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これは、2023年3月4日に書いた記事だけれど、面白い話なので、何度も(再)で書いてる。「にほんブログ村」というところで書いていた話。あそこは、順位を付けている。私も、最初はかなり上位だった。ところが、途中から、順位がどんどん下がっていく。毎日書いてるのに、71位まで下がった。書けることは書けたけど、そんな下だと、誰も見る人はいない。そこで「ここでは、二度と書かんぞ」と抗議したら、その後、書いてないのに、順位が上がりだした。笑「にほんブログ村」の順位は、スタッフが勝手に決めとるんで
買ってしまいました.我が家の台所では炊飯器は絶滅しているのですが,旅先で出された釜飯のあまりのおいしさに,これを買ってしまったのです.さじべえ_釜飯セット(C)越前漆器手のひらにのる可愛いサイズの釜です.燃料はこの固形燃料を使います.H-573530g固形燃料(C)パール金属一合炊きの釜ですが,通常は具だくさんにして0.7合くらいの釜飯を炊いています.30gの固形燃料は約25分ほど燃焼して,その後5-10分ほど蒸らすと実にうまく炊けます.おこげも具
この医学記事をきっかけに,いやあ久しぶりに『数学脳』が刺激されました.もともと備わっていないのにw糖質制限or脂質制限、向いている食事療法を予測/京都医療センター|CareNet.com米国糖尿病予防プログラム(DPP)やフィンランド糖尿病予防研究では低脂肪食が糖尿病に有効との報告がある一方で、糖質制限が減量に有効であるとの報告もある。それでは、目の前の患者さんにどのような食事療法を指導していけばいいのだろうか。この問題を解決するために、坂根直樹氏(京都医療センター臨床研究セン
サイエンス・フィクション=ScienceFictionといえば,日本ではSF小説ですね.A.C.Clarke原作の"2001:ASpaceOdyssey"[邦題:2001年宇宙の旅]は美しい映像と驚くべきストーリの展開に魅了されたものです.(C)MGMしかし,つい最近出版されたこの本では意味が違います.(C)ダイヤモンド社ここでは文字通りの意味"ScienceFictions"=『科学分野で想像だけで作り上げられた虚構』です.つまり
初めて学術論文を読むと,『あれれ?』と思うことがあります.本文の最後の段落に『Limitation=本研究の限界』という項目があり,そこで著者自身が本文中で力説していた研究成果について,自らイチャモンをつけているのです.しかし,これこそが科学論文の特徴です.一つのことを解明したら,『これは本当なのか?』と自問して次に進むのが科学=Scienceなのですから.したがって,ここまで述べてきたPWC社の『糖尿病発症予測シミュレーションプログラム』にも,当然Limitationは存在します
本館でも,この別館でも,ブログを続けていると,最近の記事ならともかく,本人ですらいつ書いたのか忘れていたほど古い記事に,時折アクセスが急増することがあります.長年のブロガーなら『あるある』なのでしょうが,駆け出しのぞるばは,これが起こるとうろたえます.「なにかあったのか?」と.直近では,この記事へのアクセスが急増して驚きました.2022年8月の記事です.『落下星さんのブログ』ブログ本館の『これまでの経緯』に書きましたように,会社時代産業医から『ぞるばさん,あんたこのま
発端は,『糖尿病の食事療法の効果には個人差があり,糖質制限食に向いている人と,脂質制限食に向いている人とがある』という国立京都病院の坂根先生のこの記事でした.どうやってそれをつきとめたのか理解できなかったので,その引用文献を見たら,ますますわからなくなりました.ところがさらにこの文献の更に引用文献であるPWC社の発表論文を読んでみてやっと理解できました.すごいことをやるもんだ.そこで再び最初の文献に戻ってみたら,こんどはスンナリと理解できました.糖尿病の精密数理モデ
