ちょっと驚いたのだが、精神保健指定医受験者全員が不合格だった病院がある。このことから何が言えるかというと、精神保健指定医は病院の協力体制が杜撰(ずさん)だと落ちる試験だということである。指定医をスムーズに取得するには病院の協力が必要である。たとえばレポート症例として相応しい患者を指導医を含めた上級医師が意図的能動的に研修医に割り振り、指導しつつ「一緒にレポートを作成する」仕組みを整える必要がある。一方研修医は、そういう仕組みをちゃんと整えた病院で研修するのが望ましいが、そういう病院か否かは、そこ