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五條天神社(ごじょうてんじんしゃ)元来、社号の天神は天つ神(あまつかみ)を意味し、菅原道真を祀る天神(てんじん)信仰とは別物でした。しかし、江戸時代から菅公を祀るようになりました。その理由は、本文にて。◇鎮座地:東京都台東区上野公園4-17◇最寄駅:上野駅、京成上野駅◇主祭神:大己貴命、少彦名命◇相殿神:菅原道真公◇御朱印:あり【表参道】◆大鳥居京成上野駅を出発し、上野公園の清水観音堂を経て坂道を下るルート。また、上野公園と不忍池の狭間を通る「動物園通
牛嶋神社(うしじま)《聖なる三ツ鳥居》当社の核心は、聖なるオーラを放つ”三ツ鳥居”と「防疫除災」です。◇鎮座地:東京都墨田区向島1-4-5◇最寄駅:とうきょうスカイツリー駅~450m(東武スカイツリー・ライン)◇御祭神:須佐之男命、天之穂日命、貞辰親王命(さだときしんのう)◇御朱印:あり※貞辰親王・・・父親=清和天皇、母親=藤原家の娘。東国巡行中に没しました。【表参道】◆大鳥居(東鳥居)「三つ目通り」という、交通量が多い幹線道路に面してい
下総國・二之宮二宮神社《水の重視で原点回帰を目指す神社》当社において、九頭竜権現が祀られていること。一般には、知られていないようです。◇鎮座地:千葉県船橋市三山5-20-1◇最寄駅:二宮神社前バス停から1分(JR総武線・津田沼駅から京成バス)◇御祭神:建速須佐之男命、櫛稻田比賣命、大國主命◇相殿神:藤原時平公◇御朱印:あり※当社は、『延喜式』神名帳の《千葉郡・寒川神社》に当たるとされています。(但し、論社)【式内社・正統争い】『延喜式』神名帳
玉敷神社(たましき)《境内社の中に式内社がある》当社は、式内社であり、旧社格・県社に格付けされた古社です。また、55社ほど存在する久伊豆神社の総本社にあたる、と言われています。『遷座祭』も取材しました。◇鎮座地:埼玉県加須市騎西552-1◇最寄駅:加須駅(東武スカイツリーライン)加須駅→朝日バス→騎西1丁目~700m◇御祭神:大己貴命◇御朱印:あり【由緒への疑問】◇延喜式「神名帳」に《埼玉郡の式内社=玉敷神社》との記述があります。しかし・
岩槻久伊豆神社(いわつきひさいず)当社は、出雲族・土師(はじ)氏が東国に移住してきた際、出雲から大国主命を勧請したのが始まりです。1400年前のことでした。※「孔雀舞」はネットより拝借◇鎮座地:埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55◇最寄駅:岩槻駅or東岩槻駅~1.2km(東武アーバンパークライン)◇御祭神:大国主命◇御朱印:あり◆久伊豆の名称由来~この独特な名称由来は諸説あります。例えば、この地の支配者=私市党(きさいち党)から転じた、との説。すなわち
越ヶ谷久伊豆神社(こしがやひさいず)《久伊豆系で最大規模》久伊豆系神社は、埼玉県にのみ存在します。元荒川の流域に55社ほどが分布。その中にあって、当社は社殿・神域ともに最大規模を誇ります。また、美しい神池には、ミツハノメ神が鎮座します。◇鎮座地:埼玉県越谷市越ケ谷1700◇最寄駅:東武スカイツリー線・北越谷駅~1.3km◇御祭神:大国主命、事代主命◇配祀①:高照姫命(たかてるひめ)→大国主命の娘神◇配祀②:溝咋姫命(みぞくいひめ)→言代主命の妃神◇配祀③:
式内社・名神大社大洗磯前神社(おおおあらいいそさき)『延喜式』に記された社号→大洗礒前薬師菩薩明神神々しい「神磯鳥居」当社は、オオナムチ命が降臨されたという伝承を持つ岩礁を磐座として祀ってきました。1956年、そこに鳥居を建てました。午前10時頃。水面に朝陽がキラめき、鳥居の笠木ではカモメが羽を休めています。◇鎮座地:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890◇最寄駅:JR常磐線「水戸」駅茨城交通バス→大洗神社前バス停~徒歩1分◇御祭神:大己貴命◇配祀神:少彦
