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『オッペンハイマー』を観たいのですが、なんせ上映時間が3時間もある。都合よく空いた時間で、気になっていた『ビニールハウス』を観ました。こちらがチラシです。抑えた色調がとても良い感じですね。上部に大きく浮かぶ虚ろな顔。真ん中に「半地下はまだマシ」の文字。映画好きの気持ちを冷ややかに煽ってきます。そして一番下に簡単な解説ビニールハウスで暮らす訪問介護士の女一瞬の選択がとりかえしのつかない破滅にー負のスパイラルが加速する〈認知症老女すり替えサスペンス〉「コレハ観テ
イ・チャンドンレトロスペクティブヒューマントラストシネマ有楽町2023年8月28日(月)18:30「バーニング劇場版」9月4日(月)15:50「シークレット・サンシャイン」9月11日(月)16:35「グリーンフィッシュ」9月16日(土)14:35「オアシス」9月18日(月)14:35「イ・チャンドンアイロニーの芸術」(監督アラン・マザール)バーニング、シークレット・サンシャイン、オアシスは2回目鑑賞何回観ても胸を打たれます今回の特集上映でイ・チャンドン監督が来
ひさびさに村上春樹先生。自殺した親友の恋人との逢瀬とその終焉。女友達が連れてきた彼氏がふと漏らした話。歳の離れた従兄弟の耳の治療に病院に付き添いに来た時にふと浮かんだ思い出。螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)Amazon(アマゾン)455円久しぶりに村上春樹先生。映画紹介サイトで原作になっているという「納屋を焼く」が気になって読んでみました。「納屋を焼く」意味があるのかないのか、その情景が離れなくなった主人公の心情や「女友達」の存在など、考察させる、解釈させるヒン
ひとつ前の当ブログで、映画『ドライブ・マイ・カー』(2022濱口竜介監督)は国内外で高い評価を受けた作品ですが、僕はあまりピンとこなかったということを書きました。村上春樹さんの短編を原作として映画化したもので成功していたと思えたのは、韓国映画『バーニング劇場版』(2018イ・チャンドン監督)です。そのことを当ブログ2022年5月27日に書いていますので再録します。タイトルは「村上春樹さんの原作を借りて、見事に“今”を描いた『バーニング劇場版』」です。**
お早う御座います♪漸く雨かな☔昨晩は近所の銚子丸へ安くて好きなチェーン寿司屋いつ行っても満足ご馳走様でやんす~!!早寝早起き来月に児童のマラソン大会を控えてる嫁の訓練喝を入れて共に5kmの有酸素ナイスロードワーク👍朝から気持ち宜しい♪村上春樹の『螢・納屋を焼く・その他の短編』を読了『ノルウェイの森』の前身個人的
ひとつ前の当ブログの続きです。『バーニング劇場版』(2018イ・チャンドン監督)は、僕の大好きなイ・チャンドン監督が村上春樹さんの小説をどう映画化したか、特に、原作の『納屋を焼く』は短編ですから、それが2時間以上の映画にどう料理したかに大いに興味がありました。で、観てみると、当然ながら、かなりの改変がされていました。まず、『納屋を焼く』の登場人物は「僕」、「彼」、「彼女」ですが、『バーニング』にはそれぞれに名前があります。『納屋を焼く』は『ノルウェイの森』よりも前に書かれていて、当時は村上
2019年に日本公開された『バーニング劇場版』を先日やっと視聴した。原作は村上春樹氏の短編小説『納屋を焼く』である。以前、映画批評のブログを書かれているゼルダさんには伝えたが、村上氏の原作の映画化には少なからず抵抗を持っている。もちろん映画と原作とは違うものであるとわかってはいるのだがそう思ってもどうしても両者を比較せずにはいられない。お気に入りの作家ならばイメージを損なうことになりはしないかと恐れる。現在、第94回アカデミー賞の全4部門にノミネート中で上映中の『ドライブ
