行と経絡の対応関係です。〝経絡〟という存在を知ってはいましたが、詳しくもなく、意識をしたことがありませんでした。今回の講座で学び、いかに大切な存在かがよく分かりました。経絡を意識して刺激することで、身体への効果も全く違ってきます。そして、経絡は陰陽五行に分類されていて、木火土金水でそれぞれどの季節に出やす
経絡操体ではシンプルさを重視し、経絡を経穴という点と点を結んだ線で捉えるのではなく、面で捉えます。経絡操体で感じとれる経絡と思われるラインは、ぼんやりとした広がりのあるエリアです。経穴同士を結ぶ変則的に伸びている線を経絡として感じることは、東洋医学の教科書に出てくるような経絡敏感者でない限り実感することは不可能でしょう。また、どこが痛いかと問われても、ピンポイントで「ここ」と指すより、この辺ということの方が多いかと思います。痛みの場所が、きれいに経絡や経穴の上にピタリと位置する訳ではないと
間中喜雄氏が操体法のことを経筋療法として紹介する文章を発見する前から、鍼灸学校で経絡・経穴や経筋治療を学んでいて、経絡(=経筋)を使って操体法ができないものかと思案していました。しかし経絡操体として具体的に、どうすれば経絡を実感しながら、操体操法をして活用するか、なかなか考えつきませんでした。いろいろ探しているうちに、医学博士の富田満夫氏の『経筋療法』という著書を見つけました。「経絡への運動学的アプローチ」ということで操体法も活用されており、まさに私の目指しているところにドンピシャでし
私、今日は1日お勉強DAY。こちらは、私が暗記のためにさらりと書いた絵十二経筋の集まる所です足の三陽陽経筋は全て顔面部(頬)に集まるみたいな!東洋医学概論好きです。本日は「今日は勉強するから一緒には出掛けない宣言」を市川先生に予めしておいたので、私が朝のんびりしているうちに、市川先生はさっさと一人で出かけて行きました。どこに行った?…かは大体想像つく!今日のアメブロの占い。牡羊座の私、いいこと書いてありましたー。先ほど見たので、答え合わせみたいになりましたが。偶然ですが今日は
松田薬局の薬剤師で笑い文字普及協会上級講師の松田敦子です身体の痛みを和らげたい方へ私達も健康100%、痛みなんて全く無い!なんてありません。養生しても漢方、自然薬飲んでも腰痛もあるし、足の痛みもあります。でも、痛みを楽にするのは、痛みのある本人の心と身体と、思っています。骨折した時、診断、治療を受けてお医者さんに手術してもらい、最終的に、骨と骨をくっつけて治すのは、その骨の持ち主の心と身体です。松田薬局では、自分たちの痛みの体験から、食生活、生活習慣の
4000年前からの東洋医学でも、最新の解剖学でも、全身はつながっている、と考えられています。アナトミートレインや経筋、という概念です。全身タイツをイメージするとわかりやすいかもしれません。全身タイツの前側から頭のフード部分に相当するつながりは解剖学ではSFL(スーパーフィシャルフロントライン)と呼ばれ、東洋医学では足の陽明経筋と呼ばれています。大まかに流れを示すと足の指先→スネ→太ももの前側→お腹→胸→首の横→頭→おでこ→眼お客様
7/29(月)経絡基礎(2)講師は田澤政博先生今回の講義では上下に流れる正経十二経脈を経絡人形を使って追っていきました十二の経脈には特定の「臓」(肺・脾・心・腎・心包・肝)につながる体の腹側・内側を通る6つの陰経と特定の「腑」(大腸・胃・小腸・膀胱・三焦・胆)につながる体の背側・外側を通る6つの陽経があります陰経は「太陰・少陰・厥陰」陽経は「陽明・太陽・少陽」と3つに分かれそれぞれに手を通る手経(しゅけい)と足を通る足経(そくけい)で成り立っています。そし
心経筋・小指の橈側(親指側)からはじまり、手首の豆状骨で結ぶ・上って肘の内側面で結ぶ・腋窩に入って、肺経筋と交差、乳房を横切り胸部中央で結ぶ・横隔膜を横切って下降して臍でおわる心経筋の症状・胸部の内側の緊張・心窩部の硬直(心臓の「積」伏梁)・肘が動かしにくい・経筋に沿った緊張や痙攣や痛み治療法・焼き針ですぐに抜く・知覚する回数・痛みがあると治る・心窩部の硬直があり、膿の混じった血を吐く場合は治らず死ぬ治在燔鍼劫刺.以知爲數.以痛爲輸.其成伏梁唾血膿者.死