常陸国出雲大社《本殿内陣にカラクリあり》当社は、島根県の出雲大社から分霊して創建されました。しかし、ある事件を機に、出雲大社との包括関係を解消しました。要は、「ケンカ別れ」です。そうした問題はさておき、とても美しい神社です。また、内陣の祭神鎮座に特徴があります。◇鎮座地:茨城県笠間市福原2001◇最寄駅:JR水戸線・福原駅~900m→常磐線&水戸線で上野から2時間◇主祭神:大国主大神◇御客座:天之常立神、宇麻志阿斯訶備比古遅神、神産巣日神、高御産巣日神、天之御中主
上総國一之宮玉前神社(たまさき)2019年9月、2年ぶりに旧・上総國の一之宮『玉前神社』を参拝しました。併せて、元宮である『神洗神社』にもご挨拶してきました。◇鎮座地:千葉県長生郡一宮町一宮3048◇最寄駅:JR外房線・上総一ノ宮駅~7分◇御祭神:玉依姫命◇御神体:珠玉(たま)◇御朱印:あり◇社格等:延喜式=名神大社、神階=正四位勲五等、旧社格=國幣中社、上総國一之宮【参道】◆一之鳥居鳥居は
上総國一之宮玉前神社(たまさき)玉前神社・例祭『十二社祭』は、約1200年前の大同2年(807年)に始まったと伝えられています。当社の祭神は、玉依姫。祭は、姫が上陸したと伝えられる釣ヶ崎の浜に、姫のファミリーである神々が年に1度集まることに由来する、と言われています。神輿、神馬、老若男女らが浜辺を激走する勇壮な祭りです。【玉前神社】◇鎮座地:千葉県長生郡一宮町3048◇最寄駅:JR外房線・上総一ノ宮駅◇御祭神:玉依姫命◇御朱印:あり→例祭
伊豆美神社と水神社今回は、伊豆美(いずみ)神社とその元宮と言われている、多摩川べりの水神社です。①伊豆美神社《龍神を祀る多摩川沿いの古社》当社には、妙玉郷社大善神(みょうぎょくごうしゃ大善神)いう名の龍神が祀られている小祠があります。◆一之鳥居◇鎮座地:東京都狛江市中和泉3-21-8◇最寄駅:小田急線・狛江駅~1.1km◇主祭神:大國魂大神(=大国主命)◇配祀神:六所宮=小野大神、小河大神、永川大神、秩父大神、金鑽大神、杉山大神◇御朱印:あり◇社格
神田神社通称=神田明神《出雲系神社になぜ平将門》当社は出雲系氏族により創始された神社です。にもかかわらず出雲と無縁な平将門が祭神として名を連ねています。いったいどういうことでしょう?【波乱万丈】武将としての将門は、波乱万丈の人生でした。祭神としての将門もまた然り。鎌倉時代=祭神として合祀明治時代=祭神から除外昭和時代=祭神として復活【創建】730年、出雲系氏族の真神田臣(まかんだお
大神神社・摂社狭井神社(さい)『延喜式』に記された社号狭井坐大神荒魂神社(さいにますおおみわのあらみたま)当社は、垂仁天皇の代、淳名城稚姫命(ぬなきわかひめ)が勅命を奉じて創祀しました。《境内に三輪山への登山口》聖なる山=三輪山への登拝は、当社境内に登山口があります。◇鎮座地:奈良県桜井市三輪1422◇最寄駅:JR万葉まほろば線・三輪駅~1km◇御祭神:大神荒魂神、大物主神、媛謟鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめ命)、勢夜多々良姫命(せやたたらひめ命)、事代