糖尿病内科医のあーこ先生が、「偽オムロンスマートウォッチに注意」という動画を出されています。是非、騙されないようにしてください。偽物製品です。スマートウォッチ続きの話#オムロン#2型糖尿病#スマートウォッチ#血糖値#糖尿病#総合内科専門医#糖尿病専門医#飲み薬#血糖測定器www.youtube.comこの製品を買ってる人が多いのに、驚きます。私は、世界の医療ニュースを見てますが、まだこんな製品はどこの国からも、発売されてないですよ。世界中の企業が研究をしてる。
経管栄養剤とは,寝たきりなどで嚥下障害・意識障害などになった人に,食事に代わる栄養を直接腸を通じて補給するものです.点滴では完全に栄養がとれないですからね.(C)へなちょこなすびさんしかし,その人が糖尿病で血糖値が不安定な場合,通常の経管栄養剤を使うと大変なことになります.従来は通常の,つまり糖質(通常はデキストリン)50-60%のものが用いられてきたからです.これではますます糖尿病を悪化させてしまうというので,最近は【糖質制限】の経管栄養剤も登場しています.グルセル
コンピュータの予測では,今の生活を続けていると,5年後にあなたのHbA1cは10.0%を越えますこんな時代が来るかもしれません.ちょっと怖い話ですが,しかしそれがデジタル占いではなくて確度の高いものであれば,むしろ糖尿病治療は大きく進歩するのかもしれません.糖尿病の精密数理モデル[7]さて,いよいよこのPWC論文の目玉である,『シミュレーションにより糖尿病発症を予測する』の部分です.Sarkar2018個人別プレディクション(=Prediction;予測)前回までの結果で
本館のこの記事で,私は"Lifestyle"を『生活習慣』とはあえて訳さず,『ライフスタイル』のままとしました.なぜ,そうしたのかという話です.ぞるばの子供時代には,血圧というものは,歳をとるとあがってくるものだ.だから年齢相応の(上の)血圧は【年齢+100】だと聞かされていました.つまり80歳の高齢者なら血圧=180は上出来だったわけです.ところがいつの頃か『成人病』と言う言葉が登場しました.脳卒中・ガン・高血圧などは,感染症のようにある日突然なるものではなくて,年齢があがる
コンピュータによる数値シミュレーション(simulation)は,現在では珍しいものではありません.もっとも早期からシミュレーションが採用されたのは,建築分野(強度設計など),航空機分野(風洞実験の代替)でしょう.ですから人体をシミュレートしてやろうというのも自然な成り行きではあります.糖尿病の精密数理モデル[6]監査法人PWC社が個人ごとの糖尿病発症予測プログラム(以下PWCモデル)を開発しました.それは人体の代謝にかかわるあらゆる要素を可能な限り盛り込んだ数式の集合です.ただし
2月2日にNHKで放送された『チコちゃんに叱られる!』で,「おばあちゃんになるとフラダンスを踊り始める人が多いのはなぜ?」という疑問が出されていました.詳細はこちら.答えは『人生最大の欲求である自己実現欲求を満たすため』だったのですが,これを見て「あ,なるほどね」と思いました.私の母は100歳を越えています.『100歳の健康診断結果』母親が100歳の誕生日を迎え,総理からお祝い状と記念品(銀杯)をいただきました.(C)Yakkoさん先日入居している介護施設で健康診断を受
多くの人のデータを調べて,人体の動作(たとえば食塩摂取量と血圧との関係)を数式で表せたとしましょう.しかし,同じ食塩摂取量でも人によって血圧の上がり方は違います.そういう『個人差』はどうやって表現するのでしょうか?それが係数coefficientなのです.糖尿病の精密数理モデル[5]しばらく京都に行っておりましたので,間があいてしまいました.ここまでのサマリーです国立京都病院の坂根先生が,『食事療法には,低脂質食に向いている人と低糖質食に向いている人とがあり,個人ごと
内分泌科の糖尿病専門医の診察を受けてきた。まずリブレのデータを見て、医師はこのくらいなら大丈夫、痩せてるし安心して、と言ってくれた。アメリカの超肥満の糖尿病重症患者の数値と比べて大丈夫、ということなのだろうが、明るく気に病む必要はない、と言ってくれて、励まされた気持ちになった。診断は、Glipizideで低血糖になり、その反動で体が血糖値を上げようとしてこの結果ではないか、とのこと。メトフォルミンは同量を継続、Jardianceは半錠から1錠ヘ増量するように、そして新たな薬を処方してく