心包経筋・中指の先から始まり、肺経筋と共に走り、肘の内側に結ぶ・上腕の前内側に沿って腋窩の下まで行って結び、そこから下って肋骨の前面と後面に分散する・枝は腋窩の下から胸部に入り分散し、横隔膜で結ぶ心包経筋の症状・経筋に沿って筋緊張や痙攣・切迫した呼吸に合わせて胸痛治療法・焼き針ですぐ抜く・知る回数まで・痛みがあると治る・症状を孟冬痺と呼ぶ治在燔鍼劫刺、以知為数、以痛為輸。名曰孟冬痺也。便宜上番号をふっていますが古典の順番とは関係ありませんまた、臓腑
こんばんは~っ(*´艸`)鍼灸師のたまご、さりーです。写真はうちのかわいいかわいいししまるくんです(*´艸`)病気や、お引越しがあったため。ただ今実家にお預け中です。。。さみしぃ。。。涙さてさて。引越しと言うイベントもありつつ。当たり前に学校を休むことなく通っていたのですが。東洋医学で美容ゼミで行われている。”経筋ラインのトリートメント”と”アナトミートレイン”を学んでいます。簡単に言うと、筋肉
手の太陰・肺経筋のルート・親指のLU-11少商から始まって、母指球で結ぶ・撓骨動脈拍動部をたどり、前腕の屈筋面を上って肘の中心で結ぶ・上腕の前外側面に沿って腋窩下から胸部に入る・ST-12缺盆で出てきて肩の横を通り、LI-15肩ぐうの前へ・鎖骨の上(ST-12缺盆)の領域へ戻り、胸に降りる・横隔膜に広がり浮遊肋骨の領域で収束する。肺経筋の症状経路の方向に沿って痙攣と痛み。(母指球の痛み、胸の痛み、鎖骨の痛み、肋骨の外側の痛み)重度の場合は、右外側肋骨領域の下にし
大腸経筋の経路・商陽穴(LI1)あたり、人差し指の先からはじまり、手首の甲側で結び・前腕を上り、肘の外側面で結ぶ・上腕を上り肩に結ぶ・肩甲骨を包みこみ、背骨を挟む・肩から主な経路は首にを上り、そこから枝が頬を横切って上がり、鼻の側で結ぶ・主な経路は小腸経筋の前を上り、額の角までこめかみを横切り、頭上を越えて反対側の下顎まで届く今更ですがこの経筋の話の中で○○穴(アルファベットと番号)の書き方の部分はツボの名前です大腸経筋の症状・経路に沿った緊張や痛
三焦経筋・薬指の尺側(小指側)から始まり、手首の甲側で結ぶ・腕の後面をたどって、肘の先で結ぶ・上腕の外側面を上り、首まで肩を上って小腸経筋と合流する枝・下顎角(アゴのエラの角)で分かれ、内に入って舌の付け根とつながる別の枝・耳の前を上って外眼角(目尻)と合流する・更に側頭部を上り上って前頭部の角で結ぶ三焦経筋の症状・経路に沿った痙攣や筋緊張・舌が曲がる治療法焼き針ですぐ抜く知覚するまで痛みがあると治るこの痛みを季夏痺と呼ぶ三焦は以
小腸経筋のルート・小指の手の甲側から始まる・手首で結ぶ・尺側(小指側)を肘まで上って、上腕骨内側上顆で結ぶ・腕を上って腋の下で結ぶ・腋の下の後ろに移動して肩甲骨に広がる・首に上って、膀胱経筋の前で、乳様突起に結ぶ・耳の後ろに上って、そこから分枝が耳の中に入る・耳の上の領域まで耳の後ろを更に上って、下降して下顎骨に結ぶ・歯を横切って上り外眼角(目尻)で結ぶ・頭の角、・頭の角の頭維穴ST8の当たりまで上り結ぶ小腸経筋の症状・経筋経路に沿った筋緊張や痙攣
足・少陰・腎経筋のルート・小指の下からはじまり、内くるぶしの下面で脾経筋と合流して斜めに上る・かかとで結び、そこから膀胱経筋とともに足を上って、脛骨内側顆で結ぶ・脾経筋とともに、内ももの表面を上り、性器で結ぶ枝・背骨の内側に移動し、脊柱を挟んで、盆の窪(うなじの凹み)まで上り後頭骨に結んで、膀胱経筋と合流する背骨の内側を上るというのはどういうことでしょう??脊髄神経に関係しているのかはたまた黄色靭帯や後縦靭帯などの背骨の内側の靭帯のことなのか腎経