今年の夏、日本にいよいよ帰省しようと思っています。毎年マメに帰っていた我が家ですが、今回はまさかの3年ぶり。こんなに間をあけたのはアメリカに渡ってから初めてです。一気に老けた親族の顔を見るのか・・・お互い様ですね。私の予想なんですが今年の夏は海外在住の日系ファミリーがオール帰省するかと。民族大移動。3週間隔離だろうが、国境閉まろうが、みな帰る泳いでも帰る。そして運転免許を更新するwwwなので気の早い我が家はすでにチケット
上り坂下り坂ま坂(まさか)今日この言葉2回も聞いた…違う場所で…けどなんだったんだろー結婚式に3つの袋が大事だ…とか言うスピーチとなんだか異なることなんだけど似ているような気もする…それは年配の男性の…口から出てくるから…そうおもっちゃったのね〜www私まさかーーーが多い?のか…まぼ〜としてるから…ね…だから急って!思うの?かみなさんもまさかこんな事に!なるなんて…って…人生はそんな事の連続?なのか…なだからきっちり予防して保
年間270本目(6月36本目)2019年公開洋画1位84本中通算邦画7,887本洋画6,564本合計14,481本2019年の一位が入れ替わりました。イ・チャンドン監督は、佳作であるが外れが少ない安定した巨匠であり、本作もしっかりと現代の不可思議な現状が描けていた。しかし、まず、本作が、日本の作家である村上春樹が原作である。何故か最近の日本映画では文学の映画化(ライトノベルは多いのに、純文学の映画化の成功例が極端に少なくなっている)がうまく
この投稿をInstagramで見るEiichiIkematsu(@matsu_s77)がシェアした投稿バーニング劇場版(字幕版)Amazon(アマゾン)2,000円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る
PTSD治療でダイエットと言っても覚醒剤ではありません。向精神薬PTSDの【解離】【多重人格性】【現実検討能力】の治療がダイエットに関連しているというお話です。華原朋美さんはこういう人が多いということ食べてないような話をするけど治す気がない主訴周辺から始まる。夢遊病の自覚はあるという話もしながら睡眠中に食事をした形跡起きているときも半ば睡眠状態の【解離】で過食する。線路に行く人もいる…。話題はお金の話に移行します。愛=💩=お金とフロ
韓国映画「バーニング劇場版」は『버닝』(英題:Burning)2018村上春樹『納屋を焼く』を象徴的意味として現代韓国に翻訳したもの牛飼いのお父さんが火病でDVで家族離散中その負の連鎖中にセルフの要請で小説家を目指すものの(PTSD自己治療あるある)自我にとっては書くこともない状態に戸惑っているが実は存在が現代韓国版『バーニング』を書いている状態主人公が観た幻想のお話です。つまり『十牛図』牛は途中で売られ牛糞も気になら
韓国映画「バーニング劇場版」の2018年に韓国で『버닝』(英題:Burning)のタイトルで舞台を現在の韓国に変えて映画化原作は村上春樹の『納屋を焼く』で主人公はある有名作家の短編『納屋を焼く』を読んでいると独白するが村上春樹自身は読んだことがないと言いのちに『週刊誌三冊』に代えたりしながらわざわざそんなことを言ったのは主人公の「おせっかい」「弱さ」と説明する。PTSD事案は象徴モチーフと時々の週刊誌三冊程度の
究極のミステリーです韓国映画、『バーニング「劇場版」』2018年を観ました。アルバイトで生計を立てる小説家志望の青年ジョンス(ユ・アイン)。幼なじみのヘミ(チョン・ジョソン)と偶然再会し、彼女がアフリカ旅行へ行く間、飼い猫の世話を頼まれます。旅行から戻ったヘミは、アフリカで知り合ったというベン(スティーブン・ユァン)と帰国。ジョンスは、ちょっとショックな様子ある日、ベンはヘミと一緒にジ