HbA1cは糖尿病の程度を判断するのに重要な指標です.しかしそれは『指標』であって,盲目的・機械的に数値だけを一人歩きさせるのは危険だとこの記事にも書きました.『糖尿病治療:HbA1c万能主義の弊害』HbA1cは,血糖コントロールの重要な指標です.しかし,HbA1cは厳密に正確なものではない,という話です.HbA1cがYY%なら最近の平均血糖値がXX…ameblo.jpそもそもHbA1cの測定には誤差があること,そしてHbA1cの値は過去2ヶ月の平均値と正確にイコールでは
京都から戻ってきました.関西に住んでいた頃にはさほどにも思わなかったのですが,関東住まいで時々京都を訪れるようになると,かえって京都にはつくづく感心させられてしまいます.大阪人としては悔しいところですがwさすがは京都京都国際会館で開催されていた第27回日本病態栄養学会年次学術集会に参加して京都から戻って参りました.国際会館から見るこの景色はお気に入りです.いかにも北山の落ち着いた風景です.学会からホテルに戻る途中,錦市場ものぞいてみshiraneno
12月14日(木)は糖尿病専門医の内科を定期受診しました月1の受診、そう、HbA1cのチェックがあります診察の前に血液検査です相変わらず採血の針を刺されるところをガン見しますさらには血の出ていく様をじっくり見ます以前、サラサラとスムースに出ていくこともあれば、流れが悪くない?みたいな出方をした時もあり、採血一連の流れはガン見してしまいます診察です呼ばれましたHbA1cの値は、6.4%6.4%?先月よりも上がってるじゃん!まあ、体重も
Glipizideを止めたら、今度は毎食後に高血糖の警告音が鳴り、その数値も300を超えるようになってしまった。起床時の血糖値も120までに下がらない。これではHba1cもまた上がるではないか(泣)先日の電話診療では、Glipizideを止める、今後はendocrinologist(内分泌科医)にreferral(紹介)するので、連絡を待つように、との指示だった。そう、私のドクター、内科(internalmedicine)の医師なのだ。内科の医師は患者が選べるし、すぐに替えることはで
明日から京都国際会館で開催される第27回日本病態栄養学会年次学術集会に野次馬参加しますので,しばらく本館・別館ともブログは休載いたします.会場で私をみかけても石を投げないようお願い申し上げます.(C)ウィスパさんすでに学会のHPにプログラム(シンポジウム・口演の件名と発表者氏名のみ)や抄録集[PDF]が公開されていますので,これを聞いてこいという講演があれば,本館ブログの『お問い合わせ』からお知らせください.ブログ休載中もメールとして受信できますし,返信も可能です.
今日は主人の定期検診です。いつもは1人で行くのですが、今回は私もついて行く事にしました。以前から再度先生達のお話を伺いたいと思っていまして、仕事で有給休暇もついたので、病院へ行ってきました。最初の担当医は糖尿病専門医です。先生のお話では相当悪くなっていると、どうしてこんなに悪くなったのかと??主人もそんなに悪くなっているとは思っておらず、お正月も、お正月料理は一切なしで、通常の食事(主人はタンパク制限食事)お酒も飲むと体調を崩すとの事で、この2ヶ月ほどは飲んでいませんでし
この記事でPythonというプログラミング言語がとても便利だと紹介しましたが;『じゃまくさいわ』『じゃまくさいわ』とは大阪弁です.東京弁では『たいそう面倒でございます』という意味です.私が話す言語は主に北部大阪弁,やむをえない時は東京弁,そして片言の…ameblo.jp『料理の腕前と糖尿病の関係』【この記事は第65回日本糖尿病学会年次学術集会に参加したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞き間違い/見間違いによる不正確な点があるかもしれ…ameblo