肝経筋のルート・親指の背部から始まり、上って内くるぶしの前で結ぶ・脛骨内側面に沿って進み内側顆(ヒザの内側)で結ぶ・引き続き太もも内側面を上り、鼠径部を通り性器までいって結ぶ所で他の諸経筋と接続する性器周辺のこういう描写は骨盤底筋群のことかもしれません蟻の門渡りとかよばれる会陰部の筋肉肝経筋の症状・母指の緊張・内くるぶしの前の痛み・ヒザ内側面の痛み・太ももの内側面のケイレンと痛み・性器の機能不全(インポテンツ、ED)・内側が傷つくことで勃起
脾経筋のルート・隠白穴SP1のあたり足の親指の内側から始まり、商丘穴SP5のあたり内側くるぶしで結び足を登る・脛骨内側面をのぼり膝内側陰陵泉穴SP9あたりで結ぶ・太ももを上り、外性器で収束する前に、鼠径部で結ぶ・腹部を上昇し臍(へそ)で結ぶ・腹部に入り、肋骨で結び、胸へ入る・胸の内側から枝が背骨に到着する脾経筋の症状・足の親指の緊張・内くるぶしの痛み・経筋の経路に沿った痛みとケイレン・膝の内側の痛み・内ももの鼠径部まで届く痛み・性器がよじれるような痛
足の陽明・胃経筋のつながり胃経筋・親指小指以外の、まん中の三本の指先からはじまり、足の甲に結ぶ・脛骨外側面に沿って上昇し、ひざ外側面で結び、胆経筋と接続する・上って股関節で結ぶ・下部肋骨を通って背骨に入る枝・脛骨にそって走り膝で結ぶ・太ももを上って性器の上の骨盤領域で結ぶ・腹と胸を上ってST12缺盆で結ぶ・首を顎の方に上り、口、鼻の横を通って鼻の下で結ぶ・膀胱経筋と交わり、目の周りで網を形作る、この網を「下の網」と呼ぶ(網は多分まぶたのこと)(膀胱経筋は上の網を形
足の少陽・胆経筋のルート・第四趾のつま先から始まり外踝で結び・足の外側面を上昇し、膝の外側面で結ぶ枝・腓骨の上部から始まり、大腿部の外側面に沿って上昇する補助枝・前方に走りST32伏兎穴の上のエリアで結ぶ別の補助枝・後方に走り、仙骨に結ぶ垂直の枝・肋骨を越えて上昇、腋窩の前方へ向かい、まず胸と接続しST12缺盆穴で結ぶ別の枝・腋窩から上昇、ST12缺盆穴を通過し・膀胱経の前を上昇し、耳の後ろを通ってこめかみへ・反対側の同じ経筋と頂点で出会うまで続く枝・
足・太陽・膀胱経筋のルート・小指先から始まり外側のくるぶしを越えて上昇、膝の外側に結ぶ。・一方の枝は外側のくるぶしの下で分離してかかとで結び、それからアキレス腱に沿って膝窩の外側を上る。・別の枝がふくらはぎの中でこの枝から分離する(腓腹筋の2つの頭部)そして膝窩の内側を上る。・2つの枝は臀部で合流し、上昇して結ぶ・そこから経路は背骨の外側に沿って首のうなじまで上がり、そこで枝分かれし貫通して舌の根元で結ぶ・主な上行する枝は上向きに続いて後頭骨で結び、そして頭頂部を越えて鼻の上
最近トリガーポイントでこんな鍼治療をしました、痛みが軽くなりましたばっかり書いてて何か他にも書きたいなぁと思ったので勉強がてら経筋についてまとめてみようかと思いますhttps://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00002416#?c=0&m=0&s=0&cv=236&r=0&xywh=-2216%2C0%2C10910%2C4319『黄帝内経霊枢24巻首1巻』(京都大学附属図書館所蔵)枠および白紙部分削除、「経筋」の文字以外の部分を暗く編集
けいきん体操とは玄武堂橋本多聞総院長考案の治療・セルフケア法です。腰が痛いときに、腰は動かしたくない。。。「けいきん体操」は「筋肉に道すじがある(=けいきん)」という理論を基にしていて例えば腰が痛いときに足の筋肉を動かして腰の痛みを取るという治療・セルフケア法です。身体のすべての筋肉は必ず「けいきん」に含まれるので「動かすと痛い、筋肉・関節の痛み」に効果があります。「けいきん」は12本に分けられていてそれぞれに動かし方の特徴があります。痛いときにどの「けい