(ネタバレ無し)オーストラリアの国営無料オンデマンド,SBSONDEMANDで村上春樹原作-韓国映画のBurningを観ました。『バーニング劇場版』2019年2月1日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショーカンヌ映画祭で歴代最高評価を獲得した、究極のミステリー。彼女は一体、なぜ消えたのか?待ち受ける衝撃のラストは、想像を絶する『バーニング劇場版』2019年2月1日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショーburning-movie.jp
【勝手に星付け@映画】バーニング★★★☆☆ーいるの、いないの?いないの、いるの?ー***やっと観ましたーーー!一言でいうと、みんな良い具合にゲスかったですね……(›´ω`‹)ゲッソリ❤すべてのシーンが美しく、無駄がなく、ウィットと暗喩に富み、そして非常に疲れました。幼馴染のヘミとジョンス。アフリカに旅立った彼女の家の猫の世話を頼まれるが……猫の姿はどこにもいない。いるの、いないの。いないの、いるの。ヘミは、ベンという謎の金持ち男と連れ立って帰国。そして跡形もなく
Netflixでやっていたユ・アイン主演の映画「バーニング劇場版」を観ました。後で調べたら村上春樹の「納屋を焼く」が原作らしく。ただし映画では「納屋」ではなく「ビニールハウス」でした。カンヌ国際映画祭でパルムドールを争ったとかなんとか(Wikipediaより)そしてGoogleユーザーの80%が良い評価をしていると…えええ?マジ?私にはこの映画、さっぱり意味がわからなかったんですけど!原作を読んでないからアレですけど村上春樹の本自体が好きになれないし。意味がわ
今回は、古川真人氏の「背高泡立草」。書店で見て、はじめ、漢文?と思った。セイタカアワダチソウと、カタカナで書くと村上春樹の小説が思い浮かぶ。「ねじまき鳥クロニクル」だったかな。いなくなった猫を探して、裏の家に行くと、路地にセイタカアワダチソウが繁っている。古川氏の本の装丁を見ると、雑草が生い茂っている。帯に「草は刈らねばならない。そこに埋もれているのは納屋だけではないから」とあったけど、「納屋」っていうのも、村上春樹を思わせる(「納屋を焼く」)。村上春樹と結びつけたがるの
韓国発の村上映画謎多き内容だが、観客の判断にゆだねる原作:村上春樹(短編小説:納屋を焼く)監督:イ・チャンドン主演:ユ・アイン(イ・ジョンス:僕)出演:スティーブン・ユアン(ベン:彼):チョン・ジョンソ(シン・ヘミ:彼女)「万引き家族」と同年のカンヌ映画祭出品作品は主要出演者は3名(僕・彼女・彼)のみで148分を演じる間違いなく、観終わった後に謎が多数残る作品です。それが映画表現の手法でもあり、観た人が自由に想像できる楽しみでもあります。彼女は失踪なのか死んだ
(movies.yahoo.co.jpより)予備知識一切ナシで鑑賞したところ不思議な感覚が押し寄せましたよ。なんと言ったらいいんですか…映画はこんなアプローチもアリなんだという感じ。「待ち受ける衝撃のラストは想像を絶する」といわれてますがぶっちゃけ、想像を絶する?というほどではなかったんです。ただ、すごく怖い。怖いといってもホラーやサスペンス、ミステリとしてではまったくない。さて「劇場版」ってことは、テレビドラマ版もあるはずですね?原作は村上春
これは、はまらんかったな。村上春樹の小説、いつもピンとこないから映画もそうなんだろう。なぜハマらないのかは、まだ分析できていないのだけど、モヤッとしたカンジと、主人公の執着にあまり共感でき。そして、ふたりの男をふりまわす繊細で不思議ちゃんなオンナに好感がもてない。よくわからん三角関係だし、金持ちの男の目的もわからん。金持ちの男を嫌っているのに、下手に出る青年の謙虚なのか、弱虫なのか、劣等感なのな態度もよく分からん。もしかしたら、このよく分からないところが、人間の本質で、そ