2019年3月、早春の奥明日香。そして、飛鳥~大和路をサイクリング巡拝しました。飛鳥坐神社(あすかにます)『延喜式』に記載された社号→飛鳥坐神社四座《陰陽石&おんだ祭で有名な古社》今回は、「さららの道」を引き返し、甘樫丘や雷丘を走り抜けて北上します。◇鎮座地:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥字神奈備708◇最寄駅:近鉄吉野線・岡寺駅~3.2km◇御祭神:事代主神、大物主神、飛鳥神奈備三日女神*、高皇産霊神◇御朱印:あり*飛鳥神奈備三日女神(あすかのかんなび
菊田神社《藤原家に縁の神社》創建は、810年頃。当時、この辺りは海でした。海辺の島に鎮座していた久久田(くくた)大明神が前身です。中世になって、流罪に処せられた藤原師経、藤原師長らが島に上陸。この地を安住の地と決め、先祖=藤原時平を祀りました。◇鎮座地:千葉県習志野市津田沼3-2-5◇最寄駅:京成津田沼駅~徒歩3分(京成線&新京成線)◇御祭神:大己貴大神、藤原時平命◇御朱印:あり→土日祝のみ【社号提灯】~神紋は、菊紋と菱紋で構成されており、独自のもののよ
2018年11月、五日市線に乗って多摩地区の神社を巡りました。阿伎留神社(あきる)《鹿卜(ロクボク)を行っていた古社》創建年は不詳。『延喜式』神名帳《武蔵国多摩郡8座》の筆頭に記載される式内社です。また、従四位下勲六等の神階も受けています。◇鎮座地:東京都あきる野市五日市1081◇最寄駅:JR五日市線・武蔵五日市駅~1.2km◇主祭神:大物主神◇相殿神:味耜高彦根神、建夷鳥神、天児屋根命◇御朱印:あり※祭神付記江戸時代後期の時点で、祭神は味耜高彦根神のみ
式内社稲田神社『延喜式』神名帳に記された社号常陸國新治郡3座(大1座・小2座)→名神大社稲田神社(いなたのかみのやしろ)当社の別名は、稲田姫神社、姫之宮境内の外、裏山には奥宮が鎮座します。◇鎮座地:茨城県笠間市稲田763◇最寄駅:JR水戸線・稲田駅~1.1km◇御祭神:奇稲田姫命◇合祀神:明治6年に近隣5社を合祀。→香取神社(經津主命)、天満宮(菅原道眞)、山王宮(大山咋命)、神明宮(大日孁貴命=天照大御神)、稲好井神社(祭神未詳)◇御朱印:あり
子守神社(こまもり)社号は「こまもり」。「こもり」ではありません。創建は、1194年。古くは「素加大王神社」とも称された幕張地区・総鎮守の神社です。近隣に子安神社があり、紛らわしいです。◇鎮座地:千葉県千葉市花見川区幕張町2-990◇最寄駅:京成線・幕張駅~850m、総武線・幕張駅~1.1km◇御祭神:奇稲田姫命、素戔嗚尊、大己貴尊◇御朱印:あり【参道】◆一之鳥居~こちらの参道は、近隣住民の生活道路との兼用です。鳥居の手前までの両サイドには民家が並び、この先
流山茂侶神社(ながれやまもろ)旧社名:三輪神社、三輪茂侶神社当社は、大和三輪の大神神社を勧請しています。◇茂侶(もろ)とは①御諸(みもろ)の「もろ」、すなわち神の降臨する場所、という説。②神の坐します「もり(=森)」が転訛したとする説があります。◇鎮座地:千葉県流山市三輪山5-619◇最寄駅:三輪茂侶神社前バス停~40m→東武線・おおたかの森駅から東武バス「南流山駅行き」→JR武蔵野線・南流山駅から東武バス「おおたかの森駅行き」◇御祭神:大物主命◇社
川口神社西暦943年の創建以来「氷川神社」として歴史を刻んできました。しかし、明治6年に近隣の神社を合祀したタイミングで「川口神社」と改称しました。◇鎮座地:埼玉県川口市金山町6-15◇最寄駅:川口駅~徒歩8分(JR京浜東北線川口駅)◇御祭神:素戔嗚尊、金山彦命、菅原道真公、宇迦之御魂命、保食命◇社格等:県社◇御朱印:あり【表参道】◆大鳥居石でできた壮大な鳥居です。鳥居の向こうに神門。◆神門隋神門タイプではないので、門の中には何もありません
