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ここでいう文学は小説であると思ってもらう。人間が魂に飛び込むとき、文学(文字の世界)は棄てている。ぼくはそうである。詩は魂そのものと呼応しており、文学を棄てた魂の純粋のなかから生まれてくるものである。この意味で詩は哲学と通底している。哲学の言葉と詩の言葉は同じ源泉から生じる。ただ、文学的な哲学と、文学的な詩はあるだろう。どちらも純粋状態になっていない、表象に粘着している次元のものである。純粋芸術も、やはり文学性を脱している。表象を、魂的根源から