年末年始日本にいなくて見逃した映画「バーニング」のドラマ版。今回は映画版を。村上春樹の短編「納屋を焼く」の設定を変えて。若者の、刹那的欲望を本能だと錯覚してしまうような危うさと、抱える心の闇。その深さが日本よりも深いと思う、現代の韓国を背景にしたことで、ストーリーの輪郭が際立った感じがする。ユ・アインの演技力を高く評価しているので、村上春樹の原作ではなくても観たと思う。ユ・アインって、決して華やかでもなければ、背が高いわけでもないけれど、その分演じられる役
WDのグレン(スティーブン・ユァン)が出てるのと、原作者が日本人(村上春樹)だと言うことで興味があり、観たかった作品。『バーニング』劇場版を鑑賞【劇場版】って、わざわざ付けるのは何故か。ドラマ版があるのかな?←調べない人。定職がある訳でもなくぷらぷら遊び歩いてるのに、ポルシェを乗り回し、良い家に住み、海外旅行をし、優雅な生活を送るグレン←もう役名忘れた。や、【グレン】も役名だが笑笑爽やかな笑顔で葉っぱ(大麻)吸って『2ヵ月に1回古いビニールハウスを燃やしてるんだ』と言って不敵に笑うと
短編集の中の「納屋を焼く」登場する人物3人が何となく繋がり交流が始まる。きっと、何がどうしてこうなったを追求する方には全体に意味不明な話だと思うけど、全体に流れる空気感が好き、結果は特に気にしない。話が尻切れトンボのようなところも、読後、自分の創造で話を好きに膨らませて楽しむ事ができるのも好きなところかも。打ち捨てられ忘れられ今にも崩れ落ちそうな納屋が燃やされる。「十五分もあれば綺麗に燃え尽きちゃうんです。まるでそもそもの最初からそんなもの存在もしなかったみたいに
監督・脚本イ。チャンドン脚本オ・チョンミ原作村上春樹撮影ホン・クンピョ音楽モグ出演ユ・アイン、スティーブン・ユアン、チョン・ジョンソ2018年度製作国韓国上映時間2時間28分「そこに蜜柑があると思い込むんじゃなくて、そこに蜜柑がないことを忘れればいいのよ。」「僕はモラリティーというのはいうなれば同時存在のかねあいのことじゃないかと思うんです。つまり僕がここにいて、僕があそこにいる。」村上春樹得意のパラレルワールドが展開する20ページ足らずの短編「納屋
『バーニング』(2018年/韓国)監督脚本/イ・チャンドン原作/村上春樹『納屋を焼く』出演/ユ・アインスティーブン・ユァンチョン・ジョンソ■映画.comより■アルバイトで生計を立てる小説家志望の青年ジョンスは、幼なじみの女性ヘミと偶然再会し、彼女がアフリカ旅行へ行く間の飼い猫の世話を頼まれる。旅行から戻ったヘミは、アフリカで知り合ったという謎めいた金持ちの男ベンをジョンスに紹介する。ある日、ベンはヘミと一緒にジョンスの自宅を訪れ、「僕は時々ビニールハウスを燃やしています」と
『バーニング劇場版』(2018年韓国)始まりから終わりまで鳥肌が立ちそうなゾワゾワと胸のザワザワが止まらず。それなのに目が離せなくて。最初の方で大体の予測はついてたんだけど途中からこれはそういう謎解きの映画じゃないんだなと思いました。生まれた時から持っている人間と持っていない人間の差は結局埋まることはなくヘミはずっと古井戸の底から助けを呼び続けているようだったしベンは既に人生に退屈していて生きることがまるで死ぬまでの暇つぶしのよう。ジョンスは劣等感と嫉妬に
秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして彼女の息づかいを感じとることができた。「納屋を焼く」より。何年も使ってるダッフルコートがある。重いけど暖かい。ダウンとは違う暖かさというか、重みがいい。いくつもの冬を共に越してきた重みを、このコートは思い出させてくれる。でも、いっぱい擦り切れちゃってくたくたなんだ。大切なコートだけど、今年は、新しいコートで冬を迎えよう。