杵築大社(きづきたいしゃ)出雲國・出雲大社は、古代から明治4年まで「杵築大社・きづきのおおやしろ」と呼ばれていました。出雲大社と名称を変えても、大社を「おおやしろ」と読むところは変えておりません。一方、当社は、「たいしゃ」と読ませています。◇鎮座地:東京都武蔵野市境南町2-10-1◇最寄駅:JR中央線・武蔵境」駅~400m◇御祭神:大國主大神、事代主大神◇御朱印:あり【参道】◆一の鳥居◆狛犬と常夜灯~伊勢神宮「第61回遷宮」の際、下賜された常夜灯です。
田無神社(たなし)《主祭神は龍ではありません!大国主命です》もはや、龍神を祀る神社として有名となり、主祭神は影が薄いありさまです。その龍神ですが、奉祀は明治時代からなので、歴史は浅いのです。◇鎮座地:東京都西東京市田無町3-7-4◇最寄駅:西武新宿線・田無駅~550m◇主祭神:大国主命、ほか9柱の神様◇御朱印:あり※田無神社の創建は鎌倉時代元々は、尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)を祀っていました。この神は、以下の2柱の総称です。①水の神:倶利迦羅不動明王②風の
六所神社(ろくしょじんじゃ)※別名『六所之宮』あるいは『下総国総社宮』◇鎮座地:千葉県市川市須和田2-22◇最寄駅:京成線「市川真間」~徒歩12分◇御祭神:大己貴尊、伊弉諾尊、素盞嗚尊、大宮売尊、布留之御魂、彦火瓊々杵尊※上記祭神は、常陸国総社宮と同じ顔ぶれです。【関連図版】◆左:『名所江戸百景』広重~「鴻之臺とね川風景」鴻之台(こうのだい)とは、今の市川・国府台(こうのだい)。下総国の国府が置かれた場所です。【境内】
里之宮湯殿山神社『鳥海山月山両所宮』を参拝したときと同様、こちらでも何やら胸がざわざわする。そんな、軽い興奮を覚えました。出羽三山、羽黒山、鳥海山、月山、湯殿山、といったキーワードが『即身成仏』を連想させるからだと思います。◇鎮座地:山形県山形市旅籠町3-4-6◇最寄駅:JR「山形」~バス5分◇御祭神:大山祇命、大已貴命、少彦名命◇御朱印:あり厳しい断食を続けて餓死を目指す僧侶。そしてそのままミイラとなる。そうした事実の前に畏敬の念を覚えずにはいられない。だから、胸
下野國一之宮宇都宮二荒山神社(ふたあらやま神社)2017年10月10日から、2泊3日で栃木県、宮城県、山形県の神社を巡りました。今回は、宇都宮市に鎮座する「二荒山神社」です。◇鎮座地:栃木県宇都宮市馬場通り1丁目1番地1号◇最寄駅:東武線「東武宇都宮」、JR「宇都宮」◇御祭神:豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)◇相殿神:大物主命、事代主命◇御朱印:あり→拝受◇社格等:延喜式=名神大社、旧社格=國幣中社、神階=正二位勲四等、下野國一之宮※社記によれば
下谷神社(したや)創建は西暦730年とのこと。聖武天皇即位が724年、長屋王の変が729年ですから、かなり古い創建です。◇鎮座地:東京都台東区東上野3-29-8◇最寄駅:(1)稲荷町駅~130m(東京メトロ銀座線)◇最寄駅:(2)新御徒町駅~650m(都営大江戸線)◇御祭神:大年神、日本武尊◇御朱印:あり【参道】◆一之鳥居一之鳥居は、交通量の多い「浅草通り」に面しています。◆二之鳥居こちらは、石鳥居です。大通りから一本入っただけで、が
大國魂神社(おおくにたま)創立は、西暦111年とのこと。例えば、卑弥呼が魏から銅鏡を受けたのが238年です。当社の古さが分かります。◇鎮座地:東京都府中市宮町3-1◇最寄駅:京王線・府中駅~500m(手水舎)JR武蔵野線・府中本町駅~450m(手水舎)◇御祭神:大國魂大神=大国主命◇御朱印:あり【表参道】京王線府中駅から真っ直ぐに伸びた参道は、両サイドに欅の大木が続きます。◆欅の古木~大鳥居の手前、欅の巨木が私たちを迎えてくれます。圧倒的な存在感をご