こんには、玄武堂の本田です先月帰省した際に祖母が手首の痛みを訴えていました。↑写真○の部分手首の尺屈動作、手首に力を入れたり買い物袋や包丁を握ると痛みが起こるとの事で異常経筋推定のため「関衝」「少沢」を別々に押さえて尺屈動作を行った所、関衝を押さえた時に痛みが軽減したので手少陽経筋の異常と判断し肩関節を外転する体操(抵抗運動)を行った所痛みは軽減。全く違うところを動かしただけで痛みが減ったので大変驚いていました。また今年80になった祖母に抵抗運動はどうかなと思いましたが自分のさじ加減で
こんにちは、玄武堂の本田です先日右肩の痛みを訴えた患者さんが来院されました。数日前から特に思い当たる節は無いが肩関節前面が痛く、腕も外転60度程しか上げられませんでした※肩関節前面は胸部や腕、肩甲骨からの筋肉が付着たり臨床的にとても重要な部位です。※手太陰経筋走行のイメージ図これを経筋で考えると手太陰経筋と一致したので手技治療と並行して、手首を動かす経筋体操を行ったところ腕を動かした時の痛みがかなり改善されました。外転も160度まで上がる様になり「楽になった!」と感激されていましたそ
こんにちは、玄武堂の本田です先日大阪で開催された全日本鍼灸学会に参加しました2日間、大学とホテルの2会場を使っての開催でした。セミナーや実技セッション、シンポジウム、論文発表などが至る所で行われており参加するのは初めての僕にとっては、どこに行ったらいいのか分からないぐらい迷いました2日目には当院の橋本院長、小野先生の経筋体操に関する論文発表があり間近で勉強させて頂きました!鍼灸に対する関心がより高まり、充実した2日間になりました
40代男性ウェイトトレーニング中、左手関節の内側が痛くなり、ウェイトを持てなくなった。それ以来、手首の背屈でも痛みが出るようになり来院。鍼治療は左後谿穴に置鍼。筋肉の早期回復と、手首の血流改善を目的に前腕、手関節にインディバアクティブを行い、手太陽経筋の経筋体操を行った。直後から手首の背屈の痛みが軽減した。治療後は症状の軽減があるが、ウェイトトレーニングをすると痛みが再発するため、手首の負担が少ないトレーニングにするよう指導した。
10代男性学生来院の2日前、部活でサッカーのプレー中、左足関節を捻った。痛み、腫れが強く、早く治したいと来院。鍼治療での瘀血処理と、診断から足少陽経筋の経筋病と判断できたので、足少陽経筋の経筋体操を行う。テーピングによる固定も行った。経筋体操の直後、痛みは半減したが、固定の継続と安静、経筋体操を指示した。3日後の診察では腫れは無くなり、痛みは3割残るというので複数個所での経筋体操を行った。経筋体操は患部を動かさないため、負担が少なく、怪我の治癒も早いのが特徴。怪我か
40代女性1週間前から歩行時に右膝内側の痛みを感じ始めた。住まいの近くの接骨院に通っていたが、痛みが変わらないため当院に来院。鍼灸治療で足三里、梁丘に置鍼。下腿の外旋もあり、足陽明経筋と足少陽経筋の経筋体操を行った。翌来院時には痛みは8割良くなっていたが、続けて治療し4回目の治療時に歩行中の痛みが無くなったので治療を終了した。膝関節のアライメントの問題もあったので、経筋体操を続けて行うよう指導した。
10代女性ソファで寝てしまって、朝起きた時に両腰の下部に痛みが出現していた。動いていると少しマシだが、階段の昇りや咳で痛みが走る。初診時、痹症と判断できたので、痹症に対する鍼とテーピングを行いました。翌来院時には痛みが8割軽減していたので、経筋体操を行い、自宅での経筋体操を指導しました。その後、痛みはなくなり、メンテナンスのみで来院されています。
50代女性半年前から、夜~明け方近くにふくらはぎがつるようになった。こむら返り。生活で変わったところは特になく、運動不足はいつものことだった。つる回数が多く、筋肉が硬くなってしまっていたので、鍼治療と経筋体操を行った。鍼は至陰穴の単刺、経筋体操は腰部で行い、筋肉の緊張はとれた。ふくらはぎがつるのを予防するために、ハムストリングをつかった経筋体操を指導した。経筋体操自体は簡単なため、セルフケアとして行うことができる。経筋体操を行うようになって1週間ほどで、夜に足がつることがな