糖尿病を診てもらっている病院は元々お父さん先生が子どもたちの保育園の園医さんでしたそんな関係で子どもたちがずっとお世話になっててお父さん先生が引退されて息子さんがあとを継がれたんですがその息子さんが糖尿病専門医で今度は私がお世話になることにその並びにある眼科も子どもの結膜炎でお世話になってたらこちらも私が眼科にかかるタイミングで代替わりして(こちらは血縁関係なし)糖尿病網膜症が得意なDr.にかわられた近所で糖尿病専門医が揃うなんて恵まれてる?いや糖尿病
日本糖尿病学会が発行している『糖尿病治療ガイド2022-2023』にはこう書いてあります(p.14).糖尿病とはインスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群である.たしかに糖尿病を40文字以内で説明せよといわれればこうなるのでしょうが,糖尿病はそんな単純なものではないでしょう.糖尿病の精密数理モデル[4]糖尿病の発症を個人ごとに予測するコンピュータシミュレーションプログラムをPWC(プライスウォーターハウスクーパース監査法人)が発表しました.これまでこの
脳ドックで糖尿病が判明して「糖尿病専門医のいるところでかかりつけ医を見つけてください」と言われたので、ネットで探してみると割合近いところに糖尿病内科を診療科目にしているクリニックがありました。そこの医院長先生は私が癌の手術を受けた病院から独立開業された方で、これも何かの縁と思い、今朝行ってみました。受付でどうされました?と聞かれたので「脳ドックの検診で糖尿病だと言われました」と言うと「診断結果の用紙はありますか?」と聞かれ(まぁそう言われますよね)、「それが…無くしてしまって…」と言うバ
3つめの仮説について考えた分野は,歴史に関するものでした.岡田英弘歴史とはなにか(C)文藝春秋社岡田英弘東京外大教授の著書です.随分昔(2001年)に出版された本です.出版されてすぐ購入し,読んだ記憶はあるのですが,昨今の国際情勢からこの本を思い出して再びじっくりと読んでみました.この記事にも書いたように,私はゴビ砂漠=シルクロードという定説に疑問を抱いています.砂漠も険しい高山もなく,冬季以外は豊かな草原が広がるユーラシア北方平原を往来した方が,どう考えても
[カバー写真(C)GokiGermany]人体は何百万もの生化学平衡,つまりバランスで成り立っています.したがってその一部,たとえば血糖値が変動した場合,その変動はわずかな量であっても,実は多くの要素が関与しているでしょう.ビジネスの世界でも同じです.特定商品のシエアが変動した原因は,たった一つの要因ではなく無数の要素の変化の結果なのかもしれません.糖尿病の精密数理モデル[3]グローバル監査法人であるPWC(PriceWaterhouseCoopersLLP)が発表した
11月17日(金)、糖尿病専門医の内科を受診です月一の受診ですということは、診察前に採血HbA1cの検査です10月から11月は名古屋遠征しかもおいしい鰻を堪能〜夕食後血糖値が4月30日以来の180オーバーしかも、213とあまりに久々の数値に頭がクラクラなんてこともあったので、数値を見るのが怖かったです相変わらず採血の時は針を刺されるところをガン見血の出方をじっくり観察この日はいつもと同じ感じに血が出ていく待つことどれくらいだろう
年末に読んだ『仮説』に関する本,その2です.(C)講談社地質時代の三畳紀に発生した地球の生物の大絶滅についてのものです.当時の地球は大陸がたった一つ(パンゲア大陸)で,従って海もたった一つ(パンサラッサ海)なのですが,パンゲア大陸がアルファベットのCの形をしているので,大陸に包まれて入り江のようになっていたところは古テチス海と呼びます.で,仮説とは三畳紀の末期(約2億年前)にこのパンゲア大陸のど真ん中で突然大火山活動(CAMP=CentralAtlanticMagmat
医学専門論文誌に,公認会計士や税理士の書いた論文が掲載されたら驚きますよね.いえ,別に公認会計士や税理士が医学論文を投稿してはいけないという決まりはないのですが.ところが,それよりもっと驚くことが起こりました.世界157ヶ国で20万人以上の社員を擁するグローバル監査法人が,医学論文を発表したのです.それもあっと驚く内容の論文を.糖尿病の精密数理モデル[2]前回記事は,糖尿病の状態をコンピュータによるシュミレーションで解析するという内容でした.このような試みはHOMAを初